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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1462チバQ:2012/03/11(日) 12:35:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/feature/tokushim1331218477930_02/news/20120308-OYT8T01268.htm
検証 原市政
<上>市の活性化 進まず

新町西再開発 





人通りもまばらな西新町商店街(徳島市西新町で)  まるで商店街は眠っているようだった。3日土曜日の正午前。降ろされた灰色のシャッターが並ぶ徳島市の「西新町商店街」は人通りもまばら。「新町西地区市街地再開発準備組合」の森竹義浩理事長(43)は「徳島がこの先どう生き延びていくか。今変わらんかったら住む人も来る人もいなくなる。それが怖い」と活性化の望みを再開発に託す。

 1991年に地元商店街が中心となって町づくり構想を打ち出した。同市西船場町1、西新町1地区を中心とした約1・7ヘクタールの新町西再開発事業は大幅に計画が遅れている。原秀樹市長(56)は2004年に初当選。05年には、同市中徳島町の旧動物園跡地に検討されていた音楽・芸術ホールの建設を再開発事業に組み込むことを表明した。

 07年、市は事業主体の都市再生機構と計画素案をまとめた。目玉は140世帯入居の22階建て高層マンション(床面積約1万6500平方メートル)と、1200の客席を備えた大ホール、200席の小ホールを併せ持つ音楽・芸術ホールの施設棟(6階建て同約1万5400平方メートル)。マンションの1、2階とホールの施設棟1階には商業施設が入り、駐車場棟(5階建て同約5200平方メートル)も建設する。総事業費186億円で12年度中には完成予定だった。

 しかし、県は市と進める鉄道高架事業への影響などを心配して同意しなかった。この交渉で原市長と飯泉知事の関係は冷え切ったとみられている。

 現在の計画では、高層マンションを中止する一方、音楽・芸術ホールの大ホールの客席は1500席、小ホールは300席に拡大させる。さらに新町川に船着き場を設け、観光客に遊覧船で周遊してもらう。総事業費は154億円。市は音楽・芸術ホールを買い取り、楽器や舞台装置などの購入代も含め、125億5000万円を負担する。そのため起債の償還額として年間平均5億〜6億円が必要となる。それでも、原市長は「ショッピングセンターの市周辺地域の進出などで大きく影響を受けている。街を再生する必要性を強く感じる」と強調した。

 しかし、新町川を管理する県の了承はまだ得られていない。地元住民が道路整備の見直しを始め、昨年の予定だった都市計画決定は見送られた。

 「新町西再開発を考えるシンポジウム」が2月15日に市内で開かれ、反対派の地権者や住民約100人が集まった。「世の中が変わったのに20年前の計画で活性化するのか」などと批判が相次いだ。「新町西再開発を見直す会」の太田周造世話人代表(69)は「大震災(南海地震)のカウントダウンが始まっている。なぜ予算を人命のために使わないのか」と怒る。再開発地区の地権者の男性も「150億も金があるなら、やる気のある若者を集めて空き店舗で商売させたらどうか。活性化に金をかける必要はない」という。

 県都の活力が失われる一方で、周辺の町はにぎわっている。昨年11月にオープンした藍住町のショッピングセンター「ゆめタウン徳島」では、週末は約3100台分の駐車場が満車状態。人口も徳島市は00年の26万8218人から10年は26万4548人に減少。逆に藍住町は、3万368人から3万3338人に増加している。

 市はすでに再開発区域内のビルと土地の購入費を含め、約3億2000万円を投入。市内部からも「今まで、どれだけ予算を使ったのか。地元でも意見が割れるようなら中止にして他に使えばいい」と声が聞かれる。原市長が市の活性化を狙う再開発事業だが、周囲の視線は厳しく冷ややかだ。

(2012年3月9日 読売新聞)


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