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煙草・TABACO・莨
201
:
とはずがたり
:2013/06/12(水) 20:31:53
葉タバコ農家 来年は23戸に 増税、後継者難…県内でも相次ぎ廃作
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/toku/genba/CK2011101602000164.html
2011年10月16日
乾燥した葉タバコの選別をする峰生さん(右)と幸雄さん=珠洲市三崎町で
最大5100戸将来見えず「潮時」
県内の葉タバコの生産農家が耕作断念を余儀なくされている。国内のたばこ市場が縮小しているからだ。健康志向の高まりで愛煙家が減少しているのに加え、昨年十月のたばこ税増税という逆風が追い打ちを掛けた。かつて葉タバコ農家が隆盛を極めた珠洲市でも、ほとんどが栽培を諦めることになった。(近江士郎)
■決 断
珠洲市三崎町の葉タバコ農家宮野幸雄さん(62)方の農作業場二階。乾燥を終えた葉タバコが山のように積まれ、傍らで幸雄さんと長男峰生さん(29)が黙々と選別を進めている。幸雄さんは、今年限りで葉タバコ栽培をやめる決断をした。長年、葉タバコに携わってきただけに「やはり寂しいですよ」とつぶやいた。
宮野さん方では、五十年ほど前に六十アールで葉タバコ栽培をスタート。近年は三ヘクタールにまで増やしていた。峰生さんは京都市内の大学に進学しながらも「慌ただしさが嫌だった」と三年で中退して故郷に戻り就農。「葉タバコは休む暇もなくきついが、成長していく姿を見ながら収穫を待つのは楽しみだった」と、将来を託していただけにタバコ廃作に無念さも漂う。
三崎町では、葉タバコ栽培農家が四十戸を超える時もあったというが、二〇一二年からは一戸のみとなる。峰生さんは「たばこの将来は明るくなく、タバコ栽培も縮小していく一方。いい潮時と思うしかない」と自分に言い聞かせる。
■激 減
北陸たばこ耕作組合(七尾市)によると、かつて葉タバコは現金収入を得やすいため増産された。県内の生産農家は一九五六(昭和三十一)年にピークを迎え五千百戸を数え、耕作面積は六七年に千五百九十ヘクタールに広がった。
だが、二〇一一年は七十二戸、百二十ヘクタールに減少。さらに一二年には能登町や志賀町、小松市などの二十三戸、四十八ヘクタールほどになる見通し。全国でも栽培農家の四割に当たる四千百六戸が一二年以降の耕作をやめ、耕作面積も三割強に当たる四千四百ヘクタールが減少する見込み。
国内産の葉タバコの全量を買い取ることが義務付けられている日本たばこ産業(JT)が、需給バランスを維持するため協力金と引き換えに廃作する農家を募集。これに農家が応じた結果だ。
北陸たばこ耕作組合は農家が耕作をあきらめる理由として、健康志向や喫煙環境、増税などの影響に加え「農家の高齢化・後継者不足の問題もある。ここ二、三年の異常気象などによる不作も追い打ちをかけたのではないか」とみている。
■不 安
宮野さん方では、葉タバコ農地のうち借地は返し、残りでカボチャなどを栽培していく予定。峰生さんは「これからどうなるのか、やっていけるのか将来への不安があるが、自分のやりたい作物は何かをじっくり考えたい」と言葉少なに語る。
組合は「残る二十三戸態勢でしっかり持ちこたえるのが義務と考えている」と言うが、各農家に将来を不安視する声があるのも事実だ。
◇後記◇ 取材を通し、葉タバコ栽培に将来を託した若者が、廃作を余儀なくされている現状があった。将来を託したはずの農業の現状が今、岐路に立たされている。時代の流れと“国策”によって押し流されようとしている。そのひずみを農家一人一人に押しつけていいのだろうか。疑問が残る。
農業を取り巻く環境は厳しいのは確かだ。ただ「農業に生活を見いだしていきたい」という芽を摘んではいけない。能登の農業を未来につなげるために。
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