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芸術・美術・音楽
483
:
とはずがたり
:2015/02/10(火) 12:37:39
>>482-483
朝日新聞は昨年8月、夕刊の1面を使って「ライブ会場2016年の変」という記事を打った。16年にライブ会場不足がピークになるという。上記に挙げた場所以外にも、さいたまスーパーアリーナが15〜16年度にかけて3〜4か月程度の閉鎖、横浜アリーナ、東京国際フォーラムもそれぞれ改修工事を予定、国立代々木体育館も来たる東京五輪に向けて床の強化工事を行なうため、一時的に閉鎖する可能性があるという。
■「米国におけるブロードウェイやラスベガスのように」でいいのか?
音楽のパッケージ産業が萎み、ライブ産業が規模を拡大していると言われる中で、ライブ会場の不足によって「ビッグネームの外国人タレントは極東ツアーから日本を外すかも」(朝日新聞)という判断が下されるのであれば痛い。昨年、ライブ直前に中止したポール・マッカートニーの日本公演は国立競技場で行なわれる予定だったが、その国立は既に解体工事に移っている。新国立競技場では維持費を確保するために、8万人規模の催事をコンスタントに行なうと表明しているが、20年以降にどれだけのアーティストがそこを使えるのか、甚だ疑問だ。
昨年、政府の知的財産戦略本部がまとめた「我が国の音楽産業の国際展開に向けて」では、このライブ会場の「2016年問題」に触れた上で、「我が国では観光客にアピールできる文化的な施設や場所は多数あるものの、分散して配置されているために、短期での海外旅行客を引き付ける魅力に乏しいとの指摘もある。米国におけるブロードウェイやラスベガスのように、エンタテイメントと文化発信の集積地を作ることで、世界の中での観光地としての東京の魅力を高める取組が必要であり、音楽産業はその中心的な役割を果たしていくことが期待される」としているが、とにもかくにも人を集める場所作りばかりに着眼が集中しており、音楽産業をどのように見定めているのか、疑問が残る。
■ホール会場の特性とは何か
東京の街がオリンピックに併せて、せわしく改まっていくことを真っ向から否定するわけではないけれど、一挙に様変わりしていくことへの寂しさはやっぱり募る。とりわけ、ホールでのライブが味わいにくくなるのは残念だ。こじんまりとしたライブハウスと、どでかいスタジアムの間に位置する2000人規模のホールは、一体感を損なわぬまま、客との距離をそれなりに作る「魅せるショー」を展開できる稀有な場所である。
「ハロー!プロジェクト」をはじめとしたアイドルグループや韓流スターのファンミーティングに中野サンプラザや日本青年館が重宝されてきたのは、そういったホール会場の特性と無縁ではないだろう。その受け皿がしばらくの間、不足することになってしまう。音楽市場が数年単位で激変を繰り返す中で、同タイミングでいくらかのライブ会場が閉鎖されるのは気がかり。取り越し苦労で終わることを願いたい。
テキスト:武田砂鉄
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