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仙台・宮城・陸奥

127荷主研究者:2008/11/17(月) 00:15:00

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080930t11001.htm
2008年09月30日火曜日 河北新報
広域仙台圏の副拠点へ 名取市あす市制50周年

東部上空から見た名取市。奥が旧中心市街地。仙台空港アクセス線(中央)沿線では臨空都市開発が急速に進んでいる

熊野神社に伝わる熊野堂舞楽

貞山運河では7月、小舟で巡る催しなどが行われた

 宮城県名取市はあす10月1日、市制施行50周年を迎える。仙台市の南に隣接し、仙台空港や鉄道など恵まれた交通網を生かして発展を続けてきた。東の海浜部、西の丘陵地には豊かな自然も残る。目指すのは人間と自然が共生する「元気な都市(まち)・名取」。半世紀の節目を機に「広域仙台圏の副拠点都市」として新しい一歩を踏み出す。

 1955年、増田、閖上の2町と、下増田、館腰、愛島、高舘の4村が合併し、名取町が発足した。3年後の58年10月、市制施行により名取市が誕生。当時の人口は3万3000人台だった。
 60年代半ばから仙台市のベッドタウンとして、西部丘陵地を中心に大型団地開発が進み、人口は急増した。現在は合併時の倍以上、約7万人に達している。

 最近は仙台空港を活用した臨空都市開発が目覚ましい。2007年3月開業の仙台空港アクセス線杜せきのした、美田園の両駅周辺では、2つの土地区画整理組合が「なとりりんくうタウン」のまちづくりに取り組む。
 イオンモール名取エアリなど大型商業施設が相次いでオープンし、県総合教育センター(仮称)の建設も予定される。計画人口6500人の新市街地に期待が集まる。

 市は重点施策として産業振興を掲げる。地元雇用の場を増やして若者の定住を促そうと、07年3月に企業優遇制度を拡充、市南西部の愛島西部工業団地への企業誘致に力を入れている。
 同工業団地は製造・物流関連の15社が操業、用地取得しているが、事業用地が最大4ヘクタール規模と狭いため、市は新たな工業用地整備の必要性について検討を始める。

 合併時から名取の顔だったJR名取駅周辺の旧市街地再生も重要課題の一つ。市は住民や商工会関係者でつくる名取まちづくり会社とともに中心市街地活性化基本計画の内容を詰めている。新図書館を核とする複合交流施設建設などが計画の柱として検討されている。

◎輝く文化遺産と自然

<熊野堂舞楽/世襲で受け継ぐ>
 名取市には史跡や文化遺産が数多く残る。
 中でも西部の高舘地区にある熊野本宮社、熊野神社、熊野那智神社の名取3社は、中世東北の熊野信仰の拠点として知られる。熊野神社が全国に3000社ある中で唯一、高舘地区だけは3社が独立してまつられている。熊野神社では「社家」と呼ばれる7軒の家が代々、世襲で熊野堂神楽と舞楽を受け継ぐ。県指定文化財の舞楽は門外不出とされ、年に1度、春例祭でしか舞われない。

 昨年秋に初めて、熊野信仰発祥地の一つ、和歌山県新宮市の熊野速玉大社に熊野堂舞楽が奉納された。信仰を通じた交流が縁で名取市は10月8日に新宮市と姉妹都市締結する。

<貞山運河/伊達政宗が開く>
 東部の閖上地区には日本最長の貞山運河が流れる。石巻市まで続く全長49キロの運河は、仙台藩主伊達政宗が建設を命じた。中でも閖上を流れる水路「木曳堀(きびきぼり)」は最も古い。今もアサリ漁やシジミ漁が行われる生活用水路として親しまれている。

 小舟で運河を巡るイベントなども活発。流域7市2町とNPOでつくる「貞山運河の魅力再発見協議会」(事務局・名取市)は、運河による観光振興を図ろうと、マスタープランづくりを進めている。


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