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仙台・宮城・陸奥

2228荷主研究者:2015/06/26(金) 22:44:39

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150527_13016.html
2015年05月27日水曜日 河北新報
<仙石線全線再開>駅中核に未来像描く/(2)まちづくり/人口流出に歯止めを期待

完成した野蒜駅(左奥)。集団移転団地では仙石線全線再開後も造成工事が進むことになる=東松島市

<3度目の前倒し>
 ひっきりなしにダンプカーが行き交う横で、ロードローラーが地面をならす。30日のJR仙石線全線再開まで約1週間に迫った22日、東松島市の東名地区。高台に新設された東名駅へ通じる道路の工事が急ピッチで進む。

 東日本大震災の津波で被災した東名、野蒜両駅は、市の防災集団移転団地「野蒜北部丘陵地区」に移設された。高台を切り崩した団地には一戸建て用地278区画、災害公営住宅170戸が整備される。市内で最大規模の移転団地だ。

 宅地の引き渡し開始は2016年7月。来年になってやっと、まちづくりは本格化する。阿部秀保市長はその核を担う駅舎、鉄道の重要性を強調して言う。

 「しばらくは住民が住まないところを列車が走る。心苦しさはあるが、人口流出に歯止めをかけるには、一日でも早い鉄路復活が必要だった」

 仙石線の全線再開の時期は当初、16年3月だった。それが15年10月、同6月、5月30日と順次前倒しとなった。JR側の復旧歩調が加速し、団地では全線再開後も造成工事が続く。

 地区住民がまちづくりを考える野蒜北部丘陵振興協議会の斉藤均会長(67)は「仙石線は広域インフラであり、開通が早まるのは良いこと」と理解を示す一方、住民がいない駅周辺の、とりわけ夜間の防犯体制が課題だという。

<農地転用を要望>
 団地には将来、野蒜小と宮戸小の統合による宮野森小が開校する。仙石線沿線には商業施設が進出予定。野蒜駅周辺には市民センターと観光物産交流センターの一体型施設ができる。

 住民らはまちの未来像を真新しい野蒜駅を手掛かりに描くことになる。

 震災後、人口が急増した石巻市内陸部の蛇田地区。商業施設が集積し、災害公営住宅や大規模な集団移転団地の整備が進む。

 近くには16年3月、仙石線の新駅「石巻あゆみ野」が開業する。陸前赤井(東松島市)-蛇田(石巻市)間に設置され、新しい「石巻の玄関口」として期待される。新駅北側には駅前広場などの付帯施設の整備が計画されている。

 市街化調整区域で農地が広がる南側にも注目が集まる。津波による被災と農家の高齢化で、耕作されていない農地も多い分、新たな活用法を求める動きが出ている。

 「宅地造成などの土地区画整理事業ができる市街化区域に編入してほしい」。地権者らは2月、こう市に要望した。

 全線再開を果たす仙石線。移設や新設される駅周辺で、まちづくりのつち音が大きくなっている。


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