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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1377チバQ:2011/11/20(日) 12:31:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000298-mailo-l39
’11秋の市長決戦:/上 財政難に悩む高知市 生活保護費負担、重く /高知
毎日新聞 11月17日(木)17時35分配信

 「生活保護から抜け出したい。ただどうしたらいいのか、分からない」。車いすの男性(43)がつぶやいた。7、8年前から生活保護を受けながら、作業所で空き缶などを回収する仕事をしている。収入は月約1万円。生活保護や障害者年金を含め、毎月10万円ほどで生活をしている。「もうこの生活に慣れてしまった。生活保護で餓死することはないが、将来への希望もない」。男性は苦笑する。
 生まれた時、脳性マヒで手足が自由に動かなくなった。養護学校を卒業後、クリーニング店に就職。午前7時から午後9時まで働いたが、給与は月5万円ほどしかなかった。出勤しても「今日は仕事ないから、帰っていいよ」と経営者から何度も言われた。「ただ、いいように使われただけ」と男性は悔しさをにじませる。職場で暴力などのいじめもあり、男性は耐えられず仕事を辞めた。その後就職活動もしたが「障害がなければ雇ってもいいよ」と何度も断られたという。「悔しさとむなしさだけが積もっていった」
 20〜30代の時は「普通の人と同じように働きたい」「社会のため自分も何かできるはず」と思っていた。しかし、頑張っても正社員になれない現実に慣れていき、「いつしか結婚を夢見ることもなくなった」。男性は静かに語った。
    ◇
 財政難に悩む高知市政に、生活保護費は重くのしかかっている。今年度一般会計当初予算では、210億円と全体の約15%を占めた。受給世帯は9月末現在で9121世帯、12611人。人口1000人当たりの受給者数を示す保護率は、昨年度36で、全国平均16を大幅に上回っている。
 市役所職員の業務上の負担も増えている。財政再建のため職員数が減る中、ケースワーカーの数を増やし、現在78人。1人当たり103世帯を担当し、国基準の「1人当たり80世帯」を上回る。
 増え続ける受給者に、市は就労を促すための相談員を配置し、6月から面談を続けている。受給者はそれぞれ、やむを得ない事情を抱えているが、相談員は保護に慣れてしまうことへの懸念を口にする。面談は一定の成果をあげ、就職の不安要素を取り除くことで、9月末までに89人に指導を行い、19人を再就職へつなげることができた。
    ◇
 国による年金制度や失業対策が不十分な状況の中、生活保護はセーフティーネットの要だ。しかし現状は、不況が雇用不安を生み、それによって増加した生活保護の受給が、さらに市の財政を圧迫している。この「負の連鎖」に、市の担当職員は「景気が良くならない限り、どうしようもない。一体どうすればいいのか」。現場の悩みは深い。
    ◇
 県都・高知市の行方を決める市長選(20日告示、27日投開票)を前に、市政の現状を探った。【黄在龍】

11月17日朝刊


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