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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1421チバQ:2012/01/22(日) 09:28:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120120-00000192-mailo-l35
基地の町の選択:12年岩国市長選/上 愛宕山の矛盾 /山口
毎日新聞 1月20日(金)12時59分配信

 任期満了に伴う岩国市長選が22日、告示される。米軍岩国基地と「共存する町」と呼ばれてきた同市は、米軍再編に伴う空母艦載機の移転が浮上した04年以来、住民は移転の是非をめぐり、選挙のたびに選択を迫られてきた。米軍再編は、沖縄・普天間飛行場移設が停滞する一方、岩国基地への艦載機移転のみが14年の完了を目指して着々と進んでいる。基地の町に、有権者の表情を追った。【大山典男】
 ◇裁けない地位協定の壁
 「残念です。悔しいです」。同市牛野谷町の山本久さん(75)は繰り返した。
 一昨年9月7日朝、近所の市道であった交通事故で親友を亡くした。直後に現場へ駆けつけた山本さんが見たのは、ボンネットの中央がくぼんだYナンバー(米軍関係者専用ナンバープレート)の乗用車と、路上に横たわる男性(当時66歳)。男性は隣同士の自治会でともに会長を務めた仲間だった。山本さんが「おんちゃん」と呼びかけても、救急車に運び込まれる男性から返事はなかった。
 運転していた同基地の女性軍属(33)は現行犯逮捕され、自動車運転過失致死容疑で書類送検。しかし「通勤中」と公務認定され、日米地位協定に基づき、不起訴処分になった。
 山本さんが住むのは、愛宕山地域開発事業跡地のふもと。跡地は艦載機とともに移り住む米軍人・家族の住宅建設予定地だ。山本さんは交通事故で亡くなった男性を誘って世話人になり、08年7月、「愛宕山を守る会」を地元住民らとともに結成、反対運動を続けてきた。子どものころから親しんできた里山は今や、基地が抱える矛盾の象徴に見える。
 開発事業は本来、騒音軽減を図るため、基地の1キロ沖合に新滑走路を造る事業が発端だった。愛宕山を削り、基地沖の埋め立ての土砂に提供し、跡地は人口約5600人のニュータウンになるはずだった。ところが、需要の見込みが立たず、事業が中止に。新滑走路は艦載機の呼び水となり、県と市は昨年末、跡地での米軍住宅建設を受け入れて、防衛省への売却で合意した。
 そして、親友を事故で亡くせば、加害者を日本の法律で裁けない地位協定の壁。協定は昨年11月に運用が見直され、公務中の軍属でも日本で裁く可能性が出てきたが、岩国の事故にはさかのぼって適用されなかった。
 涙ぐみながら山本さんが訴えた。「県や市は『普天間が進まないうちは、艦載機の先行移転を認めない』という。なのに愛宕山を売り払うことは『準備行為だから認める』という。どこに整合性がありますか」「約4000人もの軍人や家族がやってくる。事故で被害者が泣き寝入りするケースが出ないと保証できますか」
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 ■ことば
 ◇米空母艦載機移転
 普天間飛行場(沖縄県)の辺野古移設と並ぶ米軍再編の目玉。厚木基地(神奈川県)の空母艦載機59機、普天間の空中給油機12機を14年までに岩国基地に移転する計画。沖縄の負担軽減の一つで、移転は普天間移設とパッケージとされている。移転完了後、岩国の米軍機は現在の倍以上の約120機となり、嘉手納基地(沖縄県)と並ぶ極東最大級の航空基地になる。
〔山口東版〕

1月20日朝刊


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