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仙台・宮城・陸奥
1594
:
荷主研究者
:2012/08/15(水) 09:59:38
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120726t11013.htm
2012年07月26日木曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線利用者、予測3割減 1日8万人に修正
仙台市は25日、2015年度開業を目指し建設を進める市地下鉄東西線(動物公園−荒井駅、全長14.4キロ)について、1日当たりの利用者を当初予測の11万9000人から3割減の8万人に下方修正した事業の再評価結果を公表した。予測修正に伴い、単年度黒字の達成は、1年遅れの開業10年目(24年)、累積欠損の解消は4年遅れの24年目(38年)になった。
市は03年、国の鉄道事業許可を受けた際、開業時の人口を107万6000人と見込んで需要を予測した。今回は、少子高齢化の進展を考慮し、推計人口を105万1000人に修正した。
全13駅沿線の推計人口は、当初の35万3000人から8.6%減の32万2000人に減少。動物公園駅(太白区)を整備する八木山地区の人口減が特に進むと予想した。
一方、東日本大震災で被災した市東部沿岸地区の住民の多くが荒井駅(若林区)周辺に移転し、利用しやすくなるとして、荒井地区の利用者数は数百人増と見込んだ。
景気低迷によるビジネスマンらの移動距離の減少など社会情勢の変化も考慮し、利用者数の減少を算定した。
事業費は経費節減を実現する新技術導入などで437億円圧縮し、2298億円と見込んだ。事業効果を計る国の基準に「快適性」「定時性」など新たな指標が加わったことで、費用と効果の比率「費用便益比」は1.62から1.59の微減にとどまった。
市交通局東西線建設本部管理部の鈴木昭部長は「社会情勢の変化に基づき算定した結果で、当初の見込みが甘かったとは思わない。事業効果を高めるため、人件費抑制などに努める」と話した。
再評価は前年度中に行う予定だったが、震災の影響でずれ込んだ。結果は8月9日に開かれる市公共事業再評価監視委員会で示し、同月中に国へ報告する。
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