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利水・治水スレ

688とはずがたり:2012/02/21(火) 15:42:58
日本は水余りで杜撰なダム計画とか目白おしの印象だけど,日本のダムの水を高値で売れる時代がくるかもね。
まあ大陸の巨大河川に太刀打ちできる程の量ではないから水質とコストがどうかと云うことなんだろうけど,地下水の品質は日本はなかなかのものだろうとは思われるし。

<リスクと向き合う>「食」の周辺 「水巡る争いの世紀」 世銀副総裁警告、現実味
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20120220ddm003100169000c.html
毎日新聞2012年2月20日(月)18:00

 ◇中国干ばつ、420万人分不足 降水量減、日本にも迫る危機

 生きていくのに欠かせない水。世界的に不足する危機が切迫しており、それは日本も例外ではない。

 「中国本土や台湾の投資家が、御社を水利権ごと買収したがっています」

 北海道・羊蹄(ようてい)山の南側にある真狩(まっかり)村で地下水をくみ上げ、ミネラルウオーターとして販売する「ジャパン・ミネラル」には、2年前の春ごろから多い時で月2、3回、こんな電話がかかる。

 相手は東京や札幌など複数のブローカーだ。小熊盛弘社長は貴重な水資源を外国に売る気はなく、商談に応じていない。だが、「世界は水の争奪戦に入っている」と実感した。

 約14億立方キロメートルの水が存在し、「水の惑星」と言われる地球だが、人々が飲用などに利用できる淡水は、そのわずか0・8%。人口は70億人を超え、経済発展も進み、アジアやアフリカを中心に将来の水不足への不安が高まる。気候変動の影響も大きい。中国は長江下流域などで昨年、過去50年で最悪の干ばつが起き、約420万人が飲み水に困った。

 「20世紀の戦争が石油を巡って戦われたとすれば、21世紀は水を巡る争いの世紀になるだろう」。95年、世界銀行副総裁は警告した。国連の予測では、生活に不便を感じる目安である年間1700立方メートルの水を使えない人が、25年までに30億人を超える可能性がある。

 人の暮らしに必要な水の6〜7割は農業に使われ、水不足は食料問題に直結する。沖大幹・東京大生産技術研究所教授らの試算によると、食料自給率約40%の日本は年間約640億立方メートルの水を食料を通じて輸入している。世界の水危機は、人ごとでない。

 日本の状況も予断を許さない。国土の3分の2を森林が占め、降水量も多く水に恵まれているように見える。しかし、人口1人あたりで利用可能な水資源量は年間3300立方メートルと世界平均の8600立方メートルの約4割。取水に適さない急流の河川が多いためだ。

 降水量の全国平均は過去100年で約100ミリ減少し、20年ほど前から関東以西で渇水が相次ぐ。四国の吉野川は3年に1回の頻度で取水制限される。森林の荒廃も進む。

 そうした中、水を守る取り組みが地方で始まっている。コカ・コーラ、サントリーグループといった大手ミネラルウオーターメーカーが地下水をくみ上げている山梨県の旧白州(はくしゅう)町(現・北杜(ほくと)市)。98年に町とメーカーが協議会を設置。井戸の水位に大きな変化がないか監視して、適切な取水に努めている。宮崎県小林市や北海道ニセコ町は今年度、一定以上の地下水くみ上げを制限する条例を制定した。

 一方で、水不足への懸念を商機ととらえ、世界的に「水ビジネス」が盛んになりつつある。圧倒的シェアを占めるのは、フランスはじめ海外の企業。経済産業省は25年の世界市場規模を約87兆円と見込む。

 外資による森林買収を研究するシンクタンク「東京財団」の吉原祥子研究員は「グローバルな水資源の争奪戦が始まったら、日本はあまりに無防備だ」と指摘。「水戦争」の著書がある柴田明夫・元丸紅経済研究所代表は「水を巡る国内外の動きに対応できるよう、国全体で水の安全を管理していく必要がある」と話している。


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