したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

仙台・宮城・陸奥

2354荷主研究者:2015/11/28(土) 21:08:48

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151105_11011.html
2015年11月05日木曜日 河北新報
<東西線>協働活動 広がり欠く

決起集会でWEプロジェクトの意義を話す志伯さん=2日、仙台市青葉区

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(4)市民参加

 地下鉄は単なる交通手段ではない。開業を弾みに、新たなまちづくりの推進力にしたい。

 こんな発想から仙台市は、東西線の開業PRに市民参加を掲げた。柱とした事業が「WE(ウィー)プロジェクト」。東(East)と西(West)の頭文字をつなぎ、「私たち(We)でつくる地下鉄に」との願いを込めた。

<養成講座を展開>
 2日夜、プロジェクトの決起集会が市内であり、開業の盛り上げを図る沿線各地の活動が報告された。集まった約250人がまちの未来に期待を寄せた。

 先導してきたのは仙台市出身のクリエーター志伯健太郎さん(40)やコピーライター、建築家ら6人。昨年の始動以来、市民プロデューサーや市民メディア隊養成講座を展開してきた。まちづくりの若手リーダーを育てる狙いもあり、奥山恵美子市長が重視する市民協働の理念がうかがえる。

 プロジェクトは沿線の街歩き撮影会や東西線をテーマとしたドラマ制作などに結実したが、開業前PRの難しさを差し引いても、市民の幅広い層に浸透したとは言い難い。

 「意識の高い若者が夢中になった印象で、地元からすれば何がなんだかという感じ」。沿線で長年、まちづくりに取り組む人からはそんな声も聞かれる。

 当の志伯さんは「市長からのミッションは『地下鉄に市民参加を』だった」と振り返り、こう打ち明ける。「人とまちの絆を強くする意義は大きかったが、テーマは地下鉄でなくてもよかった面がある」

<新提案に待った>
 計画の大枠は広告代理店電通東日本(仙台市)が主導。市は2年間で事業費計2億6000万円を実行委員会経由で拠出した。

 市市民局の白川由利枝担当局長は「こんなにお金を掛けたのにという思いはあるが、107万市民に一気には広がらない。開業後が本番だ」と率直に語る。

 民間事業者との関わりでも、お役所仕事ととられかねないことがあった。

 地下鉄南北線の一部駅で7月に先行導入した駅業務の民間委託。受託した警備業セノン(東京)が提案した乗客向けの傘の無料レンタルサービスについて、交通局が「一部での実施は混乱を招く」と待ったをかけた。傘のレンタルは結局、予定より3カ月遅れて10月に始まった。

 駅業務の民間委託は東西線の全13駅中9駅で行う。民間ならではのサービスがどう提供されるかは不透明だ。各駅周辺の企業や団体に呼び掛けた副駅名の命名権売却も、公募開始が開業直前の9月下旬にずれ込んだ。

 市の佐藤清交通事業管理者は「横一線の意識や慎重さが組織内にあるのかもしれない」と腰の重さを認める。東西線の成功には市民、民間の協力が欠かせない。利用者重視の姿勢が求められる。

[WEプロジェクト]仙台市が2014年3月に始めた。沿線活性化に取り組む人材を育てる「スクール」、沿線情報を映像で発信する「チューブ」、映像取材の機材を集めた「スタジオ」の3本柱で構成。スクールは14年10月〜ことし3月にあり、約80人が受講した。クリエーターらが企画を立案し、地元の経済・NPO関係者らが実行委員会を組織し運営している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板