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仙台・宮城・陸奥

2351荷主研究者:2015/11/28(土) 21:07:25

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151101_12012.html
2015年11月01日日曜日 河北新報
<東西線>開発熱 際立つ温度差

新しい街の玄関口となる荒井駅=10月29日、仙台市若林区

◎結ぶ・切り拓く-開業まで1カ月(1)二つの起点駅

 仙台市地下鉄で2路線目となる東西線の開業が12月6日に迫った。杜の都の東西13.9キロを26分で結び、既存の南北線と合わせて十字の軌道系交通軸が完成する。東西線計画が1979年に公式提案されてから36年。2000億円超を投じた事業は、東日本大震災からの復興途上にある仙台の街をどう変えるのか。(報道部・熊谷吉信)=5回続き

<想定人口7500人>
 仙台市内有数の田園地帯が新たな副都心に生まれ変わろうとしている。

 地下鉄東西線で東の起点となる荒井駅(若林区)エリア。仙台駅までバスで約30分かかっているのが、東西線開業後は14分に短縮される。利便性の向上で注目度が急上昇した。一帯は開発ラッシュだ。

 駅が立地し、区画整理事業で誕生した荒井東地区では、住宅メーカー大手の大和ハウス工業(大阪市)がホールやホテルの大規模開発を計画。来春にはスーパーを中核とした複合商業施設を開業させる。警察署や福祉施設も開設予定で、新たに街が切り拓(ひら)かれつつある。

 荒井東土地区画整理組合によると、分譲した一戸建ては全130区画が完売した。金子信也事務局次長は「駅前整備がさらに進めば、仙台の東の拠点になる」と期待する。

 先行する荒井東に続き、荒井南、荒井西の両地区でも区画整理で新たなまちづくりが進む。3地区の想定人口は計約7500と宮城県色麻町(7292人)や女川町(6930人)に匹敵する。

 建物込みの価格は4000万〜5000万円。子育て層の引き合いが強い。西地区で分譲を手掛ける東北ミサワホーム(仙台市)の担当者は「以前なら考えられない荒井での大規模分譲が、東西線で可能になった。来年までに全区画売り切る」と自信を見せる。

<「最後の好機」>
 対照的に西の起点、八木山動物公園駅(太白区)周辺では目立った動きは見られない。古くからの住宅団地で住民の高齢化が進行。交通の不便さなどがあり、かつては多かった大学生もめっきり減ったままだ。

 市は2010年、駅周辺に大型商業施設を立地できる用途変更をもくろんだが、住民の反発が強く断念。市の担当者は「環境を変えたくない思いが住民に根強かった」と振り返る。

 東西線開業に伴い、駅と太白区長町などとを結ぶアクセス道路が整備される。地元まちづくり研究会の八木充幸部会長は「人が出て行くストロー効果になりかねない。一番怖いのは何も変わらないこと。東西線は地域再生の最後のチャンスだ」と語る。

 好機を生かす新たな模索は始まっている。東北工業大の福屋粧子准教授は八木山動物公園駅周辺に学生を呼び戻す取り組みを構想する。老朽マンションを学生向けに生まれ変わらせるリノベーション事業を、まちづくりグループ「やぎやま地域デザイン研究所」と計画中だ。

 「若者が再び多く暮らすことで街が変わる」。福屋准教授は東西線開業後の可能性を強調する。


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