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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1568チバQ:2012/07/01(日) 20:46:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20120630-OYT8T01224.htm?from=popin
[境港の展望 市長選を前に]<下>国拠点港 早急に整備を


 境港(さかいこう)の昭和南岸壁(境港市昭和町)に6月上旬、イタリア船籍の大型クルーズ船(7万5000トン)が寄港した。山陰地方に寄港した客船で過去最大という豪華客船から韓国人観光客らが続々と降りてくると、三味線や笛の音がにぎやかに響き、あでやかな着物姿の女性らが、米子市の郷土芸能「淀江さんこ節」の傘踊りで出迎えた。

 約2000人が37台の大型バスに分乗し、観光ツアーに出発。行き先は同市の「水木しげるロード」と南部町の「とっとり花回廊」だ。

 「水木しげるロードが楽しみ。インターネットで調べて、妖怪キャラクターがたくさん集まり、とても面白そうだと思った」。釜山(プサン)から訪れた大学教授の趙武光(チョムーヤン)さん(60)が笑顔で話した。

 クルーズ船は上海を出港し、釜山や博多などを経由して再び上海に戻るコース。境港での滞在時間は5、6時間だが、観光客らは、お目当ての水木しげるロードなどでの買い物を楽しんだ。

 境港では2009年6月、国際旅客ターミナルの完成を受けて、運行会社「DBSクルーズフェリー」が、韓国とロシアとの定期貨客船(1万4000トン)の運行を開始。昨年の外国人入国者数は約2万2000人で、本州の日本海側の港では最多となり、日韓露を結ぶ定期航路として定着しつつある。

 これとは別に、昨年11月にはシンガポールや中国などが参加する「アジア・クルーズ・ターミナル協会」(6か国7港)に境港も加盟し、アジアからの観光客誘致に力を入れる。10年は年間10回の寄港だったが、今年は20回程度の寄港を予定しており、15年には26回、25年に58回と回数を増やし、外国人客の呼び込みを増やしていく計画だ。

 しかし、大型客船の誘致を増やすには港の整備が急務だが、現状では大型客船が接岸できる岸壁は昭和南岸壁などの貨物用に限られている。客船から降りると、目の前には原木の山が広がっており、海外からの観光客を迎える玄関口としては、あまりにもお粗末だ。

 鳥取、島根両県でつくる境港管理組合は07年、西日本における北東アジアの玄関口として発展させようと、「北東アジアゲートウェイ」構想を掲げ、2大プロジェクトとして「貨客船ターミナル」と「国際物流ターミナル」の整備を急いでいる。

 国際旅客ターミナルは現在、大型船が寄港できないため、同ターミナルの岸壁を約260メートルにわたって整備するほか、近年の原木輸送用船舶の大型化に対応するために約240メートルの国際物流ターミナルも整備する計画だ。国際物流ターミナルについては、国が今年度当初予算で総事業費85億円の直轄事業として計画を進めている。

 国土交通省は昨年、日本海を経由した北東アジア交易の振興を図るため「日本海側拠点港」19か所を選定した。その一つに境港も選ばれたことから、貨客船ターミナル整備事業にも国の支援が見込まれるが、具体的な計画はまだ立っていない。

 今まで東アジアやロシアなどとの交易は博多港(福岡市)や阪神港(神戸、大阪)などが中心で、日本海側の港と比べると遠回りになるため、コストも割高だった。しかし、国が日本海側の拠点港の整備に力を入れることになったことから、コンテナ貨物を扱う企業が境港に切り替えることも期待される。

 同管理組合の小倉誠一事務局長は「境港を中心に環日本海交易が注目されており、地元経済にとっても躍進のチャンスだ。早急に整備を進め、日本有数の港としてアピールできれば」と意気込んでいる。

     (大橋裕和)

(2012年7月1日 読売新聞)


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