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仙台・宮城・陸奥
914
:
荷主研究者
:2010/11/14(日) 12:05:38
>>898
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101104t73019.htm
2010年11月04日木曜日 河北新報
「血液、安定供給損なう」福島で反発 日赤、製造業務を仙台に
日赤東北ブロック血液センター(仮称)の建設予定地=仙台市泉区
日赤が輸血用血液の製造業務を仙台市に集約する計画について、福島県内から反発が起きている。既に県医師会が反対の声明を出したほか、産科学会の県組織なども今後、反対の意思を表明する見通し。緊急手術や交通がストップした際の供給を不安視しているためで、「今まで通り県内で製造業務を続けてほしい」と訴えている。
東北の輸血用血液は現在、各県の日赤ごとに製造されている。福島県内では、県赤十字血液センター(福島市)が製造、郡山市やいわき市など5カ所で原則3日分を備蓄し、必要な医療機関に運んでいる。
ところが、日赤の計画では、東北の輸血用血液製造は2012年4月から、仙台市泉区の「日赤東北ブロック血液センター」(仮称)に一元化。ブロック血液センターから6県に供給されることになった。
<危機対策を>
計画に対し、福島県医師会は10月末、将来の宮城県沖地震の発生なども指摘しながら、「危機管理対策が十分担保されない限り、リスク分散を図るべきだ」との声明を出した。
県立医大医学部の教授会も「一元化は血液の安定供給を損ない、県民の生命を危うくする」との意見書を日赤に提出。大戸斉・医学部長は「雪で東北道が通行止めになったりすれば、会津地方などへの供給は不安だ。備蓄分は緊急手術などで使い果たす可能性もある」と心配する。
<お産が心配>
日本産科婦人科学会福島地方部会と県産婦人科医会も今後、連名で意見書を出すことにしている。婦人科学会からは「お産では突然出血するケースも多い。患者が珍しい血液型だった場合の対応も不安だ」との声が出ている。
反対意見について、日赤血液事業本部は「一元化しても供給体制に問題はなく、各県の3日間の備蓄にも変更はない。現在も各県で血液を融通し合っており、緊急時でも十分に対応できる」と説明している。
日赤は現在、全国を7ブロックに分け、輸血用血液製造業務の集約を進めている。東北の他県からは今のところ、反対意見は寄せられていないという。
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