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金融政策スレ

1057名無しさん:2016/10/02(日) 17:40:24
http://diamond.jp/articles/-/103009
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日本人が知らない本当の世界経済の授業
【第17回】 2016年9月27日 著者・コラム紹介バックナンバー 松村嘉浩

異色の経済書の著者は、
日銀の「総括的な検証」をどう読んだか?
経済学者や金融のプロのみならず、起業家、漫画編集者など各方面から絶賛され、大学の指定参考書にもなった異色の経済書、『増補版?なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』。著者の松村嘉浩氏が同書を著した真意は、「異次元緩和」と称し、マネタイゼーションに向かおうとしていた日本銀行の政策への批判にありました。
世界から注目を浴びるなか、9月21日に発表された金融緩和の「総括的な検証」を、松村氏はどのように読まれたのか、本連載でも特別編として、担当編集者によるインタビュー形式でお送りします。
――大きな話題を呼んだ日銀の「総括的な検証」(9/21発表)を、松村さんはどのようにご覧になっていますか?

松村?事実上の敗北宣言ですね。いわゆる“転進”ということでしょう。

――“転進”ですか?

松村?太平洋戦争のときに大本営が、“撤退”を“転進”と言って誤魔化したのと同じということです。今回の決定は、事実上のテーパリング(国債の買い入れを段階的に減らすオペレーション)ですので、緩和ではなく引き締めです。
当初の短期決戦の予定がバズーカの弾薬が尽きてしまって、残された弾は“核ミサイル”とも言うべきヘリコプター・マネーしかなくなっていまいました。そこで、事実上の敗北を宣言し、新たな戦力投入を要求されない持久戦モデルに転換せざるをえなくなったということです。

――『増補版?なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?』において、女子大生の絵玲奈ちゃんが、絶対に勝つという前提で無謀と言えるような膨大な戦力投入をする日銀の金融政策の実態を知って、黒田総裁のことを“中二病”ではないかと疑うシーンが出てくるわけですが、危惧されたとおりのことになってしまったわけですね。

松村?そうです。『なぜ今〜』はアベノミクス-リフレ派に対する批判の書であるわけですが、まさに危惧したとおりの結果になったと思います。今回、ついに政策のコストとベネフィット(『なぜ今〜』本文中ではリスクとリワード)が議論され、総括的検証に至ったわけですが、逆に言えば、これまでリスクとリワードを無視した暴走をしてきた事実が明らかとなったわけです。

――『なぜ今〜』において、政策のリスクとリワードが議論されていないことが問題であるという指摘をされていました。

松村?政策にせよ、経済行為にせよ、必ずその行為のコストとベネフィット(リスク-リワード)を考えて、失敗したときに最大どの程度マイナスがあるのか計算して行なうべきものです。世の中に絶対に勝つなどということはありえないのですから。

?リスク-リワードを無視したリスクを取って失敗しても、日銀総裁はその責任を取って自己資産を提供してくれるわけではありません。私が問題視するのは、国民がその失敗のツケを払わされることになるにもかかわらず、国民にはあまりその意識がないということです。

――結局、『なぜ今〜』に書かれていたように、国民は金融政策が“タダ“だと勘違いしてしまうからということですね。

松村?そのとおりだと思います。金融政策は一般の人にとってなじみがありませんし、税金の増減のような財政政策と異なって、直接チャージがくるわけではないので、コストやリスクが一般の人にはよくわからないのです。ですから“お国”ががんばって株価を上げようとしているのに、なぜ文句を言うんだ??となってしまうのです。


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