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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1363チバQ:2011/11/10(木) 22:28:59
http://mytown.asahi.com/kochi/news.php?k_id=40000131111010001
【2011こうち 秋の陣】


高齢者福祉
2011年11月01日


サイコロを使ったゲームを楽しむ高齢者ら=四万十市西土佐大宮の「いちいの郷」

 県が2009年に「高知型福祉」として打ち出した「あったかふれあいセンター」の運営現場に、危機感が広がっている。事業基金をまかなう国の「ふるさと雇用再生特別交付金」が今年度で終わるからだ。県は来年度は独自予算を組み、市町村にも負担を求めて事業を継続する方針だが、高知市が負担に難色を示すなど先行きは不透明だ。


 県の高齢化率は昨年10月の国勢調査で28・8%で、秋田、島根両県に続いて全国3位。同センターは、民間が老人福祉施設を運営しにくい中山間地の需要にこたえ、都市部でも介護保険の対象外の細やかなサービスを提供して実績を上げてきた。高齢者だけでなく子どもや障害者らも集える「小規模多機能施設」として地域福祉も担い、県内31市町村に40施設がある。


 四万十川支流の谷筋に広がる四万十市西土佐大宮。昨年4月、縫製工場だった建物が同センター「いちいの郷」に生まれ変わった。同名のNPO法人が運営にあたる。


 同センターが活動する地区の高齢化率は44%だ。買い物の手伝いや外出支援、送迎のほか、昼食の弁当も配達。高齢者だけの世帯やひとり暮らしで車を運転できない世帯も多いため、スタッフが週2回訪問して安否も確認する。介護保険でカバーできないところを補ってきた。ひとり暮らしの矢間知恵子さん(84)は「週に2回弁当をとっています。何が来るか楽しみ」と気に入っている。


 10月18日午後は、13人の高齢者がサイコロを使ったゲームや体操を楽しんだ。岡村アキノさん(92)は「週に5回は来よります。みんなとしゃべれるし、うちにおってもなんちゃようせんけん、なくなったら困る」と話した。管理者の太田成人さん(39)は「来年からどれだけサービスを続けられるか」と気をもむ。


 県は来年度一般会計で独自に事業費を確保する方針を示す一方、県地域福祉政策課は「一定の市町村負担をお願いしたい」とする。しかし、事業継続に難色を示す市町村もある。


 高知市の岡崎誠也市長は9月定例市議会で「市の費用負担が必要になれば従来通りの継続は難しい」と答弁。市の担当者は「市は過疎債を使えず、一般財源を使うのは難しい」と話す。


 高知市旭の同センター「アテラーノ旭」は9月から10月にかけて、地区のひとり暮らしの高齢者や高齢者だけの世帯を地図に落としてみた。代表の山中雅子さん(67)は「現実を見せつけられた」と予想以上の多さにがくぜんとした。


 弁当配達や困りごと相談のほか、急に体調を崩して介護保険を使えずに「老老介護」を迫られた高齢者を支えたり、掃除ができない高齢者の布団干しを手伝ったり、きめ細かな支援をしてきた。継続には人件費を補ってくれる助成が不可欠で、恒久的な制度が必要だ。山中さんは「私たちの仕事は利益は出ない。地域で求められているこうした仕事にもっと目を向け、支援の仕組みを考えてほしい」と訴える。


 県立大の田中きよむ教授は「市町村は市民独自の活動を評価し、メリハリを付けて支援する必要がある。県もあったかふれあいセンターにこだわらず、ユニークな活動を育む包括的な支援を考えるべきだ」と指摘している。(前田智)


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