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芸術・美術・音楽

248チバQ:2012/05/23(水) 23:20:16
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001205230003
「縄文の女神」へ改称
2012年05月23日


長野県棚畑遺跡出土の土偶=文化庁提供


舟形町の西ノ前遺跡出土の土偶=県教育庁提供

 ◇ 国宝指定される舟形の土偶 町が商標登録を申請
 長野の出土品と同じ「ビーナス」から


 ビーナスから女神へ――。「縄文のビーナス」の名で親しまれ、国宝に指定されることになった舟形町の西ノ前遺跡出土の土偶の通称が変わる。舟形町は「縄文の女神」で商標登録を申請。吉村美栄子知事も「女神さまの方があっている」と後押ししている。


 変更の理由は、長野県茅野(ち・の)市の棚畑(たな・ばたけ)遺跡出土の国宝第1号の土偶が「縄文のビーナス」として商標登録されているためだ。舟形町の土偶をキーホルダーや菓子などに商品化する際、同じ名称は支障が出る可能性があるという。


 茅野市の土偶の出土は舟形町より6年早い1986年で、95年に国宝に指定された。同市尖石(とがり・いし)縄文考古館の鵜飼幸雄館長は「『縄文のビーナス』は固有名詞というより土偶そのものの代名詞。第三者に利用料を支払うことにならないよう商標権を取った。二つのビーナスが話題になり、縄文時代に関心が高まるきっかけになってほしい」と話す。


 一方、舟形町の土偶は出土直後に「八頭身美人」や「縄文の女神」とも呼ばれたが、「縄文のビーナス」で定着し、県も資料やホームページにそう記してきた。舟形町は2003年に同町で開かれた国民文化祭の企画展示を機に「縄文のヴィーナス」として茅野市と表記を差別化。県立博物館も「縄文ヴィーナス」と紹介してきた。


 舟形町は今回の国宝指定の内示を受け、改めて呼称を検討。「専門家によると『ビ』と『ヴィ』の違いだけでは商標登録を得るのは難しい」「4体しかない国宝土偶の2体が同じ通称ではまずいのでは」などの意見が出て、新たな呼称として「縄文の女神」が浮上した。


 元々この呼称は町内の自営業沢内義明さん(63)が出土後の96年に「家具類」で商標登録していた。「長野もビーナスと呼ばれているし、古代日本の究極の美を表現するには女神の方がいい」と言う沢内さんは06年、町に権利を無償で譲った。


 こんな経緯から町は「縄文の女神」の呼称を使う方針を決定。このほど「食品」「飲料」「貴金属」など11分野で商標登録を申請し、パンフレットも「縄文の女神」に改めた。吉村知事も「舟形町が商標登録を申請したことだし、女神でもいい。『縄文の女神』もぴったりだ」と話している。県は土偶の形状の商標登録を申請中だ。


 県立博物館も表記を「縄文の女神」に変えた。佐竹俊明館長は「ビーナスにみれんもあるが、これからは女神さまとして多くの人に見てもらいたい」と話している。(西尾邦明)


 ◇ 「本物が帰ってきます」
 舟形で来月8日〜10日「里帰り展」


 「縄文の女神」は舟形町中央公民館で6月8〜10日にある「西ノ前土偶里帰り展」で、発掘当時の写真や他の出土品とともに展示される。県立博物館が6月30日〜9月17日に催す企画展「豊穣(ほう・じょう)と祈り」でも全国の土偶と一緒に展示される。


 また6月23日には山形市緑町1丁目の遊学館ホールで、「縄文の女神」を通じて東北文化の源流に触れながら震災復興を考える吉村知事と学習院大の赤坂憲雄教授の対談「縄文からのメッセージ」がある。


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