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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1370チバQ:2011/11/10(木) 22:31:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/feature/kochi1320584774537_02/news/20111106-OYT8T00713.htm
こうちの針路 2011知事選 \

<上>成長実感伴う政策を

産業振興 雇用も長期的視点必要


2年半の実績が報告された産業振興推進本部会議。今後の成長戦略が問われる(8月19日、県庁で) 「新たな加工品で農産物のシェアが拡大した」「多様な販路を開拓した」――。8月19日に県庁で行われた県の産業振興推進本部会議で、担当者は次々と「地域アクションプラン」など、2年半の実績を総括して報告した。

 同プランは農業、林業、水産業、商工業、観光の5分野を中心に計227項目。農水産加工物のブランド化といったソフト、施設整備や機材導入などのハードの両面で、民間企業の支援も含まれている。

 東京・銀座のアンテナショップ「まるごと高知」の売り上げも、東日本大震災の影響を認めながら、「目標(4億円)に迫った」と健闘ぶりを強調。取り組みの達成度をSとA〜Cで自己採点するシートには、SとAが並んだ。

     ◆

 84%を山林が占める県内で基幹産業の林業。プランでは、小規模林業家の土地を集約し、コスト削減を図る「森の工場づくり」を掲げ、会議では「92か所で約3万7000ヘクタールになった」と成果が示された。

 しかし、県の自画自賛に現場からは疑問の声が聞かれる。

 不況による住宅需要の低迷で、林業を取り巻く状況は厳しい。プランで支援を受けていた木造住宅キット「れいほくスケルトン」を開発した製材会社「森昭木材」(土佐町)は今年7月、約6億円の負債を抱えて倒産した。

 「一見華やかに成果が並んでいるが、企業誘致や内需拡大など、県民が本当に潤う大きな仕事を成し遂げたことはあっただろうか」。嶺北地方に住む林業関連会社の役員男性(61)は言う。

 2年後の操業開始を目指し、大豊町に岡山県の大手メーカーが製材工場の建設を決定。それでも、高知市の土木建設会社の役員(61)は「誘致するのはいいが、大量の木材を安定して、供給し続けられるのか。県は明確に数字を出しておらず、楽観視できない」と指摘する。

     ◆

 雇用問題も深刻だ。高知市の建設作業員男性(31)は、正社員として勤務していた建設会社を解雇され、非正規社員として再雇用された。「県は雇用対策というが、短期的なもんばかり。県内でもっと継続できる仕事が増えんと将来への展望も描けん」と嘆く。総括会議の様子を聞き、30歳代の職員がつぶやいた。「成果、成果とせっつかれ、膨大な書類を作成する。マイナスの情報なんて上げられんがよ」

 景気の先行きが不透明さを増す中、“成功”の影に隠れた声を受け止めた新たな成長戦略の青写真が求められている。

     ◎

 知事選の告示が10日に迫った。県政の課題を2回に分けて探る。

(2011年11月7日 読売新聞)


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