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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1488チバQ:2012/04/17(火) 21:18:13
http://www.nnn.co.jp/news/120417/20120417001.html
地権者との溝深く 混迷する安来市庁舎建設
2012年04月17日

 島根県安来市庁舎の建て替え計画が混迷の度を深めている。現地での建て替えを主張する近藤宏樹市長は、前市長時代に決まった移転新築を凍結して以来、市議会と意見の対立を繰り返し、建設に踏み切れない厳しい局面だ。移転予定地だった地権者との溝も深く、10月の市長選の争点になりそうな様相を呈している。


老朽化が進む安来市庁舎=15日、安来市安来町

 安来市安来町の国道9号沿いにある市役所本庁舎は築56年。耐震診断で「危険建物」と判断され、駐車場不足も問題となっている。

 前市長時代に移転先として浮上したのが、現在地から南西に約2キロの切川地区だ。総事業費約55億円。市議会も移転を議決し、市は地権者との用地買収交渉で合意にこぎ着けた経緯がある。

 
■合意事項白紙に
 「行政の都合に振り回されて困惑している」。地権者で農業の山根大悟さん(49)は、移転に待ったをかけた近藤市長に不満をぶつけた。

 近藤市長は当選後、市中心部の空洞化防止などを目的に、移転を白紙に戻し、約27億円で5階建ての本庁舎などを新築する計画案を提示した。「財政難の中で土地を買ってまでして郊外に移すのはおかしい」と説明する。

 用地買収交渉も白紙になったことで、移転先だった地区を縦断する県道切川バイパス(総延長2・8キロ)の建設事業も一転した。島根県は移転に合わせて予算化していたが、現地建て替え計画に変更後は執行を取りやめており、約800メートルが未着手のまま。県道路建設課は「庁舎建設とバイパス計画はセット。決着がつかなければ事業に入れない」との見方だ。

■関連予算凍結
 市は2012年度一般会計当初予算の原案で、設計費や地質調査費など3億円を計上したが、3月定例市議会で7520万円に減額する修正案が可決され、目指している2015年度までの完成は難しい状況になった。

 市長の提案に賛同したのは市議会6会派21人のうち保守系会派「青雲」の4人のみ。市議会は昨年3月に「移転予定地の地権者の合意を得る」との条件付きで現地建て替えを容認したが、市がまだ地権者の合意を得ていないことが背景にある。

 民主系会派「市民クラブ」の中村健二代表は「議会との約束が果たされていない」と嘆き、自民系最大会派「燦友会」の勝部幸治会長は「地権者と誠意を持って向き合っていない」と指摘。「時期尚早」との声も多い。これに対し、近藤市長は選挙公約の「一丁目一番地」に現地建て替えを掲げたことから「住民投票に匹敵する市民の思いを議会は尊重していない」と反論している。

■「最低限補償を」
 市側と地権者(25人)の議論は平行線のままだ。すでに約3500平方メートルの田んぼを農地から除外する行政手続きを終えた山根さんは「最低限の補償をしてほしい」と訴えるが、近藤市長は「条件を提示しても折り合いがつかない」と戸惑う。

 近藤市長は残り半年の任期中に再度、関連予算を提案する構えだが、市議会からは「選挙を控えて政策的な予算を認めることはできない」という声もある。建て替え問題は、まだ一波乱も二波乱もありそうだ。


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