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仙台・宮城・陸奥

184荷主研究者:2008/12/31(水) 22:44:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/12/20081227t12017.htm
2008年12月27日土曜日 河北新報
仙台・オフィスビル空き室率上昇 陰で賃料値引きも

 仙台市でオフィスビルの空き室率が上昇を続けている。数年前のミニバブルの中で着工したビルが、バブルがはじけた今になって続々、完成。空き室率の悪化は供給過剰が原因とみられている。このため一部では賃料の値引きも始まっているという。景気の急速な悪化によるオフィス需要の減退も加わって、ビルオーナーからは「空き室がどうにも埋まらない」と悲鳴が上がっている。(報道部・須藤宣毅)

<過去最悪に迫る>
 JR仙台駅東口の8階建て新築オフィスビルで11月下旬、内覧会が開かれた。貸主は、デベロッパーのランド(横浜市)。同社は付近でも14階のビルを建設中で、「開発着手前から、市況悪化は予想していた」と営業の厳しさを覚悟している様子だ。

 ビル仲介業の三鬼商事によると、仙台市のオフィスビルの平均空き室率は今年4月末現在で10.18%と2006年2月以来、2年2カ月ぶりに2けた台を記録。9月末には12%ちょうどと3年8カ月ぶりの水準にまで悪化した。11月末は12.40%で過去最悪の04年の13.69%にじりじりと迫っている。

 全国と比べても仙台市の水準は悪い。大都市圏の11月末現在の平均空き室率は東京4.56%、名古屋8.54%で、厳しい景況が続く札幌も10.08%と仙台を2ポイント以上も下回る。

<入居わずか3割>
 空き室率を押し上げている直接の原因は、新築ビルの不振。既存ビルは前年同期比1.91ポイント増の10.32%に対し、新築は35.26ポイント増の45.73%と空き室が半分近い。今春の完成ながら70%が空き室というビルもある。

 背景にあるのはオフィスビルの建設ラッシュ。「ここ数年、仙台市に不動産ファンドマネーが流入し、ビルなどを再開発して売却する不動産流動化事業が活発化した」(不動産コンサルタント)。建て替えも重なり、三鬼商事によると今年だけで990平方メートル以上の比較的大きいオフィスビルが市内で14棟も完成した。

 今やミニバブルははじけ、景気の急速な悪化とともにオフィス需要も減衰気味。今年8月、JR仙台駅直結の1等地に開業した地上19階の「仙台マークワン」も例外ではない。仙台パルコの入居で注目を集めたが、オフィス部分の入居率は3割にとどまる。

<来年は7棟追加>
 同ビルの管理運営会社会長で、仙台ビルディング協会の佐々木正一会長は「オーナーは既存ビルも含め耐震性向上、安全対策、IT化に金をかけている。賃料を上げたいのを経済情勢から抑えているが、それでも埋まらない」と嘆く。

 仙台市の平均賃料は11月末現在、3.3平方メートル当たり9337円。新築が増えたにもかかわらず、1年前の水準と変わらない。業界関係者は「賃料が表に出ない形で、個別交渉での値引きも始まった」と言う。

 仙台圏に進出予定の一部工場が着工を延期するなど、景気悪化が深刻さを増す中、新築ビルは09年に7棟が加わる。10年には東北一の高層ビルとなる「仙台トラストタワー」など2棟が完成する予定だ。三鬼商事仙台支店は「新規供給はしばらく続き、需要はさらに緩むかもしれない」とみている。


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