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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1577チバQ:2012/07/05(木) 23:48:16
http://mytown.asahi.com/tottori/news.php?k_id=32000001207050003
境港市 現状と課題(下)
2012年07月05日


トビウオ(手前)など魚介のオブジェが並ぶ「おさかなロード」。写真奥の「水木しげるロード」のにぎわいを境水道や市場方面に導けるか=境港市中町

◆観光振興計画 妖怪依存 脱却なるか


 「鳥取県の中で境港が一番元気、境港ばかりが元気だと言われる」


 境港市長選が告示された1日、現職の中村勝治氏(67)の応援に立った地元選出の安田優子県議(66)は、市に向けられたまなざしをこう紹介した。


 市の目玉観光スポットの水木しげるロードは、入り込み客数が2010、11年と2年連続で300万人を突破。今年6月には山陰で過去最大の7万5千トンの外国クルーズ船が入港するなど、観光を中心に勢いがあるように見える。


 その一方、市民からは、ロードのにぎわいが市民全般に「潤い」として行き渡っていない、との声も聞こえる。


 ロードの1日の客が過去最多の7万6千人となった大型連休中の今年5月4日。ロードの終端から東にのびる商店街は、ロードとは別世界のように人影まばら。さらに、約1・2キロ先にあり、魚の剥製(はく・せい)などを展示する「海とくらしの史料館」の年間入館者は、10、11年とも年間約2万人と、ロードの1%以下。ロードから約3キロ離れた県整備の観光スポット「夢みなと公園」も10年の観光客数は約90万人、11年は70万人にとどまっている。


◆水産業の活用へ協議 意気込む地元商店街


 市は昨年3月、5年計画の「観光振興プラン」を策定。昨夏からロードと夢みなと公園を結ぶシャトルバス運行など、観光客が市内を「面」として周遊することを重点に掲げた。


 「境港は経済効果の大きい宿泊施設が少ない」(山陰経済経営研究所)との弱点を補うため、JR境港駅前に鬼太郎をテーマにしたホテルの誘致を計画。また、クロマグロやベニズワイガニなど国内有数の水揚げを誇る水産業と観光のリンクを高めるため、水木ロードに、魚介専門料理のフードコート「おさかな村」を創設する案も盛り込み、いずれも「5年以内に実現したい」(市通商観光課)としている。


 ロードによる観光振興を進めてきた市観光協会も、今年2月から月に1度のペースで水産業者との情報交換会を持ち、観光に生かすアイデアなどの協議を始めた。観光協会の桝田知身会長(71)は「水木しげるプロの理解のおかげもあったが、これまでは観光が妖怪に偏りすぎていた。相乗効果を出せるように水産にも力を注ぎたい」と話す。市民の動きでも今年3月、水木ロードから市場方面に続く地元商店街関係者らが、商店街沿いにカニや魚のオブジェを置いて水産施設への導線をつくる「おさかなロード」を開始した。「元気みなと商店街」の山田義彦会長(72)は「20年かかっても、市民が散歩したくなるような魚を生かした通りを、境水道沿いに復活させたい」と意気込む。


 シンクタンクの鳥取環境大学・地域イノベーション研究センターは、ロードがオープンした1993年から昨年にかけて増えた観光客によって、県内への経済波及効果は約437億円に及ぶと見積もる。


 しかしながら、千葉雄二センター長は「急増した観光客に対して飲食店の少なさなどで、供給が追いつかず試算ほど効果は出ていない恐れがある」と指摘。「観光客の市内での滞在時間を延ばすため、ロード以外の観光資源もアピールすることが必要だ」と話している。


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