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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1569チバQ:2009/10/24(土) 10:41:41
http://mainichi.jp/area/chiba/archive/news/2009/10/20/20091020ddlk12010214000c.html
どうする、柏:40万・中核市の課題/上 芸術作品が死蔵 常設展示施設なく /千葉
 ◇芸術文化予算、毎年0.1%未満
 柏市の所有している約800点の絵画や工芸品が、市民の目に触れる機会もなく倉庫に死蔵されている。この中には、青森県出身の世界的な版画家、棟方志功(1903〜1975)の代表作「二菩薩(ぼさつ)釈迦十大弟子」など26点が含まれている。たまに県外の展覧会へ貸し出しているというが、市内に常設展示する場所はなく、鑑賞の機会は限られている。同市の文化行政のあり方が問われそうだ。【橋本利昭】

 市教委文化課によると、所蔵している801点には棟方作品のほか、人間国宝の染色工芸家、芹沢〓介(1895〜1984)の作品626点が含まれている。棟方・芹沢作品は柏市の資産家、故砂川七郎氏から95年に寄贈されたものだ。

 2年半前までは、市の運営する美術館「砂川美術工芸館」が市役所の目の前にあった。96年2月に砂川家から土地と建物を借りて開館し、岡山、静岡、仙台と並ぶ芹沢作品の常設展示場だった。ところが、07年3月に基準値を超えるアスベストを検出。除去費用に1050万円かかるとされ、同年6月に閉館した。

 芹沢作品は、08年8月にオープンした同市沼南庁舎の130平方メートルの展示コーナーの一部で年3回ほど、1回約15点ずつで入れ替えて展示している。

 文化課の岡田雅之専門官は「市民へのアンケートなどで望まれている施設は、美術館や博物館が多い。特徴ある作品もそろってきたので、展示する建物を造る必要がある」と話している。

 ◇認識が薄く工夫もなし
 鋼鉄製の扉を入るとどこにも窓が無く、真っ暗闇で、ひんやりと肌寒い。「ゴー」。24時間止まらない空調機器が低くうなる。室温20・3度、湿度42%に常時保たれている。

 ライトを照らすと、褐色の包装紙やビニールのエアクッションにくるまれた版画、油彩画、のれん、屏風(びょうぶ)、着物……。貴重な作品が棚に詰め込まれていた。

 工場が点在する市北部の住宅街に、目立たない灰色の2階建ての建物が立つ。所蔵作品を保管する「市文化財整理室」だ。貴重な棟方、芹沢作品はこの倉庫に眠る。「展示企画を練る段階で作品のサイズを調べたり、外部に貸し出す際に入るだけです」と、文化課の山本郷子主事は言う。

 中核市市長会によると、柏市を含む全国41の中核市のうち、「博物館等施設」(博物館や美術館、動植物園、水族館など)の施設が一つもないのはわずかに4市で、柏市もそこに含まれている。

 市の09年度当初予算で芸術文化関連は6200万円。予算総額のわずか0・056%だ。過去5年間を見てもいずれも0・1%未満。教育費に占める割合をみても毎年1%未満だ。市財政課は「博物館等施設がないため同規模の他市に比べ予算は見劣りするかもしれない」と明かす。

 同市文化振興審議会の鈴木昇委員(ギャラリー経営)は「作家は保管庫に入れるために創作に励んだわけじゃない」と市を痛烈に批判する。

 「美術館は赤字になるとよく言われるが、ミュージアムショップや絵画教室を併設するなど知恵を出せば、人件費くらいまかなえる。経営感覚さえあればやっていける。市に企画立案者がおらず、市長の文化への認識も薄い。芸術文化関連予算は最初に削られ、増額されるとしても最後になる」

   ×  ×

 任期満了に伴う柏市長選が25日に告示される。本多晃市長の5選不出馬表明を受け、今のところ3新人が立候補表明した。柏市はどう変わるのか。市政の課題を探った。


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