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煙草・TABACO・莨

213とはずがたり:2013/10/20(日) 17:23:41
>>211-213
新ブランドメビウスは世界で売れるか
食品・飲料に潜在力

だが、宣伝手段が限られるたばこ市場で、既存品との競合の中で全く新しいブランドを普及させることに成功した例はまだ少なく、ハードルは高い。肝心の発売時期も「メビウスが受け入れられる市場を慎重に見極めてから決める」と佐伯副社長は言葉を濁す。成功するかは、未知数だ。

この大チャレンジ以外にも課題はある。食品・飲料などの非たばこ事業の強化だ。

非たばこ事業は、現状ではEBITDAでの連結貢献は全体の10%にも達していない。営業利益ベースでは13年3月期までは食品・医薬品は営業赤字。飲料のシェアはわずか2%しかない。だが、その潜在力は客観的に見ると大きい。

まず飲料事業。他の大手飲料メーカーの約4分の1のSKU(最小在庫管理単位)しかなく、缶コーヒーの「ルーツ」と「桃の天然水」が2本柱だが、前者はボトル缶コーヒーの市場ではトップシェアで、ほぼすべてのコンビニエンスストアで定番棚を確保している。後者は96年の発売後ピーク時は、1600万ケースを売った。これはアサヒ飲料の「バヤリース」の12年の販売高を上回る数字だ。少ないSKU内でこれだけヒットを出すのは相当の実力だ。

9月末からイトーヨーカ堂とイオンの全店の店頭で、ルーツとルーツブランドの菓子やインスタントコーヒーコラボ商品を大々的に店頭展開したことは業界で話題になった。ルーツを定番品として扱っていないスーパーは多い。「このような商品を大量陳列することを普通、店舗は嫌がるが、それを実現させるだけの販促金を積んだのだろう」と業界関係者はみる。また、ルーツへの広告費の投入額は売上高で劣るキリンビバレッジのファイアの広告費よりも多い。国内で最大の稼働台数を持つ自動販売機オペレーター、ジャパンビバレッジなど飲料事業が持つ資産は大きい。

旧加ト吉の冷凍食品部門を統合したテーブルマークの成長余力もまた大きい。冷凍食品業界ではシェア3位だが、実は同社の売り上げの約半分を占めるうどんなど炭水化物系商品は国内でトップシェアを独占している。炭水化物系商品は、冷凍食品の中でも2番目に大きいカテゴリーで、しかも毎年2桁の成長市場だ。

国際的な大型買収を凄まじいスピードで進める豪腕とは“別会社”のように、国内の非たばこ事業の収益改善は遅々として進まないJT。それがたばこ事業が好調故の“甘え”なのだとしたら問題だ。「組織能力がなければ非たばこ事業でM&Aはしない」と小泉社長は言うが、それを早急に備えた上でM&Aを含めた大胆なてこ入れを行わなければ、非たばこ事業が「金持ちの道楽」と見られても仕方ない。喫煙人口が減り続ける中、その強化は待ったなしである。

(社長インタビュー略)


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