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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

808千葉9区:2009/05/31(日) 00:39:29
http://mainichi.jp/area/chiba/archive/news/2009/05/29/20090529ddlk12010155000c.html
逮捕一転:出直し千葉市長選/上 後継隠し 候補の思いと戦い裏腹 /千葉
 ◇敵は風頼み、組織固めに追われ
 目の前を大量の勤め人が流れていく。その日、4月22日。元副市長の林孝二郎氏(63)が午前7時半、JR千葉駅の駅頭で演説している最中、携帯電話が鳴った。おもむろに出ると、事務所のスタッフの声が慌てている。「市長が任意同行された」。「えっ」と絶句し、思わず電話を落としそうになった。

 演説は同8時までの予定で、マイクを握り続けたが、頭の中は真っ白だった。「何が起きたんだ」。心の中で自問を続けた。

 午前10時、千葉市緑区の平川カントリークラブ。3ホール目の途中で自民党市議団の小川智之(としゆき)幹事長の携帯が鳴った。超党派の市議による親睦(しんぼく)ゴルフコンペの最中だった。「本当に? すぐ行きます」。議長からの緊急の呼び出しだった。切った途端、他の市議の携帯が次々鳴った。「こんなことしてる場合じゃない」。互いに顔を見合わせ、途中でラウンドを切り上げた。

 鶴岡啓一前市長が収賄容疑で警視庁に逮捕された事件が、市政界を揺さぶった。

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 鶴岡前市長は昨年12月4日、議会で「後継候補が育ってきた」と引退を宣言。それを待っていた林氏は同25日に名乗りを上げた。

 今年4月に選挙事務所を構えると、事務所の壁はあっという間に支援団体の推薦状120枚で埋まった。対立候補も現れず、選対幹部はぼやいた。「これじゃあ駅頭活動に張り合いがないな」

 逮捕前も、林氏は自ら「鶴岡後継」を強調することはなかった。が、あえて口に出さずとも、誰もが「後継」と見ていた。

 こんなエピソードがある。

 立候補を表明した直後の08年末、林氏の初めてのパンフレットが完成した。上半身の写真の横に「チェンジ&チャレンジ」と大書されている。「これじゃ強すぎる」。陣営幹部の意見に、林氏も同調した。「チェンジ」だけを消して作り直された。今、陣営幹部は後悔している。「やはり残すべきだった」

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 「市長を前に、副市長という立場ではっきり(チェンジとは)言いにくかった」。林氏は言う。「旧建設省で得たまちづくりのノウハウがあり、アイデアもあった。バス路線のてこ入れなどは何度も市長に申し入れたが取り合ってもらえず、歯がゆい思いをした」

 副市長という補佐的な立場に限界を感じたのが、そもそもの立候補のきっかけだったという。「事件があった分、スピーディーに市政を変えやすくなったと思っている。後継でないとはっきり言っていく」

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 とはいえ、いったん焼き付いたイメージの払しょくは容易ではない。むしろ、鶴岡市政の支持組織を、徹底的にフル稼働させて戦わなければならない事態へ追い込まれつつあるように見える。

 これまでは、後継候補の安定感をアピールし、さまざまな集会で顔を売っていくだけでよかった。だが、今後は支持組織へのあいさつ回りが中心になる見込みだ。ある支援者は言う。「大々的な街頭演説より、いかに支持基盤を固めるかだ。勝つためには必死で固めなければ」

 民主党の対立候補は31歳の市議、熊谷俊人氏。「有権者の風が頼りの若手候補。若くて未知数な部分が多く、戦いづらい」。林氏の陣営は「防戦」を余儀なくされている。

   ◇  ◆

 当初無風とみられていた千葉市長選が、鶴岡啓一前市長の逮捕で一転、大激戦となりそうな雲行きだ。告示を31日に控えた各陣営の表情を追う。【斎藤有香】


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