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仙台・宮城・陸奥

1002荷主研究者:2011/01/09(日) 14:31:57

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110101t32013.htm
2011年01月01日土曜日 河北新報
「部品現地調達8割超に」 セントラル自と関自工岩手

 トヨタ自動車の新美篤志副社長は河北新報社の取材に対し、宮城県大衡村で今月6日に稼働するセントラル自動車と、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)で使う部品に関しては「8割以上を現地調達したい」と述べ、地元との取引拡大に意欲を示した。東北に自動車開発を委ねる考えにも言及した。関自工岩手での生産が見込まれる小型ハイブリッド車(HV)について「いずれ両工場で生産することになるだろう」として、将来はセントラルで製造する見通しも語った。

 ―トヨタは東北を「国内第3の生産拠点」と位置付ける。

 「中部、九州に次ぐ拠点としてコンパクトカー生産を担ってもらう。北海道で製造している変速機を含め、最低でも8割以上を地元調達したい。中部で生産している駆動系、電子系の基幹部品もいずれ東北、北海道に移管する」
 「地元企業の参入ハードルを下げるため(あらかじめ)部品総量の1割程度を地元に託し、少しずつ比率を高めることも考えられる。部品製造だけでなく、複数の部品を組み上げる工程も東北で行うつもりだ」

 ―延期している宮城県へのエンジン工場新設の見通しは。

 「生産能力に余剰感があり、5年以内の工場稼働は難しい。国内生産台数が回復し、開発中の新型エンジンが完成した時が投資のタイミングになる。現在は基礎研究を行っている段階だが、実現まで10年はかからないと思っている」

 ―東北での生産台数の目標は。

 「当面は(2工場がフル稼働となる)年間50万台を目指す。生産台数を伸ばすだけでなく、東北で製造する自動車の開発も現地に委ねる。関自工が2009年に岩手工場内に設置した開発拠点『開発センター東北』を核に、部品開発と同時に地元からの調達策を探る」
 「将来的に小型HVを商品化すれば、東北がその製造拠点となる。関自工岩手、セントラル同時着手にはならないが、いずれ両工場で生産することになるだろう」

 ―国内製造業の空洞化が懸念されている。

 「少子高齢化が進む国内の需要は150万台水準が続く。輸出台数を増やして国内生産320万台を維持する。低迷している米国市場もいずれ復活する。韓国メーカーも急速に競争力を高めており、円高でも戦えるレベルの製造原価を実現することが必要だ」

 「世界市場でもコンパクトカーの需要が増えると予想しており、東北は輸出車製造の拠点として重要性が増す可能性がある。拡大する市場を制するため、技術分野での東北の潜在能力に大いに期待している」

 ―東北の産学官との連携は。

 「部品の軽量化といった技術的テーマで、東北の大学などとの連携をより深化させたいと考えている。トヨタにとって東北は新たな拠点。長期的視点で地域の皆さんに育ててもらいたい」

<にいみ・あつし> 名古屋大卒。71年トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。生産管理部長、愛知県内の元町工場長などを経て、04年取締役(専務待遇)就任。09年6月から現職(生産企画、生産技術、製造担当)。愛知県出身。63歳。


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