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仙台・宮城・陸奥
989
:
荷主研究者
:2010/12/30(木) 19:42:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1019/20101221_01.htm
2010年12月21日火曜日 河北新報
自動車産業 産学官ナビ(43)プライムアースEVエナジー宮城工場/HV支える電池生産
広大な敷地に立つ宮城工場。3本目のラインも稼働し、生産能力は年間30万台分になった
<先端技術、積極導入>
ハイブリッド車(HV)に搭載するニッケル水素電池を生産する。1月から量産を始め、4月に2本目の生産ラインを稼働。10月に3本目が完成し、生産能力は年間30万台分となった。
トヨタ自動車の「プリウス」向けが中心。9月には北米で生産されている「カムリハイブリッド」向けが静岡県内の工場から移管された。カムリ用はプリウスよりも大きいため、別の組み立て工程で対応している。累計生産数は10月19日、10万台分に達した。
同社の3カ所の生産拠点の中で最新で、生産設備の一部に他工場ではまだ使われていない先端技術も導入している。ニッケル水素電池製造の主力拠点として、トヨタなどの協力も得ながら新しい生産技術確立にも積極的に取り組む。
<地元から9割採用>
工場長の小栗寛司常務は「将来的には一つのラインで複数の製品に対応できるようにしたい。宮城からニッケル(電池)のコストを下げるバリュー・エンジニアリング(VE)を提案、発信していく」と意欲を見せる。
従業員の約9割を地元から採用した。平均年齢は約30歳。新しい工場ということもあり、生産現場を支える人材の育成に力を入れる。
具体的には4、5人でつくる班ごとに生産性、品質、安全などのテーマを設定し、改善策を考える活動を4月から始めた。月2回の成果発表会で現場の問題解決力、チームワーク力などを高めている。
「自分たちの造った電池が市場に出ていることで従業員に自信がついてきた」と手応えを語る小栗常務。「人材育成をさらに進め、工場としての基礎体力を強めたい」と話す。
[基本データ]
生産開始 2010年1月
従業員数 約520人
敷地面積 24万8300平方メートル
資本金 200億円(本社)
売上高 約1100億円(2010年3月期、本社)
住所 宮城県大和町流通平1
連絡先 代表022(353)0111
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