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芸術・美術・音楽
109
:
チバQ
:2010/12/22(水) 00:53:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101221-00000011-wsj-bus_all
芸術に冷たい日本人
ウォール・ストリート・ジャーナル 12月21日(火)10時24分配信
日本の美術品オークション大手、シンワアートオークションは昨年、現代アート作品を手掛けることを決め、店舗を開設したのは――香港だった。日本での需要は極めて少なく、若手アーティストが生き延びるのは非常に困難だと倉田陽一郎代表取締役社長は言う。
上海、ソウル、ハノイ、ジャカルタでは、アジアの経済成長で豊かになった収集家が地域の芸術家の作品を高値で次々と買い、アジアの現代アートはブームとなっている。しかし、日本は違う。日本のアーティスト代理人、一色與志子(よしこ)氏は、日本のお金持ちは高級車や高級腕時計なら買うが、現代アートは買わないだろうと指摘する。
一色氏は海外に顧客を求めた。また、タカ・イシイギャラリー東京のオーナー、石井孝之氏のビジネスの3分の2は海外からのものだ。石井氏によると、彼は世界中のアート展に参加している。
このため、日本の美術作品の収集家は掘出物を見つけることができる状態にあり、これは10年以上前の中国に似ている、と多くの業界関係者が指摘する。ニューヨークのアジア・ソサエティーで副学芸員を務める手塚美和子氏によると、日本の現代アートの値段は多くが「手ごろ」で1万ドルに満たないものさえあり、中国などアジア諸国の作品を大きく下回る。
国際的な知名度を持つ日本の現代アート作家は数名存在するものの、世に名が知れたのは中年になってからかそれ以降の場合が多い。2年前のクリスティーズのオークションで、草間彌生(やよい)氏の作品は570万ドルで落札されたが、草間氏は今81歳だ。この価格は、生存する女性アーティストとしては過去2番目の高さだという。「和製アンディー・ウォーホル」とも称される村上隆氏(47)の作品は、つい最近までフランスのベルサイユ宮殿で公開されていた。またニューヨークのアジア・ソサエティーでは、1月2日まで美術館の全スペースで奈良美智氏(51)の素描や絵画、写真、彫刻100点以上を展示している。
このような成功の陰には、日本国内での注目度の低さにもめげない芸術家の努力がある。アジア・ソサエティーの手塚美和子氏は、日本の有望な若手アーティストとして以下の3名を挙げる。鎖や鏡などの素材を作品に使う鬼頭健吾氏、ミニマリスト的な作風の画家でアニメーターである近藤聡乃(あきの)氏、自画像を専門とする松井えり菜氏だ。しかし、彼らでさえ、過去2年間は世界の主流メディアから無視されていたのも同然だった。
日本人は、なぜ自国の芸術家を支援しないのか?その理由としてよく挙がるのが経済だ。不動産バブルの崩壊以降、日本には、超富裕層が多く存在しなくなってしまった、と日本の若手芸術家を紹介する本を執筆するマサコ・シン氏は指摘する。シンワアートオークションの香港子会社「Asian Art Auction Alliance」のマネジング・ディレクターを務める倉田氏は、日本経済は依然として、美術家後援には資金を出さない年配者に支配されている、と語る。
日本の古美術について、パリのサザビーズのクリスチャン・ブーヴェ氏は、日本の経済危機で価格が大きく下がっただけに、円高で息を吹き返し始めた兆しがある、と言う。
クリエイティブな日本人はアヴァンギャルドの最前線にまだいる。ニューヨークのジャパン・ソサエティーは、日本のファッション、映画、デザイン、工芸の最先端にスポットをあてたフェスティバルを4月に開催する計画だ。これは、3月18日から始まるイベント「バイバイ・キティ」の中盤に行われ、16人の日本の若手・中堅アーティストに焦点をあてる。「独創性と多様性という点からみれば、日本で起きていることは、ほかのアジア諸国を超えている」とジャパン・ソサエティーの美術ディレクター、ジョー・アール氏は自信を示す。
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