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仙台・宮城・陸奥

277名無しさん:2009/06/05(金) 20:04:56

HV車取り組み期待 とうほく自動車産業集積連携会議

環境対応車への期待感が熱っぽく語られた「とうほく自動車産業集積連携会議」の会場


 山形市のホテルで4日に開かれた「とうほく自動車産業集積連携会議」では、公的助成なども背景に販売が伸びるハイブリッド車(HV)などに対応する取り組みの強化が打ち出された。参加者からは環境対応車への期待とともに、自社技術の向上や低迷する自動車市場の見極めを課題とする声も上がった。(1面に関連記事)

 総会では東北の自動車産業の拠点化に向けてHV、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(pHV)といった次世代車向けの技術開発に力点を置く行動指針が決まった。

 伊藤電子工業(山形県寒河江市)の伊藤克哉事業推進本部長は「これまでにない明るい話だ。次世代、次々世代車になると、電子制御の部分がより大きくなる。ビジネスチャンスが広がるのでは」と意欲を見せる。

 東北のものづくりの潜在力に対しては、メーカーの期待度も高い。トヨタ自動車東北(宮城県大和町)の杉山正美社長は「次世代技術を考えていく方向は間違っていない。6県が連携した部品開発に期待したい」と話した。

 自動車産業への参入には、高度な技術力が求められる。地域の製造業者にとっては、厳しい経営状況の中で自社技術をどう引き上げるかが大きなテーマになる。「環境対応車は大きな可能性を持っている」とした三興電子工業(青森県十和田市)の小松崎寿志社長は「技術力の向上が課題だ。研究を重ね、レベル向上に取り組みたい」と語った。

 非正規社員を削減した日ピス福島製造所(福島県川俣町)の田村武司副工場長は「低燃費を目指すメーカーの要求は多く、コスト面をどうクリアするかなど課題は多い」と指摘した。

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が1日に経営破綻(はたん)したばかり。先行きが不透明なままの自動車市場の動向をどう見極めるかも課題だ。エムテックスマツムラ(天童市)の長谷川征男副社長は「GMの国有化などでマーケットの地図は変わる。自動車産業は厳しいが、知恵を絞る時だ」と見据える。

◎再発明の時代が到来/電子産業集積、東北は重要=トヨタ自動車 増田義彦常務

 トヨタ自動車の増田義彦常務は4日、山形市内であった「とうほく自動車産業集積連携会議」で講演し、環境対応車など次世代の自動車開発の必要性を訴えた。「今後の自動車を支えるのはエレクトロニクス分野だ」と述べ、電子産業が集まる東北地方に強い期待感を示した。
 講演要旨は次の通り。

 自動車は、石油の需要増と連動して技術発展を遂げ、生活必需品になった。二酸化炭素(CO2)排出量の低減、交通事故の減少など、現代の自動車に求められる課題は多い。今、新しい自動車を再発明する時代が来た。100年前より、はるかに難易度の高い技術力が求められている。

 自動車産業全体を見渡すと、まだまだ成長の見込みはある。日米欧の需要は成熟期だが、新興国の普及はこれからだ。大量普及する前に、環境問題に対応する車を造る必要がある。

 トヨタは「小型化」「軽量化」を追求している。初代プリウス以降、ハイブリッド車12種で累計180万台を販売した。技術を極め、車種をさらに充実し、2010年代の早い時期に年間100万台の販売を目指している。

 現在、電気や水素など多様な燃料の研究が進んでいる。将来は近距離で使う車の燃料は電気、比較的大きな車は水素など、移動の目的に合わせて、すみ分ける時代が来るだろう。必要な技術の領域は急速に広がる。産学連携が重要だ。

 東北地方は電子機器の開発環境がいい。今の自動車は高度に電子化されている。車全体の経費に占める電子部品の割合は10年前が20%、今は30%ほど。先端を行くハイブリッド車は50%に達する。エレクトロニクス分野は今後ますます重要になる。だからこそ東北への期待は大きい。

 厳しい経済状況を乗り越え、新しい自動車を発明できれば、自動車産業には新しい未来が開けてくる。


2009年06月05日金曜日


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