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人権・差別・同和問題

150名無しさん:2015/10/03(土) 10:08:55
>>149

● 人口1000万人未満の小・中国で 受け入れが難しいそれぞれの事情

 ハンガリーの隣国セルビアはどういった状況なのだろうか? ハンガリー同様、中東やアフリカから西ヨーロッパを目指す難民や移民にとって、セルビアは大きな通過点の1つとなっている。同時に、セルビアは西ヨーロッパへの密入国ビジネスの一大拠点ともたびたび報じられている。ドイツで難民申請を行う「経済移民」にはセルビア人も少なくない。そのセルビアのヴチッチ首相は25日、難民を行け入れる用意があると発表した。セルビア政府が難民受け入れに動いた背景を、ベオグラード在住の建築士デヤン・モイッチさんが説明する。

 「EU加盟を目指すセルビアにとって、加盟に必要な条件ではないものの、難民の受け入れは大きなアピールになる。ただ、90年代に発生した戦争で自国内に発生した難民ですらセルビア単体ではきちんと保護できなかった事実も認識すべきだ。セルビアではEUに対する不信感が存在し、各国の政治家がいわゆる欧州の価値観と呼ばれるものに反する行動を繰り返すことに懐疑的になっている」

 スロベニア国営放送のカメラマンとして国境地帯で難民問題を取材するミハ・メグシャールさんは10日前、クロアチアのハルミカという小さな町を取材した。ハルミカはクロアチアの首都ザグレブから西に約30キロ。スロベニアとの国境に接した町で、近くに検問所はあるものの、通常は車で簡単にスロベニア川に抜けることができる。ハルミカには俗に「ノーマンズランド」と呼ばれる、国境周辺の緩衝地帯が存在し、ここに多くの難民が集結している。メグシャールさんは取材現場で見た奇妙な光景について語る。

 「スロベニア側の緩衝地帯では、警察官が水や食料などを難民に手渡していたが、水と食料を手にした難民は、しばらくしてそこを離れてオーストリア方面に移動していくのだ。難民がいた場所にはゴミだけが残され、それを警察や地元のボランティアが片付けているうちに、また別の難民のグループがやって来る。これが一時間半おきに繰り返され、スロベニアのような小国では難民のコントロールが無理だという現実を見せつけられた」

 人口わずか200万人のスロベニアが財政的に多くの難民を受け入れられない現実は理解できる。しかし、同様の問題は人口面でヨーロッパの中堅に位置し、2013年からシリア難民の受け入れを開始したスウェーデンも直面している。スウェーデンの人口は約980万人で、ハンガリーの人口とほぼ同じだ。世界銀行が発表したデータによると、スウェーデンに住む難民は2014年の段階で約14万人。十倍以上の人口の日本で暮らす難民数(約2500人)と比較すると、スウェーデンで暮らす難民が本当に多いことが分かる。これまで多くの難民を受け入れてきたスウェーデンだが、スウェーデン人ジャーナリストのマリン・ダンフォースさんはこれ以上の受け入れは難しいと警鐘を鳴らす。


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