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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4562チバQ:2012/11/15(木) 22:11:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1352130466095_02/news/20121106-OYT8T00080.htm
宇都宮市長選 県都の課題
〈上〉構想20年 LRTに賛否
 1万人以上が働き、市内の製造品出荷額の半分以上を占める宇都宮市の清原工業団地。出勤のラッシュ時には、一帯の道路は車で大渋滞に陥る。

清原工業団地内をLRTが走るイメージ図(宇都宮市提供) 「渋滞にはまると、一つの信号を抜けるまでに3回は赤信号で待たされる」。工業団地内の企業に勤務する女性(31)は、うんざりとした様子で説明した。自宅のある市南部から勤務先までは、渋滞がなければ30分程度。しかし、始業時間の午前8時半に合わせて通勤すると遅刻は避けられない。通勤ラッシュの始まる7時前に家を出ている。

 宇都宮市の道路網は、市中心部を宇都宮環状線が囲み、南北も比較的整備されているのに対し、東西が脆弱(ぜいじゃく)だ。なかでも、清原工業団地のある東部は、交通量が多い上に、鬼怒川を越えなければならず、東部へと延びる柳田街道は県内一の混雑率。女性も、ここで大渋滞に巻き込まれる。県警によると、朝の6時台に通過する車が380台であるのに対し、7時台は多い日で2000台近くにのぼる。

 「LRTがあれば、1時間は余分に寝ていられるのに」。女性はため息をついた。

 宇都宮市が渋滞解消を目指して検討してきたLRT(次世代型路面電車)は、バスよりも輸送能力があり、高齢化社会にも対応できる交通手段として注目されている。市はJR宇都宮駅を挟んで、東部に約12キロ、西部に約3キロを整備するルートを計画する。LRTを東西の基幹交通とし、要所では地域巡回型のバスを走らせるなどして、市全域の公共交通網を整える構想だ。

 しかし、検討を始め約20年がたっても、構想は本格的に動き出していない。従来の路面電車をもとに次世代型車両(LRV)を導入した県外の先行事例とは違って、全区間で新たに軌道を敷かなければならないためだ。市の試算で、事業費の総額で383億円。逼迫(ひっぱく)する市財政の中で、事業に反対する声も根強い。


 市長就任1年目に「5年後のLRT導入」を明言した佐藤栄一市長(51)も反対の声を受け、2期目の選挙戦では主張を後退させた。その後も、リーマン・ショックなどの影響もあって計画は滞り、市が再び動き出したのは、景気が回復傾向に向かった昨年からだった。佐藤市長は今回の選挙公約でLRT導入を明確に掲げているため、実現に向け一気に進むのか、節目の時を迎えている。

 今回の市長選に出馬を決めた河内宏之(ひろし)氏(62)は、「LRTは朝夕しか使われない。借金をしてつくるのは無駄だ」と反対の立場だ。既存のバス会社についても、市は市内で運行する3社と協議するとしているが、LRT計画の想定ルートは街の中心部を貫く各社の「ドル箱路線」と重なるだけに、大幅な減収は免れない。強行に反対してきた関東自動車は態度を軟化させてきたものの、東野交通とジェイアールバス関東は「具体的な計画が示されていない」などと静観する。

 過去の市長選で再三争点となったLRT。20年にわたる議論にどう決着をつけるのか、市民の判断の時が迫っている。


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