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仙台・宮城・陸奥

280荷主研究者:2009/06/14(日) 15:14:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090428t12016.htm
2009年04月28日火曜日 河北新報
東北一円に商圏拡大 仙台のアウトレット2施設

仙台市郊外のアウトレット駐車場。休日になると東北各県のナンバーが並ぶ

 仙台泉プレミアム・アウトレット(仙台市泉区)が昨年10月16日に開業してから、半年が経過した。同じ仙台市内で9月にオープンした三井アウトレットパーク仙台港(宮城野区)と競い合う形で、集客範囲は東北一円に広がりつつある。「高速道1000円乗り放題」や高速バス路線新設などの追い風が吹き、「より遠方の顧客を取り込む」と商圏拡大の流れを加速させる構えだ。隣県の百貨店や商店街は、アウトレットの吸引力に危機感を強めている。(報道部・酒井原雄平)

<売り上げ想定通り>
 泉アウトレットの加藤健太副支配人は、開業半年の手応えを「手探りのスタートだったが、ほぼ想定通りの売り上げ」と分析。「扱う商品の良さを理解してもらうには数年かかる。時間をかけて地域に浸透したい」と、長期戦を見込む。

 三井アウトレットは「両方の施設を訪れる客が多く、良い形でのライバル」と泉アウトレットとの相乗効果についても強調する。

 二つのアウトレットには、週末を中心に県外からのレジャー客の増加が目立っている。

 泉アウトレットは「平日は宮城と仙台ナンバーが7、8割だが、休日や祝日になると他県ナンバーが半分か、それ以上を占める。遠方の客は買う物を決めてから来るので、購入意欲が旺盛だ」と分析する。

 三井アウトレットは、自動料金収受システム(ETC)を利用すると1000円で高速道が乗り放題になる割引が3月末に始まった効果を指摘し、「駐車場に青森や秋田のナンバーの車が目立つようになった」という。

 アウトレット開業に伴う人の流れの変化は、隣県の交通網にも影響が出ている。岩手県交通(盛岡市)は今月18日から、岩手県一関市と泉アウトレットを直接結ぶ高速バスの運行を始めた。1日1往復で料金は片道1300円。「日帰り買い物客の需要が見込める」と、ドル箱路線化へ期待を寄せている。

<顧客の5%が流出>
 アウトレットの商圏拡大の動きに、最も危機感を強めるのが仙台市の隣、山形市の商業関係者だ。同市の老舗百貨店の大沼は「二つのアウトレット開業に伴い顧客の5%(来店者ベース)が流出した」と見積もる。30、40代のマイカー利用者を中心に顧客が流れたとみている。

 仙台市中心部では、昨年8月にファッションビル「パルコ」もオープンした。山形市七日町商店街振興組合は「バスや電車を利用する若者のファッション関係の需要は、むしろパルコに奪われる可能性がある」と語り、市郊外のアウトレットとの二重の影響に警戒を強める。

 一方で青森、岩手両県の百貨店は「目に見える変化はない」(青森市・さくら野東北)、「開業直後は意識したが、客層の重なりは少ない」(盛岡市・川徳)と強気の姿勢だ。

 だが実際に、危機意識を感じる個人商店主らは増えている。盛岡市商店街連合会は、泉アウトレット開業の2カ月後、両アウトレットを視察した。連合会に所属する商店街振興組合の一つは「仙台の商店街はかなり打撃を受けているだろう。われわれも対岸の火事ではない」と話している。

 開業後初となるゴールデンウイークの客足は―。将来的な集客動向を占う意味からも、東北各県の商業関係者が注視している。


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