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金融政策スレ
1256
:
とはずがたり
:2017/08/20(日) 22:21:02
>>1255-1256
??金融政策の軸足を金利操作に転換した後も、日銀は年間80兆円をめどに長期国債を買い入れると言い続けています。これは必要なのでしょうか。
◆現在の枠組みでは、「80兆円」は、あくまで適切な長期金利水準を実現するためのメドであり、実際の買い入れ額はそれより多くなることも少なくなることもある。日銀は既に長期国債発行残高の4割ぐらいを持っているため、前よりも少ないペースで買っても金利押し下げ効果は十分出てくるが、そういうメドを無くすのが良いのかどうかはこれからも議論していく必要があると思う。いずれにせよ80兆円の買い入れは目標ではなく、金利を直接的に目標にしているということだ。
??2%目標達成が遅れても、物価上昇のモメンタム(勢い)が維持されていれば追加緩和は必要ないとお考えでしょうか。
◆19年度ごろという(2%達成時期の)見通しが変われば政策が必ず変わるという話でないことは事実だが、全く2%に到達しそうもないのに「モメンタムがある」とは言えないと思う。経済や物価に勢いがどの程度あるのかは十分見て、モメンタムが維持されてないということであれば当然さらなる緩和を検討することになる。
◇副作用の懸念は…出口の手段ある
??量的緩和に対し、事実上の財政ファイナンス(中央銀行による国債の引き受け)との批判があります。消費税増税が2度延期された今でも、財政ファイナンスではないとお考えですか。
◆財政ファイナンスとは全く違う。あくまでも物価安定目標を実現するため、市場から国債を大量に買い入れて金利を下げ、経済を拡大させて賃金・物価を上げていくためのものだ。
欧米の中央銀行が政府の国債発行額よりも多く市場から買い入れたことは何度もあるが、財政ファイナンスと言われたことはないと思う。
一方で13年の共同声明でうたっているように、政府は財政の持続性を確保するため、具体的な財政再建目標を作って今年6月の「骨太の方針」でも明示している。そのように財政の信頼性を保っていくことは重要だ。
いずれにせよ、政府が財政赤字をファイナンスしやすいように金融を緩和しようとか、国債を直接引き受けるとか、そういうことは全く考えていない。
??大規模金融緩和からの出口政策について、国債や株を大量に抱えていることに伴うコストや副作用は、説明した方がいいのではないでしょうか。
◆出口の問題は(同様に大規模緩和を実施した)欧米の中央銀行も直面している。金利を上げたり、バランスシート(資産や負債)を調整したりする過程で金融市場や経済、金融システムに不測の影響は出ないかという点では、既に出口政策を開始した米国でも問題は生じていない。日銀も適切な政策運営により、悪影響が出ないようきちっとできる。それだけの手段を持っており、大丈夫と言っていい。
(出口で)日銀の収益がどうなるかについては、経済やその時点の金融状況にもよる。具体的な数字を話すのは、かえって誤解を生じかねないので適切でない。
??次期総裁に必要な資質をどう考えますか。
◆私が言うのは僭越(せんえつ)だが、一般的に言って先進国の中央銀行の総裁は、理論と実践の両面をしっかり考えていく必要がある。もう一つはこれだけ経済や金融がグローバル化しているので、国際的な側面も十分認識していく必要があるし、ネットワークも必要だと思う。
また、自分の意見と違っても、いろいろな意見をよく聞くことは重要だと思う。これは中央銀行総裁に限った話ではなく、経済政策の担当者としてそうあるべきだと思う。
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