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芸術・美術・音楽

494チバQ:2015/03/17(火) 22:33:57
http://www.sankei.com/world/news/150317/wor1503170018-n1.html
2015.3.17 10:30
【イスラム国】
石像破壊は「やらせ」だった! 石膏製の偽物をこなごな、本物は密売し資金源に

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イスラム国がネット上で公開した、モスル博物館でメソポタミア文明の石像を破壊したとする映像。石膏で作られた偽物を破壊する“やらせ映像”だったことが判明した(ロイター)
 イスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」がイラク北部モスルの博物館で古代の貴重な石像などを破壊する映像を先月下旬に公開したが、そのほとんどは石膏(せっこう)で作られた偽物だったことが分かった。イラク当局が映像を分析し、確認したという。イスラム国は、イスラム教で禁じられた「偶像」に当たるとして破壊したが、その裏では略奪した石像などの文化財を密売し資金源にしているとされる。偽物破壊の“やらせ映像”は、世界の注目を集める宣伝活動に加え、本物を密売するための偽装工作との見方が出ている。(SANKEI EXPRESS)

古代遺跡の責任者明言

 偽物の破壊は、ドイツの国際放送局ドイチェ・ヴィレが16日までに、イラク考古遺産庁の古代遺跡部門責任者、ファウジ・アル-マフディ氏の話として報じ、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などの欧州メディアも一斉に伝えた。

 それによると、マフディ氏は「映像で破壊されている(多数の石像などの)文化財はどれも本物ではない。いずれも石膏で作られたコピー(偽物)だ」と明言した。

 イラク国立博物館の学芸員が映像を丹念に解析し断定したという。国立博物館の責任者も「本物は博物館で保管されている」と語った。また、イスラム国が破壊したと主張したその他の文化財についても、他国の博物館などに所蔵されていることを確認したという。

 イスラム国が先月26日にネット上で公開したモスル博物館での破壊映像では、メンバーとみられる男たちが石像を台座から引きずり下ろしてハンマーや削岩機で粉々に打ち砕き、「これらの像に何十億ドルの価値があろうと、われわれにとっては無価値だ」などのナレーションが付けられていた。当初は博物館が所蔵していたメソポタミア文明の貴重な石像とされた。

 ただ、公開直後から「偽物ではないか」との指摘も出ていた。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)考古学研究所のマーク・アルタウィール氏は英公共テレビ局、チャンネル4に「簡単に壊れている。石膏で作られているからだ。内部に鉄の棒が入っているのが見えたが、本物にはそんなものはない」と語っており、こうした専門家の指摘が裏付けられた。

「偏狭的信仰の実践」宣伝

 イスラム国は破壊映像の公開を皮切りに、モスル近郊にある約3000年前のアッシリア帝国の「ニムルド遺跡」や、パルティア王国の交易都市で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている「ハトラ遺跡」を破壊したと伝えられた。イラク当局は「人類の遺産への攻撃だ」と強く非難。ユネスコのイリナ・ボコバ事務局長も「強い衝撃を受けた」との声明を出し、世界に衝撃が広がった。破壊行為は、世界の注目を引き、「偏狭的な信仰の実践」を宣伝することが最大の狙いとみられる。

 一方で、略奪した文化財の密売はイスラム国の資金源の一つになっており、考古学研究者はAP通信に対し、「(一連の破壊行為は)密売から目をそらすための偽装工作だ」と分析している。ただ、映像にはモスル博物館近くの遺跡にある紀元前7世紀、アッシリア帝国時代の翼を持つ雄牛の格好をした神の像を破壊する様子も写されている。イスラム国は、密売できない大型の石像などは本物を破壊しているとみられ、人類の歴史遺産が危機にさらされている状況に変わりはない。


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