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仙台・宮城・陸奥
896
:
荷主研究者
:2010/10/29(金) 00:31:37
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/10/20101023t12022.htm
2010年10月23日土曜日 河北新報
仙台空港鉄道「13年度にも債務超過」 外郭団体、明らかに
仙台空港アクセス線を運営する県の外郭団体、仙台空港鉄道(名取市)の斎藤進社長は22日、県議会県出資団体等調査特別委員会の意見聴取で「経営状況が改善しなければ、2013年度に債務超過に陥る」との収支見通しを明らかにした。
同社の累積赤字は09年度決算で34億6500万円。毎年、9億5000万円前後の経常損失を計上している。累積赤字は13年度に72億円を突破する見通し。資本金71億円を上回る計算になる。
同線は現在、1日の平均乗客が6300人にとどまる。斎藤社長は低迷原因を「空港利用客の伸び悩みと沿線まちづくりの停滞」と説明。過大積算との批判があった1日1万人の当初需要予測について「結果的に甘かった」と認めた。
同社は、自治体が駅舎などの施設を買い取り、会社は運行に専念する「上下分離」方式の導入を検討。9月末に施設の資産評価や今後の需要予測の調査を民間企業に依頼。同方式の可否判断のデータを作成する。
斎藤社長は「事業継続のポイントは債務返済と減価償却の軽減。『上下分離』は有効な選択肢で速やかに検討したい」と強調した。議員側は「会社が耐えられる時間は少ない。県民負担を伴う上下分離の妥当性を判断できるデータや会社の方針を早く示すべきだ」と指摘した。
特別委は、仙台南部道路などを管理する県道路公社も意見聴取した。千田信夫専務理事は「建設資金の償還が続く37年度まで公社の道路で差し支えないはず」と存続を求めた。議員側は「債務を含め国に道路を引き取ってもらえないのか」と解散の可能性に迫った。
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