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芸術・美術・音楽

104チバQ:2010/11/28(日) 00:16:55
http://mytown.asahi.com/areanews/yamanashi/TKY201011240373.html
県立美術館来館者1200万人突破 ミレーの絵画人気
2010年11月25日


ミレーの絵画がゆったりと展示されている=甲府市貢川1丁目の県立美術館


 芸術の秋。ミレーの絵画を所蔵する県立美術館(甲府市)が13日に来館者1200万人を突破した。周辺は県立文学館などの施設がある芸術の森公園となっており、県外から「出張のついでに」立ち寄る人も多いらしい。実はこれまで前を素通りするだけだったが、初めて同美術館を訪ねてみた。

 美術館に入ると、常設展の最初の部屋がミレーの展示スペースだ。油絵とデッサンを真っ赤な壁にゆったりと配置している。西洋の家の中で見ているような雰囲気を出し、一つの絵画しか視界に入らないように工夫されている。

 同館が所蔵するミレーの作品は約70点。「地方の美術館に、なぜミレーが?」と不思議に思って尋ねたところ、同館学芸員の賀川恭子さんは「偶然と幸運の結果です」。

 美術館が開館したのは1978年。県がダムの発電で得たお金をもとに、目玉になる絵画を探していたところ、たまたま「種をまく人」などミレーの代表作が米国の市場に出回っていた。美術館が県の農事試験場の跡地に建てられたことや、山梨が農業県であることから、「農民を描いたミレーの絵画は山梨にあう」と、銀座の画廊に落札を依頼。約1億円で「種をまく人」を入手したという。

 開館当時は、「ばかな買い物をした」「ここにミレーをおいてどうするのか」など批判の声も少なくなかったというが、最近になって、実は「お買い得」だったことが分かった。数年前、他の美術館に貸し出す際に評価額を調べ直したところ、はじき出された価格はなんと20億〜30億円。年を経て、ミレーの絵が認められるようになったことなどから、代表作として価値が高まったのだという。

 この偶然から、同館はミレーを含む「バルビゾン派」の絵画に軸足を置いて収集している。ミレーの部屋のフィナーレで重厚な「種をまく人」を見た後、次のバルビゾン派の部屋に足を踏み入れると、薄い緑の壁に、自然や風景を描いた作品が並ぶ。フランスの田舎の空気が漂っているようなさわやかな気分になる。

 同館によると、来館者のうち県外在住者が6割弱を占める。首都圏から約2時間というアクセスのよさと、ミレーの絵画が常設されていることが大きいというが、その一方で、「いつでも見られる」ことが不利益な点も。新聞や雑誌などの情報コーナーの多くは、期間限定で借りてきた絵画などを飾る「特別展」が掲載されるため、ミレーを常設していることが十分に伝わっていない。

 同館支配人の岩井裕一さんは「ミレーの魅力と首都圏からのアクセスの良さは強み。大都市圏を中心に、情報発信に力を入れたい」と話す。(田中聡子)
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