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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ
6289
:
チバQ
:2015/04/19(日) 12:12:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150416ddlk08010101000c.html
県都の羅針盤:2015年・水戸市長選/中 財政問題 膨らむ4大事業予算 /茨城
毎日新聞 2015年04月16日 地方版
今年9月に県から無償譲渡され、水戸市が解体・整備する東町運動公園体育館=水戸市緑町で
今年9月に県から無償譲渡され、水戸市が解体・整備する東町運動公園体育館=水戸市緑町で
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◇市債、8〜9年増加の見込み
偕楽園の北1キロ弱に位置する水戸市緑町の県営東町運動公園。公園内の体育館では長年にわたって中学レスリングの全国大会が行われ、関係者からは“レスリングの聖地”とも言われている。水戸市は今年9月、同公園の無償譲渡を受け、体育館を解体・新築する。茨城国体が開催される2019年までに県内最大規模の多機能アリーナを整備する計画だ。
同体育館は東京五輪の前年にあたる1963年に建設。県営体育館としては最も古く、老朽化が進んでいた。一部には新築を望む声も出ていたが、県は財政負担を懸念し、耐震補強工事にとどめる考えだった。これに対し、大規模な大会を誘致できる体育館整備を検討していた水戸市が県にアプローチし、無償譲渡を模索してきた。
橋本昌知事は14年3月の県議会定例会で「具体的な提案があれば、前向きに検討したい」と答弁。両者が協議した結果、土地と建物を無償譲渡し、市が新体育館を整備することで合意した。市スポーツ課は「中心市街地に近く、立地条件が良い。国の補助金や県の支援も得られるため、別の場所に新体育館を整備することに比べ、市の財政負担は大幅に減る」と財政上のメリットを強調する。
市は15年度一般会計当初予算で、過去最大の1046億9500万円を計上。4大プロジェクトとして位置付ける▽市役所新庁舎建設(概算事業費約206億円)▽新ごみ処理施設整備(同約365億円)▽新市民会館整備(約180億〜192億円)▽東町運動公園新体育館整備(約80億円)−−の関連経費も盛り込んだ。
4大プロジェクトの事業総額は約840億円。合併特例債や国の補助金などを活用し、市の一般財源の持ち出しなど市民の実質負担は「約370億円に抑えられる」(財政課)と言うものの、15年度当初の市債は前年度当初比20・0%増の116億2940万円に上り、市の借金は2183億3311万円に膨らんでいる。市債の増加傾向は今後、8〜9年続いていくと見られている。
さらに、20年東京五輪開催などに伴う資材価格の上昇などが影を落とす。新庁舎建設の概算事業費は、13年11月策定の基本計画の試算から早くも約55億円増となっており、他事業でも予算増が懸念される。東町運動公園新体育館整備事業について、市選出の県議は「本来は県が施設を建て直すべきだが、金がかかるので市に丸投げした印象。財政負担が増すことは間違いなく、(水戸市は)少し先走っているように感じる」と指摘している。【佐久間一輝】
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