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第22回参議院議員選挙(2010年)
6890
:
チバQ
:2010/06/27(日) 02:30:31
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201006220193.html
《参議院って何?:中》落選組転身「誇りどこへ」2010年6月22日
「国政に復帰させて下さい」。自民党の前衆院議員、佐藤ゆかり氏(48)が11日夜、東京・有楽町で声を張り上げた。
2005年、小泉純一郎首相が郵政民営化を争点に掲げた総選挙で、民営化に反対した野田聖子氏への「刺客」として岐阜1区に立候補し、比例区で復活当選した。
だが、昨年の衆院選は東京5区で落選。11人いた秘書を5人に減らし、講演や雑誌への寄稿で政治活動費をまかなって再起を図っていた。そのさなかの今年2月ごろ。「参院選に出てほしい」。党関係者の声が届き始めた。
政権交代で郵政民営化は後退した。六本木ヒルズに暮らす知人までが子ども手当を受けとれる「バラマキ政策」は、エコノミストとして耐えられない。次の衆院選は3年後になるかもしれない。「もう待てない」
予算議決や首相指名は衆議院が優先されるが、参議院は解散がなく、6年間政策に打ち込める。1カ月ほど考え、立候補を決断したという。
片山さつき氏(51)、小坂憲次氏(64)、安井潤一郎氏(60)――。今回の参院選には昨年の衆院選で落選した前衆院議員22人が立候補する。自民党が11人と多いが、「国会改革をしたい」(みんなの党の水野賢一氏)、「僕のテーマは公共事業チェックや教育」(社民党の保坂展人氏)と各党に広がる。
07年の参院選でも、05年衆院選で落選した前衆院議員11人が当選した。うち8人は、05年の郵政選挙で大敗した民主党だ。「候補者選考が難航し、県連や有権者に推された」。同党の一川保夫氏(68)はいう。
相次ぐ転身には冷ややかな声もあがる。「転身組は浪人が嫌なんだろう。政党も、後援会を持つ衆院議員経験者の方が新人より有利とみる。双方の利害が一致している」。05年衆院選に落選し、4年後に返り咲いた民主党の衆院議員は指摘する。
「まるで参議院が失業対策を担っているようだ。衆院議員も参院議員も誇りを失っている」。72年の参院補選に初当選し、参院議長も務めた斎藤十朗さんは嘆く。
衆院に移りたいと思ったこともあったが、「参院議員は半人前」と衆院議員から見られ、対抗意識が強まった。「公認など許さない」。当時の自民党役員会。衆院の落選者が転身を口にしようものなら、一丸となって反発した。
参院の独自性を示そうと、議長時代に本会議の押しボタン投票を導入するなど参院改革に取り組んだ。押しボタン投票は、投票結果を記録に残して国民に伝えるのが目的だった。だが、今年3月には代理投票という不祥事が起きてしまった。
衆院と参院の二院制をとるのは、政党による数の論理が優先されがちな衆院を抑制したり、補完したりする役割を参院に期待するからだ。「安易なくら替えは参院の存在意義を失わせていく」。斎藤さんは懸念する。
「参議院の将来像を考える有識者懇談会」で委員を務めた評論家の大宅映子さんは「参院には常識的な判断ができる人材が求められる。党議党則に従うなら衆院のカーボンコピーにしかならない。そんな参院はいりません」と批判する。
■05年衆院選落選、07年参院選で当選
民主党 石井一、川上義博
自民党 衛藤晟一
国民新党 自見庄三郎
たちあがれ日本 藤井孝男など計11人
■09年衆院選落選、10年参院選に立候補予定
民主党 八代英太
自民党 片山さつき、小坂憲次、佐藤ゆかり、松浪健四郎
公明党 長沢広明
新党改革 萩原誠司
社民党 保坂展人
たちあがれ日本 中山成彬
みんなの党 小野次郎など計22人
※敬称略
6891
:
チバQ
:2010/06/27(日) 02:31:40
http://www2.asahi.com/senkyo2010/special/TKY201006230325.html
《参議院って何?:下》組織代表「もろ刃の剣」2010年6月23日
「コンクリートが社名に入る会社から大変な苦情が来る。コンクリートで仕事する人は人間じゃないのか」
「ご迷惑をかけた方がいれば申し訳ない」
5月25日、仙台市のビル1階にある宮城県建設業協会の大会議室。「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズをめぐり、国会で鳩山由紀夫首相(当時)を攻める自民党の脇雅史氏(65)の姿がスクリーンに映し出された。
脇氏が壇上にあがると約350人の聴衆から大きな拍手。「地域を支える建設業。これ以上、公共事業を削られるわけにはいかない」と訴えた。
元建設省キャリア官僚で、3期目を目指す脇氏。すでに47都道府県の建設業協会支部を2巡した。参院選公示後に3巡目に突入する予定だ。
八ツ場(やんば)ダム中止を「法律違反で国家権力の乱用」と強く批判する脇氏は、2008年分の政治資金収支報告書によると、ゼネコンや建材メーカーなど37企業・団体から計725万円の献金を受けている。建設業界と一体のように見える政治活動。脇氏は「任期が長く、議論を尽くす参院には、色々な分野の専門家を集めるべきだ」と強調する。
「強い社会保障をつくろうじゃありませんか」。JR名古屋駅前で12日、民主党の直嶋正行・経済産業相(64)が約1500人の聴衆に訴えた。
「連合愛知」ののぼり旗がはためく中、箱を持った男性が聴衆から参加券を回収した。連合を通して参加券が各労組に配られており、回収して出欠を確認するという。トヨタ出身で自動車総連副会長を務めた直嶋氏は3期目。組合員77万人を抱える自動車総連が支える。
今年2月の衆院予算委員会。直嶋氏の公設第1秘書が、トヨタ自動車労働組合や全トヨタ労働組合連合会と兼職して年636万円の報酬を受け、第2秘書も年600万円を手にしていることが指摘された。
経済産業省は自動車業界の監督官庁。「職務への公平性や透明性に疑念が出てくると思わないか」。公明党議員の追及に、直嶋氏は「大臣の業務は公平中立に行っている」と答えた。その後、この2人の秘書は辞職した。
比例区がある参議院。業界や労組が組織の意向を政治に反映させようと候補者を擁立してきた。01年には得票の多い候補者から当選する非拘束名簿式になり、組織代表はさらに当選しやすくなった。
組織代表を「もろ刃の剣」だと言うのは、元NHK解説委員で今回引退する自民党の浅野勝人氏(72)。「法律や規制など、その職域の政策に極めて明るく、余人をもって代え難い」のが組織代表だが、「自分の組織に有利な考えをはめ込んでくる。一般社会からかけ離れ、政治的に動くこともある」と、国民に不利益が生じる可能性を指摘する。
政党の枠組みで意見が集約されることが多い衆議院と違い、参議院は多様な民意の反映が期待される。元参議院法制局長の浅野一郎・元徳山大学長は「参院が独自性を発揮するためには、組織代表が当選しやすい全国区の見直しを考える必要がある」と話す。
■業界や団体の支援を受ける主な立候補予定者と経歴(敬称略)
<民主党>
加藤敏幸 現 電機連合顧問
小林正夫 現 電力総連顧問
津田弥太郎 現 JAM参与
直嶋正行 現 自動車総連顧問
那谷屋正義 現 日教組役員
松岡徹 現 解放同盟書記長
柳沢光美 現 ゼンセン同盟顧問
石橋通宏 新 情報労連役員
江崎孝 新 自治労役員
田城郁 新 JR総連役員
難波奨二 新 JP労組役員
<自民党>
西島英利 現 日本医師会理事
水落敏栄 現 日本遺族会顧問
脇雅史 現 全国建設業協会が推薦
藤井基之 前 日本薬剤師連盟顧問
高階恵美子 新 日本看護協会理事
門伝英慈 新 JA団体役員
<国民新党>
長谷川憲正 現 全国郵便局長会顧問
6892
:
チバQ
:2010/06/27(日) 02:55:30
読売序盤情勢調査を整理 (解説はたぶん不要)
■1人区
青森:自民>民主
岩手:民主>>自民
秋田:自民=民主
山形:自民=民主
栃木:民主=自民=みん
群馬:自民>>民主
山梨:民主>>自民
富山:自民>民主
石川:自民>>民主
福井:自民=民主
三重:民主=自民
滋賀:民主>自民
奈良:民主>>自民
和歌:自民>>民主
鳥取:自民=民主
島根:自民>民主
岡山:民主>>自民
山口:自民>民主
徳島:民主=自民
香川:自民=民推
愛媛:自民>民主
高知:民主=自民
佐賀:自民>>民主
長崎:自民=民主
熊本:自民=民主
大分:民主=自民
宮崎:自民=民主
鹿児:自民=民主
沖縄:自民>>
民主5〜10〜19、自民10〜19〜24、みん0〜0〜1
(福井・三重・宮崎・鹿児島が意外性あり)
6893
:
チバQ
:2010/06/27(日) 02:55:57
■2人区__当選┃落選
北海:自民>民新=民新 (民主徳永が前、藤川が後ろ)
宮城:民現>自民>民新=自推=みん
福島:民現=自民
茨城:自民>民現=民新
新潟:民現>自民=社推
長野:民現>自民=民新
岐阜:自民=民現
静岡:民現=自民>みん
京都:民現>自民
兵庫:自民=民現>みん=民新
広島:自民=民現
福岡:民現>自民
民主12〜12〜13、自民10〜12〜12、社推0〜0〜1
(新潟・長野で自民ゼロの可能性あり)
■3人区_____当選┃落選
埼玉:自民=民新=民現>公明=みん=共産 (民主2議席と予測)
千葉:民新=自現=みん>自新=民新 (民主小西が前、道が後ろ)
神奈:自民>民現=みん=民現>共産 (民主千葉が前、金子が後ろ)
愛知:民新=自民>民新>みん=共産 (民主斉藤が前、安井が後ろ)
大阪:民現=自民=公明>民新=みん=共産
民主7〜7〜8、自民5〜5〜5、公明1〜1〜1、みん1〜2〜2
(全体的に激戦)
■5人区___________当選┃落選
東京:民現>自現=民現=みん=公明=自新=共産(民主レンホウが前、小川が後ろ)
民主1〜2〜2、自民0〜1〜2、公明0〜1〜1、みん0〜1〜1、共産0〜0〜1
民主25〜31〜42、自民25〜37〜43、公明0〜2〜2、
みん1〜3〜4、共産0〜0〜1、社推0〜0〜1
6894
:
チバQ
:2010/06/27(日) 02:56:15
■みんなの党擁立状況(四十七士作戦?AKB48作戦?)
北海2:中川賢一(43)
青森1:
岩手1:
秋田1:■寺田典城(70)
山形1:川野裕章(50)
宮城2:菊地文博(50)
福島2:菅本和雅(40) ■小熊慎司(41)
栃木1:荒木大樹(39) ■米田雅子(54)
群馬1:資格上野宏史(39)
茨城1:大川成典(46)
埼玉3:小林司(39)
千葉3:水野賢一(43)
神奈3:中西健治(46) ■山田太郎(43)
山梨1:■小野次郎(56)
東京5:松田公太(41)■田中朝子(50) ■真山勇一(66)
新潟1:宮越馨(68)
富山1:■柴田巧(49)
石川1:
福井1:
長野2:井出庸生(32)
岐阜1:
静岡2:河合純一(35)
愛知3:薬師寺道代(46)
三重1:矢原由佳子(34)
滋賀1:■蔦田恵子(48)
京都2:中川卓也(50) ■清水鴻一郎(64)
大阪3:川平泰三(53)
兵庫2:井坂信彦(36) ■後藤啓二(50)
奈良1:
和歌1:
鳥取1:
島根1:桜内朋雄(41)
岡山1:
広島2:
山口1:
徳島1:
香川1:
愛媛1:■桜内文城(44)
高知1:
福岡2:佐藤正夫(55)
佐賀1:■田中茂(52)
長崎1:中嶋徳彦(35)
熊本1:本田顕子(38)
大分1:
宮崎1:
鹿児1:
沖縄1:
6895
:
名無しさん
:2010/06/27(日) 09:11:05
>>6892
>富山:自民>民主
地元紙でもほぼ同様の情勢
野上氏ややリード、相本氏追い上げ 参院選富山県内世論調査
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100627/19395
北日本新聞社は26日、共同通信社の電話世論調査を基に取材で得た情報を加味して、参院選富山選挙区(改選1)の序盤情勢を探った。自民元職の野上浩太郎候補がややリード。民主新人の相本芳彦候補は無党派層への食い込みを図り、追い上げている。共産新人の高橋渡候補は政策を訴え浸透を図っている。現段階で37・5%がだれに投票するかを決めておらず、情勢は流動的だ。
野上候補は、公示の24日から3日間で、県内全域の自民党支部ごとに街頭出陣式に臨んだ。国会議員や県議、市町村議を中心に、強固な党の組織を生かして足元を固める。自民支持層の8割から支持を受け、公明支持層の約半数を取り込んだ。地元の旧富山市で優位に戦いを進める。
相本候補は前原誠司国土交通相、枝野幸男幹事長ら閣僚・党幹部が相次いで富山入りし、元民放アナウンサーの知名度も生かして追い上げる。民主支持層の6割強を固めたほか、社民支持層の8割弱に浸透。首相交代による党支持率のV字回復を追い風に、無党派層へアピールを目指す。
高橋候補は公示初日から県内全域で街頭活動を徹底。党の県議や市町議もフル稼働し、消費税増税の反対や沖縄の米軍普天間基地の無条件撤去などを強く訴える。共産支持層をほぼ固め、政策の浸透を図る。
県内有権者の約35%を占める無党派層は、2割強が野上候補、2割弱が相本候補を支持するものの、約半分が投票先を決めていない。無党派層の動向が今後の情勢を左右しそうだ。男女別では野上候補が女性の支持でやや優位。
だれに投票するかを「決めている」は40・8%、「だいたい決めている」は20・2%で約6割が決定済み。「まだ決めていない」は37・5%。
調査はコンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で参院選公示の24日から26日までの3日間行い、県内有権者の543人から回答を得た。
6896
:
小説吉田学校読者
:2010/06/27(日) 09:43:09
まあ、選挙というのは、古来から「勝手な税金制定へのけん制」が目的でありますから、増税を旗印に戦う政党という見たことのない選挙光景がこれから繰り広げられます。
私なんぞは、安倍内閣のころでしょうか、確か「消費税アップは時間の問題」と書き込んだ記憶がありますので、もはや覚悟している方なんですけどもね。
とはいえ、橋本内閣が崩壊したのは、減税に関する発言が大ブレしたからであります。軌道修正をするとブレると言われる、軌道修正しないと増税反発が強くなると、まさにジレンマに陥る可能性があるわけで、民主党のこのムダ削減を第一義的に言う「軌道微修正」はまさに苦肉の策でしょうか。
この作戦、終盤情勢にどう出るか。
過半数微妙の予想、民主に緊張感・自民は攻勢
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100626-OYT1T00794.htm
民主党は、読売新聞社の参院選序盤情勢調査で与党の過半数維持が微妙となっていることを受け、緊張感を強めている。
枝野幹事長は26日、長崎県佐世保市で記者団に、調査結果について、「国民は各党の主張を見ながら迷っている状況ではないか」と述べ、党の主張が十分浸透していないという見方を示した。
そのうえで、「特に無駄の削減、強い社会保障、強い財政、強い経済を訴えていけば、理解を得られる」と語り、支持拡大に全力を挙げると強調した。
民主党内では、菅首相が消費税率10%に言及したことへの反発を警戒する声が広がっている。特に、情勢調査では、北陸や山陰、九州など、自民党の地盤が強い1人区で劣勢となる例が多かったことで、「経済情勢が厳しい地方で増税の主張は深刻な痛手だ」という意見が出ている。
このため、党執行部は1人区へのてこ入れを強め、「増税の前に無駄を削減する」という立場を徹底させる方針だ。
一方、自民党の谷垣総裁は26日、「1人区が勝負どころだ。有利不利といってもわずかな違いで、すぐ変化する状況ではないか」と記者団に語り、1人区で攻勢を強める姿勢を示した。
また、「自民党支持者にも当然、増税へのアレルギーはあるが、首相発言は唐突だったから『なんなんだ』という気持ちは強いだろう」と述べ、消費税論争は民主党に不利に働いているという見方を示した。
公明党の山口代表も「民主党は消費税を突然言い出し、国民の反発を買っている。あまりの唐突感と準備のなさに国民は不安を感じている」と指摘した。
6897
:
チバQ
:2010/06/27(日) 10:01:55
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100625/341656
【とちぎ参院選】国政、県政のねじれ鮮明 自民陣営・応援に首長続々 民主陣営・業界団体の姿も
(6月25日 05:00)
参院選が公示された24日、栃木選挙区(改選数1)では自民党候補の出陣式に福田富一知事や佐藤栄一宇都宮市長が駆け付け、県政界で最大勢力の自民党への軸足を鮮明にした。政権与党の民主党候補の出陣式では、同党県連幹部が知事らの姿勢を批判し、国政と県政の「ねじれ」の実情をあらためて示した。一方、両党の公認候補の出陣式に足を運び、「二また」でバランスをとる業界団体の姿も目立った。
「みなさんの力をお借りしたい。私も努力する」。自民党新人の選対最高顧問を務める福田知事は出陣式の壇上で語った。民主党の現職陣営には前日の23日、自らの後援会幹部を通して激励文を届けたが、対応の差は明らかだ。ただ演説では民主党批判などは口にしなかった。
佐藤市長は民主党への対抗心をむき出しにした。来春の統一地方選にも言及し、「ここで(民主党の)勢いを止めておかないと、県議や市議の先生の選挙に影響する」と危機感もあおった。
自民陣営は各地で出陣式を行い、小山市では壬生、岩舟の両町長、真岡市では同市長や益子町長が出席した。
宇都宮市で行われた民主現職の出陣式には、応援に駆けつけた首長の姿は無かった。総合選対委員長の谷博之同党県連代表は「政治はバランス。残念ながら今の知事、宇都宮市長は別の方向に行っている」と厳しく批判した。
民主の出陣式には19の業界団体から幹部らが出席、政権与党として食い込みを図っていることを示した。出陣式のあいさつで、日本行政書士政治連盟栃木会の住吉和夫会長は「国民生活安定のため当選を」とエールを送った。
ただ民主、自民両党に配慮する団体も目立ち、県興農政治連盟は伊沢茂会長が民主と自民の出陣式をはしご。伊沢会長は「両方(の候補を)推薦しているから」と話した。
県トラック協会も両陣営に出席。関谷忠泉会長が自民、笠原秀人副会長が民主の出陣式に出た。県医師連盟は「業務の都合」で、どちらにも姿を見せなかった。
6898
:
名無しさん
:2010/06/27(日) 11:53:41
兵庫のみんなが頑張っていることになっているけど、神戸市内中心部だけの
話じゃないのかな。昨日神戸近郊の地方都市で大雨の中街頭演説頑張ってた
けど足を止める人は皆無(雨だからしょうがないけど)。ビラもあまり受け
取ってもらえてなかったし。(ちなみに、地方都市で「地方への金のばら
撒き反対」みたいな演説をしているのには苦笑)
あの浮世離れした公約って、民主の七転八倒を見た後の国民に、本当に実現
性あるものと見られているのだろうか...
6899
:
神奈川一区民
:2010/06/27(日) 12:09:02
【話題】参院選出馬・鳩山太郎氏の「美人すぎるウグイス嬢」、実はNEWS・山下智久の実妹だった
日に日に熱を帯びる参院選の中、“美人すぎる”ウグイス嬢がいると話題になっている。
長い髪に抜群のスタイルで有権者を魅了するのは、新党改革の比例代表から立候補している
鳩山太郎氏(36)の選挙スタッフ、山下莉奈さん(22)。駅前などで選挙ビラ代わりの
丸形うちわを配れば、受け取ったサラリーマンが振り返るほどの美しさだ。
この春、大学を卒業した莉奈さんは太郎氏の父・鳩山邦夫元総務相の秘書に。参院選では
太郎氏の街宣カーに同乗し、有権者に支持を訴える。街頭に出れば炎天下で演説する
太郎氏に「頑張ってください」と声をかけるなど気配りも忘れない。
学生時代は「莉奈」の芸名でグラビアアイドルとしても活躍、実兄は人気アイドルグループ
「NEWS」の山下智久(25)だというから納得。就職を機に芸能界からは引退した。
笑った目元が山Pそっくりの莉奈さんだが、将来は政治家?と尋ねると「いえいえそんな
恐れ多いです」。美人すぎる国会議員誕生の可能性あり!?
ソースは
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/26/16.html
美人すぎるウグイス嬢として話題になっている山下莉奈さん
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/06/26/images/KFullNormal20100626141_l.jpg
6901
:
名無しさん
:2010/06/27(日) 15:11:48
>>6900
自民は支持層を固めてるけど
民主は6、7割程度という選挙区がかなりある
今後どうやって固めていくかだな
接戦区はもちろん、リードを許しているところもまだまだ分からない
6902
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:13:44
>>6892-6893
朝日序盤情勢調査を整理 (解説はたぶん不要)
■1人区
青森:民主>自民
岩手:民主>>自民
秋田:自民=民主
山形:民主=自民
栃木:民主>みん=自民
群馬:自民>>民主
山梨:民主>>自民
富山:自民>民主
石川:自民>>民主
福井:自民=民主
三重:民主>>自民
滋賀:民主>>自民
奈良:民主>>自民
和歌:自民>>民主
鳥取:民主=自民
島根:自民>民主
岡山:民主>>自民
山口:自民>>民主
徳島:民主>改革=自民
香川:自民>民推
愛媛:民主=自民
高知:民主>自民
佐賀:自民>>民主
長崎:自民=民主
熊本:自民=民主
大分:民主>>自民
宮崎:自民>民主
鹿児:自民=民主
沖縄:自民>>
6903
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:14:11
■2人区__当選┃落選
北海:民新=自民>民新 (民主徳永が前、藤川が後ろ)
宮城:民現=自民=民新>自推=みん
福島:民現=自民
茨城:自民>民現>民新
新潟:民現>自民>社推
長野:民現>自民>民新
岐阜:自民>民現=民新
静岡:自民>みん=民現
京都:民現>自民
兵庫:民現>自民>みん
広島:自民=民現>民新
福岡:自民=民現
■3人区_____当選┃落選
埼玉:自民>民新>公明=民現>=みん
千葉:民新=みん=自新>民新>自現 (民主小西が前、道が後ろ)
神奈:自民>民現=みん=民現 (民主千葉が前、金子が後ろ)
愛知:民新=自民>民新>みん (民主斉藤が前、安井が後ろ)
大阪:民新>公明=自民>民現=みん
■5人区___________当選┃落選
東京:民現=民現>公明=自現>共産=みん=自新(民主レンホウが前、小川が後ろ)
6904
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:28:31
>>6830
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100624/elc1006241438032-n1.htm
【参院選公示】石原都知事が激怒、演説中の「白真勲コール」に「日本人ならルールを守れ!!」
2010.6.24 14:37
「日本人ならルールを守れ!!」
都内で行われたたちあがれ日本の参院選第一声の際、“応援団長”として演説をしていた石原慎太郎・東京都知事が激怒する場面があった。演説中に近くで民主党比例代表候補の白真勲氏に対する「白真勲コール」を聞かされたためだ。
新宿駅西口の小田急百貨店前で24日午前11時すぎ、たちあがれが演説を開始した。ところが、与謝野馨共同代表の演説中に、100メートルも離れていない京王百貨店前に白真勲氏の宣伝カーが止まり、鈴木寛文部科学副大臣らが演説を始めた。
与謝野氏は演説を終えると、すぐさま白氏の宣伝カーに直行、「公党間の約束で決めた場所に勝手に入ってくるな」と白陣営に抗議した。鈴木氏らは一時演説を中断させたが「公道でやるのだから自由だ」と拒否し、結局演説を強行した。
与謝野氏はその後、怒りを抑えきれないまま、記者団らに「政治生活でこんな選挙妨害をされたのは初めてだ。これこそ民主党の姿だ」。
小田急百貨店前では共産党、たちあがれ、公明党の順で街頭演説をすることになっていた。
6905
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:29:32
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100618-OYO8T00254.htm
百貨店不況続く中…阪神売り上げ好調
庶民性受け 6か月連続プラス
阪神百貨店梅田本店地下1階にある人気のラスク店「ガトーフェスタハラダ」(17日)=長沖真未撮影 全国的に百貨店の苦境が続く中で、阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)が好調だ。5月の売上高は前年同月比16.8%増と6か月連続のプラスだった。食料品を中心に値頃感ある品ぞろえにこだわってきたことが、節約志向の時代に支持されている。
(船木七月)
◇
安川茂・本店長が「地下1階が玄関」と言う通り、阪神梅田本店の業績を引っ張るのは地下の食料品売り場だ。売上高に占める割合は約半分と、全国平均の約3割を大きく上回る。
リーマン・ショック後の不振に苦しんでいた09年8月末に行った全館改装では、人気の洋菓子売り場の面積を3割増やした。その時に新規出店した人気ラスク店「ガトーフェスタハラダ」は、16枚入り609円など手頃な価格が受けて、ほぼ終日、行列が絶えない。
名物「いか焼き」などが楽しめる立ち食いコーナーも根強い人気がある。大阪市内の50歳代女性は「品ぞろえが豊富で値段も庶民的。気軽に買い物ができるのがいい」と評価する。
婦人向け衣料品なども、改装の際に身長が低めの中高年向けにSサイズ売り場を拡充したことや、隣接する阪急梅田本店と比べて平均単価が3割程度安いことが奏功し、売り上げを伸ばしている。
安川本店長は「呉服屋を発祥とする他の百貨店と異なり、阪神は駅の売店からスタートした。その原点に返り、日常の買い物を気軽にできる店作りに注力してきた」と話す。
ただ、好調さの背景には、阪急梅田本店や大丸梅田が改装のため売り場面積を前年比約4割減らしているという事情もある。難波にある高島屋大阪店が3月の増床完了以降、売り上げを増やしており、梅田地区のライバル店の増床・開業が相次ぐ11年春以降も優勢を保てるかどうかは不透明だ。
さらに、阪神の場合、さんのみや・阪神食品館(神戸市)を4月に休業させるなど梅田本店以外の状況は厳しい。衣料品に比べて利幅が薄い食料品頼みの店舗経営では、売り上げの伸びに限界があるとの見方もある。
(2010年6月18日 読売新聞)
6906
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:30:55
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100617-OYO1T00254.htm
<参院選・選択の風景>小沢ガールズ孤立、京都府連「擁立は1人」
河上氏は毎日50回の辻立ちを繰り返す。小沢前幹事長のポスターを掲げて支持を訴える(15日、京都市南区で)=川崎公太撮影 16日午後7時前、参院選日程を決める臨時閣議が首相官邸で開かれた。その後の閣僚懇談会。官房副長官の福山哲郎(48)ら改選議員に向かい、官房長官の仙谷由人が語りかけた。
「帰ってきてください」
福山は参院選京都選挙区(改選定数2)で民主党候補として3選を目指す。仙谷の言葉に思わずうなずいた。
この日も、首相の菅直人とカナダの首相との電話会談に同席するなど、官邸での執務を続けた福山は、同党前幹事長の小沢一郎と距離を置く。鳩山政権末期に底が抜けた内閣支持率をV字回復させた菅の「脱小沢」人事の一人だ。
「初当選の時、選挙最終日にわざわざ応援に来てくれたのが菅さんでした」。新内閣発足後に初めて地元入りした福山は12日、京都・四条河原町でマイクを握り、人気首相との親密ぶりをアピールした。500人を超す聴衆からの拍手で、熱気が膨らんだ。
半月前の5月下旬には、政治とカネ、普天間問題で鳩山退陣論が噴き出していた。「なんでここを通るんや」。府南部で同党の街宣車を走らせた京都府宇治市議(33)は行く先々で無視されたり、罵声(ばせい)を浴びせられたりしたという。
しかし、首相交代で「風」は一変。福山は「有権者の期待を感じる。ただ逆に、応えるのは大変だ。政治とカネの問題でも、襟を正さなければいけない」と語る。
「脱小沢」が加速する党内。ただ、参院選での小沢の影はなお残る。「競い合ってこそ、支援の輪を広げることができる」との小沢の方針で、改選定数2の全12選挙区のうち、京都を含む11選挙区に民主系候補を2人立てた。
京都で2人目の公認候補となる河上満栄(39)は、昨夏の衆院選で初当選した「小沢ガールズ」の1人。小沢に推され、3月、衆院の議席を捨てる異例のくら替え立候補を決めた。
今月12日、河上は京都市上京区の路地裏に立った。「『国民の生活が第一』の政策を実現します」。小沢のポスターを背に、小沢が掲げたキャッチフレーズを叫んだ。
ただ、小沢主導の候補者決定に、地元は反発した。同党府連幹部は出馬発表すら、2時間前まで知らなかった。
最大の支援組織で福山を推薦する連合京都は「2人当選は無理」と、河上の推薦を見送った。地元議員らの大半も福山支援に力を注ぐ。
河上の頼りは小沢が派遣した秘書だ。「徹底的に外に出せ」との小沢の指示で、辻(つじ)立ちは2000回を超えた。だが、実働組織がなく、演説と同時に秘書らが行うポスター張りも1日10枚がやっとだ。
小沢の辞任後、「不安がないと言えばウソになる」と漏らす河上を、府連幹部は「民主票が分散すると共倒れになる。実態は2人擁立じゃない。福山1人だ」と突き放す。
小沢の遺産を抱えながら、「脱小沢」で「風」を取り込む民主。対立陣営からは「小沢隠し」の指摘が相次ぐ。
共産議席の奪回を目指す新人の成宮真理子(40)は「看板が変わっても、中身が変わるのか」と批判。自民現職の二之湯智(65)も「国民をだました鳩山政権のナンバー2だった菅さんの責任は大きい」と訴える。
小沢を「悪魔」と批判したこともある元自民党幹事長の野中広務(84)は言う。
「小沢さんが辞めて、民主党は大きく変わった。ただ、脱小沢が完全にできなければ、政権の成功はない」
(敬称略、社会部 西山幸太郎、京都総局 沢野未来)
◎
昨年の政権交代後、初めての本格的な国政選となる参院選。6月24日の公示を前に、大きく様変わりした「選択の風景」を歩く。
(2010年6月17日 読売新聞)
6907
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:31:32
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100618-OYO1T00197.htm
<参院選・選択の風景>自民王国 必死の防戦
集会の参加者を握手で送り出す青木一彦氏(右端)。父を支えてきた人らの列が続く(17日夜、島根県安来市で)=前田尚紀撮影 姿を見せない「父」に誰もが思いを巡らせていた。
「父の志を受け継ぎ、この身をふるさとにささげる気持ちで戦う」
17日夜、島根県安来市の市民会館。参院選島根選挙区(改選定数1)に自民党から立つ新人の青木一彦(49)は、決起集会の会場を埋めた約600人に向かい、訴えた。
「父」は、前同党参院会長、青木幹雄(76)。「参院のドン」と呼ばれた。
初めて野党で臨む参院選で5選を目指した幹雄は5月13日、脳梗塞(こうそく)で入院した。同党県連が後継指名した一彦は、幹雄の秘書で長男。「世襲」だった。
同月22日に、宍道湖に近い松江市のホテルで開かれた一彦後援会の発会式で、後援会長を務める前同党幹事長、細田博之(66)が「再スタートの初日だ」と気勢を上げた。だが、幹雄後援会で副会長を務めた県医師連盟の委員長の姿はなかった。同連盟は6月、選挙区の自主投票を決めた。委員長の佐藤充男(79)は「この人に入れろと言うのは時代錯誤だ」と距離を置く。
自民王国・島根。竹下登元首相を輩出し、政権交代が起きた昨夏の衆院選でも、自民党が小選挙区2議席を守り抜いた。しかし、野党転落後、ここでも業界団体の自民離れが進む。
国や自治体の公共事業などへの1人当たりの投資額は、島根が20年連続全国トップだが、その額は今、ピークの半分。建設業界からも「仕事もないのに従業員に『自民党を応援しろ』とは言えない」と悲鳴が漏れる。
自公政権時代、選挙区で自民候補を支援してきた公明党県本部代表の三島治県議(60)も「特定候補を支持しない」と話す。
従来の集票マシンが衰える中、倒れる前の幹雄が最後の頼りとしたのは、地縁・血縁だった。1月の出馬表明後、隠岐諸島にある人口650人の知夫里(ちぶり)島まで、選挙区をくまなく回った。
集会所もない小さな集落にも分け入った。民家の座敷を借りて車座で座り込み、住民らとひざを突き合わせた。竹下元首相の後援者や付き合いのあった元議会関係者らも姿を見せた。幹雄は「周りが心配するぐらい、まじめに活動している」と誇らしげに語っていた。
一彦も今、幹雄と同じように地域に入り込み、「父の背中を見て育った」と親子のきずなを強調する。重鎮の自民県議は「落としちゃいかんのでね、ミキさんの子供だからね」と話す。
一方、地元民放のアナウンサー出身で民主党から立候補する新人の岩田浩岳(34)は「国では政権交代し、新しい政治が始まっている。島根でも政治の流れを変えたい」と、自民王国にも政権交代を迫る。ただ、民主党県連代表代行の石橋富二雄(62)は「票は地域が持っている。でも、地域に行けば何も変わっていない。それが都会とは違う」と地縁・血縁で固められた壁を実感する。
病に倒れる前、幹雄は周囲にこう漏らしたという。
「根の生えた組織は逆風になればなるほど、負けてなるかと強くなる」
(敬称略、社会部 松永喜代文、松江支局 近藤修史)
(2010年6月18日 読売新聞)
6908
:
チバQ
:2010/06/27(日) 16:36:06
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100619-OYO1T00437.htm
<参院選・選択の風景>風向き変わる「第3極」…大阪選挙区
橋下知事に秋波送る
みんなの党の渡辺喜美代表、日本創新党の中田宏代表幹事、新党改革の舛添要一代表(左下から時計回り)。大阪府の橋下徹知事(右下)の言動も意識する “第一声”は、長年、サラリーマンとして通った職場の前で上げた。
「今の政治家に政治を任せていいと思っていますか。自民から民主に変わって、この国は変わりましたか」
国会閉会の翌17日。参院選大阪選挙区(改選定数3)に挑むみんなの党の新人で、元阪急百貨店部長の川平泰三(53)は、大阪・キタの同百貨店前で初めて演説した。1日延べ約220万人が行き交う百貨店激戦区。消費者の好みを探り、売れ筋を見極めてきたこの街で、今度は票を呼び込もうと訴えを響かせた。
川平が立ち去ると、約200メートル離れた場所で新党改革の新人、山分ネルソン祥興(36)がマイクを握った。さらにその後、日本創新党の新人、浜野夕希子(34)が現れ、同じ一角で声を張り上げた。
大阪は「風」の吹く街だ。タレント議員、無党派知事、初の女性知事――。キタやミナミにあふれる人々が誕生させてきた。
その大阪で、民主党でも、自民党でもない「第3極」の各党が、無党派層を狙って次々に候補者を擁立する。参院選では政党候補者だけで10人が立つ見通しで、屈指の激戦区となる。
なかでもみんなの党は、鳩山政権末期、各種の世論調査で民主、自民両党に続く「第3党」に躍り出た。5月中旬に大阪を訪れたみんなの党代表の渡辺喜美は「3日連続で(各地に)候補者を擁立した」などと強気の表情を見せていた。
ところが首相交代で風向きが変わる。
政党支持率で民主党はV字回復し、みんなの党は後退。民主党大阪府連幹部は「民主に失望した人たちが支持していただけ。うちが復活したら、みんなの党は消える」と話し、もはや脅威ではないと強調した。
風を取り戻したい新党は、就任以来、高い支持率を維持する大阪府知事の橋下徹に、そろって秋波を送る。
今月17日、ミナミの高島屋前でマイクを握った新党改革代表の舛添要一が、買い物客らに語りかけた。
「役所が邪魔する。規制がある。橋下知事に電話をかけて言いました。『自由な都市、作りませんか』。知事も大賛成だ」
大阪特区構想を披露し、橋下との親交を印象づけた。
みんなの党の渡辺も大阪での講演会で、「(橋下の提唱する)大阪都構想はおもしろい。勝手連で構想を応援するのも考えたい」。日本創新党代表幹事で、昨夏の衆院選前には橋下らと「首長連合」を作った中田宏は、「知事とはあうんの呼吸。目指すところは一緒」と協調関係をアピールする。
ただ、ラブコールを受ける橋下は「国政にスケベ心が出たら、一気に府民は離れていく」とつれない。その一方で、新党に「期待しています」とエールを送り、「政権交代は今までの仕組みが変わるきっかけ。いよいよ本気の動きが出てきて、国民も真剣に選挙を注視しないといけない時代になった」と参院選の行方を見守る。
何が有権者をひきつけ、票はどこに向かうのか。公示日の24日、候補者たちは風を求めて街に走り出す。
(敬称略、社会部 諏訪部敦)
6909
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:21:30
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006220003
【政党票流・上】元「自民王国」
2010年06月22日
自民党支部の会合で話す宇野治氏(奥左)。右は党公認で参院選に出馬する武村展英氏=守山市
【地盤溶解 手探りの進路】
「ひと昔前、滋賀県は自民党王国と言われていた」
6月7日、草津市で開かれた自民党滋賀3区支部の総会。県議会議長の吉田清一氏(63)は、昨年の衆院選でゼロになった党国会議員の議席奪還をめざす参院選を目前に控え、往時から様変わりした党の現状を語った。
滋賀では党公認の新顔、武村展英氏(38)が、民主党現職の林久美子氏(37)に挑む。だが、3区支部の党員数は、2008年度の2100人から昨年度、一気に千人減っていた。「これが現実の数字だ」。党県連によれば、県内の党員数は今年、初めて1万人を切った。
「過去の栄光を引きずって、国民のための政治をやってきたのかどうか。じっくり反省しなければならない」
【公共投資先細り】
「王国」だったころ、滋賀の自民党からは総理大臣も輩出した。故・宇野宗佑氏。現在の滋賀3区にある守山市に拠(よ)り、中選挙区時代の滋賀全県区で、宗佑氏の議席は元防衛庁長官の故・山下元利氏とともに指定席だった。
「当落より、山下氏とのトップ争いを制するかどうかの戦いだった」と、宗佑氏を支援してきた守山市の片岡新一さん(56)は言う。
自民党政権時代、地方経済は大型の公共事業に支えられた。宗佑氏は氾濫(はん・らん)を繰り返す野洲川の河川改修に尽力した功績などで、守山市の名誉市民になった。
「お金が回ってみんなが潤った。大臣ポストを得たあとの宗佑さんの人気は守山で圧倒的。市内でわざわざ選挙運動するまでもなかった」
時代は変わった。バブル崩壊後の失われた10年を経て、公共投資のパイはどんどん細っていった。相前後して宗佑氏の地元の守山をはじめ草津、栗東、野洲の4市でつくる滋賀3区は、関西のベッドタウンとして発展。無党派の若い世代が流入した。
昨年の衆院選滋賀3区で、宗佑氏の娘婿の宇野治氏(62)は民主党の三日月大造氏(39)にほぼダブルスコアで大敗。比例復活もならず下野した。比例復活した03年と05年の選挙で得票1位を死守した地元の守山市でも、昨年は9千票差をつけられる惨敗だった。
「組織を固めても、民主の風の前にはどうにもならなかった」。今は宇野氏を支える後援会「治友会」会長の片岡さんは振り返る。
昨年末、宇野家は義父の生家である旧中山道守山宿の造り酒屋「宇野本家」の土地と建物を守山市の公社に売却した。日本酒の需要の伸び悩みなどから業績が低迷しており、清酒「栄爵」で知られた1872(明治5)年創業の宇野本家もこれを機に清算された。資産を整理し出直しを期すが、党勢回復への道は険しい。
【つかめぬ無党派】
宇野氏の女性支持者たちでつくる後援会「すずらん会」会長の辻ひとみさん(63)は、今年に入って一緒に党を支えてきた仲間数人から手紙を受け取った。年間4千円を支払う党籍の更新手続きをしないという内容だった。ある手紙にはこうつづられていた。「いましばらく自民党を休ませてください。民主党には入りません」
参院選公示1週間前の17日、草津市であった3区支部の選対会議。出席者は、支部長の宇野氏ら幹部に対して危機感をあらわにした。
「身内ばかり集まる個人演説会をあちこちでやっても意味がない」「もっと本人が街頭に出て有権者と触れ合う機会を増やさなければ、浮動票はつかめない」
菅直人政権の誕生後、支持率の回復が著しい民主党とどう戦うか。結論は容易に出ず、次回の会議に持ち越された。
◇
選挙という舞台で、政党の立ち位置が揺らいでいる。無党派層の動向が勝敗を左右し、従来の組織選挙で立ち行かなくなった政党のいまを、湖国で見た。
6910
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チバQ
:2010/06/27(日) 20:23:50
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100622ddlk26010688000c.html
戦いの図式:参院選きょうと/上 民主 複数擁立、互いに危機感 /京都
「この会に出ると決めた時はまだ、僕の部下だったんですよ。菅さんから『ちょっと福山くんをくれや』と言われまして」。菅政権発足直後の今月12日、民主党府連が京都市内のホテルで開いた集会。堅物のイメージが強い岡田克也外相の冗談に、隣に立つ現職の福山哲郎氏(48)も表情を緩めた。
福山氏は04年の参院選は野党にもかかわらず、自民党候補に12万票以上の大差をつけトップ当選を果たした。政権奪取後は副外相という要職を務めて知名度は上昇、連合京都の全面支援を受けて選挙戦を優位に進めるはずだった。
しかし、「複数改選区に複数擁立」の方針を、小沢一郎・前党幹事長が打ち出したのだ。改選数2の京都でも、09年衆院選比例で初当選したばかりの河上満栄氏(39)に白羽の矢が立った。共倒れの懸念から反発した党府連は、新人の河上氏の立候補を認める代わりに党本部がその支援活動に責任を持つよう条件を付けた。
首相が鳩山由紀夫氏から菅直人氏に替わって支持率がV字回復し、風向きは変わったが、新たな懸念もある。「中途半端に支持率が上がり、『もう1人(河上氏)に』(投票先を替える)となると困る」。岡田外相の京都入り6日前にあった事務所開きで、福山氏が険しい表情を見せた。
知名度抜群の福山氏に比べ、河上氏は議員歴が1年にも満たないが、党府連幹部は「関ケ原の戦い」を例に「たった1人の大名の裏切りから戦局は大きく変わった。選挙も同じだ。福山支援の態勢は変えない」と断言。前原誠司国土交通相、蓮舫行政刷新担当相など大物が、公示前でも次々と福山氏の応援に選挙区入りしている。
一方、党の新執行部が複数擁立見直しを検討する中、河上氏は衆院議員を辞職し退路を断った。小沢氏の「投開票日まで管内を3巡、毎日50回の街頭演説」という指示を今も守り、ポロシャツ姿で連日靴底を減らしている。
岡田外相が熱弁を振るったころ、河上氏は市内の中心街を練り歩いていた。「(公示後、選挙ポスターを)泣きながら、夜中に自転車で走りながら張ろうと思ってます」。集まった報道陣に危機感をあらわにした。【入江直樹、山田尚弘】
◇
直前に迫った参院選に向け、関係者の思惑もさまざまだ。京都選挙区で候補を擁立する主な政党の戦いぶりを追った。
6911
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:24:19
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100623ddlk26010508000c.html
戦いの図式:参院選きょうと/中 自民 野党転落、揺らぐ組織票 /京都
府の最北端にあり、兵庫県に隣接する京丹後市久美浜町河梨(こうなし)地区。今月上旬、自民党の現職、二之湯智氏(65)が地区の公民館前でマイクを握った。
「菅(直人)さんは鳩山前内閣のナンバー2。失政の一端を担わなければならない」。約10分間の演説中に握手を求める人や、家から顔を出す人はいない。漁港での演説でも集まった人はまばらで、漁業の男性(66)は「国会議員を最後に見たのは10年以上も前」と驚いた様子。同行した府議も「ここまで細かく地域を回る候補者は他にはいないだろう」と舌を巻いた。
なぜ、こうまでして地域を回るのか。二之湯氏は「声も聞かない、顔も見ない候補者に有権者は票を入れない。効率だけでは選挙はできない」と“どぶ板”活動が票につながることを強調する。しかし、主な理由はこれだけではないだろう。政権交代で与党から野党に転落したことが影を落としているのではないか。
連立を組んでいた公明党は04年の参院選で二之湯氏を推薦したが、21日に自主投票とすることを確認した。ある同党府本部幹部は「支援する理由も余裕もない」と話す。また、府医師会の政治団体「府医師連盟」が参院選の選挙区で、民主党の現職、福山哲郎氏を初めて推薦し、二之湯氏と同列の扱いにした。前回に比べ、二之湯氏を支える組織票が揺らいでいるのだ。
こうした中、いかに票の取りこぼしを減らすかが再選のかぎになる。自民党府連の選挙区選対事務長を務める田中セツ子・京都市議は「組織固めを図るとともに、投票を働きかけていく」と説明する。二之湯氏と地方議員との連携を重視。ある京都市議は「来年には統一地方選がある。みんな自分の選挙だと思って目の色を変えて戦うはずだ」と打ち明ける。府連は5月から、街頭演説などで、京都版ローカルマニフェスト(政権公約)を配布するなど、党勢拡大に向け努力を始めた。
これまでの支援者の票固めと、新たな支持者の確保。再選に向け選対はこの二つの両立を目指し、活動している。【小川信】
6912
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チバQ
:2010/06/27(日) 20:24:46
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100624ddlk26010529000c.html
戦いの図式:参院選きょうと/下 共産 議席奪還、若者浸透が鍵 /京都
梅雨の曇天に覆われた今月中旬の土曜午前、木津川市のショッピングモール前に約10人の人垣ができた。「『大企業がよくなれば下請けもよくなる』というが、ごまかされているんじゃないか?」。年配の男性がマイクを向けた女性に疑問をぶつけた。共産党の新人、成宮真理子氏(40)が聴衆と対話しながら政策を訴える「まちかどトーク」だ。
「大企業の国際競争力は強くなったが、働く人の給料は下がった。共産党は、国民の立場から経済を強くします」と答える成宮氏に聴衆は拍手を送るが、その顔ぶれのほとんどは高齢者だ。
衆院選で小選挙区制が導入されて二大政党化が進み、04年参院選京都選挙区で議席を失った共産党は、議席奪還を誓う。98年参院選京都選挙区で再選した、当時の現職が獲得した38万票を今回の目標に掲げる。しかし、成宮氏が落選した07年参院選京都選挙区の得票は27万票で、今年4月の府知事選でも党推薦候補の得票は30万票にとどまった。
支持者の高齢化が進む中、目標達成には大幅な新たな票の上積みが必要だ。成宮氏の陣営幹部は「自民に反発し、民主に失望した無党派や若い世代に、どれだけ支持を得られるか」と、無党派層や若者への浸透が勝敗を分けるとみる。
支持拡大の一つの方法が「まちかどトーク」で、陣営は今まであまりアピールできていなかった層にも存在感や主張を知ってもらおうと対話を呼び掛ける。府内で30回以上開催し、その様子をインターネットの動画サイト上で生中継するなど、新たな試みも始めた。また、夜の演説会を遅らせ、従来の支持者以外にも若者が集まりやすい夕方の街頭に立ち演説することも。
府の南端に位置し、大阪、奈良に近いベッドタウンの木津川市。宅地やマンションの造成が進み、若い層を中心に人口が増え続けているが、これまで若い世代に共産党の主張を理解してもらう機会は多くなかった。
この日午前、1時間弱の「まちかどトーク」を終えた成宮氏。「若い人は少なかったが、マイクを向ければ思いを話してくれる人がたくさんいる。無党派層も“無関心層”ではない。そういう人の関心を引き出したい」と力を込めた。【田辺佑介】
6913
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チバQ
:2010/06/27(日) 20:26:16
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100621ddlk24010077000c.html
票流:’10参院選/上 首相交代で状況一変 /三重
昨夏の政権交代後、初めての本格的な国政選挙となる参院選。24日に迫った公示を前に激戦が予想される三重選挙区(改選数1)の動向を探った。
◇無党派の怖さ実感
聴衆は約30人しか集まらなかった。
13日、四日市市で開かれたみんなの党新人の矢原由佳子氏(34)と同党の川田龍平参院議員(34)の対談会。県組織がなく、無党派層に秋波を送る矢原氏陣営が「薬害エイズ事件」の被害者として知名度がある川田氏を招き、大票田の北勢地域で支持拡大を狙って開いた対談だった。
だが、用意した100席のうち、埋まったのはわずか30席ほど。会場の後方で見守っていた矢原氏後援会の坂田和章幹事長は厳しい表情で唇をかんだ。
「……少ないね」
■ ■ ■
毎日新聞が過去の参院選で実施した世論調査で、県内で「支持政党なし」と答えた無党派層は約3割。過去3回の参院選の投票者85万〜90万人のうち、各陣営は約30万票が無党派層と推測する。無党派を振り向かせた候補が議席をたぐり寄せると言っていい。
矢原氏が出馬表明したのは、候補予定者の中では最も遅い5月15日。支援の中心は中高校時代の同級生の山中光茂・松阪市長と市長の支持者で、同市以外に大きな組織はない。だが、当時は民主党が政治とカネの問題で転び、普天間問題の迷走も加わり、みんなの党の支持率は右肩上がりだった。別の後援会幹部は「松阪以外でも支援を申し出てくれる人が増えている」と手応えを実感していた。
だが、無党派は移ろう。鳩山由紀夫首相が辞任し、菅直人首相が誕生すると、民主党の支持率はV字回復し、状況は一変した。坂田幹事長は「マジックを見せられたよう」と表現してみせた。「同じ民主党で、政策の中身は何も変わっていないのに。有権者は分かっているのだろうか」
一瞬で変節する無党派の恐怖と現実。陣営は今、矢原氏の若さと唯一の女性候補予定者である点を強調し、再浮上を目指すという。
■ ■ ■
「首相交代まで多くの人が『やはり民主は駄目』と言ってたのに交代後は全く反応がなくなった」。自民新人の小野崎耕平氏(40)の選対地区責任者もそう嘆く。共産新人の中野武史氏(36)陣営の党県委員会幹部は「脱小沢で支持率が上がっただけ」と強がるが、変調は痛感している。無論、民主現職の芝博一氏(60)は「この流れが続けば」と歓迎するが、潮流が即座に逆流する地獄を見てきたのもまた同氏だ。
かつて「小泉旋風」を演出し、民主党の政権交代を実現させた要因でもあった無党派は今回、どこに向かうのか。各陣営は戦々恐々としながら、なお、その風向きを見極めようと苦悩し、嘆息する。
無党派のあまりの振幅の激しさに陣営幹部からは繰り言も漏れる。「これでは日本に真の民主主義は根付かないよ」。しかし、選挙戦が始まれば、各陣営は笑顔で手を振り、絶叫し、深くこうべを垂れる。見えない無党派に。
6914
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:26:51
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100622ddlk24010125000c.html
票流:’10参院選/中 南北巡り必死の攻防 /三重
街宣車の上で演説し、民主党を厳しく批判する自民党衆院議員=桑名駅前で2010年6月5日、田中功一撮影 ◇民・自ともに弱点抱え
「表紙を替えても中身は何も変わらない。民主党政権が1日延びれば、日本は1日早く破滅の道を進むことになる」
菅直人新首相の誕生から一夜明けた5日、桑名駅前で行われた県内選出自民党国会議員3人と、同党が擁立する新人、小野崎耕平氏(40)の合同街宣活動。党県連会長を務める三ツ矢憲生衆院議員は、民主党を厳しく批判し、小野崎氏への支援を訴えた。
自民党は昨夏の衆院選の県内5小選挙区で民主に1勝4敗。北勢地域では現職と新人が比例復活もかなわず、空白区となった。その劣勢をはね返すための活動だったが、集まった聴衆は100人足らずだった。
北勢地域の有権者数は、県内最多の四日市市など市部だけで全体の約4割を占める大票田。この地域の得票が当落の行方を左右するとも言われる。
だが、自民党のある県議は「この地域は運動がやりにくい」と漏らす。かつて同党に所属していた岡田克也外相ら民主党衆院議員のほか、鈴鹿市が地盤の民主現職、芝博一氏(60)も自民県議の支持層に深く食い込む。地元の自民県議は複雑な胸中を明かした。「自分の支持者も、国政は民主候補に票を投じるという人が半数以上。参院選の支援で自分自身が前面には出にくい。来春には自分の県議選も控えているしね」
■ ■ ■
5月30日夜、民主・連合系の県議会最大会派「新政みえ」(萩野虔一代表)の「結成10周年記念県政報告会」が、芝氏らを招いて熊野市で開かれた。
民主陣営は、党県連と連合三重、新政みえが一体となった「三重県方式」と呼ばれる選対本部を組織し、これまで参院選では補選を含め4連勝している。だが、農林水産業が盛んな県南部は自民の牙城で、民主陣営はこれまで厳しい戦いを強いられてきた。報告会を熊野市で開催したことについて、新政みえのある県議は「報告会の真の狙いは芝氏の支援。だからこそ、県南部を選んだ」と打ち明けた。芝氏の選対幹部も「県南部は連合傘下の労組員も少なく、地元に根付いた県議の支援は欠かせない」と言う。2大政党が互いにウイークポイントを抱えながら必死の攻防を続けている。
■ ■ ■
一方、共産新人の中野武史氏(36)の選対幹部は「07年選挙で県南部を重点的に回ったが、地域が広くて効率が悪く、得票に結びつかなかった。今回は県北中部での活動を増やしている」と言う。
みんな新人の矢原由佳子氏(34)も「組織がないので大票田の北勢中心に無党派層に訴えたい」とし、公示後も東紀州地域の遊説は1回だけの予定だ。
6915
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:28:40
http://mainichi.jp/area/mie/news/20100623ddlk24010174000c.html
票流:’10参院選/下 空洞化する団体推薦 /三重
参院選での支持を訴える公明党の坂口力衆院議員(左)。公明票はどこへ=三重県鈴鹿市で ◇注目集まる公明票
与党として推薦を働きかける民主。一方、自民の候補予定者は団体推薦を一切、受けない。攻守が入れ替わって迎える参院選だが、内実は簡単ではない。
「団体推薦は増えたが、まだ様子見のところがほとんど。与党になった効果がどれだけあるのか」。民主党県連関係者は複雑な表情でそう話す。
前回の参院選で三重選挙区の民主候補が推薦を受けた県レベルの団体は60団体。今回、同党現職の芝博一氏(60)が受けた推薦は、既に約80団体に上る。
従来は自民を推薦した県医師連盟をはじめ、県理容生活衛生同業組合などが民主候補推薦に転換した。芝氏陣営は政権交代後、従来の自民支持団体にも積極的に支援を働きかけ続け、推薦に変化が現れ始めた。一方、自民新人の小野崎耕平氏(40)は、県建設業協会など従来の自民支持団体の一切を推薦を受けない意向を明らかにしている。
しかし、実態は自民支援の団体は少なくない。県建設業協会の松井明専務理事は「会員は基本的に小野崎さん支持。民主党が公共事業の削減を打ち出している以上、支援しにくい」と明かす。芝氏陣営関係者も「自民を支援してきた業界の人たちが小野崎さんのポスターを張っている」といら立ちを隠さない。
一方、そもそも団体推薦の効果を疑問視する声もある。中堅の自民県議は語る。「各会員が自らの判断で候補者を選ぶようになってきている。推薦団体の数で決まるなら、過去の選挙ですべて自民候補が勝ったはずだよ」
■ ■ ■
13日、鈴鹿市内で行われた公明党の街頭演説会。同党副代表の坂口力衆院議員は、民主政権を批判する一方、自民党に対しても「大企業優先の体質が残っている」と述べ、公明党への支援を訴えた。
政権交代で下野し、自民との連立を解消した公明党。県内で十数万票とされる同党支持票は垂ぜんの的だ。自民党県連幹部は「民主など他党候補に流れる票は少ないのではないか」と期待する。みんな新人の矢原由佳子氏(34)の陣営幹部も「公明党としての推薦は無理と言われたが、一度は正式にお願いに行きたい」と話す。
新人の中野武史氏(36)を擁立する共産陣営だけが「業界団体の推薦や公明票とは無縁」とし、街宣活動やミニ集会などで支持拡大を図る方針だ。
公明党県本部の中川康洋代表は「自主投票を含めて対応は決まっていない。23日には方針を発表したい」と語るだけだ。しかし、同党の支持母体、創価学会幹部はこぼした。「本当のところ、支持者でもどこの党に入れたかなんて分からないから……」(この連載は田中功一、福泉亮が担当しました)
6916
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:31:44
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100622/szk1006222202001-n1.htm
【参院選】混戦!(上) 党本部・県連に“ミゾ” 民主2議席獲得なるか 静岡
2010.6.22 22:01
このニュースのトピックス:選挙・静岡
「断絶した中で別々に戦うのは今日で終わりだ」。民主党選対委員長の安住淳が党本部と県連の候補者擁立問題の決着を“宣言”し、藤本祐司、中本奈緒子の2人と県連会長の牧野聖修は笑顔で握手を交わした。
14日午後、安住が来県。県連が要請する「候補者一本化」を回避し、2人公認を決めた党本部の裁定を伝え、県連との和解を強調して見せた。
だが同日、県連幹部は記者団に「県連の藤本支援は変わらない。中本氏に協力はするが支援することはない」と明言。県連の意向を聞かずに前幹事長の小沢一郎が擁立した中本へのわだかまりを隠さなかった。
牧野も「選対の見直しはしない。現状の選挙態勢を堅持していく」と県連が藤本、党本部は中本を支援するという別々の態勢で臨む方針を示した。菅直人内閣の発足で支持率がアップしたものの、自民党など野党陣営の勢いも増しており、藤本、中本の両陣営や県連は“共倒れ”の危機感をぬぐい去れないままでいる。
そうした中、藤本は新政権の誕生を好機ととらえる。「実は小沢さんはよく知らないんです」と暴露するほど「小沢派」とは距離を置く。それだけに「戦いやすくなった」(選対関係者)と陣営は歓迎ムードだ。「相手は中本さんではない。中本さんとは競合しない」と国土交通政務官の実績を前面に出して支持を呼びかける。懸念は、候補者擁立をめぐる党本部と県連のごたごたによるイメージダウンだ。
「ようやく名前を呼んでもらえることが多くなり、反応もよくなってきました。菅政権になってから激励の声が増えました」と中本。公募に応じて出馬する“落下傘候補”だ。党本部のスタッフや家族と県内をこまめに回る。小沢の指示通り、「とにかく毎日50カ所の辻立ちをしています」とエネルギッシュに話す。地道に足で稼ぐ草の根運動を展開しているが、組織がなく、知名度不足が不安材料となっている。
今回の党本部と県連の対立は、迷走する鳩山政権のもとで「2人擁立は共倒れする可能性が大きい」との県連の訴えを無視して、小沢が中本を擁立したことが発端だった。
小沢が中本擁立を発表した3月31日。藤本を支援する連合静岡会長の吉岡秀規は「党の支持率が下がったのは『政治とカネ』。責任をとって小沢幹事長が辞任する覚悟があるのなら、2人立てて戦うことができる」と小沢に辞任を迫り、全国から注目を浴びた。
民主党が2人を擁立したのは平成16年に続いて2度目。藤本が当選したが、連合静岡と現職候補との関係悪化も影響して2議席獲得は果たせず、自民党と議席を分け合った。
20万人の加盟組合員を持つ連合静岡の幹部は「2人擁立の影響はそれほど受けない」と支援拡大を目指す。藤本を推薦する団体は前回並みの約40団体を数えるが、同時に自民党を推薦する団体も含まれているとして、支持固めに懸命だ。
民主党の選対幹部も「2人は競合しない」と強調するが、鍵を握るのは無党派層の票の行方だ。真価が問われる選挙戦となる。
◇
24日に公示される参院選。静岡選挙区(改選2)には民主党2人、自民党、共産党、みんなの党、幸福実現党各1人の6人が立候補を予定している。新政権での支持率回復を背景に2議席獲得を目指す民主。候補を1人に絞り議席奪還を狙う自民。じわじわと存在感を示し“台風の目”となってきたみんなの党など立候補予定者が乱立する混戦の模様を探った。=敬称略(参院選取材班)
6917
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:32:17
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/100622/szk1006222207002-n1.htm
【参院選】混戦!(下)「みんな」の出馬に危機感 保守系、民主も“同士討ち” 静岡
2010.6.22 22:06
このニュースのトピックス:選挙・静岡
「浜松で河合(純一)さんは非常に強い」。6月4日、岩井茂樹の地元、沼津市で開かれた決起集会の会場で、岩井の選対関係者は危機感をあらわにした。「今回は西部決戦だ」。
下野した自民党は昨年末に早々と立候補予定者を岩井1人に絞り、議席奪還を目指す。先頭に立って選挙戦を指揮する県連会長の塩谷立は県西部に基盤を置くが、地元の県東部と比べれば岩井の知名度や浸透度は心もとない。
自民党は昨夏の知事選、続く衆院選、さらに岩井が挑戦した参院補選で敗北。岩井の勝利を党再生の起爆剤にともくろむ。連敗で「保守王国・静岡」は崩壊したとも言われるが、自民県連の旧市町村単位である67支部の組織力は健在だ。陣営は民主党の失速に伴う保守層の掘り起こしに期待をかける。
投票率が35%だった参院補選で、岩井は約40万票を獲得した。選対幹部は今回の投票率を55%程度と予想し、「45万票まで持ち込めば何とかなる」と話す。だが、自民党の県議会会派の分裂や副議長選の造反問題などで県連内部は一枚岩ではなく、選挙戦への影響を危惧(きぐ)する声はやまない。
「常に変革し新たな創造を続ける“老舗”のチカラが必要だ。真の保守を貫く」。そんな声を払拭するかのように、岩井は12日に行った浜松市内の事務所開き、連日の街頭、大小の演説会場で「保守一徹」を前面に訴える。そのせいか、ライバルとなるべき民主党候補よりもむしろ、同じ保守系の河合を意識した戦いを強いられている。
みんなの党代表の渡辺喜美の同席のもと、河合純一が浜松市内で出馬表明したのは5月25日。この日を境に「この戦いは全く分からなくなった。人物的に評価が高く、知名度もあり怖い存在だ」と民主党、自民党の選対幹部はともに危機感を募らせている。
「河合は岩井さんと競合するんですよね」。河合の選対幹部も、同じ県西部を地盤とする民主党の中本奈緒子よりも、岩井を強く意識した発言を繰り返す。
河合自身は「全盲の熱血教師」をキャッチフレーズに、「教育現場の経験などこれまでやってきたことを伝えるしかない」と、県内214すべての駅を回る作戦で、無党派層への浸透を図る。「あらゆる場所に、行けば行くほど知名度の高さに驚く」と選対本部長の大岡敏孝は手応えを感じており、「反民主、反自民」を掲げる第3の勢力として無党派層の取り込みに躍起となっている。だが「出馬表明が遅く、組織もなく、準備不足は否めない」(大岡)だけに集票力は未知数だ。
「(岩井と河合は)どちらも保守系で年齢も同じくらい。与党対野党という構図よりもむしろ、保守系同士、民主公認同士で票を食い合うのでは」。陣営は選挙戦の構図をこう描いている。
こうした中で鍵を握りそうなのは、比例代表で県内27万票を目指す公明党の動向だ。県本部が19日に開いた幹事会の経緯を踏まえ、県本部代表代行の阿部時久は「(自民も公明も)どちらも機関決定はしていない」と事実上の自主投票となったことを明かしたものの、「比例に投票して選挙区を棄権することはあまりない。消去法なら(岩井の)ほかにやる人はいない」とつぶやいた。
岩井と河合が保守票をめぐって争う中、渡辺浩美は「地域経済がだめになる」と訴え、県内すべての市町に足を運んだ。農協、漁業、商工会議所などこれまで面会すら難しかった自民の地盤にも食い込む。陣営は「本当に政策を実現できるのはどの党か示したい」と力を込めた。
中野雄太は「保守王国静岡の復権」をスローガンに、都市部を中心に街宣活動を展開。昨年の衆院選に続く国政挑戦で「真の保守、真の第三極」を打ち出す。=敬称略
(参院選取材班)
6918
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:37:18
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100626/plt1006261503000-n2.htm
参院選情勢が激変 民主“菅効果”消え苦戦…各紙報道2010.06.26
7・11参院選の情勢が激変している。報道各社の序盤調査で、民主党が苦戦を強いられているのだ。劇的な「鳩山退陣・小沢切り」で、内閣支持率のV字回復を果たした菅直人首相(63)だが、消費税増税をアピールしたためか、急速に支持を失っているようだ。
朝日新聞と読売新聞、日経新聞は26日、ともに情勢調査を報道した。これによると、菅首相率いる民主党は選挙区で伸び悩んでおり、朝日は「54議席前後」、読売は「50議席程度」、日経は「54議席を上回る」と分析した。
民主党が参院で単独過半数を得るには、60議席の獲得が必要。国民新党との与党合計では56議席が必要。首相は目標議席を「54プラスα」としているが、ギリギリといえそうだ。
一方、谷垣禎一総裁(65)率いる自民党は、朝日は「41議席」、読売は「50議席に迫る」、日経は「40議席に届きそう」と、各社でバラつきがある。谷垣氏は「与党過半数阻止」を掲げるか、こちらも微妙だ。
第3極として注目される渡辺喜美代表(58)率いる「みんなの党」は、朝日は「9議席」、読売は「10議席に迫る」など、これまで第3党だった公明党を上回りそうな勢い。
今月初めの内閣発足直後、「脱小沢」の閣僚・党役員人事が好感されたのか、菅内閣は世論調査で60%以上の高支持率を記録。この勢いのまま、主要法案を残して通常国会を閉幕し、参院選になだれ込んだつもりだったが、好事魔多し、消費税でつまずいたもよう。
民主党中堅議員は「首相は17日の参院選マニフェスト発表の際、サプライズのように『消費税10%』を打ち出した。財務相時代、ギリシャの財政危機を目の当たりにした。財政再建に踏み切る決意を固めたようだが、支持率低下を考えるとタイミングが悪かったのでは」と不安がる。
投開票まで2週間、首相は国民を説得できるのか。
【参院選 報道各社の各党獲得議席予測】
民主党 自民党 みんなの党
朝日 54 41 9
読売 50程度 50に迫る 10迫る
日経 54上回る 40届きそう 比例で健闘
6919
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:39:36
http://gendai.net/articles/view/syakai/124773
参院選きょう公示 タレント候補大苦戦 (当)谷、岡部らひと握り
【政治・経済】
2010年6月24日 掲載
堀内、中畑はぎりぎりセーフ!?
五輪メダリスト、元アイドル、元プロ野球選手……。今回の参院選も、数多くの有名人候補が立候補している。主なタレント候補だけで、表の通りだ。
「知名度でいえば、ダントツなのが谷亮子氏で、当選は確実。50万票近く獲得してもおかしくありません。比例では自民党の堀内恒夫氏も当選圏内には入るでしょうが、どこまで票を伸ばせるか。あとの候補者は、政党別の得票数によって当落が左右されそうです」(政治評論家・小林吉弥氏)
いくら有名人でも、今は個人で何百万票も得票できる時代ではない。比例区は所属政党内の得票順で個人の当落が決まるため、政党が大量に得票すれば当選ラインは下がってくる。組織票を持たないタレント候補の当落は水ものなのだ。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏も「現時点で当選が濃厚なのは谷、堀内の両氏くらい」と、こう続ける。
「三原じゅん子氏は子宮頚がんや介護の問題を地道に訴えていて、なかなか評判がいい。街頭演説でも集客力はバツグンです。ただ、タレント候補の場合、人が集まるからといって、投票所で名前を書いてもらえるとは限りません。どこまで支持が広がるかは、公示後の活動にかかっている。中畑清氏、江本孟紀氏あたりも、当落線上に浮上する可能性はあります」
たちあがれ日本の場合、1議席を取れるとしたら中畑だろうといわれている。駒大野球部出身の中畑は、全国に広がる駒大ネットワークの強みもある。国民新党は郵政票をガッチリ押さえる現職の長谷川憲正が圧倒的に強いが、もう1議席を上積みできるとしたら江本だ。
「今回はスポーツ系の候補が多いので、神取忍氏や西村修氏といったプロレス出身者は埋もれてしまって、かなり厳しい。桂きん枝氏は、阪神ファンを取り込もうと黒と黄色のネクタイで頑張っているようですが、活動が関西限定だから全国区では苦戦しそう。民主党が比例で20議席を獲得すれば、元アイドルの岡崎友紀、庄野真代あたりが浮上してくるかもしれませんが、若い人には知名度が低いのがネック。選挙区では『探偵ナイトスクープ』で人気の岡部まり氏、地元の有名高校出身の石井浩郎氏が有力です。原田大二郎氏はダークホース。自民王国の山口県では苦戦とみられていたが、着実に支持を広げ、追い上げている。山口出身の菅首相が誕生したことも追い風で、ひょっとしたら大金星もありますよ」(小林吉弥氏=前出)
まったく当落が読めないのが池谷幸雄氏だ。民主党関係者が「行ける」と太鼓判を押す一方、有権者からは「演説代わりに倒立じゃ……」という困惑の声も聞こえてくる。
この中から、今年は何人の有名人センセイが誕生するのか。
◆比例区/池谷幸雄/39/民 主
◆比例区/岡崎友紀/56/民 主
◆比例区/桂きん枝/59/民 主
◆比例区/庄野真代/55/民 主
◆比例区/谷 亮子/34/民 主
◆比例区/神取 忍/45/自 民
◆比例区/田島美和/46/自 民
◆比例区/堀内恒夫/62/自 民
◆比例区/三原じゅん子/45/自 民
◆比例区/江本孟紀/62/国 民
◆比例区/敏いとう/70/国 民
◆比例区/西村 修/38/国 民
◆比例区/中畑 清/56/たちあがれ
◆秋田選挙区/石井浩郎/46/自 民
◆大阪選挙区/岡部まり/50/民 主
◆山口選挙区/原田大二郎/66/民 主
6920
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:48:29
510 :無党派さん:2010/06/27(日) 19:57:58 ID:13QLBtdU
共同の数値書き起こし
民主 47〜52〜57 選挙区31〜35〜39 比例16〜17〜18
自民 40〜46〜51 選挙区29〜34〜38 比例11〜12〜13
公明 7〜 9〜10 選挙区 1〜 3 比例 6〜7
共産 2〜 3〜 4 選挙区 0〜1 比例 2〜 3
国民 0〜 1 選挙区 0 比例 0〜 1
改革 0〜 1 選挙区 0 比例 0〜 1
社民 1〜 2 選挙区 0 比例 1〜 2
たち 0〜1 選挙区 0 比例 0〜 1
みん 5〜 7〜10 選挙区 0〜 1〜 4 比例 5〜 6
諸派 0 選挙区 0 比例 0
無諸 0〜2 選挙区 0〜 2 比例 −
6921
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:51:28
415 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:28:11 ID:13QLBtdU
>>35
各社出揃ったか。
これ見るに、本当の意味での接戦区は
青森、秋田、鳥取、熊本
の4県か。
423 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:35:45 ID:uSplYf/Q
民主の現職でやばいのは
1人区の長崎と3人区の埼玉(島田)か
424 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:35:55 ID:DO6ynqY0
>>407
大阪の二人は無い。
>>415
山形 長崎 愛媛 鹿児島 福井も数千票差だろう
429 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:37:19 ID:b4wY2h7d
>>423
群馬の富岡
やばいというより絶望的
430 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:37:49 ID:Gql+3eAp
>>423
秋田の鈴木もそこそこ危ない。
大阪の尾立も岡部をかわせるかどうか。
減員区の群馬富岡はもう無理だろう。
432 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:40:12 ID:uSplYf/Q
群馬があったのを忘れていた
東京の小川も安泰とはいえないね
447 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:48:19 ID:IsUAllhS
>>423
茨城郡司と神奈川の金子と東京の小川と静岡の藤本と大阪の尾立も落ちる可能性ある
6922
:
チバQ
:2010/06/27(日) 20:54:07
368 :無党派さん:2010/06/27(日) 18:09:36 ID:Gql+3eAp
民主と自民だけをまとめてみたもの
朝日で自民が低めに出てるのは新党勢を高めに見積もったからのよう。
●共同●
民主 52(最低47 最高57)
自民 46(最低40 最高51)
●読売●
民主 50(有力35 優勢15)
自民 48(有力32 優勢16)
●朝日●
民主 54(最低46 最高60)
自民 41(最低35 最高49)
●日経●
民主 59(最低46 最高68)
自民 45(最低30 最高52)
6923
:
チバQ
:2010/06/27(日) 21:00:24
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20100627ddlk01010138000c.html
選挙:参院選 自民応援控える知事、民主との関係配慮 札幌市長は民主応援 /北海道
◇昨夏と一変
7月11日投開票の参院選で、高橋はるみ知事は自民党候補の応援に奔走した昨夏の衆院選と打って変わり、候補者の応援を控えている。「体調不良」を理由にするが、高橋知事は自民推薦で当選した経緯があり、民主党政権下では目立った動きをしにくい事情もある。一方、上田文雄札幌市長は民主2候補の応援をする予定だ。【堀井恵里子、中川紗矢子】
「公務優先で、体調管理が重要という現状の中で、そういう環境ではなくなりつつあるのかなと思っています」。高橋知事は、約1週間の入院と静養から公務に復帰した22日、記者団から参院選での候補者応援について問われ、慎重な姿勢を示した。
昨夏の衆院選では「個人的なつながりや、(自身の)選挙で応援を頂いた方」(高橋知事)を基準に、当時与党だった自民候補の応援に駆け回った。政権交代後は来春の知事選を控え、民主との関係に気を配っており、道幹部は「体調を崩したことでちょうど理由ができた」と話す。自民候補陣営も無理な応援要請はしておらず、「あうんの呼吸だ」(陣営幹部)と知事の立場をおもんぱかる。
◇ ◇
07年の知事選で173万票を得た高橋知事の人気は今も健在とみられており、逆に仕掛けているのが民主側だ。
「道内は経済雇用が厳しい状況にある。藤川さんの奮闘を祈念する」。公示前日の23日、札幌市内で開かれた民主候補の決起集会で高橋知事のメッセージが読み上げられ、出席者からはどよめきが起きた。
民主道連側が公示日に出席要請したのに対し、知事は道議会日程を理由に出席を見合わせ、代わりにメッセージを送った。自民、公明両党候補にも出しているが、民主候補へのメッセージについて、道知事室は「初めてではないか」という。民主候補陣営幹部は「知事が来るとは思っていないが、自民の応援にも行きにくくなるはず」と狙いを語る。
◇ ◇
一方、上田市長は17日の市長会見で「市議会の議員を辞した候補とは従前からのつきあいで、私に応援を、という方には公務に差し支えない限り応援したい」と語る。外遊から帰る29日以降、市長選で推薦を受けた民主の2候補の応援を予定しており、7月4日に前市議の候補の街頭演説に参加する。
09年の衆院選では、高橋知事に比べ応援は目立たなかったが、政権交代後、政府への陳情も増え、存在感を発揮してきた。過去2回の市長選では無党派層を取り込んで自民推薦候補を破っており、民主側も上田市長の応援で無党派層への浸透に期待している。
6924
:
チバQ
:2010/06/27(日) 21:03:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100627/elc1006270100002-n1.htm
【参院選】小沢氏の「2人区2人作戦」 渦巻く不安 静岡選挙区 (1/2ページ)
2010.6.27 00:59
このニュースのトピックス:小沢一郎
参院選で民主党が打ち出した“2人区2人作戦”で陣営が苦悩している。党勢拡大につなげようと小沢一郎前幹事長が推奨した作戦だが、擁立を強いられた選挙区では共倒れへの不安が渦巻く。2候補が立った静岡選挙区でも小沢氏への不満が根強い。「あとは政策を訴えていくだけ」。候補者はわだかまりをいったん捨て、始まった選挙戦に奔走する。
■“恨み節”消えず
小沢氏への“恨み節”は消えていなかった。
「『2議席は無理だ。共倒れになる』と戦略戦術の見直しを訴えたが、小沢さんは『まかりならん』と受け付けなかった。さらに、全国で唯一、選挙活動資金を出さず、公認料さえ出さないと言ってきた」
静岡市中心街の広場。民主党県連と連合静岡が支援する現職の藤本祐司氏(53)の選対本部長、牧野聖修衆院議員(65)はマイクを固く握りしめながら、苦難の道のりを振り返った。
静岡選挙区は改選2議席に対し、民主は現職の藤本氏と新人で会社員の中本奈緒子氏(31)を擁立して独占を狙う。複数擁立は、候補者同士を競わせることで票の掘り起こし、党勢拡大につなげたい小沢氏の方針で、静岡だけでなく京都や福島、長野などで“断行”した。
ただ、静岡県連は過去の参院選の得票数などから共倒れリスクが高いと判断。当初から藤本氏に一本化する方針だった。
しかし、3月末に突然、小沢氏が中本氏の擁立を発表し、党本部と県連が対立。「小沢幹事長が辞任する覚悟があるなら2人立てる」と、連合静岡会長が小沢氏に辞任を迫る発言をしたこともあった。
小沢氏側が県連側に選挙活動費を支給しないという“兵糧攻め”を打ち出したこともあって、対立はさらに激化。「政治とカネ」の問題で小沢氏が幹事長の座を降り、菅直人内閣が発足したことで資金供給は再開され、関係は修復された。しかし、今も小沢氏へのわだかまりを抱える関係者は少なくない。
■「前を向くしか…」
「家庭生活と仕事との両立を進めながら心身ともに健康な状態で働けるということが大切だと考えます」
浜松市中区の選挙事務所前で中本氏は20〜30人の支持者を前に、県内唯一の女性候補者であることを強調するため、女性の仕事環境の改善を訴えた。
首相交代で内閣支持率はV字回復し、民主党への追い風となっている。一時険悪になった党本部と県連は、公示直前には2人公認を互いに確認し合った。
しかし、小沢氏が擁立した中本氏に業界団体からの推薦はない。組織票が期待できない厳しい戦いだ。
「昨年夏の衆院選では小沢氏に期待して民主党に投票したが、今回は小沢氏の『政治とカネ』の問題が解決していないので、中本氏には投票しない」。浜松駅前で待機していたタクシー運転手の男性(61)が言うように、小沢氏の存在が逆風になっている面は否めない。
一方で、小沢氏の指示を守って1日50回の辻(つじ)立ちを実行するうちに「『負けるな』『がんばれ』といった応援の声をかけられるようにもなった」(中本氏陣営幹部)。水面下では小沢氏の関係者が小沢氏の名刺を持ち歩きながら、県議や市議に中本氏支援を要請する動きも出ているという。
藤本氏の陣営幹部もこう話す。「自民やみんなの党の集票力も無視できないが、やはり一番恐ろしいのは小沢さんの影響力。もう前を向いて訴えていくしかない」
◇
静岡選挙区では、民主の2候補以外に、みんなの党新人で元パラリンピック競泳の金メダリスト、河合純一氏(35)、自民党新人で元大学非常勤講師の岩井茂樹氏(42)、共産党新人の渡辺浩美氏(49)、幸福実現党新人の中野雄太氏(36)が立候補、民主の2議席独占を阻もうと支持獲得に懸命だ。
6925
:
神奈川一区民
:2010/06/27(日) 21:25:21
参院選神奈川選挙区の序盤情勢、小泉氏と千葉氏が先行/神奈川新聞総合調査
2010年6月27日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006270009/
改選3議席に対し10人が立候補している神奈川選挙区の情勢について神奈川新聞社では、調査データに各陣営などへの取材を加味して総合的に分析した。その結果、自民党・小泉、民主党・千葉氏が先行。当選圏内入りを目指し民主党・金子、みんなの党・中西氏が続いている。共産党・畑野、社民党・木村氏や新党勢が追い上げを目指す。
調査段階で5割弱の有権者が態度を決めていない。態度未定者は政党支持なし層(無党派層)では7割におよび、同層から1割を超す支持を得ている候補はいない。選挙戦も2週間を残すことから、情勢が変わる可能性もある。
自民が単独擁立した小泉氏は同党支持層の約6割を固めた。旧連立与党の公明党からの支持は約1割で、その拡大に努める。年齢別では20代の4人に1人など、各年代へ満遍なく浸透している。
千葉氏は民主の3割強から支持を得た。法相としての知名度もバックに、みんなの党の約1割にも食い込む。女性からの支持はトップ。年代別では40代、50代で1位を占める。
金子氏は民主の約2割を固めた。推薦を受ける国民新党の2人に1人が支持。70代の1割強を得るなど40代以上に浸透する。
中西氏はみんなの党の6割強を固めた。社民の1割強、民主の1割弱を取り込む。30代の約1割の支持を得る。
畑野氏は共産の約9割を固めた。国民新の約3割に食い込む。木村氏は社民党の約5割を固めた。
新党勢では松田氏が、たちあがれ日本の支持をほぼ固めた。
甲斐氏は新党改革の支持層拡大を目指す。幸福実現党・加藤氏は比例票の上積みもにらみ活動している。無所属・山本氏も浸透を目指す。
神奈川選挙区の立候補者は以下の通り(届け出順、敬称略)
加藤文康 諸新
甲斐敬浩 改新
山本誠一 無新
中西健治 み新
金子洋一 民現
千葉景子 民現
畑野君枝 共元
木村栄子 社新
松田 学 た新
小泉昭男 自現
6926
:
とはずがたり
:2010/06/27(日) 21:27:20
>>6925
中西が社民の1割強をとってるんですねぇ。
6927
:
神奈川一区民
:2010/06/27(日) 21:27:26
参院選神奈川選挙区の序盤情勢、鍵を握る無党派層
2010年6月27日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006270011/
共同通信社が24日から26日に実施した世論調査で、参院選神奈川選挙区での「支持政党なし」の回答は全体の4割近くにも上った。過去の国政選挙で何度も「風」を吹かせてきた無党派層。このうち投票先を誰にするか決めていない人は7割に達しており、今回の参院選でも最大勢力の動向が鍵を握りそうだ。
調査によると、県内の政党支持率は「支持政党なし」がトップで38・9%。民主27・0%、自民16・6%、みんな6・2%、公明5・2%、共産2・3%、社民2・0%と続く。
2007年の前回参院選時の調査では、民主が18・6%だったのに対して自民が28・6%。政権交代後、二大政党の立場が逆転したが、「支持政党なし」は2ポイント増えた。
無党派層は、過去の選挙戦で結果に大きな影響を及ぼしてきた。特に都市型選挙区の神奈川は多いとされ、今回の支持政党なしとの回答も全国平均より6・9ポイント高い。
そのうち候補者の投票先を決めているのは3割弱。無党派層全体の1割を超す支持を集めている候補者はいない。
過去5回の国政選挙での出口調査でみると、4回の選挙で、野党第1党だった民主が無党派層の支持を最も集めてきた。07年の参院選では民主を参院の第1党に押し上げ、昨年の衆院選では比例復活も合わせ18小選挙区の民主候補を当選させる原動力となった。
ただ今回の参院選は政権交代後の初めての国政選挙。神奈川の無党派層がどう動くのか、各陣営ともその動向に注意を払っている。
6928
:
神奈川一区民
:2010/06/27(日) 21:35:38
>>6926
最後は中西氏と金子氏の争いでしょう。
どっちが勝っても僅差じゃないでしょうか。
6929
:
神奈川一区民
:2010/06/27(日) 21:41:33
参院選情勢 小泉氏がリード
千葉、中西、金子の3氏が横一線で猛追
読売新聞の参院選情勢調査では、参院神奈川選挙区(改選定数3)は、自民党の小泉昭男候補がリードし、民主党の千葉景子候補、みんなの党の中西健治候補、民主党の金子洋一候補の3人が横一線で猛追する展開となっている。共産党の畑野君枝候補が続き、出馬表明が遅かった社民党の木村栄子候補が懸命に追い上げている。ただ、有権者の約3割が投票先を明らかにしておらず、終盤に向け情勢が変わる可能性がある。
小泉候補は、大都市から町村部まですべての地域で他候補の支持を上回った。20、30、70歳代以上の年齢層で3割前後の支持を得ている。自民支持層を手堅くまとめ、連立を解消した公明支持層の約半数にも浸透。無党派層からの支持も他候補を上回った。
千葉候補は、女性の約2割弱から支持を得ているほか、40、50歳代では他候補の支持を上回った。職業別では専業主婦層の支持で他候補を上回る。党支持層のうち、3割超を固めたほか、社民党支持層の2割弱からも支持を得ている。
中西候補は、町村部で2割超の支持を得ているほか、70歳代以上の層を除き、各年齢層で2けたの支持を得ている。党支持層の約8割のほか、公明支持層の約1割の支持を得ている。無党派層からの支持は1割程度にとどまっている。
金子候補は、人口10万人以上の都市部で2けたの支持を得ている。党支持層からの支持は2割超、無党派層からは1けたにとどまる。
共産党の畑野候補は党支持層の9割を固めた。社民党の木村候補は党支持層の支持は4割。
甲斐、松田、加藤各候補は、まだ浸透し切れていない。
<<立候補者(届け出順)>>
改選定数3-候補10
加藤 文康47諸 新
甲斐 敬浩46改 新
山本 誠一38無 新
中西 健治46み 新
金子 洋一48民 現《1》〈国〉
千葉 景子62民 現《4》〈国〉
畑野 君枝53共 元《1》
木村 栄子62社 新
松田 学52■ 新
小泉 昭男64自〈山〉現《1》
(2010年6月26日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100625-OYT8T00048.htm
6930
:
名無しさん
:2010/06/28(月) 04:45:39
自民党は比例代表で片山さつき、佐藤ゆかり、松浪健四郎、
庶民は前選挙で審判を下したはずでしょ?
何の為の選挙だよ。庶民を馬鹿にするな自民党
民主党もどうかしてるが、比例では良く考えて投票しましょう。
6931
:
建設的与党らいおんはーと
◆S3/.7DxKSg
:2010/06/28(月) 22:10:47
ついに家の14型ブラウン管テレビデオが16年目にして
つねに16:3のレターボックス画面になるという寿命に達したため
TVを買いに今日夕方有楽町のビックカメラに行ったら
駅前で杉村太蔵に遭遇
オレが爬堵夜魔雪男以来の握手した候補となったのであったwww
ぶっちゃけ、通行人ガン無視状態で握手求めるのがハズかったwww
6932
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:11:13
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006170003
風はどこへ 2010参院選(1)/民主
2010年06月18日
演説する岡田克也外相(中央)と簗瀬進氏(右端)。周りを聴衆が埋め尽くした=13日午後、宇都宮市の東武宇都宮駅北口前
「ころころ投票先が変わるのはどうかなと。政治もNPOの仕事も答えがあるものではない。もっと長い目で見て、信じてついていくことも必要ではないか」
参院選を前に、宇都宮市のNPO法人の理事を務める岩井俊宗さん(27)はこう考えている。「とにかく変わってほしい」という願いを込めて、昨夏の総選挙では選挙区で民主党に1票を投じた。2005年の総選挙では「郵政民営化や改革という言葉に影響を受けて」自民党に投票。「無党派」を自認する。
08年3月に結婚、昨年9月には長男が生まれた。子ども手当は申請したが、何に使うかは決めていない。
政権交代によって生活が特に変わったという実感はないが、「仕事はしやすくなったのでは」。民主が掲げる「コンクリートから人へ」というスローガンは、社会問題の解決に取り組む人を支援するNPOの仕事に通じると考えるからだ。NPO活動を支える寄付金に対する税制優遇に前向きなことも歓迎だ。
何度か落選を経験しながら再起し、首相にまで上り詰めた菅直人氏には「苦労しているからこそ、自分と重ねて見ている人もいるはず」と、岩井さんも大きな期待を寄せる。
今のところは民主に入れようと考えているものの、みんなの党や、首長や地方議員が結成した日本創新党といった新党もやはり気になる。「もう少し全体を見て、各党の政策を読み込んでみたい」
◇ ◇
「政権交代しても、政治は誰がやっても同じなのか。鳩山さんの退陣で政治全体への失望感を感じた」
鹿沼市の機械部品製造会社専務の村上昭夫さん(61)は残念がる。自民の支持者だったが、昨夏の総選挙では「二大政党が競い合う」時代の到来を期待し、初めて民主に投票した。
政権交代は期待通りとは言えなかったが、鳩山政権には評価すべきところもたくさんあったと思う。「基地問題にしても、これまでの政権はやる前から(県外への移設を)できないと決め込み、何十年も変わらずにきた。結果的にだめだったが、挑戦したことはよかった」
今年5月の連休明けから自動車関連の新規の注文が増え始め、仕事の方でも少しは明るい兆しが感じられるようになってきた。参院選でも民主に入れるつもりだ。「民主だからうまくいくとは思っていないが、あと3年くらいは見てみたい」
◇ ◇
「ここにきて流れが変わってきた。改革の流れを後戻りさせたくない」
菅内閣発足後、初の週末だった今月13日午後。宇都宮市での街頭演説で、参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定の民主現職、簗瀬進氏(60)は声を張り上げた。壇上には岡田克也外相と、簗瀬氏の高校・大学の後輩にあたる枝野幸男・党幹事長も並んだ。東武宇都宮駅北口前を埋め尽くした買い物客らがさかんに拍手を送った。
内閣支持率の急落に悩まされていた先月末までとはうって変わったような有権者の反応に、県連幹部からは笑みがこぼれたが、佐藤栄幹事長は「すべてが簗瀬氏の票に結びつくとは思わない」と気を引き締める。報道各社の世論調査の結果を見る限り、菅内閣発足を機に民主には強い追い風が吹いている。だが、無党派層を始めとする有権者の支持模様が以前より流動的になっていることは、内閣支持率の乱高下からもうかがえる。
陣営でも「移り気な支持層」へのアプローチは手探りだ。例えば、携帯電話のホームページ(HP)を5月に開設。若い有権者を主な対象に、「まんが進くん」と動画「進ちゃんねる」の二本柱で「親しみやすさ」をアピールする。集会などでHPに直接アクセスできるQRコード入りのパンフレットを配布。選対事務局長を務める加藤剛・連合栃木事務局長は「興味本位でいいからのぞいてもらいたい」。
一方、以前から支援を受けてきた連合などの労働組合に加え、「政権与党」になった強みを生かして自民を支持してきた団体からの推薦取り付けにも力を入れる。県医師連盟や県興農政治連盟など推薦を得た団体は60を超えた。ただ、選挙区については自民候補と同時に推薦する例が目立つ。得票に直結するかは不透明だ。
6933
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:11:40
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006180003
風はどこへ 2010参院選(2)/自民
2010年06月19日
自民党県議の後援会の会合であいさつして回る上野通子氏(右)=15日夜、足利市福富町
「肝を抜かれたような人たちばかりになってしまった」。宇都宮市で外科医院を開業する五味渕昭夫さん(79)は、野党転落後の自民党について「期待しているだけにもどかしい」と嘆く。
古くからの自民支持者。小泉政権以降の医療費削減に怒りを覚えていたが、民主党も「言っていることはバラマキそのもの。おっかない」。昨夏の総選挙では小選挙区、比例区とも自民に投票した。だが、今度の参院選では「比例区は迷っている」と明かす。
民主政権には「失政が多すぎる」と落第点をつける。医療費削減のあおりで「崩壊の危機」が叫ばれた救急や小児科に関する診療報酬は増やしたが、小規模な医院の「再診料」を減らすなど開業医には不利な面もある改定だった。五味渕さんの医院では月20万〜30万円ほど収入が減ったという。
「民主政権はお金の使い方が偏っている。日本の一番の問題は少子高齢化。子ども手当もいいけれど、高齢者にもお金を使わないと」と憤る。「町の医院は、今やどこも『老人科』。私のところも患者の7割はお年寄りだ」
深刻な財政状況を考えれば、国民もある程度の負担増を覚悟すべきだというのが持論だ。しかし、消費税率引き上げには自民も腰が引けていると思う。「今の自民は政権の揚げ足取りばかり。日本の将来をどのようにしていくのか、ちゃんと語ってくれないだろうか」
◇ ◇
「カネのばらまきに頼るし、ダム事業の中止や米軍普天間基地の移設問題では地元への配慮もない。結局、何も変わらなかった」
日光市の山間部、三依地区に住む男性商店主(54)の政権交代に対する見方は厳しい。昨夏の総選挙で、小選挙区ではこれまで通り自民に投票したが、比例区は「お灸(きゅう)をすえる」ため民主に。だが、自民の惨敗ぶりは予想を超え、「お灸が効きすぎた」。「こうなったら期待するしかない」と民主政権に注目してみたものの、淡い期待は間もなく消え去った。
三依地区はバイクのツーリングや温泉目当てで首都圏から訪れる観光客も多かったが、景気低迷や過疎化による後継者不足により、10年ほど前には43軒あった飲食店が今は31軒。政権交代のずっと前から男性の店も売り上げの減少に歯止めがかからず、昨夏には店員に辞めてもらい、家族だけで店を切り盛りするようになった。
午前6時から午後11時ごろまで働きづめ。新聞やテレビで情報に触れる時間も減った。「このあたりは票も少ないから、選挙になっても候補者は来ない。だんだん切り捨てられているのを感じるよ」
◇ ◇
今月初め、よく晴れた週末の午前7時ごろ。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定で自民新顔の前県議、上野通子氏(52)はJR宇都宮駅前で発車を待つバスに乗り込み、中高年が中心のツアー参加者一人一人に「いってらっしゃい」と声をかけ、握手して回った。「今まで会ったことがない人たちに支持を訴えたい」と、支持者から予定を聞きつけた上野氏が自ら提案した「飛び込み営業」だ。
昨夏の総選挙で、自民は「保守王国」と呼ばれた県内でも5小選挙区で1議席しか取れず、伝統的な支持層の崩壊が明らかになった。上野氏の陣営では「地方議員の後援会や業界団体といった組織票を固めるこれまでの手法で勝つのは難しい」(幹部)と、新たな支持者の開拓に躍起だ。上野氏は自らの県議選の時でさえ立ち寄らなかった小さな路地や駅前での街頭演説を繰り返している。
こうした努力がどこまで実を結んでいるかははっきりしない。自民の支持率は鳩山政権の度重なる「失策」にもかかわらず低迷を続けたあげく、菅内閣の誕生後は民主に一気に水をあけられてしまった。別の陣営幹部は「厳しいよ」とため息をつく。
「地元の宇都宮以外で上野さんの知名度は高くない。自民支持者にも顔を売る必要がある」(県連幹部)ため、県議の後援会の集会に出向いたり、支持者の紹介を受けて企業や団体の朝礼に顔を出したりするなど、従来型の「組織固め」にも力を割く。
ただ、自民が政権を失ったことで、長年の支持団体が民主の立候補予定者にも推薦を出す事例が続出。そうした団体には、上野氏だけを支援する「有志の会」を内部に設立してもらえるよう、県議らが人脈を生かして働きかけている。
6934
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:12:10
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006190002
風はどこへ 2010参院選(3)/みんな
2010年06月20日
宇都宮市中心部の街頭で支持を訴える荒木大樹氏=13日午後、東武宇都宮百貨店前
塩谷町の建設会社員、柿沼章広さん(54)は今度の参院選でも「みんなの党に入れようかな」と心が傾いている。仕事で官公庁と付き合う中で、「民間ならそんな仕事は1人でやるのに」といったムダを目にすることが多い。「渡辺さん(喜美代表)なら公務員制度改革をちゃんとやってくれるのでは」と期待する。
地元に仕事を持ってきてくれる自民党に投票してきた。だが、昨夏の総選挙では「年金制度一つとっても自民の政策はもうダメ。1回休んでもらおう」と、小選挙区は棄権したものの、政権交代に期待して比例区はみんなの党に入れた。民主党が掲げた「コンクリートから人へ」というスローガンに対して「すべての公共事業が悪いわけではない」と反発する部分もあった。
ただ、自民政権のころから公共事業は減っていた。民主政権になって会社の業績にはっきり悪影響が出ているわけでもない。官の無駄に切り込む「事業仕分け」は痛快だった。「まだ自民に政権を戻すべきではない。沖縄の基地問題でもいろいろあったが、(政権の)外から見ていたのと実際にやるのは違うのは当然。せっかく政権を代えたのだから、民主にもう少しやらせてみてはどうか」と思う。
「みんなの党に政権を担う力はまだない」というのが率直な感想だ。参院選で民主と自民がきわどい勝負をしそうなら、民主に入れようとも考えていた。「菅さんが首相になって世の中の雰囲気ががらっと変わった。自分が民主に入れなくても、政権が自民に戻ることはないだろう」
◇ ◇
宇都宮市のタクシー運転手、三尾谷憲司さん(53)は昨夏の総選挙で、小選挙区では30年来支持してきた自民の候補に投票したが、比例区はみんなの党に入れた。昔からの自民支持者として、故渡辺美智雄元外相のようなリーダーシップを感じる渡辺喜美代表を応援したいという気持ちが強い。
10歳の息子と7歳の娘がいる。最近、娘の小学校の体操着を買いに行ったら、指定品でびっくりするほど高かった。息子も最近、塾に行きたいと言い出した。子ども手当は確かに魅力だ。それでも「総選挙の時、民主のマニフェストにもぐらっときたが、財源をどうするのか説明してくれないと信用できない」と感じていた。実際、菅首相は就任後すぐに来年度からの満額支給の断念を表明した。
参院選でも比例区はみんな、選挙区は自民に投票しようかと思案中だ。「私は喜美さんが好きなだけ。みんなの党だからってよく知らない候補に入れようとは思えない」
◇ ◇
今月13日午後、宇都宮市の東武宇都宮百貨店前。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定でみんなの党新顔の石材販売会社社長、荒木大樹氏(39)が演説しているそばで、陣営スタッフが「渡辺喜美がやって来ます」と呼びかけながら、休日の買い物客らに集会のビラを配っていた。
「個人名や党名で呼びかけてもピンときてもらえない。渡辺代表の名前を出すと振り向いてもらえる。ビラがほしいと相手から言われることもある」と陣営関係者。荒木氏も「私自身の選挙ではなく、渡辺代表の代理のつもりで活動している」と公言する。
栃木県は渡辺氏の地元だが、選挙区への候補者擁立は難航。発表は3日にずれ込んだ。渡辺氏の後援会関係者は「出遅れた。『みんなの党』と書いてもらうのは簡単だが、『荒木大樹』では難しい」とこぼす。
美智雄氏以来の強固な地盤も、渡辺氏の自民離党後は一枚岩ではなくなりつつある。衆院議員である渡辺氏の選挙区内の那須塩原市では、渡辺氏を支援する市議18人のグループが18日、「すでに自民の立候補予定者を支援している議員もいる」として自主投票を決定。渡辺氏に近い自民県議で作る旧「自民温知会」メンバーだった10人のうち、これまでにみんなの党に合流したのも4人にとどまる。
荒木氏は都市部の無党派層に働きかけるため、宇都宮市や小山市といった人口が多い地域で街頭演説を繰り返している。みんなの党は最近まで、鳩山政権や、その「失政」を追及しきれない自民に対する不満の受け皿として順調に支持を広げていた。だが、荒木氏の擁立発表の直後に菅内閣が発足して民主の支持率が急回復すると、「参院選でみんなの党に投票する」という人の割合も低下。風向きは一変したようにも見える。
6935
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:12:37
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006200001
2010参院選(4)/共産・社民・公明
2010年06月21日
派遣労働の規制強化などを訴える県労連のデモに参加する小池一徳氏(左端)=10日夜、宇都宮市
「派遣労働の規制を緩める前の状態にいったん戻すべきだ。民主党にも社民党にも自民党にも、取り組んでくれる議員はいない」
いすゞ自動車栃木工場(栃木市大平町)で派遣労働者として働いていた2008年末、契約期間中にもかかわらず解雇された五戸豊弘さん(50)は、今度の参院選でも共産党に
投票するつもりだ。
05年の総選挙では「何となく日本が変わるかな、というくらいの感じ」で自民に投票。昨夏の総選挙では、職を失った五戸さんの相談に唯一乗ってくれた共産に入れた。共産を支持する県労連のデモなどに参加するようになり、09年4月には党員になった。
だが、派遣切りに遭った仲間たちから「派遣労働者への風当たりが強くなるから、そういう運動やめてよ」と言われることも。五戸さんは「新しい仕事が見つかった人は、もうひとごとに感じているっていうか。自分のような人間は少数派って気もする」。
故郷の青森県に妻(42)と子供3人を残し、同市に部屋を借りて職探しを続ける。失業給付は昨年10月末に切れ、月9万6千円の生活保護が頼りだ。家賃や光熱費を支払うと残りは4万円ほど。以前は家族に月10万円を仕送りしていたが、もうできない。履歴書を受け取ってくれた企業はまだない。「大企業を相手取って目立つ活動をしているからだ」と感じる。
◇ ◇
今月15日の午前7時半、JR宇都宮駅西口前。参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定の共産新顔で党県書記長、小池一徳氏(49)は「消費税増税を国民に押しつけようとする菅政権のもとでは、古い自民党の政治に戻ってしまう」と通勤客らに語りかけたが、立ち止まる人はほとんどいなかった。
「格差拡大」を背景に、派遣労働問題を鋭く追及する志位和夫・党委員長の国会質問がネット上で若者の共感を集め、新たな支持層の開拓が期待された時期もあった。しかし、政権選択が焦点となった昨夏の総選挙では2大政党のはざまに埋没。その後も支持率は伸び悩む。
小林年治・党県委員長は「『共産党に伸びてほしい』と声をかけてくれる人は増えているが、『投票してくれる』のとは違う。一人一人の有権者に党の考えが伝わるよう、もうひと踏ん張りしなければならない」と分析する。
小池氏は、五戸さんら県労連メンバーがいすゞ自動車やキヤノンの本社を8日に訪れ、解雇撤回と正社員としての雇い入れを要求した時にも同行。10日に宇都宮市内で行われた県労連によるデモにも参加し、先頭に立って「ワーキングプアをなくせ! 国民のための政治を行え!」と道行く人たちに訴えかけた。以前勤めていた生協の組合員の会合や、日米安全保障条約反対の集会など、党の政策と考え方が比較的近そうな人たちの集まりにもこまめに足を運ぶ。ネット利用者に訴えかけようと今月、3度目の国政挑戦にあたり初めてブログを開設した。
◇ ◇
栃木選挙区への候補者擁立を模索していた社民党は14日、擁立見送りを決めた。立候補を希望する50歳代の女性が現れたものの、「態勢づくりが間に合わない」という。
県内の小選挙区で一人の候補者も立てられなかった昨夏の総選挙に続く「不戦敗」。宇賀神文雄・県連合幹事長は「党員は減り続け、高齢化も進んでいる。チラシを配って回るのも大変だ」と嘆く。
社民は米軍普天間基地の移設問題を巡る対立をきっかけに5月末、連立政権からの離脱を決定。「平和の党」として筋を通したものの、党の支持率上昇にはつながっていない。宇賀神幹事長をはじめ、党県連合の幹部らは自ら車のハンドルを握り、県内各地の支持者を訪問。党の生き残りをかけ、比例区での支持拡大に全力を挙げる。
公明党も比例区のみの選挙戦となる。国政では1999年から自民と連立政権を組み、公明支持者が選挙区で自民候補に投票する代わりに、自民支持者が比例区で公明に投票する選挙協力を続けてきた。だが、昨夏の総選挙後、自民とともに野党に転落。協力も白紙に戻った。
その後、鳩山政権の支持率が急落するなかで公明は「反民主」に傾いた。参院選では「自民とはこれまでの信頼関係がある。局地的で非公式な現場レベルの選挙協力はあり得る」(遠藤乙彦県本部代表)という。ただ、自民支持者からの得票は大幅に減るとの見方が大勢だ。野党として独自色を強める公明の「実力」が問われることになる。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:13:52
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100620/tcg1006200223000-n1.htm
【参院選 迫る決戦】栃木の情勢(上)民主新体制、去り行く嵐
2010.6.20 02:22
このニュースのトピックス:選挙・栃木
「鳩山由紀夫(前)総理と小沢一郎(前)幹事長の身を捨てた決意を無駄にできない。参院選は絶対負けてはならない」
民主現職で3選を目指す簗瀬進氏(60)は13日、宇都宮市で枝野幸男幹事長、岡田克也外相と街頭演説で訴えた。簗瀬氏は新党さきがけ、旧民主党結党以来の盟友、鳩山氏を「(米軍普天間飛行場移設を)『最低でも県外』『5月末決着』と言ったこの2つがオウンゴールだった。2つさえなければ」とかばった。
政局に翻弄されて
昨年夏の衆院選の大勝と政権交代の熱気は、鳩山政権への国民の期待を一気に高めたが、沖縄の米軍基地移設問題への鳩山氏の言説と、同氏と小沢前幹事長の「政治とカネ」の問題で、国民の支持は急降下。政権末期の低支持率には、参院の改選議員から「選挙はとても戦えない」と悲鳴にも似た声が上がっていた。
選挙に向けて簗瀬陣営では、民主県連と連合栃木が1月、総合選挙対策本部を設置。党と労組が一体となった選挙態勢をいち早く構築し、他陣営をリード。現職の知名度と与党としての強みを発揮し、選挙準備に余念がないはずだった。
しかし、その後、鳩山政権のほころびが目立ち始めると、表向きの選挙活動は鳴りを潜めた。それまで折に触れて開いていた大きな集会は控え、街頭演説も聞かなくなった。強まる逆風の中、選対幹部の党県議は「今はじっとし、事を荒立てず、嵐が過ぎるのを待つしかない」と本音を語っていた。
2月に鬼怒川温泉で行われた地元衆院議員の新春の集いで、来賓として招かれた小沢前幹事長があいさつに立つと、支援者から「やめろ」のヤジが飛んだ。4月の政権交代後初の県連大会では、県連幹部から支持率低下を懸念する意見が多く出た。当時の民主の困惑ぶりが垣間見える。実際、3月末〜4月に行われた3市町長選で民主推薦候補が3連敗するという結果に表れている。
「手を振ってくれる」
それが6月、鳩山、小沢両氏の電撃辞任と菅直人新首相の誕生で、風向きが一気に変わった。強い逆風から順風へ。ツートップの退陣から数日後、選対幹部は「街頭演説で市民が手を振ってくれるようになった」と手応えを感じた。
期待が高かっただけに失望感も強かった民主政権。「今度こそ国民の期待に応える政策を実現する」と政権安定を訴えるが、それはとりもなおさず、今度の参院選で単独過半数を取るということだ。
◇
国会が閉会し、改選を迎えた参院議員らは24日の公示に向け事実上の選挙戦に突入した。頭をすげ替えても、郵政改革法案をめぐりゴタゴタが続いた民主連立政権。民主は安定政権を確立し、本当の政策実現党に脱皮できるのか、自民の逆襲はあるのか、台頭する新党の伸長は?−政治の行方を大きく左右する参院選を県内の党の動きから占う。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:14:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100621/tcg1006210203002-n1.htm
【迫る決戦〜参院選】(中)自民は生まれ変わるか 栃木
2010.6.21 02:02
このニュースのトピックス:選挙・栃木
4月下旬の週末、多くの買い物客でにぎわう宇都宮市のショッピングモール。自民党の小泉進次郎衆院議員と丸川珠代参院議員が、新人の元県議、上野通子氏(52)の応援のために姿を見せると、人の流れが止まり一斉に携帯電話のカメラを向けた。
今や“新生自民”の顔となりつつある両氏の効果は大きい。「民主党の自滅、風を待っていてはだめ。生まれ変わった自民党と県連をアピールして勝たなければ」と県議は話す。
昨年の衆院選で惨敗し、政権与党の座から滑り落ちた自民党。“保守王国”の本県でも総崩れに近かった。残った衆院議員は選挙区、比例代表合わせても2人。離党した渡辺喜美氏はみんなの党で第三極を目指しており、もはや全県区の参院選では衆院議員の組織票も当てにできない。一からの再構築が必要だった。
■まず候補者選び
衆院選後の9月、県連は組織立て直しの柱として設置したプロジェクトチームの検討の結果、参院選の勝利を最重要項目に掲げ、県連初の試みとして候補者の「公募」に打って出た。その結果、現職の矢野哲朗氏でさえ「候補の一人」にとどまることに。
候補者選定のプロセスを透明化する狙いだったが、過去3回の選挙でもトップ当選を果たせなかった矢野氏に対して「改選数1になった選挙区では、勝てない」(県連幹部)という判断が働いたのも事実だ。
党員党友投票に全国初のインターネットによるアンケートを加味し3月、候補者に決定したのが上野氏だった。3人の娘の母親であり、一族は宇都宮市の学校法人を経営する。「女性の強み、地域の人脈もある。イメージはぴったり」と県連幹部は胸を張る。
■狙いは浮動票
陣営は、後援会組織の代表に森山真弓元衆院議員を担ぎ出した。「今も人気が衰えておらず、女性票にも訴えられる。心強い」と後援会幹部。昨年結集した県議会会派の「議員の会」には票のノルマを課し、支援企業団体への訪問や集会開催を要請、挙党体制ができつつある。
5月に入ると、旧市町ごとに後援会組織を立ち上げ、「最大課題の知名度不足」(選対幹部)解消を図り、地道な活動を続けている。しかし、これまで自民の強力な支持基盤だった業界団体は、民主候補と両方を推薦することでてんびんにかけている。従来のような戦い方は難しい。
旧態依然とした自民党は人心をつなぎとめることができなかった。だからこそ冒頭の2氏に加え、片山さつき元衆院議員や三原じゅん子氏らも県内入りし、新しい自民党を訴える。狙いはむろん浮動票。「空中戦を制するものが勝利する」(茂木敏充県連会長)との思いからだ。
政権奪還への試金石となる参院選。自民は生まれ変わった姿を県民に示せるのか。有権者は本質の変化を見るはずだ。
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:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:15:02
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100622/tcg1006220257000-n1.htm
【迫る決戦〜参院選】(下)自民票の食い込むみんな 栃木
2010.6.22 02:55
このニュースのトピックス:選挙・栃木
宇都宮市内で20日開かれたみんなの党の総決起大会。壇上で、渡辺喜美代表と手を取り合った新人の会社役員、荒木大樹氏(39)は「自民も民主も消費税10%と言っている。このデフレの不況時に全然分かっていない。増税の前にやるべきことがある。私は栃木のために、地域を活性化する」と熱く訴えた。
荒木氏と渡辺氏には、荒木氏の父親が渡辺氏の父、故渡辺美智雄副総理の後援会幹部だった関係がある。渡辺氏は「みんなの党は政策と政治行動と覚悟を共にした政党。そのアジェンダの下に集まったのが荒木氏だ」と紹介、「みなさんの正義をよろしくお願いします」と荒木氏への支持を呼びかけた。
■県議会会派は分裂
第三極を見据えるみんなだが、県内の支持層は自民と重なる。渡辺氏の地元衆院栃木3区では、昨年の衆院選で自民に大きく水をあけた。今回も候補擁立で出遅れたとはいえ、自民票を取り込むことは想像に難くない。ある自民県議は「自民票だけでなく保守寄りの浮動票まで奪われる」と危機感を募らせる。
しかし、かつての渡辺氏系の県議にも微妙な温度差が生まれている。自民時代から渡辺氏を支持する県議会自民党議員会内の旧温知会は分裂。阿久津憲二、増渕三津男両議員は離党したが、議長経験者ら4人は自民にとどまった。その1人は「県議会は自民で動いている。みんなに行けば県とのパイプがなくなる。県議として仕事をするにはとどまるしかない」と話す。
来年の統一地方選で「自民の県議にはみんなの党が対抗馬を立てる」とすでにささやかれている。参院選の票の行方が今後の県政界に与える影響は大きい。
■三度目の正直狙う共産
みんなが公示直前まで迷走したとのは逆に、共産新人の小池一徳氏(49)の動きは早かった。共産党は今年1月の党大会で、小池氏の擁立を決めた。小林年治党県委員長は「彼は第一級の政治家。理論的であり、期待できる。迷うことなく、『小池で行こう』と思った」と話す。
小池氏にとって、国政への挑戦は平成19年の参院選、昨年の衆院選に続き3度目。有権者にはかなり浸透してきた。比例代表の票の上積みにも力を注ぎ、県内で7万を上回る得票を目標に支持を呼びかけている。「これまでより、県民の期待を強く感じている」と手応えを語る。
(この企画は参院選取材班が担当しました)
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名無しさん
:2010/06/28(月) 22:16:27
なんか、枝野幹事長がいい加減なことを言ってるらしいな。
長妻大臣に教えを請うたらいいよ。
主要団体組織別労働組合員数(厚生労働省HP)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/data21r/I-7.xls
国交連合(民主党系) 108,268人
国交労連(共産党系) 85,084人
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:18:03
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100628/CK2010062802000131.html?ref=rank
《参院選2010》 民・自、比例代表も火花 静岡ゆかりの候補を擁立
2010年6月28日
選挙区との相乗効果狙う
参院選で激突する二大政党が“全国区”の比例代表に静岡県ゆかりの候補を擁立し、静岡選挙区(改選数2)との相乗効果を狙っている。民主党は昨年秋の同選挙区補選で初当選後、県連の方針でくら替えした土田博和さん(60)。自民党は昨年夏の衆院選静岡7区で敗れ、国政復帰を目指す片山さつきさん(51)。支持基盤を固めたい民主と、退潮を食い止めたい自民が県民票を奪い合う対決は、来年春の統一地方選を含めた党勢を占う。
「日本の医療は今、(再生に)取り組まなければ大変なことになる」。公示後初の週末の26日夜、JR静岡駅前で訴えた民主の土田さんは現役医師の強みを生かして力説した。キャッチフレーズは「医療・福祉を救え」だ。
傍らで手を振った牧野聖修県連会長は語る。「議員歴8カ月で知名度は厳しい。選挙区の現職とセットで支持を呼び掛け、相乗効果を生まないと」
比例代表へ転出した理由は、選挙区での現職競合を避けたい県連の事情からだ。これをのんだ土田さんに県連も全面的な支援を惜しまない。だが今春以降、小沢一郎前幹事長が進めた選挙区への2人目擁立をめぐって党本部と県連の摩擦が続き、比例代表の注目度の低さは否めない。
苦しい事態を織り込んで活動する土田さん。出身大学の卒業生らの支持を求めて関西に秘書を常駐させ、東京では後援会を発足させるなど医療票の獲得に腐心する。公示後は県内の浮動票を掘り起こすため、選挙区現職や知名度のある衆院議員とともに街頭に立つ。
「この夏はヤワラちゃんより、さつきちゃん」。公示日の24日夕、自民の片山さんは浜松市の中心街でマイクを握り、財政・経済通として存在価値を訴えた。選挙カーの上に並ぶ静岡市選出のベテラン県議は、約15人の県議有志で結成した「支援する会」の会長だ。
「ここでしっかり票を出さないと保守組織が崩壊してしまう」。公示直前に開いた西部地区決起大会で、片山さんは来春の統一地方選もにらんで支援者を鼓舞した。招かれた選挙区新人は「私も頑張ります」と支持を求め、約2時間後の街頭演説では片山さんがエールを送った。
「かつて(静岡の)二人区に2人立てる時代があったが、今回は何とか一議席確保を」。塩谷立県連会長は街頭で率直に語る。ただ、昨夏の衆院選惨敗で県選出の国会議員は現在、自らを含め2人だけ。1人でも増やしたいだけに「静岡に最も近い片山さんが当選してくれないと」と危機感がある。片山さんは全国を回る一方、今後も県内入りする予定だ。
6941
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:18:53
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100617ddlk20010092000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/1 民主/上 2人目の衝撃 /長野
◇「提案」14日後の擁立劇 県連は現職に一本化
候補乱立劇の幕開けは3月末。長野選挙区への立候補を電撃的に表明した民主党の高島陽子氏だった。同党の小沢一郎前幹事長が水面下で主導し、急転直下で擁立が決定。その過程から、北沢俊美防衛相ら県連幹部は完全に外された。
◆
3月16日、長野市の企業経営者と同党幹事長室の関係者が、同市内のビルの1室で向き合った。
「本当に申し訳なかった」
関係者は、まず頭を下げた。この経営者らの市民団体は昨秋の長野市長選で、民主県連と統一候補を擁立する方向でいったんは合意。しかし主導権をめぐる対立から、それぞれが別の新人候補を立て、批判票が分散して現職の3選を「助ける」結果になっていた。
関係者は一連の騒動を謝罪したうえで、小沢氏が当時進めていた参院選の2人目擁立に協力を求めた。経営者は県連が市長選で一時擁立をもくろんだ高島氏の名を挙げ、「どうか」と提案した。
党本部はすぐに動いた。翌17日ごろから、高島氏と極秘で連絡を取った。小沢氏も直接要請に乗り出し、高島氏が翌週に出馬を了承。同30日には小沢氏と高島氏が出馬会見の席に並ぶという早業だった。
しかし、2人区に2人を擁立する小沢氏の方針は、鳩山前政権が発足した当初の高い支持率が前提になっていた。その後、鳩山内閣の支持率が低落し、共倒れを懸念する各県連の反対表明が相次いでいた。
長野県連も羽田雄一郎・代表代行が3月26日、小沢氏と会談して「2人目は厳しい」と伝えたが、小沢氏は「党本部直営でやる」と突っぱねた。県連は高島氏の擁立を当日まで知らされず「運営に問題がある」と抗議。小沢氏は「県連が1人しかダメだと言ってきたからだ」と反論した。
◆
5月16日、長野市のホテルの広間で開かれた県連大会。北沢、高島両氏が同席したのは高島氏擁立が決まってから2度目だった。羽田代表代行を間に挟んで、両氏は「ガンバロー」と気勢を上げたが、視線も握手も交わさなかった。
「防衛大臣・北沢俊美の『必勝』、高島陽子の『挑戦』。2人当選を目指す」。羽田代表代行は微妙な言葉遣いをした。党本部は高島氏を支援するが、県連が支援するのは北沢氏だけ、という意味が込められた。北沢氏も「県連を挙げて選挙態勢を構築していただいた」と応じ、県連一丸の印象を強めた。
だがすみ分けがすんなり行くわけもなく、小沢氏が幹事長を辞任した後もなお、同じ党の2陣営は対立をひきずったまま、事実上の選挙戦に突入した。
◆
24日公示、7月11日投票と決まった参院選。長野選挙区(改選数2)は過去4回、いずれも民主(旧民主を含む)と自民が1議席ずつを分け合ってきた。しかし今回は一転、各党の候補乱立による「食うか、食われるか」の激戦が予想される。しのぎを削る各陣営の思惑、内実を追った。
6942
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:19:27
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100618ddlk20010002000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/2 民主/下 揺れる連合長野 /長野
◇本部から「鶴の一声」 現新2氏いがみ合い
「県連の機能はすべて北沢選対に移す」。13日、北沢俊美防衛相が松本市で行った初の街頭演説で、民主県連の倉田竜彦幹事長は言い切った。小沢一郎・前幹事長が「一本釣り」で擁立した高島陽子氏は支援しない、という宣言だった。羽田雄一郎代表代行ら幹部が並ぶ中、北沢氏は「菅直人さんとは長い付き合い。菅さんが今回の代表選でも羽田孜先生(元首相)に相談し、私は同席していろいろ話した」と笑みを浮かべ、党中央の太いパイプを強調した。
一方の高島氏は16日、JR佐久平駅前で沖縄県選出の参院議員、糸数慶子氏(無所属)の横で街頭に立った。糸数氏が「長野から防衛大臣が出たが、沖縄県民の思いは届かなかった」と声を張り上げると、高島氏も呼応するように「平和を訴える私の行動を理解してほしい。政権与党になった民主党のあり方に声を上げ、行動を共にして」と訴えた。
普天間移設問題は北沢氏だけでなく、民主党の機微に触れる「アキレスけん」だ。県連関係者は「民主公認なのに、なりふり構わずだ」と強い不快感を示す。こうした高島氏の北沢氏への「狙い撃ち」は、差別化を図るとともに、初めて候補擁立を断念した社民支持層に訴える狙いがある。組織がなく、後ろ盾だった小沢氏が幹事長を退いて「はしごを外された」高島氏の窮余の策というわけだが、菅首相が前政権の案を踏襲する方針を示した今、この戦略はもろ刃の剣でもある。
◆
民主の支持基盤でありながら一定の距離を保ち、国政選挙や知事選に大きな存在感を示す連合長野は、今回の2人目擁立をやや冷ややかに見守った。しかし実際に現新2人を抱えると、民主県連と党本部、さらに連合本部との「板ばさみ」に近い状態に陥った。
高島氏が出馬表明した直後の4月2日。連合長野の近藤光会長は「2人のどちらかにシフトすれば内部の亀裂を生む」と述べ、北沢、高島両氏を平等に支援する方針を示した。具体的には産別などが2陣営を手分けする作戦だったが、連合内には若い高島氏に好意的な見方もあった。
そこへ連合本部の古賀伸明会長が同6日、「現職閣僚を支える重みを考えてほしい」と近藤会長にクギを刺した。関係はどうあれ北沢氏を落とすな、という指示だ。「あれで産別が北沢氏支援に傾いた」と、連合関係者は明かす。それでも北沢陣営は言う。「自民やみんなの党より、民主党同士で戦っているようなもの。これまで楽をしてきたが、今回は必死だ」
◆
一方、過去の参院選で「指定席」のもう片方を占めてきた自民もまた、民主の内輪もめに高みの見物を決め込むどころではなくなっていた。=つづく
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:20:07
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100619ddlk20010170000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/3 自民、崩れかける戦列 /長野
◇政権転落で空気変化 党員・党友数も大幅減
民主党が2人目の候補擁立を発表した3日後の4月2日。早朝、何気なく新聞を開いた自民の若林健太氏は仰天した。父の正俊元農相が参院本会議の採決で、ほかの議員の投票ボタンを代わりに押した不祥事が報じられていた。昨年末に立候補表明した若林氏は前日も遅くまで走り回り、ニュースを見ずに床についていた。事情が分からないまま、午前7時半のつじ立ちを終えた若林氏に父親から電話が入った。「参院議員を辞職する」
若林氏は06年の前回知事選に出馬表明したが、村井仁現知事との候補者調整で降りた。その後、県連の公募に応じ、正俊氏の後継の座を射止めた。「公募で選ばれたので、世襲ではない」(自民県連)とお墨付きも得て、満を持して前哨戦に臨んだだけに、出はなをくじかれた感は否めなかった。
誤算は続いた。鳩山政権の不人気にもかかわらず、自民の支持率は横ばい。さらに6月初めの菅内閣誕生で、民主の支持率がV字回復を遂げてしまった。
佐久市内で17日夜に開かれた集会で、自民の吉田博美県連会長は「民主への失望が自民への期待に変わらなかったことを真摯(しんし)に受け止めなければならない」と危機感をあらわにした。かつての「指定席」を支えた組織力のほころびが、小泉構造改革と政権からの転落で際立ってきたからだ。
◆
昨夏の衆院選で自民は5小選挙区で全敗を喫した。4代にわたり強固な地盤を誇った1区の小坂憲次氏も、参院比例代表にくら替えした。石田治一郎・県連幹事長は「支持者の行列に並んでくれる人は一番多い」と独特の言い回しで組織力を強調。「列の後ろまで声をかけることが大切」と、組織引き締めを戦略の基本に据える。
だが、県連に所属する09年の党員・党友数は約1万3000人にとどまり、前年比21・7%の大幅減となった。過去に参院選があった89年=6万8000人や、92年=9万1000人と比較しても落ち込みは顕著だ。
一方、職域支部とほぼ同列だった県医師連盟が、自民1党支援の方針見直しを決定。県建設業協会や県歯科医師連盟が初めて民主候補を推薦するなど、空気は確実に変質している。かつて自民の集票マシンと評された特定郵便局長OBらの職域支部「大樹」は「郵政問題研究会」と名を変え、国民新党を全面支援する。中信地方のある郵便局長は言った。「自民とは縁が切れた。時代は変わったよ」
◆
組織が弱る今、浮動票に狙いを絞るみんなの党に、自民はより神経質にならざるを得ない。若林氏らが17日に集会を開いた佐久市は井出庸生氏の地元。今年前半、急速に支持率を伸ばしたみんなの党は、他陣営を脅かす「見えない敵」だった。=つづく
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:20:48
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100620ddlk20010005000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/4 みんなの党、見えない実像 /長野
◇世論調査で存在感 浮動票動向、測りかね
予兆はあった。みんなの党は今春、長野選挙区で長野市の女性デザイナーの擁立を模索していた。ただこの時は、民主党が高島陽子氏の擁立を先に発表。「女性同士で票の食い合いになる」とさたやみになった。だが、各陣営はみんなの党の動向を気にし続けた。まだ県内に支部すらなかった同党が、世論調査という机上の数字の中だけで急速に存在感を増していたからだ。
それから1カ月余り後の5月12日。同党の江田憲司幹事長が、佐久市出身で旧さきがけの井出正一元厚相のおい、井出庸生氏に出馬を打診した。井出氏は元さきがけ代表代行、田中秀征氏が主宰する「民権塾」で学んでおり、田中氏が仲介したとされる。2日後に井出氏が了承。31日に同党は井出氏の公認を発表し、県内で初めて具体的な姿を現した。
◆
今月17日に自民・若林健太氏が集会を開いたばかりの佐久平駅前にある勤労者福祉センター。翌18日夕も続々と人が集まり、みんなの党の渡辺喜美代表と井出氏の集会は、前日とほぼ同じくらい席が埋まった。渡辺代表は「民主、自民の選択肢しかなかった長野に、第3の選択肢ができた」と檄(げき)を飛ばし、32歳の井出氏は「自民、民主が挫折した改革を進める。信頼される政治を発信したい」と訴えた。
井出氏は、祖父も官房長官まで務めた井出一太郎氏という名門。ただ自身は生まれも育ちも東京で「同級生、同僚もいない。組織を作る時間もないゼロからの出発」(選対幹部)で、陣営自身にも見えない部分が多い。
正一元厚相が政界を引退して12年。東信地域を中心とするかつての支持者と北信の田中氏の「秀征会」にも期待するが、風頼り、浮動票狙い。中南信に積極的に出ていく戦術だ。
◆
5月29、30日に実施した毎日新聞の世論調査で、みんなの党の支持率は民主と自民の16%に次ぐ9%。公明(4%)、社民(2%)を上回り、各陣営は警戒を強めた。同じ無党派層が主なターゲットの民主・高島氏の陣営幹部は「(井出氏に)出馬してほしくなかった」と漏らす一方、実績のないみんなの党の力を測りかねている。また、保守系の支持層が一部重なる自民。組織力に陰りが見え、若林氏の陣営も「浮動票の積み上げがかぎ」との見方から、票の食い合いを懸念する。
ただ、菅内閣発足直後の6月8、9日の調査では、内閣支持率が66%とV字回復。民主の支持率も34%に跳ね上がった。みんなの党は5%に落ち込み、勢いにブレーキがかかった。
さらにこうした新党と並んで、従来から2大政党のはざまで埋没を避けようと努めてきた県内各党の構図もまた、政権交代を経て変化してきた。=つづく
6945
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:21:26
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20100622ddlk20010123000c.html
信州バトルロワイアル:’10参院選・選挙区/5止 公明・共産・社民… /長野
◆公明・共産・社民、問われる独自性
◇生き残りかけ必死 増税、普天間で票争奪
「最大限努力したが、残念ながら擁立を断念せざるを得ない」
12日、長野市内で開いた総合選対委員会で社民党県連の竹内久幸代表は、苦渋の表情で選挙区の独自候補見送りを報告した。
その流れは6日前に事実上決まっていた。
「難しいわね」。6日、来県した同党の福島瑞穂党首は、長野市内で会った県連幹部に伝えた。普天間飛行場問題をきっかけに連立政権を離脱し、選挙区で公認候補擁立を求める声が強まっていた。このため県連は、福島氏の秘書で昨夏、衆院5区の公認候補だった池田幸代氏の擁立を福島氏に打診。しかし、自身も今回改選を迎える福島氏は、選挙スタッフを手放すことに難色を示したのだ。
社民県連は昨年から民主と無所属統一候補の擁立を協議したが、民主の2人目擁立で頓挫。その後検討した中南信地域からの無所属候補も断念し、中南信出身の池田氏がほぼ最後の「本命」だった。
衆参選挙を通じて県内選挙区では初めての候補者ゼロ。社民県連には「組織が揺らいでいる」と危機感が強い。前回07年の参院選は得票数が約8万9000票と過去最低に終わっただけに、来年に統一地方選も控えて展望はひらけていない。
◆
県内に約7万といわれる社民票の争奪戦も始まっている。
「沖縄県民の怒りがいかに深いかを体で感じた。米国言いなりの政治の犠牲になってきたのが沖縄だ」
普天間問題で福島氏が閣僚を罷免された直後の2日。共産・中野早苗氏は事務所開きで、1月に沖縄を訪問したことに触れた。事務所には「沖縄の心を私の心として」との看板を掲げる。護憲も強調する中野氏は、社民支持層の受け皿になることが視野にある。さらに民主、自民双方が消費増税に言及する展開となり、党県委員会の今井誠委員長は「増税反対も前面に出す」と独自性を強調する。
ただ、民主・高島陽子氏も普天間問題などを通じて社民票の取り込みを狙い、みんなの党も増税反対の姿勢を強めているため、行方は未知数だ。
◆
一方、野党に立場を変えて臨む公明。県本部は選挙区では他党を支援せず、完全な自主投票とする方針だ。昨夏までは連立相手の自民と選挙協力してきたが、自民は今回、小坂憲次氏が比例代表で出馬するため、選挙区で自民、比例は公明という「相互応援」が成り立たない。このため公明は、比例票を伸ばすことが至上命題になりそうだ。
国民新党は連立を組む民主現職の北沢俊美防衛相を推薦し、比例候補に支持を訴える。諸派の臼田寛明氏は各地の街頭演説などで、景気対策や安全保障問題などを訴えている。=おわり(この連載は光田宗義、福田智沙、渡辺諒、藤澤正和、大平明日香が担当しました)
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:23:08
http://www.nnn.co.jp/news/100627/20100627009.html
坂野、浜田氏が互角の勝い 本社世論調査
2010年06月27日
7月11日投開票の参院選について、新日本海新聞社は24、25の両日、鳥取県内の有権者を対象に世論調査を実施した。本紙の取材も加味して鳥取選挙区(改選数1)の情勢は、民主党新人の坂野真理氏(32)と自民党新人の浜田和幸氏(57)がほぼ互角に競り合っている。共産党新人の岩永尚之氏(53)は独自の戦い。ただ、「まだ決めてない」が半数近くに上り、今後の動向で情勢が変わる可能性がある。
地域別では、県内有権者の3分の1を占める大票田・鳥取市のほか米子市でも坂野、浜田両氏がほぼ拮抗している。倉吉市も両氏が互角の戦い、境港市では坂野氏が優位に立っている。
町村部では、浜田氏が自民党の石破茂政調会長がてこ入れを図る八頭郡3町と、日野郡で優位な戦いぶり。坂野氏は祖父の坂野重信・元自治相の出身でもある東伯郡で先行している。西伯郡は両氏が激しく競り合っている。
調査結果を支持政党別に見ると、坂野氏は民主党支持層の6割強を固め、無党派層でも他候補を上回る浸透。浜田氏は自民党支持層の6割強を固めたほか、公明党支持層の4割以上の支持を集めた。岩永氏は共産党支持層を固めたが、支持の広がりに苦戦している。
選挙区に候補者を擁立しない社民党は坂野氏の支援を決めているが、同党支持層のうち坂野氏は2割強にとどまり、逆に浜田氏は1割強を取り込んだ。連立政権離脱を背景に、県内党員の支持が揺れている状況がうかがえる。
年代別では、坂野氏が30代で2割近い支持を集め、20代の若年層でも他候補を上回った。浜田氏は40代で2割の支持を得ており、60代以上では3割を押さえた。性別では、坂野、浜田両氏がほぼ互角に支持を集めている。
職業別に見ると、公務員の4割、主婦の2割が坂野氏を支持。浜田氏は農林水産業の4割強を固め、無職の3割から支持を集めた。商工自営業者は坂野氏が他候補に比べて高い。岩永氏は商工自営業者などで一定の浸透を見せているが、全体的に伸び悩んでいる。
6947
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:25:16
http://373news.com/_senkyo/10/sangiin/index.php?storyid=24851
参院選情勢 野村、柿内氏競る/鹿児島選挙区
(2010-06-27)
鹿児島選挙区(改選数1)では、自民現職・野村哲郎氏(66)=1期目=と、民主新人・柿内弘一郎氏(56)の2人が激しく競っている。共産新人・山口陽規氏(57)は支持拡大へ懸命の戦い。
ただ、回答者の約4割が誰に投票するかを「まだ決めていない」としており、無党派層の約7割も態度を決めていない。このため中盤から終盤にかけての展開や、投票率の動向次第では情勢が大きく変わることもある。
選挙の関心度では、「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせ8割に迫る勢い。争点に急浮上した消費税増税の是非に加え、県民の関心が高い米軍普天間飛行場移設問題などをめぐり、各候補が舌戦を繰り広げており、投票率が前回(60.67%)より上がる可能性もある。
元農水政務官で1期6年の実績と「農政通」をアピールする野村氏は、50代と60代、70歳以上の浸透が目立つ。自民支持層の8割弱を固め、国会議員から県議、市町村議までピラミッド型に根を張る後援会組織をフル稼働している様子がうかがえる。出身母体・農政連が政策協定を結んだ公明の支持層の5割超を取り込んでいる。
弁護士の柿内氏は、20代の4割以上、40代の3割強が支持しており、比較的若い年代に浸透しつつある。民主支持層の7割以上、連立政権のパートナーで「推薦」を得た国民新党支持層の約5割をそれぞれ固めた。県連合から「支持」を得たものの、連立離脱の影響を懸念する声もある社民支持層からは約4割の支持を集めた。
山口氏は50代を中心に支持を獲得。共産支持層の9割強を固めている。
6948
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:30:07
http://www.sakigake.jp/p/special/10/saninsen/akita.jsp?kc=20100627h
鈴木氏、石井氏、横一線 参院選・序盤情勢
秋田魁新報社は7月11日投開票の参院選で、共同通信社が24〜26日の3日間実施した世論調査結果に取材を加味し、本県選挙区の序盤情勢を探った。民主党現職の鈴木陽悦候補(61)=国民新党推薦=と、自民党新人の石井浩郎候補(46)=たちあがれ日本推薦=が互角の戦いを繰り広げている。共産党新人の藤田和久候補(61)は伸び悩んでおり、支持拡大に懸命だ。ただ、調査時点では4割強の有権者が投票態度を固めておらず、情勢は変化する可能性もある。
鈴木候補は菅政権の発足で勢いに乗り、民主支持層の8割を固めた。国民新支持層の4割強に浸透しているが、自主投票としている社民支持層はまとめきれていない状況だ。無党派層からは2割の支持となっている。
石井候補は自民党県議らがフル稼働し、自民支持層の7割強を固めた。公明支持層の8割近く、みんなの党支持層の約3割に浸透。国民新、社民の各支持層にも食い込み、無党派層の2割に浸透している。
藤田候補は消費増税反対を鮮明に打ち出し、共産支持層の約7割を固めたが、目標とする無党派層の取り込みには苦戦しており、支持に広がりを欠いている。
(2010/06/27 13:18 更新)
6949
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:32:37
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22176&storytopic=53
井ノ部、山崎氏横一線 参院選福井世論調査
(2010年6月27日午前8時59分)
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昨年夏の政権交代後初の本格的国政選挙となる第22回参院選について福井県内有権者の投票行動を探るため、共同通信は24〜26日の3日間、電話世論調査を行った。福井選挙区(改選数1)は、民主党新人で党県連副代表の井ノ部航太候補(36)と、4選を目指す自民党現職で元内閣官房副長官の山崎正昭候補(68)が横一線で並ぶ激戦となっている。共産党新人で党県常任委員の山田和雄候補(42)は苦しい戦い。
調査は、選挙戦序盤の動向をとらえており、意中の候補を決めていない有権者が3割以上を占めた。終盤の情勢によっては大勢が変わる可能性があり、全く予断を許さない激しい攻防となっている。
井ノ部氏は民主支持層の6割強を固め、無党派層にもよく浸透している。男女別では男性の支持が高い。年齢別では20代、50代で優位に立つ。
山崎氏は自民支持層の7割強をまとめ、公明支持層の4割を取り込む。女性の支持は井ノ部氏を上回っている。60代以上で強さを発揮している。
山田氏は井ノ部、山崎両氏に大きく引き離されているが、共産支持層をほぼ固め、支持拡大を図る。
政党支持率は自民27・9%、民主23・3%と、県内での自民党の基盤の強さをうかがわせる一方、「支持政党なし」の無党派層が40・9%を占めた。
今回の参院選への関心度については、「大いにある」が27・2%、「ある程度ある」は46・3%で合計73・5%。「あまりない」「まったくない」はそれぞれ19・4%、6・5%だった。
6950
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:39:16
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22144&storytopic=54
県内首長揺れる“立ち位置” 衆院選から一変、民主に複数町長
(2010年6月25日午前7時30分)
. 政権交代から9カ月余。民主党政権に対する中間評価を問う参院選で、福井県内首長の“立ち位置”が揺れている。昨年の衆院選では多くの市町長が自民党候補を支援したが今回は様相が一変。24日の民主党の井ノ部航太候補の出陣式には複数の町長が出席した。「与党にはこれから予算でお世話になる」との思いからだ。一方、自民党の山崎正昭候補の応援でマイクを握った首長は「予算付けを背景に首長に圧力をかけている」と痛烈に批判した。どちらにも顔を出さない首長の胸の内も複雑だ。
民主党は政権獲得後、新たな陳情システムとして、国への要望は県連経由で党幹事長室に一元化するルールを設けた。自民党を支援する業界団体や首長を取り込む狙いがあった。予算付けの要請をする市町長らは“踏み絵”を迫られた。
そんな中、関敬信越前町長は自民党を離れて民主党支援の姿勢を鮮明にし、井ノ部候補の地区後援会長に就任。ほかにも自民党を離党した首長がいる。民主党支援に回らなくても、従来のような自民党支援の首長はめっきり減り、民主党の思惑は奏功したといえる。
24日大野市で行われた井ノ部氏の出陣式には関町長のほか、嶺南から山口治太郎美浜町長、時岡忍おおい町長、野瀬豊高浜町長が出席。マイクこそ持たなかったものの、来賓として一人ずつ紹介された。「政権与党に敬意を表する意味で、3町長で相談して来た」と野瀬町長は明かした。野瀬氏も既に自民党を離党している。
「やはり政権与党。原子力政策や農林水産業などのことでお願いすることが多いので…」と語るのは時岡町長。ただ、3人にはともに「自民党に手のひらを返すようで迷った」「山崎氏にはお世話になった。後ろめたい気持ちはある」と悩んだ末の判断だと説明した。4人の姿を見て党県連幹部は「ありがたいし、心強い。地域行政をお互いに支え合いたい」と控えめながら満足そうな表情だった。
表立った自民党への支援を他の首長がためらう中、筋金入りの自民党員でもある岡田高大大野市長は唯一、山崎氏の出陣式で壇上に立ち「政権与党から首長が圧力をかけられている」とトーンを上げた。
県内の市町長の中には山崎氏の地区後援会長が何人もいたが、陣営によると今年になって数人が辞めたという。与党の意向に配慮したためとみられる。
予算への影響力を背景に、選挙で見返りを求めるような手法に対し、まゆをひそめる首長は少なくない。与党・民主党と長年頼ってきた自民党を両にらみし、静観を決め込む首長もいる。
民主党の一連の動きを共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は「露骨なやり方だ」と批判。「与党になって(支持を拡大しようと)焦っているのだろうが、自民党が与党だった時と比べ、物事の進め方に余裕がないように見える」と指摘する。
「“受託収賄型政治”のようなものだ」と問題視するのは自民党県連会長の稲田朋美衆院議員。「住民の代表である首長に対し『予算を付けてほしいのなら民主党を応援しろ』と言わんばかりの姿勢は許されない」と批判した。
6951
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:42:27
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22114&storytopic=42
特集・秒読み夏の陣
.▼上▼ 民主・新 井ノ部航太氏
(2010年6月21日午後4時40分)
.
知名度アップに向け、街頭を歩いて握手を交わす井ノ部氏=12日、福井市中央1丁目
地域で保守切り崩し
菅直人新内閣が発足して初の週末の12日、街頭演説に立った民主党新人の井ノ部航太氏(36)は「世襲の政治家ではない人が首相になるのは16年ぶり。世襲の大臣は1人だけ。私も普通の家庭に生まれ育った。皆さんと同じ視点で地域の暮らしを考える内閣ができたのは心強い」と庶民派をアピールした。
鳩山由紀夫前首相のもとで低迷した支持率がV字回復し「有権者の反応が良くなった」と驚く。一方、逆風の中で厳しい声を受けながら地域を回ってきただけに「期待を裏切ればすぐ下がる」と浮かれる様子はない。
風頼みでなく、今の流れを個人票にどう結びつけるか。特に公募で選ばれた井ノ部氏にとって課題は知名度アップ。運動会、地域の集まりなどにこまめに足を運び、渡した名刺は約3万5千枚になった。名前と一緒に売り込むのは若さだ。7日、新党大地代表の鈴木宗男衆院議員が福井市で開いた集会には、井ノ部氏とともに民主党の糸川正晃衆院議員が出席し「彼は元電通マン。宣伝ができる。2人で若い営業マンとして福井を売り込みたい」と同学年コンビで支持を訴えた。
ただ、本県は全国唯一、衆参両院の選挙区での議席を自民党が独占。国政選挙では現在の民主党は未勝利で「勝てそうで勝ちきれない」(野田佳彦財務相)状況が続いてきた。年金記録問題で民主党に追い風が吹いた2007年参院選も福井選挙区では小差で苦杯をなめた。歴史的な大勝で政権交代を決めた09年の衆院選も“蚊帳の外”で、比例代表での復活・単独の当選にとどまった。
そんな福井に対し党本部は手厚い支援を展開する。春以降は、その後入閣した蓮舫参院議員、前原誠司国土交通相、原口一博総務相、野田財務相らが来県。県連幹部は「今後も閣僚や党幹部が次々入るだろう」と期待する一方、「今回がラストチャンス。ものにできなければ見放される」と危機感もあおる。
昨秋以降、伝統的に自民党の強い地盤の切り崩しを進めてきた。「政権与党として臨む初めての選挙。立場の違いがある」(松宮勲県連代表)とし、予算編成への影響力を背景に、自民党を支持してきた首長や業界団体に「踏み絵」を迫る。
例えば、5月に前原国交相が小浜市を訪れた際に若狭町を除く嶺南の首長が顔をそろえ、松崎晃治小浜市長は橋の架け替え工事の予算付けを要望。松崎市長は既に自民党籍も離れていた。6月上旬、敦賀市を訪れた細野豪志前副幹事長(現幹事長代理)の敦賀港視察には河瀬一治市長が同行し、重要港湾の指定を求めた。集会で河瀬市長は井ノ部氏への支援を求める趣旨の発言をした。
党員・サポーターや地方議員が増え、ローラー作戦による地域浸透も図る。かつてのような労組頼みからは脱却しつつある。ただ、自民党を離党し昨秋に民主党入りした藤野利和県議は「地域に入ってどれだけ井ノ部氏のためにやれるか。まだまだ足りない」とゲキを飛ばす。
かつてない支援を受ける井ノ部氏は「福井と都市部の格差をなくすためには、勝たなければならない」と力を込め、参院にも福井の与党議員が必要と強調した。
6952
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:43:44
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22113&storytopic=42
▼中▼ 自民・現 山崎正昭氏
(2010年6月22日午後4時34分)
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地区の事務所開きでガンバロー三唱をして気勢を上げる山崎氏(中)=20日夜、あわら市大溝3丁目
支援者回り 地道徹底
鳩山由紀夫前首相が退陣し菅直人政権にバトンタッチして間もない12日、自民党現職の山崎正昭氏(68)は福井市の西武福井店前の街頭に立ち、マイクを握っていた。
「“愛郷無限”を一徹に通してきた。今こそ私がやらねば誰がやるんだ、そんな思いを持っている。北陸新幹線の県建設促進同盟会に与党の議員は誰一人出席しなかった。全く無責任な政治家(たち)だ。何が民主党だ、何が与党だ」
鬼気迫る表情、声をからしながらの演説は、民主党に突然の追い風が吹き始めた危機感の裏返しでもあった。鳩山政権下で大きく落ち込んだ民主党の支持率は、V字回復を果たしたからだ。
自民党内には、米軍普天間飛行場の移設問題などで迷走し、政治とカネの問題を抱える鳩山前首相−小沢一郎幹事長の体制で参院選に突っ込めば選挙戦を有利に進められるとの思惑があったが、もくろみは崩れ去った。
その1週間前。福井市内で開かれた党県連定期大会で講演した同党の大島理森幹事長は、内閣不信任決議案提出の機を逸し、鳩山前首相の“辞任劇”を傍観せざるを得なかった事情を説明。「鳩山さんはそう簡単に辞めないと思った。民主党の政治的構造を国民の前に明らかにさせるには内紛を表に出した方がいいという戦術を取った」と述べ、与党時代と違って国会運営はままならず、野党としても“不慣れ”な現実を物語った。
昨秋に政権交代し、野党として臨む初めての選挙。県連は「国や福井の行く末を決める政権選択に匹敵する選挙」(仲倉典克幹事長)と位置づける。山崎氏は子ども手当などの政策を批判し「このままでは分配型の社会主義国家になる。何としても歯止めをかけたい。私自身も当選させていただきたいが、それ以上に国家の憂いを解消したい」とし、民主党政権の打破を叫ぶ。
展開するのは従来通り徹底した“どぶ板選挙”だ。昨年秋に大きく体調を崩したが回復し、健康不安説を打ち消す意味もあり「一人一人会って、握手をして、心相通じさせることが大切。2万5千〜3万人の人に顔を見てもらった」。
並行して組織的な戦いも本格化。県内の自民党支部と連携した合同事務所を21カ所で開いた。後援会連合会は4月に県連地域・職域支部との合同会議、5月には会長・幹事長会議を開き、対策を練った。さらに七つある後援会連合会のブロック会合には陣営担当者が出向き、てこ入れを図る。
ただ、参院選の初出馬から18年がたち、支援者は高齢化。昨秋、一部の県議の間で「世代交代」を掲げて対抗馬を擁立する動きがあったこともなお影を落とし「県議の動きが低調な地域がある」との危惧(きぐ)も聞かれる。
最大の懸案は自民党の支持率が上向いていない点だ。稲田朋美県連会長は「『自民党−政権与党=ゼロ』だった。事なかれ主義でなく、もっと戦う姿勢を見せないと今のままでは解党になる。国民全体の利益を考える政党になれるかが試される」と強い危機感を示す。
「自民党に吹く風も私に吹く風も厳しい」。地方選挙を含め過去8回の選挙すべてに勝ってきた山崎氏は、かつてない逆風の中での戦いになる。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:45:18
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=22112&storytopic=42
▼下▼ 共産・新 山田和雄氏
(2010年6月23日午後4時05分)
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街頭演説で消費税増税反対などを訴える山田氏=12日、敦賀市白銀町
消費増税争点 鮮明に
「この参院選は、消費税増税にストップをかけるのが大切な仕事」。20日、福井市内で開かれた県母親大会で壇上に立った山田和雄氏(42)はこう決意を示した。「暮らしにこれ以上の痛みを押し付けてはいけないという気持ちを、皆さんと一緒に政治に届けたい」
消費税増税はここ数年、各党が世論の反発を恐れて国政選挙の明確な争点になってこなかった。今回、自民党が税率10%への引き上げを掲げ、菅直人首相も「参考にする」と踏み込んだ。一貫して税率アップに反対してきた共産党は「暮らしを守る訴えが分かりやすく国民に受け入れられる状況になった」(南秀一党県委員長)ととらえる。
民主党には選挙を控えて対立軸にはしたくないとの思惑もあるが、南委員長は「一大争点にしていく」と言い切る。二大政党が激しく争う中、埋没せずに党の存在感をどう発揮するかは大きな課題。消費税は違いを鮮明にし、自民、民主両党を徹底して追い詰める材料というわけだ。
山田氏が立候補表明以来、約1200回を超す街頭演説を通して問い続けてきたのは、昨秋の政権交代後に「政治が変化したかどうか」。菅内閣の発足後も「首相が交代したからといって、政治の中身が変わったわけじゃない」と弁舌鋭く訴えている。
「政治とカネ」、普天間飛行場の移設問題をめぐる迷走ぶりを指し「大企業や米国言いなりの政治は自公政権時代と同じだ」と指摘。昨年の衆院選時には、与党と一致できる部分は協力する「建設的野党」の立場を掲げたが、一転して民主党への批判を強め、「国民の怒りを届けるための受け皿として共産党を認識してもらいたい」と山田氏は語る。
昨秋の政権交代後、共産党県委員会にとっても大きな変化があった。自民党を長く支援してきたJAや経済界などの各業界団体と交流する機会が生まれたことだ。3月に福井市で記者会見した志位和夫委員長は「保守が強かった地域ほど、深いところでの変化が起こっている。福井からも大きな躍進の波をつくりたい」と評した。
志位委員長を招いた演説会には、JA県中央会から「今後とも支援をお願いしたい」とする初のメッセージが届いた。鯖江市医師会との懇談では、医療費負担を軽減する必要性を互いに確認。懇談の申し入れに初めて応じた経済団体幹部も「雇用政策は共感できる部分が大きかった」と感想を話した。
山田氏も「垣根を越えて価値観を共有できるという実感が生まれた」と成果を強調する。
ただ「共感し合えても、支援につながるかは別問題」(南委員長)とも自覚している。懇談した先の団体の多くが他陣営の支援に回る中、公示後は農業や医療などテーマ別の党の政策集を配ることで、個人票の上積みにつなげたいという。
山田氏にとっては2007年の参院選に続いて2度目の国政への出馬。初挑戦だった前回に比べ「こちらの思いがストレートに伝わっていくという感触がある」と語り、暮らし向上の訴えを強めていく構えだ。
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:47:21
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/01.shtml
犬塚直史陣営 首相交代「逆風やんだ」 民主県連とは“溝”も
参院選の公示が24日に迫った。昨年夏の政権交代から9カ月。政治とカネ、米軍普天間飛行場移設をめぐる迷走で支持率低迷にあえいだ民主は、鳩山由紀夫から菅直人へのバトンタッチで“V字回復”を果たした。これに対し、野党は「表紙を張り替えただけ」と批判を強めている。長崎選挙区(改選数1)でも与野党が激突。再選を目指す民主現職に自民、共産、みんなの党の新人3人はどう挑むのか。各陣営の動きを追った。(参院選取材班)
「逆風がやんだ」。18日夜、長崎市内のレストランにいた犬塚直史(55)は上機嫌だった。自著「脱主権国家への挑戦〜支えあう平和を求めて」の出版記念パーティー。国際政治や安全保障にかかわった参院での6年間の活動をまとめた。高級ブランド、シャネル日本法人のフランス人社長も駆け付け、会場は和やかなムードが漂っていた。
先月までは「厳しい」を連発していた犬塚。だが鳩山が党幹事長の小沢一郎を“道連れ”に舞台を降り、空気は一変。選対幹部は「世論は『政治とカネ』に反発が強かった。庶民派宰相の登場は願ってもないこと」と声を弾ませた。犬塚も「街頭演説を聞く人が増えた」と手応えを語る。
犬塚の支持母体は連合長崎の仲介で民主、社民が協力する6団体懇話会(6者懇)。社民の連立政権離脱に際し「選挙協力の危機」がささやかれた。だが、社民は前回の「推薦」を「支持」に格下げしたものの、過去4回の参院選で培った「非自民共闘」の維持を選択した。
自著の出版記念パーティーで乾杯する犬塚直史参院議員(右)=18日、長崎市内のレストラン
ただ肝心の民主党県連と犬塚の間に「溝」がある。県連は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査に反対し、九州新幹線長崎ルート計画を推進している。ところが犬塚は県連の説得に応じず、「開門賛成」「長崎ルート計画凍結」の持論を曲げない。
連合長崎幹部は「知事選の二の舞いは避けなければならない」と言う。2月の知事選では候補者選考の段階から国会議員や県議団、労組の足並みがそろわず、推薦候補が大敗を喫した。今回は、県内を12地区に分け、各地区選対が責任を持って動いている。
「犬塚はこの6年間で何をしてくれたのか」−。それでも組合員のこんな声は消えない。ある労組幹部は、久しぶりに組合の事務所を訪ねてきた犬塚をさとした。「あなたを支えているのは労働者たち。自分の専門分野でなくても、それなりに理解して訴えてもらわないと戦えませんよ」
6年前、犬塚は小泉純一郎政権の年金政策への批判という「風」をつかんだ。昨夏の衆院選でも「政権交代」の突風が民主に吹いた。今回は−。民主県議の一人は地域のイベントや団体の会合で自民新人、金子原二郎(66)の姿を見かけるたび、ため息をつく。「金子の方が泥くさい選挙をやっている。いつまでも風には頼れない」(文中敬称略)
2010年6月20日長崎新聞掲載
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:48:49
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/02.shtml
金子原二郎陣営 実績掲げ「地域の代表」 自民県議団に乱れも
「いつも来んとに、わが良かときばかり」。13日午前、長崎市深堀町のペーロン大会。観客に握手を求めて回る自民新人、金子原二郎(66)に、中年の女性が容赦ない言葉を浴びせた。金子はそれでも笑顔を崩さず、100メートル以上続く長い防波堤を歩き続けた。
「アポなしでも、行けばあいさつできるのが前知事の特権」(長崎市議)。開会式では、毎年出席している民主の衆院議員、高木義明(長崎1区)と並んで来賓席に陣取り「県議を辞めて以来27年ぶりに参った」とあいさつに立った。突然現れた金子。大会の役員は「菅政権になって風向きが変わり、必死なのだろう」とその心中を推し量った。
過去、県議選3回、衆院選5回、知事選3回で負け知らずの金子だが、今回は現職に挑む野党の新人。12年ぶりの本格選挙に厳しさを肌で感じている。
「知事選は楽だったから後援会づくりをしてない。組織が緩んで駄目。だから(地盤の)佐世保でも苦労している」。12日の東彼川棚町の決起集会で金子はこう嘆いてみせた。
頼みの綱の一つ、自民県議団は結束に不安を抱えている。「まだ動きは鈍いが、議会の閉会後は動かざるを得ないだろう」と陣営。だが、参院選の公認を争い、最終的に引いた元議長の県議、加藤寛治は「議会閉会後は夏休みに入る」と公言。「出馬しない」と言い続けながら“翻意”した金子への不満を今なお隠そうとしない。
ペーロン大会を観戦する市民に握手を求める金子原二郎氏(左)=長崎市深堀町
こうした事情を抱える金子だが、前知事としての知名度や実績、地域や業界との関係は最大の武器だ。政権交代後、有力支持団体の自民離れが進む中、県医師連盟は地域医療政策などの実績を評価し、推薦を決めた。県農政連は政権与党との関係に配慮して「自主投票」としたが、地域単位では金子支援を決めた支部は少なくない。
公明党県本部も支援を決め、「野党協力」の効果も注目される。公明は比例代表に長崎大医学部卒の医師を擁立。「選挙区は金子」と支部に呼び掛けている。金子の集会に参加し、比例候補をアピール。バーター票を念頭に県内で「比例15万票」を目指す。
金子は集会で実績や中央とのパイプに加え、「中村法道知事をバックアップしたい」と訴え始めた。2月の知事選、「県民党」を掲げた中村は、民主推薦候補を大差で破った。その再現の思惑が見え隠れする。党派色を抑え、時には自民党も批判。「地域の代表として、政治家の人柄、資質、郷土愛など人物本位で評価してほしい」と主張する。(文中敬称略)
2010年6月21日長崎新聞掲載
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:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:50:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kikaku2/03.shtml
渕瀬栄子陣営 中嶋徳彦陣営
「第三極」へ反応未知数 二大政党と一線を画し
20日午後、小雨がぱらつく長崎市中心部。共産新人の渕瀬栄子(54)はワゴン車の上でマイクを握りしめ、民主、自民が歩調を合わせるように打ち出した消費増税構想を強く批判した。「今でさえ、消費税は暮らしに重くのし掛かっている。税率の引き上げは許さない」
国政選挙への挑戦はこれが4度目。昨年12月25日の出馬表明から約半年間、街頭演説を400回、支持者らとの集会を100回近くこなした。「共産党の話も聞いてみようという状況が生まれている」。細かな運動の積み重ねに自信ものぞかせる。
党県委員会の幹部も「事務所に『今度は投票する』という激励の電話があちこちからかかってくる」と話す。党県委員長の山下満昭は「『二大政党ではだめ』という民意の表れ」と受け止める。
昨年夏の衆院選では「政権交代」の突風が吹く中、「民主か、自民か」の“二者択一”に、あえなくのみ込まれた。政権交代を経て初めて迎える国政選挙で、存在感をどう示せるか。山下は力を込めて言う。「政策には共感してもらえるはず。あとはどう票に結び付けるかだ」
街頭で消費増税の反対を訴える渕瀬栄子氏=長崎市銅座町 拡声器を手に街頭で支持を訴える中嶋徳彦氏=佐世保市下京町
◇
「自分を止められず、挑戦することにしました」
16日、佐世保市議会に辞職願を提出したみんなの党新人の中嶋徳彦(35)は、同僚議員らへのあいさつで、意を決した心中をこう吐露した。
自民党市議だった中嶋は3月末、党県連の候補者選考に手を挙げた。だが同党は5月に金子原二郎(66)の公認を決定。「選考プロセスに疑問がある」との不満もあった中嶋は、みんなの党代表の渡辺喜美と接触。同党から出馬の意思を固め自民を離党、17日に市議を辞職した。
市議1期目で支持基盤は弱く、みんなの党からも「金は一切出ない」。選挙では個人演説会を開かず街頭活動に徹する考え。中嶋は「天下り問題を中心に、党の公約を訴えていく」と話す。組織力や準備面で劣勢は否めない。
それでも、中央で波紋を広げた「第三極」に、本県の有権者がどう反応するかは未知数。同じ佐世保に地盤を持つ金子の後援会幹部の一人は「知名度はないが、若さと『みんなの党』の名前で票が流れると困る」と警戒する。
18日夕方。みんなの党ののぼりと拡声器を一人で抱え、同市中心部の街頭に立った中嶋は「経験はないが若さがある。組織はないがしがらみもない」と声を張り上げた。(文中敬称略)
2010年6月22日長崎新聞掲載
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:54:08
http://www.nnn.co.jp/news/100628/20100628002.html
序盤から県内へ大物続々 参院選
2010年06月28日
参院選は鳥取選挙区で民主、自民両党の新人候補が競り合い、比例代表に転出した民主党現職も県内での集票に力を注ぐ。全国有数の注目地域となり、大物・人気弁士が続々と県内入り。民主党は公示日に枝野幸男幹事長が西部でてこ入れを図り、自民党も負けじと谷垣禎一総裁が28日に米子市で支持を訴える。両党は閣僚クラスや著名議員の日程調整に懸命で、二大政党の舌戦がヒートアップする。
鳥取選挙区の立候補者は民主党新人の坂野真理氏(32)、自民党新人の浜田和幸氏(57)、共産党新人の岩永尚之氏(53)。民主党現職の田村耕太郎氏(46)は比例代表に立候補した。
■民 主
枝野氏は米子市内で開かれた坂野、田村両氏の出陣式に出席し、「時計の針を戻してはいけない」として自民との違いを強調。26日には鳩山由紀夫前首相が倉吉市内で支援を呼び掛けた。
7月3日には前原誠司国土交通相が東伯郡に入り、午後7時からまなびタウンとうはく、同7時半から大栄農村環境改善センターで演説。菅直人首相、蓮舫行政刷新担当相らの日程も調整中という。
一方、田村氏を応援しようと、元プロレスラーのアントニオ猪木元参院議員が7月1日に来県。同日午後3時半から米子全日空ホテルで開かれる田村氏の総決起大会に出席、同6時半からは鳥取市のとりぎん文化会館で開催する総決起大会で熱弁を振るう。
■自 民
県西部を「重点地区」と位置付けた浜田氏。28日に谷垣総裁が米子市に入り、午後1時から市公会堂前、同1時50分から市文化ホール前で演説し、巻き返しを図る。
小池百合子元防衛相の来県を調整中のほか、党の若きエース・小泉進次郎衆院議員にも応援を要請しているという。
ただ、石破茂党政調会長そのものが”大物”で、県連は「党三役が県選出のためか、本部からの応援の調整に苦戦している」と話す。
■共 産
7月1日に吉井英勝衆院議員が来県し、米子、境港両市内で演説する予定。7月4日には紙智子参院議員が午後1時半から鳥取市の若桜街道で支援を訴える。
6958
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:55:35
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000391006280001
比例候補 名前売り込み 続々来県
2010年06月28日
名鉄岐阜駅前で街頭演説をする比例区の候補者=岐阜市
参院選の比例区の候補者が、続々と県内入りして支持を訴えている。岐阜との「縁」を強調し、自分の名前を必死に売り込む候補者が目立つ。衆院選の比例区とは違い、投票用紙にどれだけ自分の名前を書いてもらうかで、当選できるかどうかが決まるからだ。(舩越紘、磯崎こず恵)
「お久しぶりでございます。岐阜時代には大変お世話になりました」
25日早朝、岐阜市中心部での街頭演説でこう切り出したのは参院選比例区に自民から立候補した佐藤ゆかり氏(48)だ。2005年の衆院選で岐阜1区から立候補。比例東海ブロックで復活当選したが、09年の衆院選は東京5区で落選した。演説の中で佐藤氏は「(比例用の)白い投票用紙には『佐藤ゆかり』と個人名を」と何度も繰り返した。
同じ比例に立候補して、2期目をめざす民主の津田弥太郎氏(58)は、機械・金属産業の労組JAM出身で高山市生まれ。25日に岐阜市内のホテルであった県総決起集会では、初当選を振り返って「飛騨の山猿が議席を獲得できた」と、県出身者であることをアピール。「やったろう」と三唱して締めくくった。
参院選で、比例の候補者は与野党問わず、全国を精力的に回っている。その理由は当選の仕組みにある。参院選の比例は全国区。政党名、候補者名のいずれを投票しても有効で、その合計で各党の議席数が決まる。当選順位は個人名の投票数しだいだ。政党名だけが有効で、あらかじめ候補者の順位を決めている衆院選の比例とは大きく異なる。
それだけに候補者も必死だ。「党名を書かないで欲しい。個人名を書いていただかないと私の応援にならないから」。ある候補者は後援会の会合で、二つの選挙制度の違いを念入りに説明し、頭を下げて頼み込んだ。
公明の愛知県本部代表、荒木清寛氏(54)は恵那市の出身。26日に岐阜市や大垣市などで街頭演説を9回行った。岐阜選挙区で候補者を擁立しない県本部は、荒木氏当選に全力を注ぐという。
共産党県委員会は、県内の党員に対し、比例では関市出身の河江明美氏(45)の名前を投票用紙に書くように求めた。だが、一般有権者には党名での投票を呼びかける。「候補者の個人名よりも党名の方が圧倒的に知られているためだ」としている。
幸福実現党は比例に5人の公認候補を擁立している。
◇
参院選が公示され、初めての週末となった27日は、あいにくの雨模様。岐阜選挙区(改選数2)の候補者は県内各地を精力的に巡って有権者に支持を訴えた。
民主現職の山下八洲夫氏(67)は、高山市や山県市で遊説。自民新顔の渡辺猛之氏(42)は生まれ育った八百津町や可児市で街頭に立った。
民主新顔の小見山幸治氏(47)は、岐阜市などで街頭演説し、夜は羽島市内で演説会を開いた。
幸福実現の新顔、加納有輝彦氏(49)は岐阜市の柳ケ瀬地区などを遊説。共産新顔の鈴木正典氏(46)は羽島市や岐阜市などで街頭演説した。
6959
:
チバQ
:2010/06/28(月) 22:57:14
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006270006
「保利票」@唐津 各陣営 取り込み懸命
2010年06月28日
支持者らと握手する保利耕輔氏=唐津市七山
県内第2の都市・唐津市。保利耕輔衆院議員(自民、佐賀3区)が強固な基盤を築き、衆院選では他の候補者を寄せ付けてこなかった。だが、07年の前回参院選では同市での民主党候補の得票が自民党候補を上回るなど変化も起きつつある。個人票が多いとされる「保利票」。今回の参院選でどう動くのか。各陣営は取り込みに懸命だ。(吉村治彦)
「ありがとう、ありがとう」。26日、唐津市東部の山間部にある七山池原地区。土砂降りの雨の中、集まった支持者に保利氏は何度も礼を言った。傍らには自民新顔の福岡資麿氏。保利氏の後援会関係者が「間違って保利と書いちゃいけんよ」と注意すると笑い声も起きた。福岡氏も「保利先生と一緒に地域のために頑張ります」と握手を求めた。
七山は有権者の8割近くが保利氏に投票する地区。同地区の桑原集落組長を務める農業加茂優さん(61)は「私らは保利党と呼んでいます」と言う。
保利氏は「とにかく一生懸命やるだけ」と淡々と話すが、7月11日の投票日まで県内にほぼ滞在する。昨夏の政権交代を受けて、「負けられない」との危機感がにじむ。支持者らは「参院選で、保利先生がここまで動くのは珍しい」と話す。
◇
唐津市内には、保利氏の支援組織が網の目のように張り巡らされている。市内9カ所の自民党地域支部に支部長と幹事長がおり、支部内に各地域の責任者がいる。旧唐津市内では、約150の地区ごとに責任者がおり、集票に動く。
組織の基盤を作ったのは、保利氏の父親で衆院議長や官房長官を務めた故・茂氏。唐津出身で、インフラ整備が遅れていた県北部の道路やダムの建設に取り組んだ茂氏に、今も恩を感じる住民は多い。
過去の衆院選の唐津市は、保利氏が圧倒してきた。2005年の郵政選挙では無所属で立候補し、小泉純一郎首相(当時)から「刺客」を送り込まれたが、小選挙区での当選を果たした。
だが、参院選では状況が違う。04年の参院選では、自民候補が民主候補に約9千票差まで迫られ、07年には逆転された。保利党を自認する市内の農業男性(72)は「政権交代したのだから、参院では民主党の候補に投票することも考えている」と打ち明ける。
◇
「昨年は政権交代の夏。今回は政権安定の夏に」。福岡氏と同じ26日に唐津に入った民主新顔の甲木美知子氏には、07年の参院選で初当選した川崎稔参院議員が同行した。川崎氏は甲木氏の選挙カーに乗り込み、団地前などで支持を訴えた。甲木氏も「私は庶民派の代表。どうか国政に送り出してほしい」と声を張り上げた。
川崎氏は07年の参院選の唐津市で3万296票を得て、自民候補の2万9483票を、813票上回った。昨年8月の衆院選佐賀3区には民主党の公認候補は出馬しなかったが、比例区では、唐津市で民主が2万5621票、自民が2万3508票と2千票以上の差をつけた。
川崎氏は「保利さんの選挙ではない時に保利票がどう動くかだ。一人でも多く甲木候補の名前を覚えてもらい、声を聞いていただくのが大切」と票の取り込みを狙う。
一方、共産新顔の山口勝弘氏は、公示翌日の25日に出身地の唐津市を回った。自宅前で開いた出発式で、山口氏は九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の批判や唐津湾沖での海砂採取の規制強化など地元の問題を訴えた。夜は市民会館で決起集会を開いた。
比例区で共産党に投票する支持者でも、衆院選佐賀3区では保利氏に投票する人もいると言われる。山口氏は共産党の参院選候補者では初の唐津市出身で、同党北部地区委員長として地域の課題に取り組んできた。同地区委員会の幹部は「山口氏の地元の唐津で、少しでも票の上積みを狙いたい」と語る。
6960
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チバQ
:2010/06/28(月) 22:59:29
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100628-OHT1T00068.htm
谷候補に応援演説の“おかわり”殺到!最長2700キロ遊説
札幌市内の商店街を練り歩き、地元の女の子を抱き上げた谷亮子氏 民主党から比例代表で出馬した柔道五輪金メダリスト、谷亮子氏(34)に、異例の合同演説の“おかわり要請”が多数、舞い込んでいることが27日、分かった。これまでに応援を兼ねて回った全国の選挙区候補者から、再訪問してまた盛り上げてほしい、とオファーが殺到。大人気の谷氏は、公示後初の日曜日だったこの日、東京から北海道、山形と、自己最長の2700キロ以上を大移動する演説ツアーを行った。
ヤワラちゃん、もう一丁お願いします。谷氏のもとに、これまでにコラボした各地の民主党候補者から“おかわり”のオファーが次々、届いている。谷氏は5月30日の青森をスタートに、この日を含め12県を回り、自身と地元候補者への支援を訴えた。谷氏の選挙スタッフによると、その候補者のうち多数が“リピーター”となり、再訪問を要請してきているという。
過去にも国政選挙にかかわってきた同スタッフも「比例代表で同じ人が同じところに何度も行くというのは、あまりない話。それだけ好評だったということでしょうね」と驚くほどの人気。また、24日の公示前後に“リピーター”を含め、全国の選挙区候補者のうち「7割から8割」が、応援に来てほしい旨の要請をしてきたという。苦戦気味の候補者からの要請もあり、谷氏との合体による盛り上がりと聴衆の動員力に期待してのもの。人気は変わらず金メダル級だ。
5月10日に、当時の小沢一郎幹事長の要請で参院選出馬を表明した谷氏だが、小沢氏が6月に入り職を辞任。民主党関係者によると、現在、党本部が谷氏のスケジュールを逐一管理はしていないという。とはいえ、自身の選挙活動も含めて7月11日の投票日までスケジュールがビッシリ詰まることが予想されるため、現実には再訪問の実現はなかなか難しそうだ。
公示後初の日曜日だった27日も、谷氏は北海道・札幌市で徳永エリ氏とともに街頭演説し、山形に移動すると天童市、山形市で梅津庸成氏と合流。かけ持ち応援は、東京からの総移動距離2700キロ以上。公示日前の活動を含めて自己最長距離を移動する、ハードな日程をこなした。
札幌での演説では冒頭に「今、サッカー(W杯)が熱いですが、ここ札幌にはコンサドーレがあり、野球では日本ハムと、スポーツが熱いです」と、時事、ご当地ネタを盛り込み、つかみはOK。女性の労働環境整備やスポーツ振興など政策も披露した。声にメリハリをつけたり身ぶりを交え、演説のスキルがアップしてきたことをうかがわせた。金メダル級の人気を、どこまで党と自身の票に結びつけるかが、勝負となる。
6961
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チバQ
:2010/06/28(月) 23:02:04
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100627/elc1006272338010-n1.htm
浮かぬ自民党 序盤情勢で40台 (1/2ページ)
2010.6.27 23:35
このニュースのトピックス:自民党
街頭演説後、支持者と握手する自民党の谷垣総裁=27日午後、千葉県柏市 産経新聞社が行った参院選の序盤情勢で、民主党が国民新党と合わせても過半数維持に必要な56議席を下回る可能性が出てきたことで、自民党の谷垣禎一総裁が目指す「与党過半数阻止」の“達成”の見通しが出てきた。本来なら自民党に勢いが出るところだが喜べる状況にない。自民党も伸び悩んでいるためだ。
谷垣氏は27日夕、千葉県習志野市内で記者団に、序盤情勢に関し「当初の高い(菅内閣)支持率が維持できなくなりつつあるのは事実だ」と分析。その上で「(情勢は)日々変わると思うので、脇を締めて徹底的に主張すべきものは主張していきたい」と述べた。
谷垣氏は10日、参院選の目標議席について菅直人首相の54を下回る「40台」と発言。党内から「甘い数字だ」と猛反発を受けると、「多々益々弁ず(多ければ多いほどいい)」と言うにとどめ、数字を封印した。
その「40台」が現実のものとなりつつある。共同通信社の電話調査(24〜26日)によると、自民党は全体で45議席前後。1人区では善戦しているが比例代表では民主党との差が広がっている。過去最低だった3年前の14議席以下の可能性もある。「反民主票」はみんなの党など「第三極」に流れそうで自民党への期待の低さが露呈しつつある。
党選対関係者によると、候補者からの応援依頼が最も多いのは小泉進次郎衆院議員。党では小泉氏を今後競っている選挙区に重点投入するという。党内の期待は小泉氏ら若手にあり、執行部への不満がくすぶっているしるしともいえる。
菅首相の発言で消費税が参院選の焦点となった影響も引きずっている。27日のNHK番組に出た茂木敏充幹事長代理は、首相が呼び掛ける税制改革の与野党協議について「民主党がやろうとすることを本当にやると消費税は20%になる。間違ったばらまきをやめてから、税制の議論をやった方がいい」と批判した。
もっとも、たちあがれ日本の園田博之幹事長から「われわれは参加する。自民党も参加し、責任を共有して正しい議論をすべきだ」と攻められた。
6962
:
チバQ
:2010/06/28(月) 23:07:02
青森、秋田、首都圏一都三県、北陸三県、愛知、大阪、愛媛、熊本、鹿児島
35:06/28(月) 15:54 YNap3CxE [sage]
民主党 代表と閣僚と党主要役員の日程 (表中の小沢は環境相)
北海 24玄葉
青森 24野田、25樽床、27原口
岩手
宮城 24細野
秋田 24玄葉、26前原、27原口
山形 24長妻、細野
福島
茨城 27山田
栃木
群馬
埼玉 24長妻、安住、25前原、28枝野、細野
千葉 24岡田、25長妻、26細野、27安住、28蓮舫
神奈 24岡田、25長妻、26細野、27安住、28枝野
山梨 24細野、28樽床
東京 24仙谷、25原口、26小沢、27枝野
新潟
富山 24前原、25枝野、26樽床、28中井
石川 24前原、25枝野、26樽床
福井 24前原、25枝野、26樽床、28安住
長野
岐阜 25蓮舫
静岡 24蓮舫
愛知 24中井、26中井、27樽床、28枝野
三重
滋賀
京都
大阪 24菅、樽床、25中井、26原口
兵庫 24菅、26原口、28川端
奈良
和歌
鳥取 24枝野
島根 24枝野
岡山
広島
山口
徳島 27蓮舫
香川 26玄葉、28原口
愛媛 26玄葉、安住、27蓮舫、28原口
高知 27蓮舫
福岡 24原口
佐賀 24原口、26枝野
長崎 24原口、26枝野
熊本 26枝野、蓮舫、27前原
大分
宮崎 27小沢
鹿児 26蓮舫、27前原、28小沢
沖縄
6963
:
山口新聞男
:2010/06/28(月) 23:15:52
ほったら、俺のも張っとくかね
839 無党派さん sage 2010/06/28(月) 22:07:06 ID:J9apqPxE
民主党HPに載ってる党幹部・政務三役級の活動(6/24〜28の5日間)
1人区の投入延べ人数
5人 富山・福井・香川・愛媛
4人 山形・石川・島根・長崎・熊本・宮崎・鹿児島
3人 青森・秋田・山梨・鳥取・徳島・佐賀
2人 和歌山・高知
1人 栃木・奈良・大分・岡山・山口
0人 岩手・群馬・三重・滋賀・沖縄
17 無党派さん sage 2010/06/28(月) 22:32:10 ID:J9apqPxE
民主党HPに載ってる党幹部・政務三役級の活動(6/24〜28の5日間)
1人区の延べ活動回数
13回 長崎
11回 香川・宮崎
10回 青森・秋田・富山・福井・島根・熊本
8回 愛媛
7回 佐賀・鹿児島
6回 山形・徳島
5回 和歌山・鳥取
4回 山梨・石川
2回 栃木・岡山・山口・高知
1回 奈良・大分
0回 岩手・群馬・三重・滋賀・沖縄
6964
:
名無しさん
:2010/06/29(火) 13:22:18
新聞各紙で情勢でてきましたね。
参院選情勢まとめてるサイトありました。
http://www.realpolitics.jp/
6965
:
名無しさん
:2010/06/29(火) 14:27:36
>>6964
朝日と共同の自民・民主の数字が逆になってしまってますね。
6966
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:11:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100619/CK2010061902000093.html
’10参院選<乱戦>(1)民主 カギ握る区割り作戦 2議席獲得へ新人に重点
2010年6月19日
菅政権誕生から四日後の十二日午前。東松山市の市民文化センターの会議室に、民主党現職の島田智哉子(47)の選対幹部ら約四十人が顔をそろえた。
「(鳩山前政権のころは)二人当選の可能性は少なく、共倒れもあると思っていた。これで、最低でも一人は入ってくる」
島田陣営の選対本部長を務める民主衆院議員の五十嵐文彦が、期待を込めて語った。首相鳩山由紀夫と党幹事長小沢一郎の辞任で党支持率が“V字回復”し、埼玉選挙区でのダブル当選が再び射程圏内に−。民主県連内にはひとまず安堵(あんど)感が漂った。
島田と新人の大野元裕(46)を擁立する民主。二〇〇七年の前回参院選で初の二議席獲得を果たし、昨夏の衆院選では県内十五の小選挙区のうち、11区以外に擁立した十四人が全員当選。比例代表の得票数も自民党のダブルスコアとなる百六十万を獲得した。
県連が二人の擁立を決めたのは昨年十一月。その後、「政治とカネ」や普天間飛行場の移設問題で政権は迷走。「一人に絞るべきだ」。民主議員から一時上がっていた声は、影を潜めている。
■ ■
二人当選のカギを握るのは、「区割り」の選挙戦術だ。県連は衆院小選挙区ごとに陣営の重点活動地域を指定し、得票数の均等割りを目指す。前回は民主二人の得票差を約八万にとどめ、ともに当選に導いた。
今回の区割りでは島田に北西部、大野に県南東部をあてた。島田は民主の地盤が薄い11区で衆院議員小泉龍司(無所属)の支援を取り付けたものの、割り当てられた地域の有権者数は島田が約百九十万人で、大野はほぼ倍の約三百六十万人。陣営の県議と市町議も島田が二十八人、大野が七十二人と差がある。業界団体の支援は島田が連合埼玉、大野は他団体という原則も初めて決めた。
大野は中東問題の専門家でテレビ出演の経験も豊富だが、「有権者には無名に近い」(県連幹部)として手厚い陣を敷く。
一方、島田と大野はお互いもライバル。「島田さんが、ウチの団体に接触している」「ウチの地域で、大野さんの宣伝カーが走っていた」。両陣営では相手の“領空侵犯”にも神経をとがらせる。
■ ■
各政党は今回の当選ラインを約六十万票とみている。ある選対幹部は「鳩山政権のままなら、民主二人で百万票だったかも。だが、今の支持率なら、二人で百二十万票ぐらいだろう」。六十万票で分け合えば二議席獲得の可能性が高まるが、焦点となるのは衆院5区(さいたま市大宮区など)だ。
党幹事長の枝野幸男が総支部長の5区は、昨年の衆院選で枝野が十三万票をたたき出した大票田。区割りを唯一決めていなかったが、県連上層部は大野にあてる方針を固め、十九日の県連常任幹事会で提案する見通しだ。大野への重点化をさらに進める「二議席シフト」だが、ある県議が不安げに漏らす。
「『県全域が選挙区なのに区割りはおかしい』との声は今も根強い。前回は狙い通りだったが、5区の割り振り後に支持率が急落すれば、また共倒れの心配が出てくる」
◇ ◇ ◇
政権交代後、初の国政選挙となる参院選が、二十四日に公示される。埼玉選挙区(改選数三)では十人が出馬表明し、乱戦もようだ。事実上の選挙戦に入った各政党の動向を追った。 =敬称略
6967
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:11:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100620/CK2010062002000069.html
’10参院選<乱戦>(2)自民 支部長不在で出遅れ
2010年6月20日
「ウチの責任者の県議からは何の連絡も指示もない。本当に戦う気があるのか」
自民党現職の関口昌一(57)の選対本部の陣容が正式に決まり、十日がたった今月十一日、ある県議が不安げにため息をついた。「三年前の参院選よりも動きが鈍い。支部長さえいれば…」
「責任者」とは、今回の参院選で県内十五小選挙区ごとに、自民の選挙運動を指揮する“司令塔”役だ。本来は衆院議員ら小選挙区支部長のポストだが、今は八人の支部長がいない。代わりに県議八人が責任者となる「異例の事態」(自民県連幹部)のまま、参院選に突入する。
■ ■
昨年の衆院選で自民は県内十五の全小選挙区に候補を擁立したが、いずれも落選した。2区の新藤義孝と8区の柴山昌彦は比例代表で復活当選したものの、ほかの十三の小選挙区からは支部長が消えた。
県連は今年二月、空白区で次期衆院選の候補者になる支部長を公募し、民間人や若手県議ら六十八人から応募があった。だが、五月十日に発表された選考結果は5、9、10、14、15各区の前職五人のみ。県都の1区(さいたま市浦和区など)をはじめ八人の支部長決定は先送りされた。
これらの支部長不在区では「責任者の県議が誰かによって、運動量に温度差がある」(中堅県議)のが実情だ。責任者を初めて務める県議の一人は戸惑いながら漏らす。
「衆院議員の支部長ならカネもあるし、『秘書軍団』もいる。県議なんてカネも人もないから、小選挙区全域を回り切れない」
さらに、前職五人の支部長復帰についても「発表が遅すぎた」と不満が出ている。関口陣営の関係者は「ある支部長の地元でハコ(=集会場)を予約しようとしたら、どこも他の候補に押さえられていた」と明かす。
■ ■
県連は政権交代後、参院選に向けた布石を打ってきた。幅広い人材を集めるため、支部長の公募は全県規模で行い、党員アンケートで県連改革案を募集。参院選用に「埼玉県版マニフェスト」を作り、民主政権が中止方針を打ち出した八ッ場(やんば)ダム(群馬県)の建設推進などを掲げる−。いずれも初の試みだ。
しかし、県連会長の新藤は「自民党が変わったとは、思うように浸透できていない」と危機感をあらわにする。支部長不在の小選挙区については、国政を目指す県議や市議に、こうハッパを掛けた。
「今回の参院選で結果を出せば、(参院選後に行う)支部長選考の材料にする」
与党時代は、地域や業界団体の要望を取りまとめ、組織力を保持してきた自民。だが政権交代後は、医師会など業界団体が急速に民主にも接近し、支部長不在とともに集票力に影を落とす。
ただ、自民議員たちの間には「関口が負けることはないだろう」との楽観ムードさえ漂う。大逆風にさらされた昨夏の衆院選でも、自民は県内の比例代表で八十九万票を獲得したからだ。「票数は減るだろうが、当選ラインの六十万票に届かないことはない」
ある県連幹部は、「今回の参院選は党勢回復の正念場だが、その手掛かりがつかめない」。現場から盛り上がらぬ組織に不安を抱えながら、二十四日の公示を迎える。 =敬称略
6968
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:12:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100621/CK2010062102000088.html
’10参院選<乱戦>(3)みんな 改革 受け皿狙う『第三極』
2010年6月21日
駅頭に、ドラえもんのような二頭身の人形が立っていた。頭の部分にみんなの党代表渡辺喜美の顔写真。スーツ姿で党名のタスキをかけている。
通称「よしみちゃん人形」。同党新人の小林司(39)が党本部から二万五千円で買った。「街頭に僕だけが立つと、どこの党だか分からない人が多い」からだ。連日の街頭演説は人形との“二人三脚”。渡辺が二度目の県内入りをした二十日も、JR大宮駅東口で演説する渡辺と小林を、少し離れてよしみちゃん人形がそっと見つめていた。
小林の出馬表明は四月二十八日だ。その三日前、県内の選挙で初めて公認で出た鈴木精一が、久喜市議選でトップ当選。世論調査でみんなの支持率は公明党を抜いて三位に浮上。参院選準備を急ぐ各党の陣営は、小林参戦の報に「いよいよ『第三極』の台風が来た」と警戒モードに入った。
川口市出身で、インターネット通販大手「楽天」の執行役員。後援会などの支援組織はなく、党本部からの人手の派遣もない。学生時代の友人や楽天の元同僚ら十五人ほどで街頭に立つ「空中戦」だけが、選挙戦術という。
昨夏の衆院選。みんなの県内候補者はいなかったのに、比例では二十二万票という「大変驚愕(きょうがく)の票」(渡辺)を得た。参院選埼玉選挙区(改選数三)の当選ラインは六十万票とされ、どこまで上積みできるかが鍵だ。
支持率が急落していた鳩山由紀夫内閣が菅直人内閣に交代し、民主党の支持率は“V字回復”。みんなの支持率は落ちた。だが、小林の応援演説に立つ鈴木は「鳩山政権のころは『頑張れ』と声を掛けられたが、今は政策を尋ねられることが増えた。みんなの党に期待していた無党派層が迷っているようだ」。
「支持率低下はバブルの部分がはじけただけ。危機感はまったくない」と、陣営は強気を崩さない。
■ ■
十八日朝、JR熊谷駅に近いビルの一階。「私の選挙は党の戦略とは違う。南では都市型選挙だが、北では昔ながらの戦いをしたい」。もう一人の「第三極」、新党改革の新人中川幸司(30)が、事務所開きのあいさつで宣言した。
祖父は行田市長を八期務めた中川直木(故人)、父は元行田市議の邦明。ただ、中川本人は熊谷市内で経営コンサルタント会社を経営し、選挙は初めてだ。
事務所開きには行田市長工藤正司が姿を見せ、「中川君を国政へ」と訴えた。中川は「私の祖父が市長時代、工藤さんが市職員として採用された縁もある。工藤さんとは『組織的に運動しよう』と決めた」と明かす。
翌十九日。自民党を離党して改革を結成した党代表の舛添要一が、JR大宮駅前で初めて中川の応援演説に立った。出馬表明が一カ月前と出遅れた中川にとって「基本戦略は舛添人気」だが、大きなターゲットは地元や周辺の自民票だ。
昨夏の衆院選では12区(熊谷市など)の自民前職が落選し、政界を引退。中川はその間隙(かんげき)を突く作戦だ。「自民、みんな以外の選択肢として、県北部で浮遊する保守票を束ねたい」
これまで自民の金城湯池だった県北の強固な保守地盤は、第三極も参戦して奪い合いの様相だ。 =敬称略
6969
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:12:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100622/CK2010062202000088.html
’10参院選<乱戦>(4)党存亡かけ決戦へ
2010年6月22日
「埼玉は党の命運をかけた選挙区。何が何でも勝つ。断じて勝つ」。十八日夕、さいたま市内で開かれた公明党現職西田実仁(47)の事務所開き。約百人の支援者を前に、党本部幹事長の井上義久が声を張り上げた。
埼玉選挙区(改選数三)は、党本部の「最重点区」。山口那津男代表は四月、参院選に向けた全国遊説を県内からスタートした。西田陣営の選対本部長で県議の福永信之も「西田が負ければ、三年後に埼玉選挙区から撤退せざるを得ない。今回は気合が違う」。
目標の得票数は六十五万票。三年前の前回参院選では、埼玉選挙区の公明現職が過去最多の六十二万票を得たのに、落選した。この「苦い経験」(山口)が、今回の西田擁立をめぐる紆余(うよ)曲折も招いた。
公明は昨夏の衆院選で県内の比例票が四十五万票にとどまり、県本部が推した比例候補の議席奪還に失敗。党本部は「埼玉は参院選も厳しい」とし、昨年末に西田の比例転出を決めた。だが、鳩山由紀夫前内閣の支持率が急落。一転して西田を選挙区に“復帰”させ、議席死守に望みをつなぐことになった。
「少しでも新しい票が必要だ」と福永。業界団体で、県内JAグループの政治団体などから初の推薦も取り付けるなど、「今までにない運動を増やしている」。
ただ、菅直人内閣の誕生で民主の支持率が回復し、みんなの党など「第三極」もライバル。「情勢はさらに厳しい」(陣営幹部)とみる中、公示の二十四日に山口が再び県内に入る予定だ。
■ ■
「菅新政権にも怒り心頭だ。連立政権離脱の選択は正しかった」
菅内閣の発足から二日後の十日。さいたま市内で開かれた集会で、社民党新人の日森文尋(61)が語気を強めた。普天間飛行場の沖縄県内移設に反対し、消費者担当相を罷免された党首福島瑞穂も駆けつけた。
日森は「普天間で筋を通し、支持者には『よくやった』と評価されている」。ただ、社民県連合の関係者は「浮動票の獲得に結び付いてくれるかは、分からない」と漏らす。
昨夏の衆院選での比例票は十四万票余り。県連合代表でもある日森は「社民が生き残るには、比例の戦いが重要」とし、次期衆院選も見据えた「最低二十万票」を掲げる。
■ ■
新人の伊藤岳(50)を擁立する共産党。昨夏の衆院選では「自公政権の退場を」と政権交代をうながしたが、参院選を前に「民主に裏切られた」との批判を強めている。
県委員長の小松崎久仁夫は「大前提は比例の議席」とし、県内で三十八万票の獲得を目指す。新党の結成が相次ぎ、共産にも埋没の懸念が広がるが、「新党の大本はすべて自民党で、主張もオールド自民だ」と政策の違いを訴える。
◇
「二大政党」への批判の受け皿となるのは既存政党か、それとも新党か−。埼玉選挙区では改選三議席の争いとともに、党の存亡をかけた戦いが続く。
=敬称略、おわり
(この企画は杉本慶一、水越直哉、柏崎智子が担当しました)
6970
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:13:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100629/CK2010062902000098.html
重点活動「区割り」 一部対応変更決定 参院選で民主県連
2010年6月29日
民主党県連は二十八日、参院選埼玉選挙区(改選数三)に出馬している同党公認の二候補の重点活動区域を分ける「区割り」で、一部対応の変更を決めた。新人大野元裕氏にあてている衆院1、5、15の各区(さいたま市など)について、現職島田智哉子氏の要請があれば地元議員らが協力できるとした。
県連は公示前に「大野氏の知名度が低い」として大野氏に1、5、15区を含む計十区、島田氏にそれ以外の計五区をあてていた。高山智司県連幹事長は「(序盤情勢の)結果を見て対応した」と話した。 (水越直哉)
6971
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:14:33
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006180001
【党勢をかけて 2010参院選】
[1] 民主党 2議席の「奇跡」再び
2010年06月18日
◇困難な「票のすみ分け」
17日夜、さいたま市浦和区で、参院選埼玉選挙区(改選数3)の立候補予定者の公開討論会が開かれた。
「子ども手当は財源を確保しつつ、地域の実情に合わせて現物サービスで上積みします」。民主現職の島田智哉子氏(47)が、この日発表された党のマニフェスト(政権公約)を説明した。司会者に財源を問われると、新顔の大野元裕氏(46)が「消費税を含めた税制の抜本改革が必要と考えます」と応じた。
「政権与党のど真ん中で仕事をさせていただいている。政策実現のハードルは、かなり低くなった」
党の「ナンバー2」に就任したばかりの枝野幸男幹事長(衆院埼玉5区)も12日、川越市内で開かれた島田氏のパーティーで、誇らしげに訴えた。7日の幹事長就任後、初めて県内に戻った。多忙を極め、約5分間の演説を終えると、慌ただしく会場を後にした。
◇「政権盤石にする」
昨夏の衆院選で、民主は県内の小選挙区候補14人が全員当選した。その流れを作ったのは、改選3議席のうち初めて2議席を獲得した2007年夏の参院選だった。
政権交代は果たしたが、他党と連立しないと成り立たない。社民党の連立離脱で、そんな基盤の弱さをさらけ出した。だから、今回の参院選は「民主党政権を盤石にする戦い」(県連幹部)となる。
菅直人首相の誕生で、政党支持率は、あっという間に回復した。6年前に初当選した島田氏に加え、中東調査会客員研究員の大野氏も擁立し、再び2議席の獲得を目指す。
◇「票は貯金できない」
だが、目標達成は容易ではない。県内ではすでに10人が立候補を表明している。島田陣営は「乱立で無党派層を食われてしまう」と警戒する。
かぎを握るのは、両陣営の「すみ分け」だ。民主票が一方に集中すると、もう片方が苦しくなる。民主票そのものが少ないと、共倒れの可能性すらある。
「新人の大野は厳しい。配慮してもらいたい」
3月の県連常任幹事会で、両陣営の活動地域の区割りが決まった。主に県北西部が島田氏で、南東部が大野氏。問題は県都・さいたま市で、大野陣営は、重点区として割り当てを求めた。4月の幹事会で、浦和区などは大野陣営の地域となったが、大宮区などは保留とされた。
業界団体回りも同様だ。主に島田氏が連合埼玉で、大野氏がそれ以外といった具合だが、必ずしも明確ではない。
「島田さんが、もうあいさつに来ましたから」。大野氏は、ある団体でそう言われ、推薦を保留された。陣営幹部は「島田さんは現職だから、仕方ない。根気強く通うしかない」と、ため息をつく。
島田陣営の幹部は、04年の参院選でトップ当選したことが重荷だ。「県連には『島田は大丈夫』という雰囲気があるが、何の根拠もない。票は貯金できるわけじゃない」
年金記録問題や「政治とカネ」の問題で追い風に乗った07年は、地域や業界ですみ分け、票をほぼ2分。3番目の議席を勝ち取った山根隆治・県連代表代行自身が、こう振り返る。「奇跡的。狙っても、なかなかできない」
■
参院選公示日の24日まで、1週間を切った。政権交代、新党結成、連立離脱、首相交代……。政治情勢が揺れ動く中、生き残りをかけた各党の戦いを追う。
6972
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:15:19
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006190001
【党勢をかけて 2010参院選】
[2] 自民党 現有議席の死守、背水
2010年06月19日
小泉進次郎衆院議員の応援演説を受ける関口氏(左)=5月22日、川口市のJR川口駅前
◇下野の後遺症重く
「与党から野党になった。ただ『反対』でなく、対案を示して取り組むことが大切」
自民現職の関口昌一氏(57)は16日、テレビ埼玉の立候補予定者討論会で、持論を語った。18日は、毛呂山町などで支持者と会合を重ねた。3選への道は険しい。
◇「これが野党か…」
「これが野党になるということか……」。関口氏の事務所開きに出席した関係者は、痛感した。かつてはずらりと居並んだ国会議員や地元有力者が、激減していたからだ。
自民は昨夏の衆院選で、県内15の小選挙区で全敗。中央では今春、与謝野馨元財務相や舛添要一前厚生労働相ら有力議員が離党した。党勢回復のため、現有議席の死守を目指す今回の参院選は、「経験したことのない困難な戦い」(関口陣営幹部)になる。
◇船頭も船員も水位も
野党転落の後遺症は重い。ある県連幹部は、もはや人海戦術は期待できないと思う。「船頭も船員も足りない。船が通るのに必要な組織票という水位も下がっている」
「船頭」は、衆院議員や、次期衆院選候補となる小選挙区支部長。衆院議員は比例区で復活した2人だけで、支部長は8支部が決まらない。秘書や運動員ら「船員」も減った。この幹部は「実態はミニ政党に近いのに、意識や運動方法は大与党の時代から抜け出せていない」と嘆く。
組織票の行方も見えない。関口氏の地盤の秩父地域を含む衆院11区では、郵政民営化法案に反対して離党した小泉龍司衆院議員(無所属)が昨夏、返り咲いた。連合埼玉の支援を受け、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表との関係も深い。支持層が重なる小泉氏の全面支援は望めない。
選対本部長の新藤義孝県連会長(衆院比例北関東)は、各都道府県連独自の「ローカルマニフェスト」を作るべきだと党本部に提案し、有権者との距離を縮めようと躍起だ。埼玉版では「圏央道の早期全線開通」や「『たらいまわし』をさせない安心医療の充実」などをうたう。
あとは、それをどうやって浸透させるか。内容を発表した2日後の5月22日、関口氏の街頭演説に応援弁士として呼ばれたのは、人気のある小泉進次郎衆院議員だった。新藤会長は「きっかけは何でもいい。自民党の考えを聞いてほしい」と聴衆に訴えた。
それから約1カ月。ある自民県議は「高齢化、弱体化が進む従来の支持層に代わる支持者を、党はまだ開拓できていない」と危機感を募らせている。
6973
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:15:56
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006210001
【党勢をかけて 2010参院選】
[3] 公明党 脱・動員中心 業界へ手
2010年06月20日
事務所開きで支援を訴える井上幹事長(左)と西田氏=18日、さいたま市浦和区
◇自民の協力見込めず
同じ日に計4回の事務所開き。公明現職の西田実仁氏(47)が18日、さいたま市浦和区に設けた事務所は、異例の幕開けだった。
党本部から太田昭宏前代表と井上義久幹事長が出席。井上幹事長は「埼玉は党の命運をかけた選挙区」と訴えた。
◇「連敗すれば次ない」
公明は、2007年の参院選埼玉選挙区で、民主躍進のあおりを受け、改選議席を失った。さらに昨夏の衆院選で、自民ともども野党に転落。慎重論が高まり、04年に同選挙区で初当選した西田氏を比例区に転出させる方針が、いったん決まった。
ところが、民主の支持率が低下したのを受けて2月、方針を転換し、選挙区に戻した。県本部幹部は「選挙区(からの擁立)は我々の総意。昨秋要請したが、党本部に却下されていた」と話す。
「連敗すれば次はない」という覚悟で、支持母体の創価学会を軸にした動員型中心の選挙戦略を見直した。春以降、千人規模の大集会を最小限にとどめ、中小企業や団体をこまめに回る戦術に切り替えた。
連立与党時代のような自民との選挙協力は見込めない。40万余とされる県内の基礎票から、当選を見込める60万票以上に押し上げるには、無党派層や他党支持層にも食い込まなければならない。07年は、党として過去最多の約62万票を得ても届かなかったのだから、なおさらだ。
◇推薦60超 足がかり
まず狙うのが、自民の金城湯池だった業界団体だ。JA系の政治団体「県農協政治連盟」から初めて推薦を受けるなど、すでに60団体以上の推薦を取りつけた。
ある団体幹部は「推薦が決まった途端、関係者に盛んな働きかけがあった。公明だけを推薦したわけではないのだが」と驚く。党県本部の福永信之幹事長は「建設業界など、岩盤が厚かったところからも推薦が出た。それをどう票につなげるかだ」と話す。
経済誌記者出身の西田氏は企業訪問を重ね、ブログやツイッターで無党派層にも呼びかける。200人を超える地方議員もフル回転する。
選挙区での擁立は東京、大阪、埼玉だけで、現職は西田氏のみだ。山口那津男代表は4月、さいたま市で全国遊説を始め、埼玉を「最重点区」と明言した。残り一つとなった議席を守れるかどうかは、新旧二つの選挙戦術の成否にかかっている。
6974
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:16:28
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006210002
【党勢をかけて 2010参院選】
[4] 社民・共産 主張貫き失地回復へ
2010年06月21日
「かりゆし」姿で訴える日森氏=19日、大宮駅西口
支持者に手を振る伊藤氏=19日、鳩ケ谷駅東口
◇普天間巡り独自路線
晴れ間が広がった19日。さいたま市の大宮駅西口に、社民新顔の日森文尋氏(61)が沖縄の「かりゆし」姿で現れた。「米軍普天間飛行場を辺野古沖に移すだけでは、沖縄の人たちに負担を押しつけたままだ」と訴えた。
◇離脱の得失「微風」
かりゆしには、辺野古沖に生息する絶滅危惧(きぐ)種のジュゴンも描かれていた。「辺野古沖移設を許さないというメッセージ」。佐藤征治郎・党県連合副代表は、そう話した。
社民は昨年9月、連立政権に加わった。「自社さ」政権を1998年に離脱して以来、12年ぶりの政権復帰。しかし、沖縄県内での同飛行場移設に反対して5月末、またも連立離脱を選んだ。
日森氏は今月初め、記者会見で「連立に参加して前進した面もあるが、社民らしさを発揮できないというデメリット(欠点)もあった」と総括。「筋を通し、評価が高まるのではないか」(県連合幹部)と期待する声もあった。
ところが、離脱は首相交代劇を招き、民主の支持率を一気に回復させてしまった。来春の統一地方選で社民からの立候補を考えている男性(36)は嘆く。「離脱はショック。雇用や環境など色々な問題があるのに、普天間の一点だけで放り投げるなんて」
離脱の得失を測りかねる現状を、中島修・県連合副幹事長は「微風が吹いている」と表現する。
◇「伝統の選挙区」
そんな社民を牽制(けんせい)するのが共産だ。
「普天間は無条件撤去しか道はない。軍事力を持たないという憲法9条の旗を掲げ、米国と対等に話し合える外交に変えていかなければ」
共産新顔の伊藤岳氏(50)は19日、鳩ケ谷市の鳩ケ谷駅前で、そう訴えた。「社民はテニアン(米自治領)などの代替地を挙げているが、条件付きの移設では米国の土俵に乗ってしまう」との理由だ。
13日に大宮駅前で開かれた街頭演説会には、5月に党トップとして初めて訪米した志位和夫委員長も登壇。「米国務省の高官に、普天間飛行場の即時無条件撤去を申し入れました」と、「米にものを言える党」を強調した。
そして、こうも訴えた。
「かつて議席を持っていた伝統の選挙区。国会に送って下さい!」
共産は、参院選埼玉選挙区で1995年、悲願の初議席を獲得した。改選数が3に増え、新進(当時)が躍進。代わりに改選議席を失ったのが社会(同)だった。
98年も、消費税率引き上げで批判を浴びた自民が2人を擁立して共倒れし、共産は議席を獲得。「自社さ」連立を離脱して臨んだ社民は、新顔の日森氏が落選し、同選挙区の議席を失った。
日森氏はその後、衆院選で2回当選したが、昨夏は落選し、参院選での雪辱を誓う。共産は一昨年、派遣労働者問題への取り組みや「蟹工船ブーム」で脚光を浴びたが、昨夏は「政権交代」の流れの中で、衆院全体の議席数は「現状維持」。2001、04年に連敗して議席を失った同選挙区で巻き返しを狙う。
6975
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:16:54
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000501006220001
【党勢をかけて 2010参院選】
[5] 新党 民主の復調に気もむ
2010年06月22日
みんなの党の小林氏(右)と渡辺代表=20日、さいたま市の大宮駅前
新党改革の中川氏(右)と舛添代表=19日、さいたま市の大宮駅前
幸福実現党の院田氏=8日、県庁
◇「みんな」追い風行方は
民主、自民の二大政党と一線を画す形で、昨年来、新党の結成も相次いだ。
「消費税を上げる前にやるべきことがある。国会議員自ら身を削り、公務員改革を進める」。みんなの党の渡辺喜美代表は20日、川口(川口市)、浦和(さいたま市)、大宮(同)の各駅前で声を張り上げた。参院選埼玉選挙区で擁立する新顔小林司氏(39)の応援演説だった。
◇昨年来の実績頼みに
結党直後の昨夏の衆院選では、比例北関東ブロックで得た約60万票のうち、小選挙区候補者を立てなかった県内で3分の1を超える約22万票を集めた。渡辺代表は「熱い支援がある」と、今回の擁立の理由を語る。
県内初の党公認候補が挑んだ選挙は、合併に伴う今年4月の新・久喜市議選。鈴木精一市議がトップ当選を果たした。過去2回の旧市議選では無所属で、得票順位は6、8番目だった。
「民主や自民に飽き、日本を変えたいという有権者の熱さを感じた。党の力だ」。鈴木市議は「三つ目の選択肢」としての追い風を感じた。
だが、首相交代で民主の支持率が再上昇。鈴木市議も、風向きの変化に気をもむ。
小林氏は「しがらみのない政治で日本を変える」と、既存勢力との違いを強調する。組織戦を展開する足場はなく、街頭演説が中心だ。
インターネットサービス企業大手「楽天」を休職し、チラシ配りや事務作業は同僚や友人らの手を借りている。「頼る組織がなく、名簿もない。電話での勧誘も、やりようがない」(陣営幹部)。手探りの挑戦が続く。
◇新党改革、党首前面
「『政治とカネ』には、うんざりです」。新党改革の舛添要一代表も19日、大宮駅前で訴えた。新顔の中川幸司氏(30)の応援に駆けつけた。
中川氏は、祖父が元行田市長で、父が同市議会議長だった。ITベンチャーを起業した立場で政治を見たとき、国際競争力に注目した党の考え方に共感し、公募に応じた。
立候補表明から約1カ月しかたっておらず、知名度の浸透が課題だ。
街頭演説や討論会では「舛添代表の下――」などと、まずは党首を前面に出して支援を訴えている。
幸福実現党の新顔院田浩利氏(43)は駅前での街頭演説などを繰り返す。「新しい基幹産業を育てたい。外交のため軍事力を担保すべきだ」などと訴えている。
政権交代から1年足らず。二大政党を脅かすような第3極は、果たして形成されるのか。
6976
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:18:38
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100622/tky1006220000000-n1.htm
【激戦に臨む】(1)与党 蓮舫氏の人気に小川票食われる危険も 江木氏は「自力で訴え」 (1/3ページ)
2010.6.22 00:00
このニュースのトピックス:首都決戦’09都議選
菅内閣誕生で支持率がV字回復したことを受け、民主党東京都連総決起大会では、幹部らが明るい表情でガンバローコール。比例代表で出馬する谷亮子氏らも登壇した=10日、東京都中野区の中野サンプラザ 「菅様、仏様、蓮舫様だね」
失政続きの鳩山由紀夫前首相が退陣し、菅直人首相に交代した途端に支持率がV字回復した民主党を指して、他党陣営からはこんな羨望(せんぼう)の声が上がっている。
その上で、他党陣営幹部は「やっぱり3人目を出すことになるのかね」と皮肉交じりに話した。
かつて小沢一郎元幹事長は「単独過半数」を目指し、改選5の東京選挙区には3人立てる方針を打ち出していた。しかし、鳩山前首相が求心力を失うなか、民主党都連は3人目擁立に難色を示すようになった。結局、現職の蓮舫氏(42)と小川敏夫氏(62)の2議席死守を目指すこととなった。
6年前、2期目を目指した小川氏が約99万票、初挑戦の蓮舫氏が約92万票を獲得しダブル当選を果たした。
しかし、政権交代後の目玉事業として実施した「事業仕分け」では毅然(きぜん)とした立ち振る舞いと「2番じゃダメですか」などの発言が注目され、菅内閣では行政刷新担当相に起用されるなど、蓮舫氏の知名度は急激にアップ。一方、小川氏はその陰に隠れた格好だ。
都連幹部は蓮舫氏の人気を、「党全体の支持者増につなげることができた」と歓迎。だが、6年前の均衡が崩れ、有力候補が乱立する今回、ダブル当選失敗を懸念する声も党内で出始めている。
■ ■ ■
10日に中野区で行われた都連の総決起集会。あいさつに立った都連幹事長の阿久津幸彦衆院議員は、集まった約2300人の支持者を前に「蓮舫議員には大臣としてふさわしい票を取ってもらいたい。ほかの政党支持者、無党派層だって賛同してくれる。問題は小川敏夫さんです」と発言。
さらに、「小川さんはいぶし銀だが、蓮舫さんに比べると少し華やかさは足りないかもしれない」とたたみかけた。壇上の小川氏は表情を崩していたが、目は笑っていなかった。
こうした状況で、都連は6年前の参院選でも取った「浮動票は蓮舫、組織票は小川」の戦術を徹底することを決めた。小川氏は、都内15人の衆院議員や都議、区議に協力を要請するほか、連合の幹部とともに都内の事業所を回り、選挙カーを降りて現場の組合員に声をかけるというきめの細かい“地上戦”を展開する方針だ。
これに対し、蓮舫氏は学生ボランティアを使い街頭演説で若さと実績を強調する。党の顔として、自身の選挙区よりも全国を回ることが多くなることには「不安もあるが仲間のためなら」と意気込んでいる。
■ ■ ■
一方、連立与党を構成する国民新党から出馬表明しているのは生活評論家の江木さおり氏(57)だ。同じ与党だが、「民主から支援を受ける選挙区はない」(亀井静香代表)ため、自力での戦いを迫られるのに支持組織も知名度もない。支持者獲得の手段は「200回以上の街頭演説」という。
立候補予定の女性はほかに5人いるが「私はチルドレンでもガールズでもない。若くはないが経験は積んでいるので自分の言葉で語れる」と意気込む。ときに気性の激しい亀井代表とは180度異なる柔らかな話し口調を武器に、これから老後を迎える50、60代に「若い世代にツケを残さない生き方」を訴えるという。
◇
政権交代後初の参院選公示が24日に迫った。有力候補乱立でかつてないほどの激戦が予想される東京選挙区の事情に迫る。
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:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:19:29
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100623/tky1006230000000-n1.htm
【激戦に臨む】(2) 野党 都連の支援偏る自民の2人 “エース”投入の共産は背水の陣
2010.6.23 00:00
「民主党が3人出すのに、自民党が1人でいいわけがない」
平成21年の衆院選で大敗し、野党転落後も回復しない支持率に苦慮していた自民党。一方、民主党の小沢一郎前幹事長は「東京は3人出す」と宣言していた。
劣勢を踏まえ、自民党都連は現職で元環境省事務次官の中川雅治氏(63)への候補一本化を党本部に要望。しかし、押し切られた。都連は2人擁立をのむ代わりに「2人目の人選や選挙支援には一切かかわらない」ことを宣告した。
背景には3年前の参院選の“悪夢”がある。現職だった保坂三蔵氏に加え、党本部主導で元アナウンサーの丸川珠代氏を擁立。結果は丸川氏だけの当選だった。当時、丸川氏は意外なほど知名度が低く、終盤に党本部が保坂陣営に票の付け替えを打診するなどし、支持者の足並みが乱れたのだ。
■ ■ ■
都連が早々に中川氏に全力集中することを決めていた上に、民主党も結局、現職の2人しか擁立せず、わりを食ったのが、自民党のもう一人の立候補予定者、東海由紀子氏(42)だ。
5日に千代田区の日比谷公会堂で行われた中川氏の決起大会には都内の国会議員や落選中の前国会議員、都議、区議らが勢ぞろいしたが、東海氏の名前を口にする出席者は皆無。8日の東海氏の事務所開きに姿を見せた議員は1人もいなかった。
谷垣禎一総裁が「党再生のエース」と東海氏を持ち上げるものの、都連の支援のない選挙戦に東海氏の陣営幹部は「心細さを感じる」と打ち明ける。
東海氏自身もある国会議員のパーティーで、派閥の領袖が「自民党は東京選挙区に1人出している」と発言したときは、たまらずミニブログ「ツイッター」で「私も公認頂戴しているのに、党内の知名度もないとは!」と嘆いた。
知り合いの国会議員や仕事の人脈をつてにあいさつ回りをこなすのに時間を取られ、表だった活動は始まったばかり。陣営は「出遅れたが、有権者受けを狙うことなく、街頭で硬派に訴えていく」と話す。
■ ■ ■
現職の引退に伴い、公明党は新人の公認会計士、竹谷とし子氏(40)を擁立。公明党の参院選候補は支持母体である創価学会の厚い支援に支えられ、昭和34年から連続当選を果たしてきているだけに、今回も組織票を手堅くまとめる戦法だ。
不安点は知名度不足。平成21年の衆院選で、当時代表だった太田昭宏氏を落選させた反省を踏まえ、公明党の都議や区議らが地域を歩いて新しい支持者拡大を図っている。
共産党は小池晃氏(50)を比例代表からくら替えさせた。テレビの討論番組出演が多く「党の顔」ともいえる小池氏は、19年に失った東京選挙区での議席奪還のため、「背水の陣」(小池陣営)で臨み、「自民にも民主にも裏切られた」という人をターゲットに政治の矛盾を訴えるという。
社民党が擁立した森原秀樹氏(37)は米軍普天間飛行場移設問題を端に政権離脱した直後の5月31日、街頭で「普天間問題は党にとってはメガトン級の一番大事な政策」と党の動きに理解を求めた。「姿勢がぶれていない」と有権者の反応もよくなったという。
今回、保守の小政党が乱立したのに対し、革新票の受け皿となるのが社民と共産だけ。森原氏は好機ととらえ、市民運動家らとも連携して「弱い者、働く者の立場」を訴えている。
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:20:10
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100624/tky1006240001000-n1.htm
【激戦に臨む】(3)第三極 風頼みのみんな、民主のV字回復に危機感 乱立保守小党への影響は? (1/2ページ)
2010.6.24 00:00
「経営者らで集まって話をすると、最初は経済の話題から入るが、最後はいつも日本を憂いて政治の話になる」
出馬表明後、初めての街頭演説の場所に、自らが創業したタリーズコーヒーの東京都港区内の店舗前を選んだみんなの党の松田公太氏(41)。休日のひとときを過ごしていた20、30代の若者たちは行列をつくって「本を読んで感動しました」と、あこがれの若手起業家に握手や著書へのサインを求めた。
松田氏の支援者には楽天の三木谷浩史社長、ヤマノビューティメイトの山野幹夫社長ら経営者仲間が名を連ねる。しかし、支援してくれる組織も団体もなく、手伝いのボランティアは松田氏のファンという「手作りのベンチャー選挙」(陣営)。そのため、“風頼み”であることは否めない。
陣営は「組織票がないなか応援してくれる市議や区議らと連携して新規の支持者の開拓をしている」と話すが、支持拡大のために積極的に利用しているのは不特定多数に訴えることのできるインターネットのミニブログ「ツイッター」だ。
松田氏はツイッターで「これから街宣活動をする」などとリアルタイムの動きをこまめに発信。しかし、松田氏のツイッター登録者は約1万6000人で、民主党の蓮舫氏のツイッター登録者約13万5000人とはケタが違う。菅直人首相の誕生で民主党の支持率はV字回復するなか、陣営は受け皿としての需要縮小に対して危機感を強めている。
■ ■ ■
たちあがれ日本が擁立した弁護士の小倉麻子氏(31)は、難病を克服した経歴を下敷きに「頑張った人が報われる社会を」と訴えるが知名度は低い。
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:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:26:06
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100629-OYT1T00934.htm?from=y10
普天間めぐり民主ねじれ、沖縄選挙区で候補ゼロ
沖縄県では米軍普天間飛行場の移設を巡る混乱が尾を引き、民主党の参院選の戦いに影を落としている。
29日、那覇市の県庁前。党県連代表の喜納昌吉参院議員は選挙カーから「沖縄に基地は造らせないよ。いかなることがあっても妥協しない」と声を張り上げた。
普天間飛行場を名護市辺野古に移設する日米合意を履行しようとする菅政権に対し、県連は「県外・国外移設」を求め、真っ向から反発している。民主党が今回の選挙区選で唯一、沖縄選挙区に公認、推薦候補を出せなかったのも、こうした対立が影響している。
比例選に出馬した喜納氏も沖縄を拠点とし、党と正反対の主張を訴えている。この日も記者団に「戦う相手は自民党でなく、党中央だ」と明言した。
沖縄県ではこの10年余り、国政選挙や知事選などのたびに、普天間の県内移設の是非が争点となってきた。自民党系や公明党系の候補が県内移設を基本的に認める立場をとるのに対し、県内移設に反対する民主、社民、共産各党と地域政党の沖縄社会大衆党が、「革新共闘」の態勢を作って候補を擁立する構図だった。
しかし、鳩山前首相が県外移設の約束をほごにして辺野古移設に回帰し、問題をこじれさせたことへの反発から、自民党なども「県内移設反対」で足並みをそろえるようになっている。
同党の島尻安伊子参院議員は29日、沖縄市で、「菅首相は日米首脳会談で『辺野古移設を履行する』と言った。とんでもない。沖縄の合意のない移設は無効だ」と菅政権を厳しく批判した。無所属で社民党推薦の新人、山城博治氏と、共産党推薦の新人、伊集唯行氏も県内移設反対の立場だ。
「四面楚歌(しめんそか)」の状態だからか、参院選でも民主党の幹部や閣僚は誰も沖縄に入ろうとしない。仙谷官房長官は29日の記者会見で、普天間移設の行方について、「話し合いで解決し、着地点を作る努力をするしかない」と述べただけだった。
自民党の谷垣総裁は山形県南陽市での街頭演説で、沖縄に候補を立てなかった民主党を、「(県民と)信頼関係を取り結ぶことができないと、菅首相が(あきらめて)バンザイしたのと同じだ」と攻め立てた。
(2010年6月29日20時11分 読売新聞)
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:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:27:26
>桐生、伊勢崎両市を含む衆院2区では対立が尾を引き、本格的な参院選地区選対が立ち上がらないままだ
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010062900855
現職激突、生き残り懸け=民主、結束に不安−群馬選挙区・参院選
公示後初の週末を迎えた26日。太田市内の住宅街で民主党の富岡由紀夫が、ぱらつく雨にぬれながらマイクを握っていた。「サッカーワールドカップの日本代表のように、奇跡の勝利を目指して頑張りたい」。声を張り上げての訴えに耳を傾けたのは、女性中心に20人程度。陣営関係者は「ちょっと少なかったな」とぽつりと漏らした。
前回2007年から改選数が1に削減された群馬選挙区は全国で唯一、民主、自民両党の現職が生き残りを懸けて争う激戦区だ。6年前の参院選で富岡はトップで初当選、2議席独占を目指した自民党はベテラン、中曽根弘文が2位に滑り込み、元官房副長官の上野公成は落選の憂き目に遭った。
自民党は最近2回、同選挙区で得票総数の約6割を獲得。昨年の衆院選でも、県内全体の得票総数で民主党を上回った。「群馬は言わずと知れた『自民王国』。追いかける展開だ」と陣営幹部は劣勢を認める。25日の太田市での事務所開きで、富岡は11分間の演説の中で8回も「厳しい」との言葉を繰り返した。
菅内閣の発足により、逆風一辺倒から「雰囲気は変わってきた」と同幹部は言う。ただ、同党県連内の亀裂が、陣営の運動にも影を落とす。
同県連では、政治資金収支報告書の記載漏れなど不正経理問題の続出をきっかけに、06年から富岡ら労組系と保守系が対立、組織が機能不全に陥った。昨年の衆院選前に一応正常化したが、亀裂はいまだ深い。桐生、伊勢崎両市を含む衆院2区では対立が尾を引き、本格的な参院選地区選対が立ち上がらないままだ。
対する中曽根。5選を目指す今回は、選対事務長に元首相の福田康夫、選対本部長に元少子化担当相の小渕優子を迎え、自民党県連を挙げての総力戦で臨む。福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三の各首相経験者が同一選挙区で争い、「上州戦争」と呼ばれた時代を知る陣営幹部は「今回は絶対に落とせない。群馬自民党の存亡を懸けた戦いだ」と足並みをそろえた事情を説明する。
公示翌日の25日は中曽根の遊説にほぼ終日、福田、小渕が同行。「群馬県の名誉に懸けて、ちっぽけな当選でなく、大きく離したい」(福田)、「ふるさと、日本の未来を託すのは中曽根候補を置いてほかにない」(小渕)と持ち上げられると、中曽根は「元総理に小渕先生も引っ張ってくれる。こんな選挙区は全国にない」と述べ、2人と握手を交わした。
ただ、昨年の衆院選では、独占していた県内5選挙区のうち三つで敗北し、党勢の衰えは隠せない。県医師連盟、JAグループ群馬が母体の県興農政治連盟など、かつての自民党支持団体のいくつかが今回は中曽根、富岡をそれぞれ推薦、あるいは自主投票を決定。また中曽根と支持層が重なる前知事の小寺弘之が民主党の比例代表で出馬する。「どの程度切り崩されるか」。陣営幹部の不安は尽きない。
6981
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:29:50
http://www.sanspo.com/shakai/news/100629/shc1006291856000-n1.htm
美貌と才能持つ、熟女政治家2人の行方 (1/3ページ)
2010.6.29 18:51
「もう、ゆかりたんなんて呼ばせないわよ!」、ド迫力の表情で街頭演説する佐藤ゆかり氏(撮影・佐藤修)【フォト】 【トホホ取材記】6月24日に公示された第22回参院選。柔道家に女優、元アイドルに元スポーツキャスターなどなど、まさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)といった感じの女性立候補者たちが全国で街頭演説を繰り広げ、声をからしながら支持を呼びかけているわけだが、私が27日午後、東京・浅草で取材した自民党の比例代表候補で前衆議院議員の佐藤ゆかり氏(48)と、28日に千葉県・JR新浦安駅前で取材した“必殺仕分け人”こと行政刷新担当相の蓮舫氏(42)についてリポートする。
まず佐藤ゆかり氏。2005年の総選挙時は、その美貌からも注目され「ゆかりたん」などと呼ばれてアイドル視されていたのだが、落選を経験したせいか、日焼けした上に若干頬もこけ、すっかり政治家の“面構え”に変貌していた。
浅草の雷門前に止めた広報車上で「もし比例代表で国政に復活したら、第一にやることは経済政策の大改革。政策が誤っているから、日本経済がよくならない」と訴える佐藤氏の表情には鬼気迫る迫力があった。さらに「生粋のエコノミスト、佐藤ゆかりに経済政策はお任せいただきたい。日本の経済はグローバル社会の中で、切っても切れない関係になっている。アジアの成長経済から原動力をもらって‥」。このあたりから声がすっかりかすれてしまっていた佐藤氏の話は、残念ながら私の聴覚では聞き取り不可能になってしまったのだが、「日本の経済政策を大改革する」という心意気はド迫力で伝わってきた。
演説後、浅草の町中で有権者と握手を繰り返し「ぜひよろしくお願いします」と支持を呼びかけながら、記念撮影にも応じていた佐藤氏の立ち居振る舞いは、かつての「ゆかりたん」などという生やさしいものではなく「ゆかりさまっ!」と崇めたくなるほどの迫力あるオーラを放っていた。 華麗な経歴や美貌を持ち合わせ、時流に乗った女性候補者が選挙に当選してしまうことは、よくある話だが、その後落選を経験し、屈辱にまみれた後の再起をかけた立候補者の迫力は、この域まで達するのかと驚かされた光景だった。
6982
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:30:23
続いて蓮舫氏である。「事業仕分け人」としてお茶の間でもすっかりおなじみで、今や行政刷新担当相である。クラリオンガールも出世してしまったものであるが、その認知度はクラリオンガールの比ではない。知名度は日本でも1、2を争う政治家ではないか。
蓮舫氏の応援演説は、午後5時半からの予定だったが、30分まえの5時の段階ですでに、駅前はステージ周辺から歩道橋まで、同氏を一目見ようとする市民でビッシリだった(主催者発表、3500人)。
5時過ぎから民主党の広中和歌子氏(76)が演説を始めたのだが、AD役の同党男性スタッフが「終了」のボードを掲げて見せ「蓮舫氏がもうすぐ来るから、演説を早く終えろ」と言わんばかりのサインを出した。
広中氏は現職の参議院議員で、女性の年齢にふれるのは失礼に当たるかもしれないが76歳の民主党重鎮である。国政でのキャリアも蓮舫氏よりずっと上だ。この広中氏に「演説にマキを入れろ」と“指示”を出してしまうのは、ひっじょーにトホホな行為ではないだろうか。引く手あまたの蓮舫氏だし、この日は西船橋での応援演説も待ち受けていたから、時間の余裕もなかったのだろうが・・・。
自分が登場する直前に、先輩議員に対してそんな非礼な行いがあったことなど、知る由もない蓮舫氏は、いつも通り颯爽と登場。官僚天下り団体に、税金が湯水のごとく使われ、事業仕分けがそれらをどれだけ明らかにしたかをアピール。今後も税金を使っている5000を超える事業内容を明らかにすると約束。話の合間に「どうでしょうか皆さん」と聴衆に呼びかけ、ヤンヤの喝采を浴びていた。
2009年11月に行われた「事業仕分け第1弾」では、肩に力が入りすぎて、なんだか怖い雰囲気だけの蓮舫氏だったが、新浦安駅前での応援演説では、にこやかさと柔らかさも兼ね備えていた。
演説後、話に聞き入っていた女性に感想を聞いてみたが「話がわかりやすく、国民の味方という感じ。我々の思いと一体感のある話に感動した」(72歳・主婦)、「テキパキとメッセージが伝わってくる。事業仕分けの話が心に残っている」(43歳・主婦)と、特に主婦層の評価は高いようだ。
落選を経験して、政治家としての凄味を増した(ような気がする)佐藤ゆかり氏、あっという間に大臣まで上り詰め、ここに来て柔らかさが加わってきた(ような気がする)蓮舫氏。
2人の女性政治家が、今後どのような人生を歩み、女性として人として、また政治家としてどのように“熟成”されていくのか、すんごく楽しみである。(佐藤修)
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:33:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100629-OYT8T00145.htm
《参院選2010》比例選は「地域密着型」
個人票の上積み狙う
参院比例選にも、県内を拠点にする3人の候補者が出馬している。選挙活動は、個人票の積み上げを狙い、ほとんど県内で行う地域密着型。高い知名度や選挙協力の行方が注目され、接戦の秋田選挙区の勝敗に少なからず影響を与えそうだ。
みんなの党の寺田典城氏(70)は、昨年まで知事を3期12年務めた知名度の高さを最大限生かしたい考えだ。知事時代の後援会はもうないし、組織戦はしないと語る寺田氏。応援弁士も頼まず、専ら県内を遊説し、行財政改革に取り組んだ知事時代の経験を国政に生かすと訴える。
知事時代の支持層は、民主支持層と重なっていた。次男、学氏も民主党衆院議員。しかし、みんなの党からの出馬は、選挙区を含め、民主党候補の足を引っ張る形になる。寺田氏は、民主党を叱咤(しった)激励したいと語るが、各党はその影響力を計りかねている。
たちあがれ日本の村岡敏英氏(49)は、選挙区に出馬する自民党公認候補を推薦する見返りに、比例選で自らへの支援を求める戦術だ。平沼代表は25日の出陣式で、自民党の地元県議らを前に、「自民党も比例選で応援してくれる。ありがたい」と念押しした。
村岡氏は、衆院秋田3区で2度戦った自民党の御法川信英前衆院議員に対しても、次の衆院選は応援すると、支援を求めた。自民党は、比例選に自らの候補を抱え、公明党との選挙協力も模索しており、どこまで村岡氏の支援に動くかが注目される。
共産党は、農民運動に長年携わってきた佐藤長右衛門氏(66)を擁立し、農村票を掘り起す考えだ。
(2010年6月29日 読売新聞)
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チバQ
:2010/06/30(水) 00:34:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100628-OYT8T01215.htm
比例選候補 埼玉詣で
「縁」を強調 大票田でPR過熱
580万余の有権者を抱える大票田・埼玉県内で、地元とのゆかりを強調して“埼玉詣で”を繰り返す比例選候補が目立ってきた。全国を舞台に、政党名か個人名のどちらかで投票され、政党が得た議席が、個人名得票数の多い候補者から順番に割り当てられる比例選。候補者にとって名前を売り込むことが当選の鍵だ。各党とも比例票掘り起こしも視野に、選挙区での活動に力を入れている。
公示日の24日、民主党現職の家西悟・比例選候補はJR大宮駅西口で出陣式。薬害エイズ訴訟原告団代表で、1996年衆院比例近畿ブロックで初当選した。
党が比例単独は認めない方針に転換したため、04年参院選でくら替え出馬。薬害エイズ問題で共闘した枝野幹事長のおひざ元・埼玉県連に所属し、枝野氏の全面支援を受けて当選を果たした。今回も出陣式には枝野事務所の秘書や県連幹部が駆けつけ、「枝野の盟友」と連呼した。枝野幹事長は28日、JR大宮駅前で家西候補らと街頭演説を行い、支援を訴えた。
27日午前、さいたま市浦和区の百貨店前で、「埼玉育ち」と書かれたビラを買い物客らに配って回ったのは、自民党の片山さつき・比例選候補。2005年の「郵政選挙」の落下傘候補として静岡から出馬。昨年落選し、参院選へのくら替えを決めた。旧浦和市出身。結婚するまで県内に住んでいたといい、埼玉の地方議員らに接触を図り、県庁前に事務所も構えた。「静岡の次は埼玉。節操がないのでは」(自民党県議)と冷ややかな見方もあるが、県調理師会など30以上の県内業界団体から推薦を獲得した。「選挙区候補以上のどぶ板選挙をやっている」と評する県議もいる。
埼玉選挙区を全国の「最重点区」と位置づける公明党は、現職の比例選転出の方針を転換し、県本部副代表の元衆院議員、長沢広明候補が比例選に出馬。5月末まで所沢市の防衛医大病院の勤務医だった新党改革の中村幸嗣・比例選候補は、所沢市やさいたま市で街頭演説に取り組んでいる。
片山和子・県青年学生部副部長を比例選に擁立する共産党は、「比例5議席獲得のため、県内で比例票38万票が目標」(党県委員会幹部)と意気込む。選挙区に候補者を擁立している社民党の佐藤征治郎県連副代表は「選挙区候補が県内を回ることで、比例票の掘り起こしにつながる」としている。みんなの党の比例選立候補者も相次いで県内入りしている。
比例選候補の埼玉詣でが過熱する中、各党は選挙区候補の活動を比例票獲得につなげようと躍起だ。
(2010年6月29日 読売新聞)
6985
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:36:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100629/elc1006292055002-n1.htm
【参院選2010 断面】強気の2人擁立も「自民3人」で混戦に (1/2ページ)
2010.6.29 20:54
参院選千葉選挙区(改選数3)に、自民党は現職と元少子化担当相の新人の2人を公認候補として擁立した。「2人当選」が可能とみて強気に出たのだが、その後、自民党を離党した前衆院議員がみんなの党公認で出馬したことに加え、首相交代で民主党が支持を取り戻してきたため、一転して共倒れの危機に瀕(ひん)することになった。
28日夜、千葉県市川市で開かれた新人、猪口邦子氏(58)の演説会に出席した小泉純一郎元首相は、同一選挙区で自民党候補がしのぎを削る難しさを説いた。
「自民党が2人目をやるところは足の引っ張り合いがひどく、国会議員や県議は二股(ふたまた)をかける人が多い。猪口さんが最初に相談に来たとき『そんな大変なところはやめた方がいい』と言ったんです」
猪口氏も、市川が古里だと繰り返し強調しながら「追い上げる大変に辛い戦いの中にあります」と危機感をあらわにした。
自民党が、3選を目指す椎名一保氏(58)に続き、猪口氏を公認したのは1月22日。鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長(いずれも当時)の「政治とカネ」の問題が明らかになり、鳩山内閣の支持率が低落する中、知名度のある猪口氏が東京近郊の無党派層を取り込めば、「複数当選を目指せる」(大島理森幹事長)と強気のそろばんをはじいたのだ。
しかし、誤算が生じた。
ひとつは、みんなの党から4月28日、水野賢一氏(43)が出馬したことで、「自民系」候補が3人となった。水野氏の義父、水野清元建設相の秘書でもあった椎名氏は水野氏と支持層が重なり、みんなの党が船橋や市川といった東京近郊で支持を広げてきたことは、猪口氏にも脅威だ。
それでも5月末までは、鳩山政権の自滅で「自民系」が独占するとの空気もあった。
菅直人内閣の誕生はさらなる誤算だった。民主党の支持はV字回復し、共倒れの危機にあった同党の新人2候補が反転攻勢に出た。
旧郵政省出身の小西洋之氏(38)は、無党派層が多いベッドタウンを重点的に活動する。「鳩山さんが辞める前日は、『お前落ちろ』と罵(ば)声(せい)を浴びた」という小西氏は、首相交代後は握手を求める有権者も目立つようになったという。
また、今月になって全国郵便局長会の政治団体「郵政政策研究会(郵政研)」の千葉県本部が小西氏の支援を決定した。15万票の連合票を支持基盤とする道あゆみ氏(44)と並び、組織戦の陣容も整った。
水野、小西両氏らと無党派層を食い合うことになる猪口氏は、自民党を離党した水野氏を「遅れてきた改革者」と攻撃、自らの少子化担当相としての実績を訴える。椎名氏は40人以上の千葉県議を束ね、組織戦を展開する。
自民党県連幹部は「菅首相の消費税発言で民主党の勢いもかげり、自民、民主、みんなの5候補が横一線」という。自民党の2人がはじかれる可能性もある。(水内茂幸)
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:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:37:51
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100629t51016.htm
吉村知事、動くか 中盤戦を迎え各党注視
「恩と義理」を重視するという吉村知事=28日、山形県庁
参院選山形選挙区(改選数1)の対応をめぐり、吉村美栄子山形県知事の態度が決まらない。初当選した昨年1月の知事選で超党派の応援を受けた「恩返し」の必要性を自ら公言してきたが、選挙戦は間もなく中盤に差し掛かる。知事はいつ動くのか。注目度が日増しに高まっている。(山形総局・山形聡子)
「熟慮中ということでお願いしたい」。28日の定例記者会見で参院選の対応を問われた吉村知事は、うつむき加減で語り始めた。「参院選は、これまでの選挙と比べて荷が重い。たくさんの支持をいただいて知事になった立場として、慎重に対応しなければ…」と揺れる胸中を明かした。
<衆院選で恩返し>
吉村知事は知事選で、民主、社民、共産の各党と、今回の参院選で3選を目指す自民党現職の岸宏一氏(70)の支援を受けた。岸氏は自民党県連の大勢が対立陣営に加勢する中、あえて吉村氏の支援に回り、自ら応援弁士も務めた。前知事と市町村長の関係悪化を支援の理由に挙げている。
知事選で吉村氏は岸氏が地盤とする最上地方の大半を制した。全県の得票差は1万。「岸氏の応援なくして、吉村氏の当選はなかった」との見方が県政界の相場だ。
吉村氏の「恩返し」は昨年8月の衆院選での民主党支援から始まった。山形1区の同党候補を応援。接戦を制したこの候補の返り咲きに貢献したとの見方が一般的だ。今回の参院選で新人の梅津庸成氏(43)を立てた民主党の期待も大きく、武田聡県連幹事長は「良好な関係が続いていると認識している」と、知事の「熟慮」を見守る。
自民党は複雑だ。知事選のしこりが残り、世代交代論も浮上する中、候補者選考を透明化するとして異例の党員投票まで実施し、岸氏に高いハードルを乗り越えさせた。
複数の自民党県議は、吉村氏の支援を「自民党にはプラスにもマイナスにもなりうる」と分析する。「県民のイメージはいい。強い味方だ」という期待と、「反吉村氏の支持者もいる。そうした感情をあおらないか」との不安が交錯するという。
<出陣式出席せず>
各党の見方はどうか。岸氏との選挙協力を進める公明党県本部の寒河江政好代表は「今回の対応はかなり難しい」、梅津氏を実質支援する社民党県連の広谷五郎左エ門副代表は「首長はあまり国政に立ち入るべきではない」と慎重な言い方だ。
共産党の笹山一夫県議団長は「知事は沈黙を保つべきだ」と自制を求める。みんなの党酒田第1支部長の佐藤丈晴酒田市議は「民主、自民両陣営に顔を出すか、どちらも支援しないかのいずれかだろう」と予想する。
会見で吉村氏は、梅津、岸の両氏陣営から公示日の出陣式に出席を求められたことを明かし、「理由は特別申し上げず、欠席させていただきますと返事をした」と述べた。
選挙戦は残り12日。この日も「義理と恩を大事にする、という生き方を大切にしたい」と繰り返した吉村氏に、残された時間は少ない。
<山形選挙区立候補者(1―4)>
川野裕章 51 党支部長 み新
太田俊男 56 党県副委員長 共新
岸宏一 70 元厚労副大臣 自現(2)
梅津庸成 43 元防衛省職員 民新(国推)
2010年06月29日火曜日
6987
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:38:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100628_04.htm
参院選・福島 “副大臣効果”あるか?増子陣営、浜通りで集票期待
東京電力の福島第1原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)で計画されているプルサーマル。受け入れに向けた県の検証作業が進む中で、参院選福島選挙区(改選数2)の舌戦が繰り広げられている。民主党現職の増子輝彦候補(62)は現職の経済産業副大臣とあって、これまで原子力政策に言及する機会も多かった。陣営からは、浜通り地方の得票上積みに期待する声も聞かれる。選挙戦突入後、プルサーマルは大きな争点になっていないことから、ほかの陣営は「原子力で大きく票が動くとは思えない」と予測しながらも“副大臣効果”を警戒している。
<原発争点化に遠く、他陣営「影響は限定的」>
◎経産省の方針発信
公示3日前の21日、増子候補は原子力行政を所管する経産省の代表として、プルサーマル計画がある福島第1原発3号機(大熊町)を視察した。県が受け入れ条件の一つに挙げている「プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の安全性」を確認するためだ。
視察後は「(安全性に)問題はない」と説明。県が求め続けている原子力安全・保安院の経産省からの独立問題についても「参院選後に検討する。佐藤雄平知事にも(議論に)参加してほしい」と述べた。
増子候補は鳩山内閣発足とともに経産副大臣に就任し、菅内閣で再任された。県内でプルサーマルへの関心が高まった今年に入り、県を意識して、経産省の方針を発信する機会も増えた。
政治主導を打ち出す政権では副大臣も多忙で、「選挙が近づいても、地元回りなどに多くの時間は割けなかった」と民主党県連幹部。ただ、政府の立場からのプルサーマルなどに関する発言は存在感のアピールにつながり、陣営は「原発が立地する双葉郡などの票は伸びる」と期待する。
◎ポスト利用と批判
こうした動きに、ほかの陣営からは懐疑的な見方も出ている。
自民党現職の岩城光英候補(60)は双葉郡の南隣、いわき市が地盤。陣営は「公職である副大臣のポストを利用しすぎていた」と批判する。
プルサーマル反対を鮮明にしている共産党新人の岩渕友候補(33)の陣営も「県民の安全と安心にかかわる問題の私物化につながりかねない」と反発を強める。
みんなの党新人の菅本和雅候補(42)は双葉町の出身だが、陣営は「地元の関心はプルサーマルではなく、第1原発の増設問題に移っている」と指摘する。
民主党新人の岡部光規候補(41)の陣営は、自主投票の社民党県連が「脱原発」を主張していることから、社民党に配慮して原発問題には言及しないという。
原子力をめぐる問題が、選挙戦にどう作用するのか。自民、共産両党も「限定的な影響はあるかもしれない」とみるが、双葉郡などに特にてこ入れすることは考えていない。
双葉郡の町長の一人は「景気や社会保障、消費税などの争点がある中で、プルサーマルの優先順位は地元でも低いのではないか」と冷静に受け止めている。
◇福島選挙区立候補者(2―5)
岡部 光規 41 医師 民新
岩渕 友 33 党県常任委員 共新
菅本 和雅 42 会社役員 み新
増子 輝彦 62 経産副大臣 民現(1)
(国推)
岩城 光英 60 元官房副長官 自現(2)
2010年06月28日月曜日
6988
:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:39:58
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100629ddlk31010681000c.html
2010参院選:「重点区」に大物次々 支持獲得に声枯らす /鳥取
参院選で接戦が演じられ、民主、自民両党とも「重点区」と位置付けている鳥取選挙区。それぞれ大物議員を次々と投入してテコ入れを図っている。共産党は、比例代表の公認候補が来県し、比例代表と選挙区双方の支持獲得に声を枯らした。【宇多川はるか、田中将隆】
◇枝野氏、変革の一歩強調−−民主・坂野陣営
公示日の24日、米子市であった西部出陣式には枝野幸男党幹事長が来援。「政権交代が政治を大きく変える第一歩を踏み出した」とアピールした。演説後、報道陣に「頑張って戦っていけば勝てると思ったから初日に遊説に入った。油断できない選挙区だ」と話した。
鳩山由紀夫前首相も26日に倉吉入り。坂野真理氏(32)の個人演説会でマイクに向かった。坂野氏の祖父で自治相を務めた自民党の故坂野重信参院議員について触れ、「自民党時代に世話になった重信先生のお孫さんの初陣をお手伝いできればと思い、駆けつけました」と話した。
7月2日は西部に原口一博総務相▽3日は中部に前原誠司国土交通相▽4日は鳥取市に蓮舫行政刷新担当相と今後も閣僚を続々と投入する構えだ。
◇谷垣氏、バラマキを批判−−自民・浜田陣営
石破茂政調会長が公示日は一日中、県東部から西部まで浜田和幸氏(57)に張り付いた。公示後も鳥取入りしている。党幹部として全国の公認候補の応援に飛び回らなければならない石破氏。菅首相就任前は「公示以降は他県への応援であまり鳥取に入れない。公示までが勝負」と話していたが、民主党の支持率のV字回復に危機感を強めている。今後もスケジュールが許す限り、県東部、中部に入るという。
28日には、谷垣禎一総裁が米子の街頭に立った。菅首相が消費税の税率引き上げの意向を示したことについて、「民主党のマニフェストで掲げられたバラマキの尻拭いの消費税になる」と批判。演説の後は集まった支持者らと握手を交わして支持を訴えた。7月6日には伊吹文明衆院議員が県東部に入る。
◇仁比氏、二正面作戦展開−−共産・岩永陣営
当初は比例代表の集票に集中する作戦だったが、鳩山前首相の下で民主党の支持率が低下したことを好機ととらえ方針転換。比例代表を軸にしながらも選挙区の岩永尚之氏(53)の運動にも力を注ぎ、二正面作戦で党勢拡大を進めることにした。28日には比例代表公認候補の仁比聡平氏(46)が米子市内の街頭に立って消費税の税率引き上げに対する反対論を展開。「鳥取選挙区で頑張る岩永さんと私を国会に送って下さい」と訴えた。
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:
チバQ
:2010/06/30(水) 00:45:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100629-OYT8T00018.htm
選挙対応首長も苦慮
地元と中央のねじれに配慮
7月11日投開票の参院選富山選挙区への対応を巡り、県内首長が苦慮している。政権が自民党から民主党に移ったものの、県議会や市町村議会で依然、自民が多数を占める中、中央と地元のねじれに配慮し、バランスを意識した言動が目立つ。
昨年8月の衆院選では、石井知事が富山1区の自民候補、長勢甚遠氏の出陣式に駆けつけたほか、当時、現職首長ではなかった上田昌孝・滑川市長と脇四計夫(しげお)・朝日町長を除く13市町村長が、自民候補の出陣式や個人演説会に出席した。
しかし、今回の選挙で、自民公認の野上浩太郎氏(43)が公示日の24日に富山、高岡両市で開いた出陣式に出席した首長は、高橋正樹・高岡市長、沢崎義敬・魚津市長、伊東尚志・上市町長、米沢政明・入善町長、金森勝雄・舟橋村長の5人にとどまった。
このうち、魚津市長は「野上氏以外の2氏と面識がない」として野上氏支持を明言し、民主公認の相本芳彦氏(54)、共産公認の高橋渡氏(47)とは距離を置く姿勢。入善町長は相本氏の出陣式に副町長を送って濃淡をつけながらバランスをとり、舟橋村長は「出席の依頼があったのが野上氏だけで、相本氏からはなかった」(村関係者)とした。今回、出陣式出席を見送った市長の1人は「心情としては野上氏だが……市長としては中立でいなければならない」と打ち明けた。
石井知事は「自民、民主からも推薦をいただいているし、県民党だから」と、両党間のバランスを強調する。
大票田・富山市の森雅志市長は昨年の衆院選1区で、自民の長勢氏の出陣式に駆けつけ、民主の村井宗明氏の事務所を激励に訪れた。しかし、今回は「予算決定権を持つ民主党に配慮しなければ」として、野上、相本両氏とも出陣式には行かなかった。
県内初の共産党籍の首長となった朝日町の脇町長は「要請があれば、政党は関係なく(個人演説会にも)出る。町のためにもなる」と話す。ただ、共産公認の高橋陣営は、自民が多数派を占める初の町議会が会期中であることも配慮し、応援弁士には呼ばない方針。陣営幹部は、「町長としての仕事に専念してもらう。共産色を強くして、町政運営に影響があってはいけない」としている。
(2010年6月29日 読売新聞)
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