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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1567チバQ:2012/07/01(日) 20:45:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20120629-OYT8T01493.htm
[境港の展望 市長選を前に]<上>観光事業 妖怪の次は


◇滞在型への転換手探り



2年連続で観光客が300万人突破し、勢いに乗る「水木しげるロード」。一方で、鬼太郎たち“妖怪”キャラクター頼みの観光からの方針転換も課題になっている 「これまでの境港市の観光は『水木しげるロード』に頼り過ぎていた。新たな観光資源を発掘し、次に進む段階だ」

 境港市の夢みなとタワーで5月28日に開かれた市観光協会の通常総会。あいさつに立った桝田知身会長(71)が、水木しげるロードに依存した観光の問題点にふれ、方針転換を表明した。

 ロードは、NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放映された2010年を契機に、2年連続で観光客数300万人の大台を突破。今年も16日現在で100万人を超える好調さで、「国際まんが博」(8月4日〜11月25日)や「国際マンガサミット鳥取大会」(11月7〜11日)が相次いで開かれることから、3年連続300万人達成は確実とみられている。

 ロードの観光客の急増による昨年の経済波及効果は、鳥取環境大「地域イノベーションセンター」の試算によると、県全体で401億円で、県内の観光全体に大きな効果をもたらした。韓国などからの外国人観光客も増え、同市の観光は成功のモデルケースとして知られるようになった。

 しかし、関係者の間では、これまでの一極集中型の観光から脱却を目指す動きが出ている。背景には今年から水木プロダクションによる著作権管理が厳しくなり、水木漫画のキャラクターを観光PRに使いにくくなったという事情があるからだ。

 市通商観光課は「今は『鬼太郎』や『妖怪』抜きで観光振興を進めるのは難しい」と、観光協会の方針転換に戸惑いを見せるが、桝田会長は「いつまでも『妖怪ワールド』一辺倒では飽きられてしまう。ほかの観光資源もアピールし、妖怪以外の観光に比重を移さなければ」と危機感を隠さない。

 全国有数の漁港を持つ市だが、ロードには「魚の町」をPRする場が少なく、水揚げされたばかりの鮮魚を観光客が味わう施設は数えるほどだ。

 また、ロード沿いにある「海とくらしの史料館」は、日本最多という約4000点の魚の剥製を展示する市の施設だが、観光客の呼び込みに苦戦している。年間の入館者数は09年が2万1000人だったが、ロードの観光客数が飛躍的に伸びた10年に1万9000人、11年も2万人と逆に入館者を減らしている。同館のPRやイベント情報などが不足し、せっかくロードに来た客が素通りしているのが現状だ。

 市は昨年3月、「観光振興プラン」を初めて作成した。プランは昨年度から15年度までの5か年計画で、重点施策として43項目を掲げた。▽JR境港駅前の宿泊施設の充実▽夜のロードを楽しむ演出――などが挙げられたが、その中で目を引くのが、ロードと他施設などが連携し、観光客をロードだけの「点」に集めるのではなく、ロード周辺を含む「面」に呼び込むことに重点が置かれている点だ。

 観光協会は3月から「妖怪」以外で、市内の新たな観光資源を発掘するよう調査を進めている。これまで協会が作成したガイドマップは、ほとんどが妖怪で占められているが、13年には内容を改訂し、他の観光資源をもっとPRするという。

 観光振興プランでは、魚介類を味わえる施設の新設や市全体をPRするDVD作成などを具体的な重点施策として挙げており、ロードに来た観光客にほかの施設にも目を向けてもらおうとしている。

 鳥取環境大「地域イノベーションセンター」の千葉雄二センター長(60)は「境港では観光客の滞在時間が短く、妖怪頼みの観光ではいずれ頭打ちになるだろう。長く滞在できるような新しい観光資源の掘り起こし、何度来ても楽しめるような仕組みづくりが必要だ」と話している。

     (大橋裕和)

    ◇

 7月1日に市長選が告示される境港市の課題を2回に分けて探った。

(2012年6月30日 読売新聞)


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