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煙草・TABACO・莨

199とはずがたり:2013/06/12(水) 20:31:21
【タバコ農家4割強廃作】原発危惧苦渋の選択 収量減、事故追い打ち
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/10/post_2307.html
 かつて全国有数の葉タバコ産地だった本県は、日本たばこ産業の廃作募集に栽培農家の4割強が応じたことで産地衰退が加速する懸念がでている。耕作を断念した農家は、東京電力福島第一原発事故の影響を危惧して苦渋の選択をしたケースも少なくない。栽培を継続する農家にも不安が残る。廃作により広大な遊休農地が発生し、跡地利用も課題として浮上している。

■申し訳ない

 「原発事故さえなければ耕作を続けられたのに」。田村市の50代男性は苦しい胸の内を明かす。
 父親の代に始めた葉タバコ栽培を引き継ぎ、1・5ヘクタールの畑を妻や母親と守ってきた。たばこの相次ぐ値上げや健康志向の高まりで喫煙人口が減少し、天候不順などの影響もあって収量は年々落ち込んでいた。将来を危ぶむ一家に原発事故が追い打ちを掛けた。
 県たばこ耕作組合は原発事故で今年の全作付けを断念したのに伴い6月、1年間の県内全農家の損害として約31億円の賠償を東電に請求した。しかし、来年も賠償の対象になるかは分からない。原発事故の風評被害がこの先、どのくらい尾を引くのかも不透明だ。「経費を掛け準備しても結局、出荷できない事態になるかもしれない」と、男性は廃作を決断した理由を明かす。
 郡山市の70代男性は、雑草が生い茂る自宅前の畑を見ながら「力が抜けた」と肩を落とす。3代続いた葉タバコ農家で約60年間、栽培に心血を注ぎ子どもを育ててきた。「おやじやじいさんに申し訳ない」。その後の言葉が続かない。

■減反対象とせず

 日本たばこ産業は廃作に限って10アール当たり28万円の協力金を支払うとしており、減反は対象外となっている。
 郡山市葉たばこ振興協議会長の吉田福男さん(66)は「今後しばらくは売り上げが伸びないと予告しているようなもの」と厳しい先行きを予想する。葉タバコ栽培を継続する農家は同じような不安を抱えている。
 「来年も廃作の募集があるかもしれない。もう少し若かったら他の選択肢もあったかもしれない」。吉田さんはJAが廃作農家らを対象に開く野菜栽培説明会の資料を見ながらつぶやいた。

■予想外

 「廃作に応じるのは1、2割程度と思っていた」。県たばこ耕作組合の吉田昭久参事(55)は全体の4割強が廃作する事態に戸惑いを隠せない。
 日本たばこ産業が茨城県など本県以外の産地を対象に8月から葉タバコに含まれる放射性物質を調べている。これまでに社内の暫定基準値(1キロ当たり放射性セシウム500ベクレル、放射性ヨウ素2000ベクレル)を上回った例はなく、同組合は「警戒区域や計画的避難区域を除けば来年の作付けは可能」と見込んでいた。
 栽培農家からは風評被害の影響を心配する声も相次いでいる。吉田参事は「来年以降の耕作を不安視する農家が多い中、協力金が呼び水になったのでは」と推察する。

広大な跡地利用課題 農家の高齢化、風評被害 転作決め手欠く


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