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人権・差別・同和問題

130名無しさん:2015/06/20(土) 22:15:45
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150617-00010000-nknatiogeo-int
「エイズが治る」とレイプの標的にも。「国際アルビニズム啓発デー」が制定された理由
ナショナル ジオグラフィック日本版 6月17日(水)7時50分配信

 2015年6月13日は国連が制定した初めての「国際アルビニズム啓発デー」となった。そのきっかけとなったのは40年前、アルビニズム(先天性白皮症。その患者は「アルビノ」と呼ばれる)のカナダ人少年ピーター・アッシュが、弱視や色素の薄い肌、白い髪などを理由にいじめにあったことだった。

 嘲笑と暴力に苦しむ日々を生き延びたアッシュ氏は数十年後、世界には不幸にもアルビノへの偏見が原因で命を落とす子供たちがいることを知る。サハラ以南のアフリカでは、アルビノはゼルゼル(「無」の意)と呼ばれる霊体とされ、愚鈍、あるいは邪悪なものと考えられている。アルビノを人間以上の存在とあがめる者もいれば、逆に人間以下とさげすむ者もいる。(参考記事:「ナイフで自衛、タンザニアのアルビノ」)

 アルビノの体を富、豊穣、選挙の勝利など、幸運をもたらす秘薬の材料として欲しがる呪術医もいる。各国の赤十字社をとりまとめるスイスに拠点のある「国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)」によると、アルビノの腕には4000ドル、全身(四肢、生殖器、耳、舌、鼻)であれば7万5000ドルもの値がつくこともあるそうだ。(参考記事:「タンザニアで続くアルビノ狩り」)

 アフリカを初めて訪れた際、両手両足を切断され、喉を切り裂かれ舌を抜かれた6歳の女の子の家族にアッシュ氏はタンザニアで出会った。何か自分にできることがあるはずだと考えた彼はその後、不動産投資家からアルビノに関する啓蒙を行う活動家に転身し、国連に働きかけて「国際アルビニズム啓発デー」の制定に尽力した。

選挙のたびに被害者が増加
 アルビニズムがもっとも多く発生し、もっとも恐れられている地域はサハラ以南のアフリカだ。タンザニアでは1400人に1人がアルビノとして生まれてくる。

 北アフリカやヨーロッパでは、その割合は2万人に1人とぐっと少なくなる。両親とも肌や髪の色素がごく普通だとしても、それぞれがアルビノの劣性遺伝子を持っていれば、生まれてくる子供はアルビノになりうる。アルビノは視力が弱く、皮膚がんになるリスクが高いが、知性や能力が劣ることはない。

 アッシュ氏が設立したNPO「アンダー・ザ・セイム・サン(Under the Same Sun)」によると、サハラ以南の25カ国では過去15年間に少なくとも378人(うち3人に2人は子供)のアルビノが殺されるか、手足を切り取られるかしており、そのうち約半数はタンザニアで起きている。

「選挙の時期が来るたびに、アルビノを狙った殺人が増加します」とアッシュ氏は言う。タンザニア政府は今月、呪術に頼らないよう政治家に警告した。またアルビノの女性と性交渉を持つとエイズが治るという迷信を信じる男たちによるレイプ事件も頻発している。(参考記事:「レイプの標的に、タンザニアのアルビノ」)

 アルビノに対する暴力事件に苦慮するタンザニア政府は2008年、アルビノの子供たちを集め、もともと視覚障害者などを受け入れられる9つの施設で学校教育を行うことを決めた(アルビノは視覚障害を伴うことが多い)。上の写真は、そうした施設の1つ「カバンガ保護センター」で撮影されたものだ。(参考記事:「安息の地、タンザニアのアルビノ」)


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