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利水・治水スレ

1919とはずがたり:2022/07/02(土) 13:18:16

大野・清滝川と木瓜川渇水 一部で半月・県など対策難航
https://www.chunichi.co.jp/article/359250
2021年11月3日 05時18分 (11月3日 15時19分更新)

10月の少雨と工事一因

 大野市を流れる清滝川(きよたきがわ)と木瓜川(ぼけがわ)の一部で半月にわたって流れが消えている。清滝川の渇水は十月の記録的な少雨に加え、真名川から取水している農業用水が取水口施設工事によって供給停止となっていることも一因とみられる。工事はすぐに止めることができず、県関係者らの対策は難航。市民の生活や生態系に大きく影響する問題ながら雨頼みの状態が続いている。 (山内道朗)
 渇水は十月二十日ごろから始まり、今月二日までに清滝川の同市猪島?友江間の三・五キロ、木瓜川の若杉町と隣接の桜塚町で水が流れていない状況を本紙でも確認した。地理的に木瓜川は少雨の影響とみられる。
 両河川の管理者、県奥越土木事務所は、十月の少雨を大きな要因としている。福井地方気象台によると、十月は高気圧に覆われた影響で大野の降水量は五七・〇ミリ。過去三十年間の平均「平年」の一五一・九ミリの38%で、過去三十年でも「かなり少ない」という。
 真名川から農業用水を取水する「真名川頭首工」改修工事は二〇一七(平成二十九)年から始まり、最終年の今年は十月十九日に再開。真名川頭首工は、農業用水の取水口に設ける堰(せき)で、ここから市南部の農地千二百八十ヘクタールに毎秒三・五トンの水を供給し、清滝川へと流れる。
 工事発注者の県奥越農林総合事務所によると、工事は毎年農閑期に実施しており、今月末に完了予定。一八年には水を送るための導水路の工事が始まったため、工事期間中は農業用水を止めている。ただ、昨年まで清滝川が渇水することはなかった。
 清滝川には流量を調整する施設がないため、現状では真名川からの農業用水がなければ回復できない状況だ。同気象台によると、八日には雨となる予報だが、現状を変えるほどの降水量は期待できそうにない。
 渇水の緊急事態は続くものの農業用水への通水はすぐに再開できない事情がある。現在の工事は真名川発電所の定期検査に伴う運転停止に合わせないといけない場所で工事が今月末に終わらないと発電所の運転再開に影響する。また、工事延長は工事費増となり、受益者である農家の負担増にもつながる可能性がある。
 両事務所は「通水したとしても、清滝川に届くまでに水が地面にしみこんでしまい、すぐに流れが戻らない可能性もある」との認識を示すが、考えられる対策は通水しかなく、両事務所の模索が続いている。
清滝川 大野市宝慶寺から市街地東側を通って同市土布子の真名川下流に流れる。木本から下流16・69キロは一級河川で、県奥越土木事務所が管理する。主要河川との位置付けではないため、環境保全などを目的に水を流し続ける維持流量の設定はない。


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