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利水・治水スレ

623チバQ:2011/08/08(月) 23:41:40
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110805/CK2011080502000072.html
「八ツ場ダム」見えぬ決着<上> 政治の無責任 中身ない「是非論」応酬
2011年8月5日

関連首長との懇談後、長野原町の高山町長(右)と握手する大畠国交相=東吾妻町で


 「治水や利水の面で完全な必然性がなければ、八ッ場(やんば)ダムを造るべきではない」。二〇〇八年八月、八ッ場ダム建設予定地の長野原町を訪れた鳩山由紀夫前首相。当時民主党幹事長だった鳩山氏が発したこの言葉が、同ダムをめぐる一連の政治問題の端緒となった。

 鳩山氏が八ッ場ダム事業の存在を問題視した時点で、ダム計画はすでに提示から半世紀以上が経過していた。この間、地元住民は地域の将来図を描けないまま放置され、ダム予定地の集落は加速度的に衰退。ダム問題は、単純な是非論では片付けられないほどに複雑化していた。

 住民らの苦しみをよそに、民主党は「国の公共事業のあり方を見直す」として八ッ場ダムの建設中止をマニフェストに盛り込み、〇九年の衆院選で大勝。国土交通相となった前原誠司氏が就任直後に「マニフェスト通りに中止する」と宣言したことで、八ッ場ダムは政権交代の象徴的話題として急浮上した。

 だが、その後の民主党政権の政策や関係者の発言は、ダム問題を解決に導くものとは程遠かった。前原氏は「(住民の生活再建に関する)新たな補償を新規立法で行う」としながらも、在任中に実行することはなかった。前原氏から国交相を引き継いだ馬淵澄夫氏は「中止の方向性に今後一切言及しない」と政権の基本方針を“封印”。大畠章宏国交相に至っては、ダム問題に関する言及が極端に少なくなった。

 一方、自民党の県関係国会議員や大沢正明知事の言葉も重みを欠いた。あくまで民主党批判を目的とした「ダム推進」の主張を繰り返すにとどまり、ダム予定地の住民が置かれた苦境を打開しようという明確な意思は感じられない。

 民主党政権が八ッ場ダム建設中止を宣言してからもうすぐ二年。政治の世界では、中身のない是非論のみが交わされ、ダム予定地の住民に“光”を与える提案は一切出てこなかった。八ッ場ダム問題は、結果的には政治家の「無責任」のみを如実にあぶり出した。

◇    ◇

 民主党政権の誕生とともに、建設の是非をめぐって全国的な騒動となった八ッ場ダム。問題の打開や決着への道のりは現在も見通せないままだ。今秋をめどに国のダム再検証の結論が出される前に、ここまでの政策的な取り組みや、ダム予定地の状況を振り返った。

 (この企画は、中根政人が担当します)


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