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仙台・宮城・陸奥
2349
:
荷主研究者
:2015/11/15(日) 15:44:31
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151031_11025.html
2015年10月31日土曜日 河北新報
<仙台駅東>土地区画整理事業実質終了
仙台駅東第2地区の航空写真。1984年(写真上)当時は住宅密集地の様子がうかがえ、2014年(同下)では広い道路が交差しているのが目を引く
仙台市宮城野区鉄砲町や二十人町などを対象にした市の仙台駅東第2土地区画整理事業が実質終了し、完成記念式典が30日、現地であった。1960年度に着手し、3期に分けて進めてきた駅東の区画整理はこれで完了。住宅や商店が密集する下町の面影は消え、広い道路にマンションやビルが立ち並ぶ近代的な街に変貌した。
駅東で最後に区画整理を終えた第2地区は、仙台駅北東の東西1キロ、南北500メートルにわたる45.3ヘクタール。88年に事業を開始し10年間で終える予定だったが、住民の移転交渉などで難航し、ことし9月18日の換地処分終了までに28年を要した。総事業費は758億円。
太平洋戦争で空襲を受けた仙台駅西側に対し、東側は戦災を免れ、戦後も古くからの街並みが残った。市は土地の高度利用や防災機能の強化を目指し、一帯の大規模区画整理を段階的に実施した。1期は60〜90年度の新寺小路地区で、2期が73〜96年度の宮城野通を中心とした第1地区。
式典は宮城野区のホテルメルパルク仙台であり、約100人が出席。奥山恵美子市長は「ハード整備だけでなく、人々のぬくもりがあって本当の街になる。新たなまちづくりのスタートの日にしたい」と述べた。
地権者で区画整理審議会の熊谷慶二会長(74)は「事業は本当に長かった。亡くなった地権者も喜んでいるはず」と振り返った一方、「大規模マンションと駐車場が目立つ街になったのは予想外。今後は魂の入った市民に愛される地区を目指したい」と話した。
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