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仙台・宮城・陸奥
255
:
荷主研究者
:2009/05/04(月) 02:05:41
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2009/03/20090331t12018.htm
2009年03月31日火曜日 河北新報
セントラル自の生産ライン製造 栗原の工場に集約
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栗原市若柳の宮城工場(右)隣に完成したテント工場
トヨタ自動車の車体生産子会社で宮城県大衡村に新本社・工場の建設を進めているセントラル自動車(神奈川県相模原市)は、生産設備を造る同社中津工場(同県愛川町)を3月末で閉鎖し、生産設備の製造部門を栗原市の宮城工場に集約することが30日分かった。生産の効率化が目的で、敷地内には新工場棟がほぼ完成。大衡村の新本社・工場に導入する生産設備の製造も担う。
生産設備関係は現在、本社に設計部門を置き、製造は宮城、中津の両工場とタイ、中国の生産子会社が担っている。当初計画では、新本社・工場の稼働後の2011年に宮城工場に集約する予定だったが、世界的な不況で生産量が激減。分散製造はコスト高と判断し、前倒ししての集約を決めた。
新工場は耐火シートを屋根や壁面に使ったテント工場(床面積約3000平方メートル)で、建設費は約3億円。中津工場の社員34人全員が異動し、4月から64人体制とする。本社内の設計・管理部門も宮城工場に移す方針で、異動人員は最終的に200人規模になる見通しだ。
宮城工場では当面、新本社・工場向けの生産ラインを造る。テント工場で試運転もして精度を高めた上で、10年から新本社・工場に移す。
セントラルは新本社・工場を「コンパクト車の最先端工場」と位置付けている。このため同工場の生産ラインはトヨタ本体が使用するラインも参考に、生産量や車種の変更に柔軟に対応できる効率の良い設備とする考え。セントラルの生産設備は溶接ライン関連を中心に、全世界のトヨタグループ工場で採用されるなど、高い技術力が評価されている。
セントラルは「宮城工場が造る生産ラインは、わが社の車づくりの心臓部。トヨタ本体にも導入されるようなラインにしたい」としている。
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