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利水・治水スレ
385
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/28(水) 15:50:59
ところが、こうした業務の入札記録を調べてみると、奇妙な事実に突き当たる。
ある特定の会社が多くを受注しているのだ。
「アクアテルス」という会社だ。
さきほど、機構職員が日常点検をしていた水門設備も、月例の点検に関しては、「アクアテルス」が
受注していた。
公用車の管理運転業務も「アクアテルス」、ダム管理事務所の夜間の守衛も「アクアテルス」。
そして職員食堂のまかない業務までもが「アクアテルス」が受注していた。
「アクアテルス」はこれらを含め、水資源機構から去年1年間、44億円分の業務を受注していた。
この会社の売り上げの9割近くをしめるという。
では、「アクアテルス」とは一体、どんな会社なのか。
<記者リポート>
「水資源機構本社が入居しているビルから目と鼻の先にありますこちらの建物に、機構から多くの役職
員が再就職しているアクアテルスの本社が入居しています」
「アクアテルス」、旧社名「水の友」。
社員108人中24人が水資源機構のOB、役員も8人全員が機構からの再就職者が占める、典型的な
「天下り企業」だ。
天下りの問題について取材を申し込んだところ、アクアテルス側は「機構OBが在職していることと、
業務の受注は全く関係がない」と文書できっぱりと否定した。
ところが、入札記録をさらに調べてみると、不可解な実態が見えてくる。
「アクアテルス」が機構から受注した業務の多くが一般競争入札にもかかわらず、この会社だけが
入札に参加していたのだ。
「物品・役務の提供」では2008年度、アクアテルスが受注した181件中156件、実に86%が1社
だけの入札だった。
つまり、競争なく受注していたことになる。
機構のダム建設予定地を視察した尾立源幸議員も次のように指摘する。
<民主党 尾立源幸議員>
「1社だけの一般競争入札は競争入札とは言えません。ある特定の会社を競争入札で業務を発注したい
がために、何かそこに様々な条件をつけてるんではないか」
一体、これはどういうことなのか。
機構本社を訪ね、理事に直接、疑問をぶつけた。
<水資源機構 青江淳理事>
(Q,一般競争入札にしたとたんに、アクアテルス1社応札になっている)
「一般競争入札の結果ですので、発注者としては知るすべがない」
ところが、入札にはさらに不可解な点がある。
実は、これらダム関連の業務は、3年前までは指名競争入札だった。
入札には、複数の指名業者が参加。
しかし、「アクアテルス」が落札したものを見ると、予定価格を下回っているのが、アクアテルス1社で
ある入札がことのほか多い。
2006年度はおよそ6割にのぼっていた。
そして、その翌年、一般競争入札になったとたん、他の業者の姿がなぜか入札から消えた。
<青江理事>
(Q,予定価格下回ってるのはアクアテルス1社だけ、これは不自然ではないですか)
「不自然と言われるのは、たとえば予定価格より上で応札した社がなぜその価格で入れたのかと。
発注者である私たちが知るよしは正直ありません」
(Q,理事としてはなぜだかわからない)
「はい、今の時点では」
(Q,不自然じゃないかと思ったことはないんですね?)
「不自然…」
理事からは、かんばしい答えは返ってこなかった。
水資源機構とダム関連の業務を受注し続ける天下り先企業。
今、ダムをめぐるこうした組織のありかたが問われている。
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