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仙台・宮城・陸奥

2273荷主研究者:2015/08/08(土) 22:21:44

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150726_11021.html
2015年07月26日日曜日 河北新報
<新生仙台の針路>経営見通し 不透明さ残る

車両基地に搬入される地下鉄東西線の車両。開業準備が加速している=14日、仙台市若林区

◎仙台市議選(2)東西線

<新たな街が出現>
 仙台市地下鉄東西線の12月開業まで5カ月を切った14日、若林区の荒井車両基地に真新しい銀色の車両が運び込まれた。全15編成60両が勢ぞろいし、開業準備がまた一歩進んだ。

 基地に隣接する荒井駅は東西線の東の起点。開業に合わせた区画整理が一帯で進み、新たな街が姿を現しつつある。

 「近い将来、泉区泉中央と並ぶ人気エリアになる」

 トヨタホームとうほく(仙台市)の担当者は荒井の未来に強く期待する。地区で売り出した平均4000万円台の一戸建てや宅地約100区画は既に8割が売れた。引き合いの強さを実感しているという。

 鉄軌道の空白域に地下鉄を通し、既存の地下鉄南北線と合わせて縦横十字となる交通軸を敷く。新駅エリアで活況への期待が高まる一方、負の影響を受ける市民も少なくない。開業に伴いバス路線が再編され、便数が大幅に減るからだ。

 市内各地から中心部までバス1本で行けたのが、東西線との乗り継ぎが基本になる。若林区では、市中心部を経由し東北大病院まで行く路線が1日3本に減る地区もある。

<バス再編 影響も>
 同区木ノ下の女性(87)は「中心部での買い物もバスなら手軽に行けたのに、地下鉄は駅の上り下りが大変。きめ細かく停車するバスを残してほしい」と訴える。

 市民の足の再編が交通弱者にどう影響を与えるのか。市公共交通推進課は「東西線でどう人が動くか予想できない面もある。バス路線も開業後に再検討したい」と語る。

 市が「都市交通の主役」と期待する東西線の経営見通しも不透明だ。乗降客数の見込みは1日8万人。開業後5年は毎年2.96パーセント、次の5年は2.80%ずつ伸びると予想する。11年目以降は減少に転じるものの、24年目の2038年度には累積赤字の解消を見込む。

 しかし、市が描くシナリオは、南北線開業後の実績を基に将来の人口推計を加えた内容。そもそも沿線の人口集積が異なり、バブル経済真っただ中の1987年に開業した南北線の情勢とは大きな差異がある。

 「過大な数字ではない」と市交通局は説明するが、収支計画の根拠としては心もとない。

 市民参加で東西線を盛り上げる「WEプロジェクト」はキャッチフレーズで「地上を明るくする、地下鉄をつくろう。」とうたう。東西線開業は街に明るい展望をもたらす起爆剤となるのかどうか。総事業費2298億円を投じた巨大事業の成果が問われる。(熊谷吉信)


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