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仙台・宮城・陸奥
1568
:
荷主研究者
:2012/07/08(日) 14:28:52
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120614t15027.htm
2012年06月14日木曜日 河北新報
旧金属博物館解体へ 震災で損傷復旧困難 仙台
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20120614006jd.jpg
解体が決まった旧金属博物館
かつて金属をテーマにした世界唯一の展示施設として開設された旧金属博物館(仙台市青葉区荒巻)が取り壊されることになった。博物館閉館後の2004年に企業の研究拠点に生まれ変わったが、東日本大震災で再び閉鎖に追い込まれていた。損害の激しさから、施設を所有するみやぎ産業振興機構(仙台市)が復旧は困難と判断した。
旧博物館は鉄筋2階、延べ床面積約1140平方メートル。日本金属学会(仙台市)が1975年に学会付属博物館として建設した。03年の閉館に伴って機構が建物を取得し、企業向け研究施設「あおばインキュベーションスクエア」に改修、使用していた。
震災では、内壁や外壁のガラスが崩落するなどの深刻な被害が発生。復旧策を探ったものの利用率の低迷もあって、昨年秋に断念した。解体時期は未定で、入居中だった2社は既に撤退しているという。
機構は今後、ソニーが多賀城市内に設けた研究拠点「みやぎ復興パーク」などで企業育成を進める考え。博物館を運営していた金属学会は「取り壊しは残念だが、損害を考えれば仕方がない」と話している。
旧金属博物館は、金属材料や考古資料など約1万点を収蔵。ピーク時の入場者は年間約1万人に達し、閉館まで約12万人が訪れた。資料は東北大に無償で譲渡された。
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