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仙台・宮城・陸奥
1084
:
荷主研究者
:2011/03/20(日) 14:12:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110303t13039.htm
2011年03月03日木曜日 河北新報
廃止後35年、仙台市電の枕木撤去へ あすから緊急工事
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110303014jd.jpg
路面を沈下させる枕木の撤去が行われる国道45号=宮城野区原町3丁目付近
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20110303013jd.jpg
現場近くを走行していた1976年当時の仙台市電(庄子さん提供)
1976年に廃止された仙台市電の枕木が地下に埋まったままになっている宮城野区の国道45号で、路面沈下の恐れが出ている。東北地方整備局仙台東国道維持出張所は、改修の優先度が高い危険箇所を特定し、4日から緊急に工事を行う。関係者は「市電の敷設物の影響に伴う工事は、最近では珍しい」と驚いている。
改修するのは、JR仙石線陸前原ノ町駅(宮城野区)近くの156メートル。掘り起こして地中にある枕木を撤去する。工期は25日ごろまでを予定している。
出張所によると、昨年6月ごろ、深さ約5センチの小規模な陥没が2カ所で見つかった。7月に舗装の一部をはがして調べたところ、地下の枕木が腐敗して路面を沈下させたことが判明した。
枕木の腐食が進み、一部で「表面が波打っている状態」(担当者)という。「放置すれば路面沈下が起きて、重大な事故を起こしかねない」として費用約800万円をかけ、大規模な改修工事に着手することを決めた。
工事は上下4車線すべてを改修する。時間は午後9時から翌日の午前6時まで。期間中、車線の減少などの交通規制を行う。
市電を運行した市交通局などによると、76年の市電廃止後、市はレールと枕木を撤去せず、アスファルトで埋め固めた。その後、路面の亀裂などで露出したレールは撤去したが、枕木はそのまま残っている。
2007年4月には市道の拡幅工事をしていた青葉区花京院付近で約500本の枕木を発見。08年2月にもJR仙台駅近くの地下鉄工事現場から5、6本の枕木が見つかっているが、「枕木が原因で道路の改修が行われるのは初めてではないか」(市交通局)という。
現場近くで印章店を営む市電ファンの庄子喜隆さん(53)は「廃止後35年という節目の年に枕木の存在がクローズアップされることに驚いた。ガーデニングなどで活用されるケースが多いので、希望者に配ってはどうか」と提案する。
出張所は「撤去した枕木は、腐敗の状態を見た上で廃棄するかどうかを判断したい」と話している。
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