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利水・治水スレ

1とはずがたり:2007/11/05(月) 00:45:52
ダム・堰堤・運河・暗渠etc
公共事業に占めるダムなどの費用は非常にでかいものがある。専用スレで研究・観察。

行革スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
土建スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
ダムサイト
http://damsite.m78.com/top.html
ダム便覧
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/TopIndex.html
ダムマップ
http://www.dammaps.jp/

1266とはずがたり:2016/12/26(月) 19:42:51
日本のエネルギー問題は「地形」で解ける
ダムは先人の犠牲の上に立つ「人工の油田」だ
http://toyokeizai.net/articles/-/129155?utm_source=goo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
竹村 公太郎 :元国土交通省河川局長 2016年09月01日

日本のダムは「大油田」

私は、長年ダムに関わってきた「ダム屋」である。だからだろう、いつも、ダムを見るたびにこう思う。もったいない、と。

ダム屋の目からは、ダムに貯められた雨水は石油に等しいもの、ダム湖は国産の油田のように見える。しかも、このエネルギー資源は、ダム湖に雨が貯まれば貯まるほど増え、まるで魔法のように枯れることがない。この感覚は、ダム屋以外の方にはちょっと理解しがたいかもしれない。

ただし、雨ならば何でも石油と同じわけではない。高い山、大量の雨、そして川をせき止めるダム。この3つがそろったときにだけ、水は石油になる。なかなか、3つの条件はそろわない。ところが、現在の日本には3つがそろっている。この日本に暮らす私たちは非常に幸運なのである。それなのに、前回、前々回>>1258-1265で述べてきたように、ダムに水を貯めないという現実がある。

もっともっと貯めればいいのに……。日本はエネルギーを求めているのに、このダムに、なぜ、もっと水を貯めないのだ。石油にも等しいエネルギー源となるダム湖の水を、満々とたたえないのか……。それで、私はもったいない、と嘆いてしまうのだ。

私と同様、日本の山に降る雨が莫大なエネルギー資源となると見抜いていた人がいる。今から1世紀以上前の明治31年(1898年)、来日した米国のグラハム・ベルである。ベルはこういっていた。

「日本の豊かな水資源はエネルギーになる」

ベルといえば、電話の発明で知られる科学者だが、実は、地質学者でもあった。来日した頃は米国の地質学会の会長であり、一流の科学雑誌である『ナショナル ジオグラフィック』の編集責任者だった。ベルは、地質学の知見が深かったから、日本には石炭や石油などの埋蔵化石燃料資源が乏しいことはわかっていたのではないだろうか。それなのに、なぜ、「エネルギーが豊富だ」と言ったのか。

それは、彼が日本を実際に訪れ、風土をじかに見たからだ。日本にやってきたベルは、山の多い国土と雨の多い気候であることを確認した。そこでこう結論したのである。

「日本は雨が多い。この雨が豊富なエネルギーをもたらす」と。

アジアモンスーンの北限

当時のベルの発言を、『ナショナル ジオグラフィック』からご紹介しよう。「日本を訪れて気がついたのは、川が多く、水資源に恵まれているということだ。この豊富な水資源を利用して、電気をエネルギー源とした経済発展が可能だろう。電気で自動車を動かす、蒸気機関を電気で置き換え、生産活動を電気で行うことも可能かもしれない。日本は恵まれた環境を利用して、将来さらに大きな成長を遂げる可能性がある」

つまりベルは、日本が水力発電に適していることを見抜いていたのだ。

地理学の専門家だった彼が注目したのは、まず、気候だった。日本は地球の気候帯から見ると、アジアモンスーン地帯の北限に位置する。モンスーンとは季節風のことだが、アジアの季節風帯は非常に長く伸びており、はるかインド洋から続いている。帯状の地域には、低気圧が非常に発生しやすく、雨が多いという特徴があり、その北端に当たる日本もまた、多雨地域であることをベルは知っていた。

さらに、日本の周囲が海であることも、多雨をもたらす。海に囲まれているということは、どの方向から風が吹いても、大きな雨が降るからだ。夏には太平洋側から台風や低気圧がやって来て、海からの雲を伴い、大きな雨を降らせる。冬にはシベリアから北風が来るが、この北風は日本海を通り、大量の水蒸気を含む。そして、日本の山に風がぶつかったときに冷たい雨や雪となる。冬に日本海側に降る雪は、そのまま水の貯蔵庫なのである。このように、海に囲まれているという地理的な条件も、多雨をもたらすわけだ。

アジアモンスーンの北限にあり、さらに、海に囲まれている。この2つの条件のおかげで、日本は非常に雨に恵まれている。ほとんど同じ緯度にあっても、ユーラシア大陸の国々では、日本のように降水量は多くない。つまり、日本列島は、特別に幸運な列島だと言える。

ベルは地理学の専門家だったからこそ、日本の恵まれた気象条件を指摘したのである。

1267とはずがたり:2016/12/26(月) 19:43:11
火力、水力、太陽光、風力など、現代社会ではさまざまなエネルギー源を利用しているが、どれも太陽エネルギーを元にしているという意味では共通している。だが、エネルギーの種類によって、使い勝手の良し悪しはかなり違う。雨のエネルギーの場合、基本的にあまり使い勝手はよくない。雨のエネルギーには、太陽光や風力など、ほかの再生可能エネルギーと共通した弱点があるからだ。

それは、エネルギーが薄いことである。石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料は、少量を燃やすだけで大きなエネルギーが得られるので大変に使い勝手がよい。また、資源のある場所の地面を掘るだけで簡単に手に入れられるし、遠方に運ぶのにも便利だ。化石燃料がこんなに使いやすい理由は、エネルギーの密度が高いからである。小さな体積に大きなエネルギーが蓄えられている。化石燃料はエネルギーが濃いので使いやすいわけだ。

だが、太陽光や風力になると、使い勝手がガクンと下がる。たとえば、太陽光発電によって石油や石炭と同じだけの電力を得ようとすれば、広大な面積に太陽光発電パネルを敷き詰めなければならなくなる。太陽のエネルギーの絶対量は非常に大きいが、単位面積当たりのエネルギーが小さい。つまり、薄いエネルギーなのだ。その太陽のエネルギーに由来する光や風というエネルギー源もまた、圧倒的に単位面積当たりのエネルギーの密度が低く、薄いのである。

雨のエネルギーにも、同じ弱点がある。エネルギーの密度が非常に低く、一つひとつの雨粒のエネルギーはとても小さい。たった1滴の雨では、ほとんど人間の役には立たない。役立つ形にするためには、雨の粒を莫大な数だけ集める必要がある。つまり、エネルギーを集中して濃くする工夫がないと、雨はエネルギーとして使いものにならない。効率よくエネルギーを集めるためには、より高い位置で、より多くの雨を集めるほど有利になる。だが、そんな装置を人間の手で作ろうとすれば大変な手間と知恵が必要になるし、装置を用意するのにエネルギーも必要となってくる。

ところが、日本の場合、これを「地形」が解決してくれるのだ。

山は雨のエネルギーを集める装置

密度の低いエネルギーを利用するには、集中させる工夫が必要である。太陽光発電の場合なら、太陽光パネルをどれだけ広く設置できるかが重要だし、風力発電なら、より風の強いポイントにより多くの風車を設置せねばならない。

ところが、雨のエネルギーでは、幸いなことに、ある自然条件がエネルギーの集中を手助けしてくれる。

その自然条件とは、山である。

たとえば、東京23区にいくら大量の雨が降ったところで、海抜が低すぎてエネルギーにならない。ところが、山に降った雨は自然と谷へと集まってくる。関東の場合なら、神奈川県の丹沢山地や東京都の奥多摩に降る雨は谷に集まり、相模川や多摩川の水となって流れ落ちる。水源地域の谷には大量の雨が自然に集められていく。しかも、水源地域は海抜が高い。谷に集まった水の位置エネルギーは非常に大きい。

このように、日本の山岳地帯は、アジアモンスーンによる大量の雨を、エネルギーの大きい位置で効率よく集めてくれる装置となっている。明治期に来日したベルが「日本はエネルギーが豊かだ」と言ったとき、彼が多雨と共に注目していたのは、日本の山だった。日本列島を平均すると、約7割が山なのだが、この地形が、雨をエネルギーに換えるのに有利な条件となる。

多雨と山岳地帯。

こうした日本の気象と地形という地理条件を確かめたからこそ、グラハム・ベルは「日本には豊富なエネルギーがある」と断言したのだ。

1268とはずがたり:2016/12/26(月) 19:43:25

大きな位置エネルギーと大量の水を同時に集める装置

多雨と山岳地帯。この2つは自然が与えてくれた利点である。だが、このままでは雨のエネルギーは効率よく電力に換わらない。位置エネルギーを電力に換えるときには、川の高低差が大きいほど効率がいいし、水の量が多いほど効率が良くなる。

ところが、自然のままの川には、高低差があり、水の量が多いという2つの条件を、同時に満たすエリアがないのだ。山に降る雨は、山間の谷へと流れ込む。その一つひとつは細い渓流に過ぎず、それらが集まって次第に大きな川になり、山岳地帯から平野部へと流れ落ちていく。山岳地帯を流れているときには、流域の高低差が大きいが、流れる水の量が少ない。もし、山岳部の川の位置エネルギーを満遍なく電力に換えようとすれば、多数ある渓流のすべてに、いくつも小さな発電施設を設ける必要がある。

逆に、平野部を流れるときは、川の水量は多いが、高低差は小さい。落差が大きい渓流部を流れ落ちてしまった後では、ほとんどの位置エネルギーは失われているからだ。発電施設は少なくて済むが、肝心のエネルギーが減っており、発電力が落ちてしまう。

つまり、自然に流れている川では、水の位置エネルギーと水の量を効率よく電力に換えることができない。

もうひとつ、川の水には問題がある。川の水は年間を通して同じ水量で流れてくれない。雨が降るときと日照りが続くときとでは、川の水量はまったく異なる。自然の川の水の流れは、時系列で見るとバランスが悪く秩序がない。つまりエントロピーが大きいのだ。

ところが、山岳地帯にダムがあると、状況が一変する。

ダムにせき止められて、いくつもの渓流を流れてきた水が1カ所に集まることになる。大量の水が渓谷の大きな落差で勢いよく落下する。ダムにより、1カ所に水の位置エネルギーを集中できる。

さらに時間的変化が大きく秩序のない水の流れは、ダムに着いた瞬間におとなしくなり、静かに秩序をもって貯まっていく。つまり、ダムさえあれば、大きな位置エネルギーと、大量な水の量と、エントロピーの小さい使い勝手のよさを得ることができるのだ。

日本の近代産業の遺産

ダムがあってこそ、日本はエネルギー資源大国となれる。

実は、雨が多くて山が多いという地理的な条件だけならば、日本だけが該当するわけではない。たとえば、インドネシアには山が多いし熱帯性の雨も非常に多い。また、温帯でもカナダなどには、山岳地帯で豊富な雨の降る地域がある。基本的には、これらの国でも水力発電は有効だといえる。

ただし、雨の多い山岳地帯という自然条件だけでは、水力発電を効率よく行えるわけではない。そこにダムという人工の構造物を造る努力をしなければならない。

山、雨、そしてダム。

日本はこの3つの条件を満たしている。その日本は、水力のエネルギーに非常に恵まれていることを、私たちはもっと自覚してもいいだろう。

なぜなら、ダムは非常に大きな対価を払って獲得した物であり、しかも、これからの時代にはなかなか手に入らないものだからだ。川の水源部にダムを作ると、谷には膨大な水が貯まる。それまで渓谷だった場所が湖になり、すべてが水没する。森が水没し生態系が変わってしまう。そこに住んでいた人々の生活も沈む。村の長い歴史が家屋もろとも水の底に沈み、住んでいた人々の大切な思い出も消えてしまう。

こうした巨大な破壊と引き換えに、電気エネルギーを得るという仕組みがダムである。かつての急激な近代化の過程では、巨大ダム開発がいかに多くの人々に犠牲を強いたのかを現在ほど強く認識していなかった。そのため、こうしたいわばハイリスク・ハイリターンの開発が可能だった。

しかし現代では、多くの人々の犠牲を前提にした巨大ダム、自然環境に大きなインパクトを与える巨大ダムを造るのは難しい。世界的にも同じことが言えるであろう。

だからこそ、過去の大きな遺産として全国いたるところにダムを持っている日本は、水力エネルギーという意味では、例外といっていいほど恵まれた国だと思うのである。

1269とはずがたり:2016/12/26(月) 19:44:02
>>1266-1269
だが、この財産は決して、ただの幸運ではないのだ。私たちの先人が、すでに大きな犠牲を払ってくれていたからこそ、こうした巨大なエネルギー資産がある。この資産は、前回述べたように>>1261-1262、半永久的に使用することができる。だからこそ、この遺産を無駄にするのは「もったいない」と私には思われてならないのだ。

日本全国がダムの恩恵を受けられる

日本列島はとても狭い。しかも、その7割が山地で、日本列島の真ん中には脊梁山脈がずっと走っている。平野部はわずか3割に過ぎず、そこは洪水の恐れのある湿地帯となっている。日本人は洪水と戦いながら、住宅地、農地や工業用地などの土地を確保するのにも大変に苦労してきた。

だが、視点を水力エネルギーという面に移して、同じ日本列島を眺めてみると、まったく違う風景が見えてくる。日本列島を縦断している脊梁山脈は、その両脇にあたる日本海側にも太平洋側にもほぼ平等に川を流す結果となっている。そして、その川の流域には狭い沖積平野があり、ほぼすべてに都市が形成されている。そして、川には、近代から高度成長期を中心に建設されてきたダムが、これも全国的にほぼまんべんなく存在している。

つまり、日本全国のすべての都市には川が流れており、しかも、上流にダムを備えていることになるのだ。言い換えれば、このダムのすべてを水力発電に生かすことで、水力の恩恵を、日本全国各地が公平に満遍なく受けることが可能となっているのだ。日本列島は水のエネルギー列島である、と言い切れる理由がここにある。

日本列島は水のエネルギー列島と言いながら、その制約もある。全国に多数ある水力発電所のほとんどは、それほど巨大なものではなく、規模が中小である。もちろんこの中小水力発電所では、東京や大阪など巨大都市の電力需要を賄えきれない。大都市を維持していくためには、どうしても発電出力の大きい発電所が必要となる。

つまり、東京や大阪、名古屋などの大都市圏は、水力発電だけでは無理がある。かつてのように再び、黒部ダム級の巨大ダムを建設して大都市圏に電力を送るという手法は、これまで述べてきたように無理である。大都市は火力発電などほかの電力供給に支えられていかざるをえない。

しかし、全国各地の中小都市に向けた電力としては、水力発電はうってつけだ。電力需要が小さいので、その都市を流れる川のダムからの電力でかなりの部分が賄えてしまう。また、地元の川で生まれる電力なので、送電距離が短くなり送電のロスが少ない。しかも水力発電は、24時間安定して発電していくことが可能である。いま話題の水素エネルギー、燃料電池などと組み合わせていくことも容易である。

これからの時代、地方の都市は、川の水力による電力を中心として、風力や太陽光、地熱など、その都市に合った再生可能型の電力を活かす道を模索することになるであろう。

世界的にも人類文明のエネルギーは、再生可能エネルギーへとシフトしてゆく。全国に山があり川があり、そしてダムがあるゆえに、無限に国産エネルギーの水力電力をタダで確保できる幸福を、50年後、100年後の日本人たちは、必ず、感じることとなる。

1270とはずがたり:2016/12/26(月) 20:47:03
我がベース電源からピーク電源シフト仮説だけど,1964年の多目的ダム法の影響もでかそうだな。

>>867
>揚水発電がなかった為水力=一般水力と解釈できる1966年頃までの数字で見ても,1950年代の60%台から1960年代の50%台と低下しているのが見て取れる。

>>871
>転換点の1960年だけど奥只見と田子倉が完成してるみたいだ。佐久間が三位なんに対してそれぞれ1、2位。

>>1259-1260
>理由は、多目的ダム法の古さにある。この法律は昭和39年(1964年)に制定されて以来、根本的には一度も改正されていないから、50年前の社会事情に合わせたルールとなっている。信じ難い話かもしれないが、気象衛星も打ち上げられていなかった50年以上も前の法律が、21世紀の今でもダムの運用を縛っているのだ。
>つまり、天気予報の精度が今に比べて格段に低かった時代に合わせたルールを、半世紀たった今でもまだ守っているのである。
>たとえば、台風に備えるとしよう。気象予報によって1週間前には台風が来ることはわかる。予報を見て、ダムが台風の進路に入ってからダムの水位を落とせばいい。
>洪水の危険に備えてダムの水を減らすことを予備放流と呼ぶが、これはタイミングが重要だ。
>日本の川は急流だし、海までの距離が短い。水源地のダムから予備放流された水は、ほとんどの場合、その日のうちに海に達する。海までの距離の長い利根川でも、放流の翌日には銚子から太平洋に至るし、東京の多摩川などは朝に放流すれば夕方にはもう海へ行ってしまう。

>>1265
>中小水力発電については、開発可能地点の試算が調査によって違っていて定説はないが、少なくとも1000億kWhほどの電力量が増やせるといわれている。運用変更とカサ上げで約350億kWh、これに1000億kWhの電力量を加えれば、1350億kWhの増加となる。

結局>>867
>1959の伊勢湾台風以降は洪水調整機能を要求されるせいで発電能力減ったとか何か原因があるのかもしれないと思える程差がある。。
という俺の推定が当たらずと雖も遠からずだったかも♪

ただタイムラグがある事はあって,1964年制定でもその法制下でダムが造られるのはもっと後の事である。

1271とはずがたり:2016/12/26(月) 21:05:30
これは酷い発言だけど白人の本音ベースの発言でこれまでは余り表に出てこなかっただけなのであると思う。アメリカの闇は深い。

トランプ氏盟友「オバマ氏、死んでほしい」発言で炎上
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e6%b0%8f%e7%9b%9f%e5%8f%8b%e3%80%8c%e3%82%aa%e3%83%90%e3%83%9e%e6%b0%8f%e3%80%81%e6%ad%bb%e3%82%93%e3%81%a7%e3%81%bb%e3%81%97%e3%81%84%e3%80%8d%e7%99%ba%e8%a8%80%e3%81%a7%e7%82%8e%e4%b8%8a/ar-BBxzvUV?ocid=spartanntp#page=2
AFPBB News
2 時間前

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領の盟友が、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領について「死んでほしい」、さらにミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人について「ゴリラとのんびり暮らしてほしい」などと発言し、激しい非難を巻き起こしている。

 米大統領選でトランプ氏のニューヨーク州選対本部の共同本部長も務めた実業家のカール・パラディーノ(Carl Paladino)氏は23日、現地週刊誌「アートボイス(Artvoice)」の年末特集で問題発言を繰り広げた。

 2017年に最も起きてほしいことを問われたパラディーノ氏は、オバマ氏が牛と肉体関係を持ったことが判明し「狂牛病にかかって」「死んでほしい」と回答。

 また最も消えてなくなってほしいものを問われると「ミシェル・オバマだ」と回答し、ミシェル夫人について「男性の姿に戻ってゴリラと一緒にジンバブエの奥地でのんびり暮らし、気楽にやってもらいたいものだ」と述べた。


米ニューヨークのトランプタワーで記者たちと話をするカール・パラディーノ氏(2016年12月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB Newsc AFPBB News 提供 米ニューヨークのトランプタワーで記者たちと話をするカール・パラディーノ氏(2016年12月5日撮…
 ニューヨーク州知事の共和党元候補でもある同氏の発言はすぐに、ソーシャルメディア上で炎上した。2010年に同氏に勝利した現州知事アンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)氏は「レイシストで醜悪で非難されるしかない発言。パラディーノ氏の人種差別的で扇動的な発言は昔からだ」と批判した。

 一方、トランプ氏は現時点でパラディーノ氏を個人的に擁護はしていないが、トランプ氏の広報担当者は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に「絶対的に非難されるすべき発言」だと語った。

 非難の嵐に直面したパラディーノ氏は公開書簡を発表し「人種とはまったく関係がない」発言だと釈明したが、この声明でもまたオバマ氏を「臆病な腰抜け」と名指しし、ミシェル夫人についても「どこかへ行った方が幸せになれる」と繰り返した。

 ニューヨーク州バッファロー(Buffalo)の宅地開発業者として知られるパラディーノ氏は今月トランプ氏の邸宅があるトランプタワー(Trump Tower)で同氏と面会し、地元紙に「とても和やかだった」と感想を述べている。

【翻訳編集】AFPBB News

1272とはずがたり:2017/01/05(木) 18:13:05
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1187488248/515で触れた喜撰山にある喜撰山ダム。
純揚水発電所。最大466MW。
場所はここhttp://map.goo.ne.jp/map/latlon/E135.51.16.500N34.53.40.347/zoom/7/
純揚水式って水の出し入れどうなってるのかね?山から流入した分だけ流量維持的に放流してるのか?
下記のリンクやhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1191161933/345に拠ると非公開なんだそうな。相変わらず関電,やな感じやなー(←勿論,多目的ダムと違って純粋な自社の発電設備だから非公開が当たり前だろうけどねw)
どの位の稼働率なんやろか?

喜撰山ダム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%9C%E6%92%B0%E5%B1%B1%E3%83%80%E3%83%A0

喜撰山ダム(きせんやまダム)は、京都府宇治市、淀川水系寒谷川に建設されたダム。
高さ91メートルのロックフィルダムで、関西電力(関電)の揚水式水力発電所・喜撰山発電所の上池を形成。下池・天ヶ瀬ダム(鳳凰湖)との間で水を往来させ、最大46万6,000キロワットの電力を発生する。

歴史
1953年(昭和28年)、台風13号によって淀川流域は過去最悪の水害を喫し、全国的にも治水対策が重要視されるようになった。経済安定本部は諮問機関である治水調査会の答申を受け、日本の主要10水系に多目的ダム建設を柱とした総合的洪水調節対策である「河川改訂改修計画」を策定した。淀川水系でも「淀川水系改訂基本計画」が策定され、淀川本川に洪水調節を主目的とした多目的ダムを建設されることになった。これが1964年(昭和39年)に完成した天ヶ瀬ダム(建設省、現・国土交通省近畿地方整備局)である。
なお、天ヶ瀬ダム建設以前には志津川ダム(別名:大峰ダム、堤高35.0m)が設置されていた。これは1924年(大正13年)、宇治川電気(関電の前身のひとつ[2])が建設したダムで、日本における重力式コンクリートダムの草分けであったが、志津川発電所と共に水没してしまった。なお、関電と建設省の間で行われた交渉の結果、代替施設として天ヶ瀬ダムを発電を含む多目的用途としたうえ、直下流に認可出力9万2,000キロワットの天ヶ瀬発電所(1964年(昭和39年)稼働開始)を建設することで合意した。
関電は増え続ける電力需要に対応するため、天ヶ瀬ダム湖に注ぐ寒谷川に新設する喜撰山ダムを利用した揚水発電を計画し、建設省に天ヶ瀬ダム湖の使用許可を取り付ける。天ヶ瀬ダム完成から2年後、1966年(昭和41年)より喜撰山ダムの建設が開始され、それから4年後の1970年(昭和45年)に発電所と共に完成した。最大出力は46万6,000キロワットで、関電としては初となる大規模な純揚水式水力発電所である。関電はこの後、円山川・市川の奥多々良木発電所(多々良木ダム・黒川ダム)や、熊野川水系の奥吉野発電所(瀬戸ダム・旭ダム)建設を手掛けていく。

喜撰山ダム [京都府](きせんやま)
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1406

関西電力 喜撰山発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/kyoto/kisenyam/kisenyam.html

1273とはずがたり:2017/01/05(木) 19:05:12
>>1272http://www.suiryoku.com/には
>揚水運転周期:日周期又は週周期(推定)
と在ったけど日周期って事かな?毎日使ってるならそこそこ稼働率高いってことかな?
資料作成は2007年だから震災前で未だ原発の夜間電力で揚水発電してた頃の話しだ。今は有り余る太陽光発電の余りを夕方に向けて貯蓄しとけや〜。

淀川水系流域委員会
第 67 回委員会(H19.11.26)
審議資料1-3-5
天ヶ瀬ダム再開発事業について
http://www.kkr.mlit.go.jp/river/yodoriver_old/kaigi/iin/67th/pdf/iin67th_s01-3-5.pdf
平成 19 年 11 月 26 日
近畿地方整備局

3.2 発電能力の増強
 電力ピークが从来の冬型から夏型に移行したことに伴い,発電能力の増強が必要となっています。

1274とはずがたり:2017/02/13(月) 15:59:35
カリフォルニア州・オロビル湖ダム決壊の危機に 行政の避難指導は後手後手
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20170213/Techinsight_20170213_351275.html
TechinsightJapan 2017年2月13日 13時20分 (2017年2月13日 15時40分 更新)

大雨の被害が続いていたカリフォルニア州。州都サクラメントから100kmほど北に位置するビュート郡のオロビルという町の巨大ダム、「オロビル湖ダム(Lake Oroville dam)」が決壊するのではないかと少し前から報じられていたが、ついに待ったなしの危機的状況に陥ってしまったもよう。現地メディアがヘリコプターや設置したライブカメラを通じて続々と状況を報じている。

このダムの致命的な問題は放水路が以前からかなり壊れていたこと。財政難が原因か連邦・州いずれも行政はそれを放置し、「ダムに決壊でも起きれば大変な事態になる。住宅地も農地もすべて流される」と専門家は常に懸念していた。そんななかで続いた大雨にいよいよダムが耐えきれなくなってしまったようだ。

ダム管理局が現地の12日午後4時19分ごろダムに関する状況について「危機的」との見解を示したことを受け、サクラメントにあるアメリカ国立気象局(National Weather Service、以下NWS)が4時35分にダムがあるビュート郡に「鉄砲水及びダム決壊警告」を発令。その5分後、カリフォルニア州の水資源局は地域住民に避難勧告(行政による強制力はなし)を発令した。それが現在は緊急避難命令に切り替わった。「非常事態は予測していない」といった楽観的な会見からわずか4時間後のことであった。

巨大ダムの決壊は大洪水さながら、いや、それ以上にコントロール不能な惨事を生むであろう。オロビル市には約16,000人の住民が暮らしており、NWSの気象予報士カール・スワンバーグさんは「市内のほとんどの地域で甚大な影響が出る可能性がある」と述べた。オロビル湖ダムはフィルダム(コンクリートではなく天然の土砂や岩石で形成されている)としては世界一の高さであり、エジプトのアスワン・ハイ・ダムに次ぐ規模を誇るという。

出典:https://theconservativetreehouse.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

1277とはずがたり:2017/03/01(水) 20:34:15
>>764-765

2017年03月01日 11時00分 更新
ダムの放流水で小水力発電、県と市が連携して270世帯分の電力を作る
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1703/01/news055.html

福岡県の山間部にある治水用のダムに新しい小水力発電所が完成した。4月1日に運転を開始する予定で、年間に270世帯分の電力を供給できる。売電収入は年間3300万円を見込む。ダムが立地する県南部の、うきは市が建設・運営する。3億円を超える総事業費のうち1億円を福岡県が補助した。
[石田雅也,スマートジャパン]

 福岡県が管理する15カ所のダムの中でも、うきは市にある「藤波ダム」は最も新しくて2010年に運用を開始した。県の南部を通って有明海へ注ぐ「筑後川」の上流にある(図1)。川の流域の洪水を防ぐ目的で造った治水用のダムだ。

 通常時も下流の自然環境を保護するために放流を続けている。その放流水を取り込んで小水力発電に利用する。

 うきは市は2015年度から小水力発電所の建設に着手、2017年2月に工事を完了した。藤波ダムの取水設備から延びる既設の放流管に水圧管路を追加して、発電所の内部にある水車発電機まで放流水を取り込む仕組みだ(図2)。この間の水流の落差は40メートルに達する。

 最大で毎秒0.55立方メートルの放流水を使って、発電能力は162kW(キロワット)になる(図3)。現在は発電設備を調整中で、4月1日に運転を開始する予定だ。年間の発電量は98万kWh(キロワット時)を見込んでいる。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して270世帯分に相当する。設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)は69%になり、小水力発電の標準値60%を上回る。

 発電した電力は全量を固定価格買取制度で売電する方針だ。1kWhあたりの買取価格は34円(税抜き)で、年間に3300万円の売電収入を見込める。20年間の買取期間の累計では6億6000万円になる。一方で建設工事にかかった総事業費は3億4400万円である。そのうち1億円を福岡県の補助金でまかなった。稼働後の運転維持費を加えても十分に採算がとれる。

20年間に約1億円の利益を見込める

 福岡県は再生可能エネルギーの導入量を拡大する施策の1つとして、県営ダムの放流水を利用した小水力発電の可能性を2013年度に検討した。すでに水力発電を実施中のダムを除く12カ所を対象に、想定できる発電量と建設工事費・運転維持費をもとに収益性を評価して候補を絞り込んだ。

 その結果、藤波ダムは買取期間の20年間に9300万円の利益を上げることが可能で、15年で投資を回収できるめどが立った(図4)。この時点では発電能力を153kW、年間の発電量を86万kWhと見込んでいて、実際よりも少し低い水準で収益性を評価していた。発電能力と発電量を増やすことができたため、投資回収年数は短縮する見通しだ。

 12カ所の中で収益性の評価が最も高かった「瑞梅寺(ずいばいじ)ダム」では、2016年11月に小水力発電所が運転を開始している(図5)。発電能力と発電量は当初の想定どおりで、20年間に1億4800万円の利益を上げられる見込みだ。ダムが立地する糸島市が2億1200万円の総事業費で建設した。うきは市と同様に福岡県から1億円の補助金を受けている。

 県営ダムの放流水を利用する2カ所の小水力発電所は、ほぼ同じ構造で造られている。ダムの放流管から水車発電機へ水流を取り込む仕組みだ(図6)。この方式だと落差が大きくて水量も安定しているため、水車発電機には最も汎用的な横軸フランシス水車を採用した。

1278とはずがたり:2017/03/22(水) 11:01:49
山崎浄水場小水力発電
http://www.city.ikoma.lg.jp/water/0000002639.html
[2017年3月6日]

1280とはずがたり:2017/03/29(水) 21:41:41

韓国、57億円かけた錦江導水路が1カ月で運営中断に=韓国ネット「政府にとっては大した金じゃない」「不正はなかった?」
Record china配信日時:2016年7月15日(金) 8時30分
http://www.recordchina.co.jp/b144839-s0-c30.html

2016年7月14日、韓国・聯合ニュースによると、昨年に深刻な干ばつ被害に見舞われた韓国・忠清南道北西部の8つの自治体の水不足問題解決のために建設された錦江導水路の運営が中断されていたことが分かった。

14日、韓国国土交通部と韓国水資源公社によると、現在、錦江のぺクチェボ堰〜保寧ダム導水路は使用されていない。2月22日の通水式から1カ月も経たないうちに運営が中断されたという。保寧ダムの貯水率が回復し、水の供給危機を免れたことが最も大きな原因で、ぺクチェボ堰の水質の悪さも原因の1つだという。

同導水路事業は4大河川事業で確保した水を、管路を通して大量に雨不足の地域に供給する初の事例だったため、国民から多くの関心を受けていた。水不足で給水制限が行われていた忠清南道北西部の8つの自治体の災害状況を考慮し、予備妥当性調査まで省略して異例の速さで推進されたという。国土交通部などは事業費625億ウォン(約57億円)を投入して昨年10月に工事を開始。今年2月に完成していた。

国土交通部関係者は「災害状況に備えて急きょ建設されたため、経済的な面を考えてはいけない」と話した。

1281とはずがたり:2017/03/29(水) 21:41:51

飲用水ダムでやりたい放題!水泳や用を足す人が後を絶たず、政府高官の姿まで―中国
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170329/Recordchina_20170329031.html
レコードチャイナ 2017年3月29日 15時20分 (2017年3月29日 20時40分 更新)

2017年3月28日、東南網によると、中国福建省泉州市恵安県梅山村の飲用水用ため池で27日午後、同県幹部の男性ら十数人が洗濯や水泳、小便をしていたことが分かった。

現場は同村のため池「梅山水庫」。飲用水用のため池のため、付近への観光、池での遊泳などは禁止されている。しかし、場へ行ってみると、そこは水泳愛好者の「天国」になっていた。ため池の周辺には車が十数台停まっており、ひっきりなしに人が現れる。「遊泳禁止」の看板にもかかわらず、男十数人が裸で泳ぎ、岸に上がってタオルで体をふいていた。

近くのため池管理所の職員によると、冬は1日十数人、夏は200人近くが泳ぎに来る。管理所では職員7人が泳ぐのはやめるよう呼びかけているが、まったく聞く耳を持たれず効果はない。中には暴力をふるう者もいるという。職員は「見回りを強化し、泳ぐのをやめさせたい」と話している。

一方、同県幹部らのグループがため池で遊泳、小便をする写真がネットに掲載されたことを受け、当局では事実関係を調査している。(翻訳・編集/大宮)

1282とはずがたり:2017/04/04(火) 12:24:37

コンセッション方式で下水道事業 浜松市が国内初の取り組みへ
https://news.goo.ne.jp/article/thepage/business/thepage-20170331-00000004-wordleaf.html
04月02日 09:00THE PAGE

 民間事業者が国や自治体から公共施設等の運営権を与えられて事業を行うコンセッション方式。2011年にPFI法が改正され、公共施設等運営権が創設されたことから空港や有料道路等の運営ですでに採用されている。浜松市は同市の下水道事業の一部について、コンセッション方式で事業運営を行う予定。コンセッション方式による下水道事業としては国内第1号となる。

 浜松市は下水道事業を11処理区に分けて行っているが、市全体の6?7割を占める最大の処理区である西遠処理区の運営にコンセッション方式を採用し、民間事業者に運営権を与える。同市によると、西遠処理区はかつて浜松市と天竜市、浜北市など複数の自治体にまたがる広域事業として下水処理事業が行われ、このため県が事業を担っていた。2005年7月の合併により天竜市、浜北市などの自治体はすべて浜松市に統一され、それに伴って同処理区の下水道事業については10年の期間を設け、2016年4月以降は浜松市に移行。市は現在、同処理区の下水道事業を民間に委託して実施している。

 しかし、市が民間事業者に委託料を支払う委託事業ではなく、民間事業者に運営権を与えて、民間力を活用したコンセッション方式での事業運営がより有効と判断。西遠処理区の浄化センターと2カ所の中継ポンプ場の運営事業者として、世界各国で下水処理場の運営実績のあるフランスのヴェオリア・グループの日本法人であるヴェオリア・ジャパンを代表とする6社で構成する企業連合を優先交渉権者とすることをこのほど決定した。

 浜松市上下水道総務課によると、ヴェオリア・ジャパンを筆頭とする企業6社により今後、特別目的会社となる新会社が設立され、同社と浜松市が今秋、契約を締結して来年4月よりコンセッション方式による下水道事業をスタートさせる。契約期間は20年間。新会社は西遠処理区で徴収される下水道料金の27%を収益とし、市は運営権対価として同社から20年間で計25億円の収益を得る。

 市では契約に向けて今後、市議会の承認に向けた手続きを進めるほか、新会社のモニタリングの方法や市と新会社間のルール等について詳細を詰めていく予定。

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1283とはずがたり:2017/04/19(水) 22:17:23

「水道民営化」が今国会でコッソリ通過!? 料金値上げ、サービス低下につながる
http://news.livedoor.com/article/detail/12949955/
2017年4月18日 8時53分 日刊SPA!
「水道民営化」は国民の生活に密着した問題のはずだが、その法案の中身についてはほとんど報道されていない
写真拡大

 安心で安価な水が24時間いつでも供給されることが当たり前――そんな日本の水道事業が、現在国会でコッソリと審議されている「水道法改正」法案で大きく変わる可能性があるという。

 上下水道事業などで働く労働者の組合「全日本水道労働組合」の辻谷貴文・書記次長は「水道法改正そのものを一概に全否定するわけではありませんが、大きな問題があります」と語る。

◆「利益を出すこと」が目的の民間企業は、水道事業にはなじまない

「水道施設の老朽化や人材不足、災害時の対応など、水道事業の基盤強化は今回の水道法改正案の要であり、私たち現場の者も求めてきたことです。それ自体は良いことだと思いますが、改正案にある“官民連携の推進”については懸念しています。水道施設の運営権を民間企業に与えるという『コンセッション方式』が推進されるのですが、これは安価で安全な水を1秒たりとも絶やすことのないようにするという、日本の水道事業が担ってきた責任を損なうものになりかねません」(辻谷氏)

「コンセッション方式」とは、事業の運営権を民間企業に売り、その企業が事業を実施、水道料金を収入として企業が得るというもの。辻谷氏は「利益を出すことが最大の目的である民間企業は、水道事業とはなじまない」と言う。

「水道料金は、事業に経費がかかっても極力安くしないとなりませんし、人口減少で収益も下がり、多くの地域では赤字の事業です。そうなると、水道料金を値上げするか、水道管の維持・メンテナンスなどの必要経費も削ることになる。海外の事例では水道事業を任された民間企業が多額の経費を自治体に請求してきたという事例もあります。公営の水道事業から民営化して、成功したところはほとんどありません。フランスのパリ市のように、民営化したが再び公営化するという事例が相次いでいます」(辻谷氏)

◆民営化で失敗→再公営化という世界的な流れ

⇒【写真】はコチラ(大阪市の柴島浄水場)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1318830

「トランスナショナル・インスティテュート」というNGOの調査によると、2002〜2014年の間に、上下水道事業を再公営化した自治体は増え続けていて、世界で180もあるという。

「『成功事例』とされているイギリスのイングランドでの民営化も、サービス低下や漏水率の上昇、汚職の頻発など問題だらけで、世論調査では住民の70%が再公営化を望んでいる状況です。こうした例を見ても、コンセッション方式が失敗することは明らかだといえるでしょう」(同)

 例えば、大阪市では耐用年数を超えた配管が5割を超える状況だという。他の自治体も耐震用の配管に変える必要がある。

「生活や命にかかわることなのに、国の政策の中で水道事業の優先順位は低い。今回の水道法改正を機に、多くの人々に日本の水道のあり方について考えていただければ……と思っています」(辻谷氏)

 この「水道民営化」のほか、今国会では日本の食料自給に大きく関わる「種子法の廃止」や、原発の安全性や国民の被曝限度に関わる「原子力関連3法案の改正」など、大事な法案が目白押し。『週刊SPA!』4月18日発売号掲載の特集「森友国会の裏で進む[6つの重要法案]」では、森友学園問題の陰でほとんど報道されてこなかった、今国会の重要法案の中身についてリポートした。

取材・文/志葉 玲 写真/時事通信社

1284とはずがたり:2017/04/19(水) 22:18:18
2014年の記事

大阪市が「水道事業民営化」を決定。本当にメリットがあるのか?
https://nikkan-spa.jp/645084
2014.05.20 ニュース

 大阪市が水道事業の民営化を決定、そのタイムテーブルを明らかにした。自治体全域の水道事業運営民営化は全国初のことで、「’15年度中にも民営化する」という。現在の案では、大阪市が100%出資する民間企業へ2300億円以上で売却。民営化による事業効率化で、「現在1か月950円の基本料金から100円の値下げを実現する」としている。

 橋下徹市長も「市民負担を抑制するには民営化しかない」と会見でコメントした。民間委託で市の財政負担は減り、新会社は効率化と国内外の水ビシネスに参入することで収益がアップ、水道料金の値下げが可能となるのだという。

◆民営化したほうが余計にコストがかさむ?

 だが、本当にそんなにうまくいくのだろうか? 水環境の保全や水道事業等などについて提言活動を行うNPO「水政策研究所」の辻谷貴文事務局長は懐疑的だ。

「橋下徹市長は“民営化さえすれば全てはバラ色”と考えているようですが、失敗に終わる可能性が高いでしょう。そもそも水道事業というのは、インフラの維持管理などに手間やコストがかかるわりに利益は少なく、事業としては儲かりにくいものなんです。大阪市水道局はすでに民間以上にコストカットを進めています。民営化してもコスト削減が劇的に進むわけではなく、むしろ株主配当や役員報酬などのムダなコストが増え、結果としてサービスの低下を招く可能性があります。一足先に民営化が進んでいた外国の自治体では、再公営化の動きが顕著になってきています。そうなれば、民営化に税金を使い、再公営化でまた税金を使うということになってしまいます」(辻谷氏)

 民営化の弊害はほかにも予想されると辻谷氏は語る。

「民間企業が事業を行う場合、ビジネスとしての論理が優先されます。利用する住民の都合より株主の意向や経済的効率が優先される可能性がある。過疎地へのサービスは『効率が悪い』と切り捨てられ、飲み水はペットボトルで宅配、生活用水は給水車で届けるということにもなりかねません。

 また、災害時の対応も課題です。阪神淡路大震災のときには、各自治体から兵庫県へ職員が派遣され、水の供給に尽力しました。このように公と公の連携は瞬発的にできますが、公と民となった場合、費用や労災発生時の対応などについて、相互の取り決めが事前に必要となってきます。結果として、被災地への対応に遅れが生じます。また、利益を追求する民間会社の社員という立場と、公のために働く公務員という立場では、いざというときのモチベーションも違うと思われます」(辻谷氏)

 大阪市では現在、水道事業の民営化についてパブリックコメントを募集している。水道民営化に対して危機感を抱いた人は是非参加してほしい。

【大阪市の水道事業民営化に関するパブリックコメントの募集】
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000261507.html

1285とはずがたり:2017/04/28(金) 10:38:15

マレーシアご訪問 皇太子さまの「SMARTトンネル」体験
デイリー新潮 2017年4月28日 05時58分 (2017年4月28日 10時30分 更新)
https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i060201CT

 マレーシアで垣間見えたのは殿下の思いだった。皇太子さまが13日から17日までの間、当地を訪問された。同行した記者の話。

「国交樹立60年ということで政府から招待を受けたのです。ナジブ首相との昼食会では首相が皇太子さまとの自撮り写真を撮影するという場面もあり、終始、友好的な雰囲気。実は、滞在中に皇太子さまが切望されたのが、SMARTトンネルのご視察でした」

 2007年、地下に建設された全長9・7キロのトンネル。クアラルンプール市内の渋滞解消に寄与しながら、豪雨で川が氾濫しそうな場合は排水する機能をもつ。

「視察ではトンネルのコントロールセンターで係の者から30分ほどの説明を受けました。市街地のジオラマを見ながら、場所を尋ねるなど、熱心な様子でした。その後、車で実際にトンネルを通過されています」(同)

 なぜ、殿下が興味を持たれているのかと言えば、

「元々、学生時代から、“水”問題に関心をお持ちでした」

 と宮内庁関係者が言う。

「学習院大学の卒業論文は中世の瀬戸内海の水運について。イギリスのオックスフォード大学に留学中もテムズ川について研究されました。次第に興味の対象が、水害など水全体の問題へと広がり、世界水フォーラムなどで講演を行うようになったのです」

 かつて、皇太子さまにご進講したある専門家も頷く。

「その際、一方的にこちらが話すことはなく、自然と会話になってしまうのです。それほどの知識をお持ちで、鋭いご質問もされるということ。一昨年に国連で行った講演でも、このトンネルを取り上げるなど、世界の水問題をよく学んでいらっしゃると思いました」

 足かけ30年以上に及ぶライフワークである。

「週刊新潮」2017年4月27日号 掲載

1286とはずがたり:2017/05/08(月) 15:01:51

糸魚川に水力発電所 北電グループ、建設申し入れ
https://this.kiji.is/204659922226413574
2017/2/16 02:19

 北陸電力グループの黒部川電力(東京)は新潟県糸魚川市に新規の水力発電所「新姫川第六発電所」を建設する。15日、糸魚川市と地元地区に建設を申し入れ、経済産業省に環境影響評価準備書を届け出た。

1287とはずがたり:2017/05/08(月) 15:04:22
新設の水力発電所で最大級、2万世帯分を超える電力
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1702/20/news032.html

新潟県の山岳地帯で大規模な水力発電所の建設計画が進んでいる。100メートルを超える水流の落差を生かして、発電能力は2万7500キロワットに達する。隣には80年以上も運転を続ける古い水力発電所があり、既設の取水設備を共有して効率化を図る。運転開始は2022年4月を予定している。
[石田雅也,スマートジャパン]


 北陸電力グループの黒部川電力が新潟県の糸魚川市(いといがわし)に水力発電所を新設する。日本海へ流れる姫川(ひめかわ)の上流から水を取り込み、5キロメートル下流の発電所まで導水路で水を供給する方式だ。最大で毎秒30立方メートルにのぼる水量を利用して、100メートルを超える落差で発電する。

 黒部川電力が計画中の「新姫川第六発電所」の発電能力は2万7500kW(キロワット)に達する。ダムを使わない水路式で新設する発電設備の中では国内で最大級である。2018年7月に着工して、2022年4月に運転を開始する予定だ。年間の発電量は8650万kWh(キロワット時)を見込んでいる。一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算して2万3600世帯分に相当する。糸魚川市の総世帯数(1万7500世帯)をはるかに上回る。

 建設予定地の隣では、同じ黒部川電力の「姫川第六発電所」が83年前の1934年から運転を続けている(図2)。発電能力は2万6000kWで、新設する発電所よりもわずかに低い。新旧2つの発電所は川から水を取り込む取水設備を共有する。そこから発電所までの導水路などを新設して、従来と比べて合計で2倍以上の電力を供給する計画だ。発電所の建屋のほかに、山の中腹には導水路とつながる水槽や水圧管路が同じように並ぶ。

 姫川は長野県の小谷村(おたりむら)の山岳地帯から渓谷を流れてくる(図3)。上流は標高が2000メートルを超える豪雪地帯で、冬には雪が降り、春から秋にかけては大量の雨が降る。川の水量は年間を通して豊富だ。これまでは1つの水力発電所で使っても相当量が余っていた。黒部川電力は2014年から周辺地域の環境調査と土木調査を実施して水力発電所の新設計画を決めた。

国から環境アセスメントを求められる

 大規模な水力発電所を建設する場合には、発電能力に応じて事前に環境アセスメント(環境影響評価)が義務づけられている。3万kW以上の第1種事業では必ず環境アセスメントを実施しなくてはならない(図4)。「新姫川第六発電所」のように2万2500kW以上の第2種事業に対しては、建設計画をもとに経済産業省が必要性を判断する。経済産業省は黒部川電力に環境アセスメントを要求した。

http://tohazugatali.dousetsu.com/shin_himekawa7_sj.jpg
図4 環境アセスメントの対象になる発電設備。出典:環境省

 環境アセスメントが必要になった理由として、取水地点から発電所まで5キロメートル以上にわたって川の水量が減る問題が大きい(図5)。減水区間に生息する魚類や川底の生物に影響を与える懸念があるためだ。経済産業省は水量と水質を調査して影響を評価するように求めている。

 加えて山の中にトンネルを掘削して導水路を埋設する大掛かりな工事がある(図6)。内径が4メートル以上の鉄筋コンクリート製の導水路を4.6キロメートルの長さで造成する予定だ。このほかの工事を含めて合計で20万立方メートルを超える大量の土砂が発生するため、周辺に3カ所の土捨て場を整備しなくてはならない。工事の規模の大きさの点からも環境アセスメントは不可欠と考えられる。

黒部川電力は3段階に分かれる環境アセスメントの手続きのうち、第2段階にあたる「準備書」を2月15日に経済産業大臣に届け出た。手続きが順調に進めば、約1年半後の2018年7月に工事に着手する。発電設備と土捨て場の工事を中心に4年弱の期間を想定して、2022年4月に運転を開始できる見通しだ。

 水力発電所を新設すると再生可能エネルギーの電力を大量に増やせるが、実現までの道のりは平たんではない。何よりも環境に悪影響を及ぼさないことが重要だ。

1289とはずがたり:2017/05/29(月) 17:37:41
「水道民営化」が今国会でコッソリ通過!? 料金値上げ、サービス低下につながる
https://nikkan-spa.jp/1318742
2017.04.18 ニュース

料金値上げ、サービス低下につながる「水道民営化」が今国会でコッソリ通過!?
「水道民営化」は国民の生活に密着した問題のはずだが、その法案の中身についてはほとんど報道されていない
 安心で安価な水が24時間いつでも供給されることが当たり前――そんな日本の水道事業が、現在国会でコッソリと審議されている「水道法改正」法案で大きく変わる可能性があるという。

 上下水道事業などで働く労働者の組合「全日本水道労働組合」の辻谷貴文・書記次長は「水道法改正そのものを一概に全否定するわけではありませんが、大きな問題があります」と語る。

「利益を出すこと」が目的の民間企業は、水道事業にはなじまない

「水道施設の老朽化や人材不足、災害時の対応など、水道事業の基盤強化は今回の水道法改正案の要であり、私たち現場の者も求めてきたことです。それ自体は良いことだと思いますが、改正案にある“官民連携の推進”については懸念しています。水道施設の運営権を民間企業に与えるという『コンセッション方式』が推進されるのですが、これは安価で安全な水を1秒たりとも絶やすことのないようにするという、日本の水道事業が担ってきた責任を損なうものになりかねません」(辻谷氏)

「コンセッション方式」とは、事業の運営権を民間企業に売り、その企業が事業を実施、水道料金を収入として企業が得るというもの。辻谷氏は「利益を出すことが最大の目的である民間企業は、水道事業とはなじまない」と言う。

「水道料金は、事業に経費がかかっても極力安くしないとなりませんし、人口減少で収益も下がり、多くの地域では赤字の事業です。そうなると、水道料金を値上げするか、水道管の維持・メンテナンスなどの必要経費も削ることになる。海外の事例では水道事業を任された民間企業が多額の経費を自治体に請求してきたという事例もあります。公営の水道事業から民営化して、成功したところはほとんどありません。フランスのパリ市のように、民営化したが再び公営化するという事例が相次いでいます」(辻谷氏)

民営化で失敗→再公営化という世界的な流れ

⇒【写真】はコチラ(大阪市の柴島浄水場)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1318830

料金値上げ、サービス低下につながる「水道民営化」が今国会でコッソリ通過!?
民営化に積極的に進めようとする大阪市の柴島浄水場
「トランスナショナル・インスティテュート」というNGOの調査によると、2002〜2014年の間に、上下水道事業を再公営化した自治体は増え続けていて、世界で180もあるという。

「『成功事例』とされているイギリスのイングランドでの民営化も、サービス低下や漏水率の上昇、汚職の頻発など問題だらけで、世論調査では住民の70%が再公営化を望んでいる状況です。こうした例を見ても、コンセッション方式が失敗することは明らかだといえるでしょう」(同)

 例えば、大阪市では耐用年数を超えた配管が5割を超える状況だという。他の自治体も耐震用の配管に変える必要がある。

「生活や命にかかわることなのに、国の政策の中で水道事業の優先順位は低い。今回の水道法改正を機に、多くの人々に日本の水道のあり方について考えていただければ……と思っています」(辻谷氏)

 この「水道民営化」のほか、今国会では日本の食料自給に大きく関わる「種子法の廃止」や、原発の安全性や国民の被曝限度に関わる「原子力関連3法案の改正」など、大事な法案が目白押し。『週刊SPA!』4月18日発売号掲載の特集「森友国会の裏で進む[6つの重要法案]」では、森友学園問題の陰でほとんど報道されてこなかった、今国会の重要法案の中身についてリポートした。

取材・文/志葉 玲 写真/時事通信社

1290とはずがたり:2017/05/29(月) 18:45:49

その新区は、雄安新区と名付けられ、河北省、雄県・容城・安新という3つの県とその周辺地域から構成され、北京から南西へ100キロ、天津から西へ100キロに位置し、人口38万人の雄県、40万人の安新県、26万人の容城県の一帯を開発する。北京、天津、保定3都市の中央に位置していて、交通の便もよく、優れた地理的優位性と生態環境に恵まれている。初期の開発面積は約100平方キロメートル、中期的開発面積は200平方キロメートル、将来的には2000平方キロメートルが開発される予定らしい。深セン経済特区(広東省)、上海浦東新区(上海市)に続く新区という全国的な意味合いを持つ位置付けである。ちなみに詳しくは後でバブルに関連して説明し直すが、雄安新区設立発表後に現地の不動産価格が数倍に跳ね上がったらしい。

この新区の設立は、中国北方の協同発展を推し進める事を建前としているが 実のところは、冒頭で前述した、行き詰っている中国政府中央が(1)首都北京の過密化による水不足、大気汚染、渋滞問題などの緩和(2)中国北方「北京・天津・河北」地域の経済構造の見直し以外で、「雄安新区開発の戦略的使命」に(3)政治経済が北京への集中からのリスク分散(4)他の大都市バブルの先駆的指導的模範的な改善(5)改革新時代のスタートのきっかけ。の思惑を秘めたとも考えられている。

シンガポールの華字紙も「中国は深セン経済特区を設立して改革開放をスタート。上海浦東新区で一部に限っていた対外開放を世界に向けて全面的に開放させた。雄安新区はそれに続くものである」と伝えている。


英国紙も「中国南方の珠江デルタ、長江デルタは経済成長のトップを走っているが、北方にこのような注目される存在はなかった」と説明し、雄安新区は北京から剥離(はくり)された産業の受け入れ先ではなく、京津冀(北京・天津・河北省)地域あるいはさらに広い範囲に発展活力をもたらす意義がある」と伝えた。

さてポイントはここから、この新特区の発表にさかのぼること1週間前の3月25日に 国家金融・発展実験室の李揚理事長が、中国の多くの都市で不動産がこれ以上値上がりすることはあり得ないと発言した。

「中国では現在、十数カ所の都市で住宅価格が上昇しているが、大部分の都市ではもうこれ以上値上がりすることはあり得ない。現在の都市ごとの規制政策は不動産リスクに対応する効果的な方法だ。銀行の観点から見てもこれは良いことだ。多くの事柄をさらに研究する必要があり、中国の不動産はもうすぐ崩壊して、中国経済の崩壊につながるというというのは言い過ぎだ」と主張している。

この発言がなぜ、このタイミングだったのか?そうである、新区の発表を控えての発言だと思うのである。

■国家事業として雄安新区をつくり開発する。
■同時に北京周辺の地価高騰を抑制する規制をする。
■大都市の不動産投資熱を新区にそらす。
■新区は過去のバブルの再発を教訓にしたコントロールをしながら開発する。
■同時に他地域の開発もこれに準じた発展方式に確立させる。
■上記過程において内需を拡大させ、景気回復も目論む。

一石二鳥どころか、そんなにうまくいくか心配になるようなうまい話ではあるが 真剣に取組んでいることは間違いない。実現させなければ、中国の未来はないからだ。

ネット上では「値上がりするはずないのになぜ規制するのか」「短期的には価格が安定するが長期的には値上がりする」「つまりもっと値上がりするということじゃないのか?」「不動産価格が上昇しているのではなく、貨幣価値が下がっているのだろうが」「中国経済が崩壊するだって?それは、ちょっと言い過ぎだと思う。その前に政権が崩壊するに決まっているだろ」といろいろな言われようではあるが、実のところ、この施策は、今日の明日のという速効力はない。イメージ先行である。

ただ、中国政府は、国内外の過去の失敗事例を学習することには長けている。過去の失敗事例を繰り返さないように腐心している。その点はとても凄いと感じる。

1291とはずがたり:2017/06/01(木) 15:20:55
小池知事も推進する「スーパー堤防」に疑問…200年と2.7兆円をかけ、江戸川区だけで9万人立ち退き
http://news.livedoor.com/article/detail/13141395/
2017年6月1日 8時52分 日刊SPA!
北小岩1丁目では全世帯が立ち退く前は、住民たちが江戸川の土手で計画反対の声を上げていた
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東京都議選が近づき、小池百合子知事率いる「都民ファーストの会」がどれだけ勢力を伸ばせるのかが注目されている。ところが、都政に関してマスコミが取り上げる話題といえば、築地市場の豊洲移転問題や議員の動向ばかり。「都民ファースト」を掲げて当選した小池都知事に対する疑問の声が上がっている。

◆200年と2.7兆円をかけ、江戸川区だけで9万人立ち退き!

 ’14年12月、江戸川区北小岩1丁目は無人の町となった。ここで暮らしていた約90世帯は、国の「スーパー堤防」計画のために立ち退いたのだ。最後まで立ち退きを拒んだ4軒のうちの1軒、高橋新一さんは「夜勤明けで自宅に戻っても、空き地となった現場では昼寝もできない工事音が容赦なく響き、地域づき合いも失われた」と語る。

 「絶対に立ち退くまいと決めていた」と言う宮坂健司さんも、激変する環境と進行する工事とに家族が精神のバランスを崩し、やむなく立ち退きを決めた。

 小池知事は「セーフシティ」を掲げ、スーパー堤防などを推進すると表明している。スーパー堤防とは、150〜300mもの幅をもつ巨大堤防で、洪水が越水しても崩れないことをウリにしている。この事業は’87年に始まったものの、幅数百メートルもの堤防建築は、川近くの住民の大規模立ち退きが必要となる。それだけに、実際にこれに手を出す自治体はほとんどなかった。試算では、完成までに200年と2兆7000億円を要し、区内3河川周辺から9万人を立ち退かせるという。

 区土木部に確認してみると、「何十年、何百年かかるかは算定できません。ひとつひとつの区画整理事業を粛々とやるだけです」という、防災への本気度ゼロの回答が返ってきた。区が最初に手掛けた平井7丁目では、82億円をかけて73戸が立ち退いたが、堤防完成後、戻ってきたのはその半分。

「堤防の上に住む」ことで河川法の縛りを受け、家の改築が自由にできないことも敬遠材料となった。

 高橋新一さんは「ここは区で一番標高が高く、水害に遭ったことがない」と工事の必要性を疑う。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1336827

 この事業推進には東京都も大きく関わっている。直轄事業負担金として3分の1を負担する立場で、東京23区で行われる土地区画整理事業の認可権者は都知事であるからだ。北小岩1丁目に次いで狙われているのは、同区の篠崎1丁目。立ち退きを拒否する数十世帯がいるため着工には至っていないが、すでに数百世帯が立ち退いている。

 今年3月15日の都予算特別委員会で、西倉建設局長は篠崎公園について以下の発言をしている。

「国による江戸川のスーパー堤防事業に合わせて公園を高台化するため、国や地元区と協議を進めまして、平成28年4月に基本協定を締結しました。今年度、試験的な盛り土を実施しております」

 巨大な事業の陰で、苦しんでいる住民たちがいる。そんなことはおかまいなしに、東京都の事務方では粛々と事業が推進されているようだ。

― 小池都政を暴く! ―

1292とはずがたり:2017/06/08(木) 21:24:57
江戸川区北小岩1。。この辺か?
https://www.google.co.jp/maps/@35.7353102,139.894481,3a,75y,136.31h,72.48t/data=!3m10!1e1!3m8!1sMDNq1Nz6gSY7BlvvOt9AEQ!2e0!6s%2F%2Fgeo2.ggpht.com%2Fcbk%3Fpanoid%3DMDNq1Nz6gSY7BlvvOt9AEQ%26output%3Dthumbnail%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26thumb%3D2%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D311.9605%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i13312!8i6656!9m2!1b1!2i50

先日の常総市みたいなこと(堤防の決壊)があって批判されるのは政府だからなあ。。とはいうもののカネかかりすぎてる感じがしなくもないが。。

小池知事も推進する「スーパー堤防」に疑問…200年と2.7兆円をかけ、江戸川区だけで9万人立ち退き
http://news.livedoor.com/article/detail/13141395/
2017年6月1日 8時52分 日刊SPA!

北小岩1丁目では全世帯が立ち退く前は、住民たちが江戸川の土手で計画反対の声を上げていた

東京都議選が近づき、小池百合子知事率いる「都民ファーストの会」がどれだけ勢力を伸ばせるのかが注目されている。ところが、都政に関してマスコミが取り上げる話題といえば、築地市場の豊洲移転問題や議員の動向ばかり。「都民ファースト」を掲げて当選した小池都知事に対する疑問の声が上がっている。

◆200年と2.7兆円をかけ、江戸川区だけで9万人立ち退き!

 ’14年12月、江戸川区北小岩1丁目は無人の町となった。ここで暮らしていた約90世帯は、国の「スーパー堤防」計画のために立ち退いたのだ。最後まで立ち退きを拒んだ4軒のうちの1軒、高橋新一さんは「夜勤明けで自宅に戻っても、空き地となった現場では昼寝もできない工事音が容赦なく響き、地域づき合いも失われた」と語る。

 「絶対に立ち退くまいと決めていた」と言う宮坂健司さんも、激変する環境と進行する工事とに家族が精神のバランスを崩し、やむなく立ち退きを決めた。

 小池知事は「セーフシティ」を掲げ、スーパー堤防などを推進すると表明している。スーパー堤防とは、150〜300mもの幅をもつ巨大堤防で、洪水が越水しても崩れないことをウリにしている。この事業は’87年に始まったものの、幅数百メートルもの堤防建築は、川近くの住民の大規模立ち退きが必要となる。それだけに、実際にこれに手を出す自治体はほとんどなかった。試算では、完成までに200年と2兆7000億円を要し、区内3河川周辺から9万人を立ち退かせるという。

 区土木部に確認してみると、「何十年、何百年かかるかは算定できません。ひとつひとつの区画整理事業を粛々とやるだけです」という、防災への本気度ゼロの回答が返ってきた。区が最初に手掛けた平井7丁目では、82億円をかけて73戸が立ち退いたが、堤防完成後、戻ってきたのはその半分。

「堤防の上に住む」ことで河川法の縛りを受け、家の改築が自由にできないことも敬遠材料となった。

 高橋新一さんは「ここは区で一番標高が高く、水害に遭ったことがない」と工事の必要性を疑う。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1336827

 この事業推進には東京都も大きく関わっている。直轄事業負担金として3分の1を負担する立場で、東京23区で行われる土地区画整理事業の認可権者は都知事であるからだ。北小岩1丁目に次いで狙われているのは、同区の篠崎1丁目。立ち退きを拒否する数十世帯がいるため着工には至っていないが、すでに数百世帯が立ち退いている。

 今年3月15日の都予算特別委員会で、西倉建設局長は篠崎公園について以下の発言をしている。

「国による江戸川のスーパー堤防事業に合わせて公園を高台化するため、国や地元区と協議を進めまして、平成28年4月に基本協定を締結しました。今年度、試験的な盛り土を実施しております」

 巨大な事業の陰で、苦しんでいる住民たちがいる。そんなことはおかまいなしに、東京都の事務方では粛々と事業が推進されているようだ。

― 小池都政を暴く! ―

1293とはずがたり:2017/06/20(火) 10:06:14
サイレンも鳴らさなかったのか??

ダム放流事故、新潟県謝罪 「想像力が働かなかった」
http://www.asahi.com/articles/ASK6M4QFZK6MUOHB00F.html?iref=com_alist_8_03
岩波精、狩野浩平2017年6月20日08時17分

 新潟県管理の加治川治水ダムで羽越水害50年のイベントにともなう観光放流が行われ、下流の親子2人が一時流された問題で、県は19日、「放流について事前連絡しなかったことが事故の原因」と認め、謝罪した。県は観光放流の中止も含めて今後の対策を検討する方針。

ダム放流、下流で親子が流される 事前連絡なし 新潟
 事故は17日午後4時半ごろ、新発田市の滝谷森林公園で発生。ダムの約4・5キロ下流で川遊びをしていた新潟市北区の母親(45)と男児(9)が流された。男児は10メートル流されてひざにすり傷を負い、母親は120メートル流されて低体温症と診断された。水位は通常30センチ程度だが、事故時は約75センチまで上昇したとみられる。母親は19日、謝罪に訪れた県幹部に対し「今回のことを教訓にして安全管理を徹底してほしい」と話したという。

 県は「今回の放流量は告知する基準に達しないと予測した」と説明し、流域の自治体への連絡やサイレンなどでの一般告知はしなかったという。県新発田地域振興局の笹川岳之・地域整備部長はこの日の記者会見で「想像力が働かなかった。じくじたる思い」と述べた。

 県によると、同ダムでは17日…

1294とはずがたり:2017/06/20(火) 11:34:52

(朝鮮日報日本語版) 水不足が続く韓国、各地でトラブル続出
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170616-00001715-chosun-kr&pos=4
6/18(日) 5:10配信 朝鮮日報日本語版

 京畿道安城市内の実家に来たチェさん(54)は、いつも通り家の前に止めた車を水ぶきしようとしたところ、ひどく怒鳴られた。近所のペさん(65)がチェさんを見かけて大声を上げたのだ。安城市は現在、農業用水の水不足が深刻な状況で、この地域では上水道の水を飲料水以外の生活用水に使うことを自主的に制限している。チェさんは「車の汚れがひどかったので水ぶきしようとしただけなのに、これほど神経質になっているとは思わなかった。15年間毎年、両親に会いに来ているが、地元の小川の水が干上がったのは初めて見た」と言った。

 水不足が続いていることから、農村では住民の間で水をめぐるトラブルが頻繁に発生している。韓国農漁村公社によると、今年1月から今月14日までの降水量は全国平均187ミリメートルで、平年に比べて54%前後しかない。特に京畿道安城市、忠清南道瑞山市、忠清南道礼山郡などの貯水率は13-15%前後と極めて低い。

 水不足のため、水の使い方をめぐって近隣住民のケンカも絶えない。安城市内で暮らすキム・ヒョンスクさん(56)は「この間、近所の人が家に遊びに来て『お皿をすぐ洗うんだね』とこちらの水の使い方を探るようなことを言ってきた。今は自分の家に他人を招き入れるのも用心しなくては。水不足でご近所同士の情も乾いてしまったようだ」と言った。この地域では先日、イさん(62)が隣の畑が干上がっているのに気付き、自分の家でためていた水をまいてやったところ、ほかの住民たちとケンカになったという。通りかかった住民たちが「水田に使う水もないのに畑に水をやるのか」と怒り出したというのだ。

 忠清南道瑞山市では井戸掘りをめぐるトラブルが発生した。瑞山市では農業用水を確保するため地下水が使えるよう井戸設置費を支援した。同市では、比較的地下水が豊富な仁旨面山東里を大型井戸開発地域に選定したが、この水がほかの地域にも利用されることを知った農民たちが「うちの村の地下水がなくなる」と強く反発した。結局、「山東里井戸開発」は白紙になってしまった。忠清南道洪城郡では、自分の水田に先に水を引こうとしてケンカになった近隣農民の間で「水門争い」が発生、暴力ざたになった。

 村長たちが腰を上げて、「水が足りないから生活用水をできるだけ節水してほしい。洗濯や皿洗いも自制してほしい」と村内放送をしたり、近所の住民同士で水の使用をけん制したりしている。特に、30-40世帯前後と規模が小さく、共同地下水を使用している村では、住民同士の監視が厳しい。地下水が干上がって断水すると、すぐに生活に大きな支障が出るためだ。

 水不足が近いうちに解消されるという期待も薄い。気象庁では「今年の梅雨入りは遅く、水不足が8-9月まで続く」と予想している。韓国農漁村公社関係者は「できるだけ水不足の被害を減らす方法を考えているが、異常気象のために発生している事態だけに、節水以外には根本的な解決策がないのが実情だ」と語った。

1295とはずがたり:2017/06/22(木) 13:25:24

和歌山・那智勝浦町 太田川で氾濫危険水位超える
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170621/k10011024831000.html?utm_int=all_side_ranking-access_005
6月21日 10時56分

和歌山県那智勝浦町を流れる太田川は南大居観測所で氾濫のおそれがある「氾濫危険水位」を超えました。和歌山県と気象台は氾濫の危険性が高まっているとして「氾濫危険情報」を発表し、厳重な警戒を呼びかけています。

1296とはずがたり:2017/07/05(水) 16:01:45
個人的には大規模開発には昂揚するしこう云ふの社会主義の十八番であるけど資本主義国でもコストが安かった時代にはそれなりの規模でやってきた事でもある。

とはいえこう云ふの聞くとやはりやるべきで無かったなあと思うしましてや大地震の元兇とかりになっているなら尚更である。。
>李白、杜甫、白楽天などの詩に歌われた1000カ所以上もの文化財と美しい景観が水没し、魚類の生態系が破壊され、希少動物の河イルカ(ヨウコウイルカ)が絶滅したことは、中国内外で議論の的になった。

三峡ダムは此処
https://www.google.co.jp/maps/place/%E4%B8%89%E5%B3%A1%E5%A4%A7%E5%A3%A9/@30.822719,109.8827698,8z/data=!4m5!3m4!1s0x368476d5e9a340d9:0xa017b4d524bd9d6c!8m2!3d30.822719!4d111.0033753

中国「三峡ダム」危機--最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/---5.php
2017年7月3日(月)06時52分
譚?美(作家)

<四川省で起きた大規模な山崩れは、本当に大雨だけが原因なのか。世界最大の三峡ダムが一帯で大地震を頻発させているという指摘があり、さらには砂礫により、ダムそのものも機能不全に陥っている>

6月24日、中国・四川省で大規模な山崩れが発生した。中国メディアによれば、住宅62戸が土砂に埋まり、120人以上が生き埋めになったという。山崩れの現場は、四川大地震と同じ場所であり、ここ数日、大雨が降りつづいて地盤が緩んでいたことが原因だとされる。だが原因はそれほど単純なものではないだろう。

2008年5月に発生した四川大地震はマグニチュード7.9を記録し、甚大な被害をもたらした。震源地近くでは地表に7メートルの段差が現れ、破壊力は阪神・淡路大震災の約30倍であった。

専門家は、四川盆地の北西の端にかかる約300キロにわたる龍門山断層帯の一部がずれたために起きたと分析し、これによって地質変動が起こり、龍門山断層帯は新たな活動期に入ったと指摘している。今後、さらに大規模な地震が発生する可能性が高いのである。

四川盆地はもともと標高5000メートル級の山々がつらなるチベット高原から急勾配で下った場所に位置する標高500メートル程度の盆地で、ユーラシア・プレートと揚子江プレートの境界線の上にあり、大小さまざまな断層帯が複雑に入り組む地震の多発地帯である。

それに加えて、最近の中国の研究では、地震発生の原因のひとつは「三峡ダム」の巨大な水圧ではないかとの指摘がある。ダムの貯水池にためた水の重圧と、地面から地下に沁みこんだ水が断層に達することで、断層がずれやすくなったという分析である。

建設中から数々の難題、天気や地震にまで悪影響
三峡ダムは、中国政府が「百年の大計」として鳴り物入りで建設した世界最大のダムである。16年の歳月を費やして、四川省重慶市から湖北省宜昌市にいたる長江の中流域の中でも、とくに水流が激しい「三峡」と呼ばれる場所に建設された。竣工は2009年だ。

ダムは70万キロワットの発電機32台を擁し、総発電量2250万キロワットを誇り、当初の計画では、湖北、河南、湖南、上海、広東など主要な大都市に電力が供給され、全中国の年間消費エネルギーの1割を供給でき、慢性的な電力不足の解消に役立つはずだった。

だが、建設中から数々の難題が生じた。まず「汚職の温床」と化した。総工費2000億元のうち34億元が汚職や賄賂に消えた。国民の多大な犠牲も強いた。はじめに地域住民約110万人が立ち退きを迫られ、強制的に荒地へ移住させられて貧困化し、10万人が流民になった。

1297とはずがたり:2017/07/05(水) 16:01:57

李白、杜甫、白楽天などの詩に歌われた1000カ所以上もの文化財と美しい景観が水没し、魚類の生態系が破壊され、希少動物の河イルカ(ヨウコウイルカ)が絶滅したことは、中国内外で議論の的になった。

そればかりではない。四川大地震が発生した同じ2008年、竣工を目前に控えた三峡ダムで試験的に貯水が開始されると、下流域でがけ崩れと地滑りが頻発した。この年の9月までに発生したがけ崩れと地滑りは、合計32カ所、総距離33キロに達し、崩れた土砂の量は約2億立方メートルにのぼった。

その後の調査で、地盤の変形などが合計5286カ所見つかり、大きなひずみが生じていることが判明した。ダムの構造物や防水壁には約1万カ所の亀裂が見つかり、補修に奔走した。

そして2009年、三峡ダムが完成すると、今度は気候不順が起きた。貯水池にためた膨大な量の水が蒸発して大気中にとどまり、濃霧、長雨、豪雨などが発生するようになったのだ。

気候不順は年々激しくなり、2013年までに、南雪災害、西南干ばつなどの災害が相次いだ。2016年にも豪雨による洪水が発生。エルニーニョ現象が原因だとされたが、死者、行方不明者は128人にのぼり、中下流域で130万人が避難を余儀なくされた。

大地震が次々に起きた。2008年の四川大地震以外にも、ミ文川大地震、青海省大地震など、毎年のように大小の地震が発生した。2014年には、三峡ダムから約30キロ上流にある湖北省でマグニチュード4.7の地震が連続して2度起きている。

総じてみれば、人工物である三峡ダムが天気や地震にまで影響を及ぼすとは、まるで信じられないような話ではある。

水が流れず、貯水できず、解決策も見いだせない
だが、三峡ダムにとって、さらに深刻な事態がもちあがっている。長江上流から流れて来る砂礫で、ダムがほぼ機能不全に陥り、危機的状況にあることだ。

怒涛のように押し寄せる大量の砂礫で貯水池が埋まり、アオコが発生してヘドロ状態になっている。ヘドロは雑草や発泡スチロールなどのゴミと一体になり、ダムの水門を詰まらせた。ゴミの堆積物は5万平方メートル、高さ60センチに達し、水面にたまったゴミの上を歩ける場所があるほどだという。地元では環境団体などが毎日3000トンのゴミを掻き出しているが、お手上げ状態だとされる。

重慶市でも、押し寄せる砂礫で長江の水深が浅くなった。水底から取り除いた砂礫は50メートルも積みあがった。重慶大橋付近の川幅はもともと420メートルあったが、橋脚が砂礫に埋もれて砂州となり、今では川幅が約半分の240メートルに狭まっている。大型船舶の航行にも著しい支障をきたしている。

水が流れず、貯水できないダムなど何の役にも立たないが、三峡ダムが周囲に及ぼす悪影響は、この先、増えることはあっても減ることはないだろう。中国政府も技術者も根本的な解決策を見いだせず、すでに匙を投げてしまっているからだ。だれも責任を取ろうとする者がいないまま、今も三峡ダムは放置されている。

1298とはずがたり:2017/07/05(水) 16:02:10
>>1296-1298
著名な水利学者の遺言「ダムは10年もたない」
もし三峡ダムが地震の原因のひとつであるなら、今後さらに四川大地震のような大規模な地震が起きる可能性があるだろう。そして大地震が発生したとき、原因を作った「瀕死」の三峡ダムは、果たして持ち堪えられるだろうか?

万一、ダムが決壊するようなことがあれば、長江流域の広大な土地が洪水に見舞われ、穀倉地帯は壊滅して、数千万人の犠牲者が出るだろう。長江の河口部にある上海では都市機能が完全に麻痺し、市民の飲み水すら枯渇してしまう。そんな事態は想像するだけでも恐ろしい。

三峡ダムが建設された当初、中国政府は「千年はもつ」と豪語したが、数々の難題が発覚して、わずか数年で「百年もつ」とトーンダウンした。今日、巷では「10年もつのか」と危ぶむ声がある。


「10年」と区切るのは、かつて三峡ダムの建設に反対した著名な水利学者、清華大学の故・黄万里教授の言葉に由来している。

戦前、アメリカのイリノイ大学で博士号を取得した黄教授は、建国間もない中国で黄河ダム建設の計画が進められたときに強く反対し、毛沢東から「右派」の烙印を押されて22年間の強制労働に追われた。

1980年代に名誉回復した後、長江の三峡ダム建設が国家の議題にのぼると、中国政府に6度も上申書を提出して反対したが、鄧小平と李鵬首相(当時)に無視された。黄教授が反対した理由は、21世紀の今日、私たちが直面している危機的状況を言い当てたからにほかならない。

そして「もしダムを強硬に建設したら、10年もたないだろう」と警告した。2001年8月、黄教授は病床で家族に向かって三峡ダムを見守りつづけるようにと告げ、「どうにも立ち行かなくなったら、破壊するより方法はない」と遺言を残した。享年90。中国の「水利事業の良心」と称えられる伝説的な人物である。

もし「10年もたない」とすれば、期限は2019年だ。あと2年で三峡ダムは決壊するかもしれないのだ。タイムリミットは刻一刻と近づきつつある。唯一の解決策は、黄教授の遺言通り、人間の手で破壊することだけなのだろうか。

[執筆者]
譚?美(タン・ロミ)
作家。東京生まれ、慶應義塾大学卒業、ニューヨーク在住。日中近代史を主なテーマに、国際政治、経済、文化など幅広く執筆。著書に『中国共産党を作った13人』、『日中百年の群像 革命いまだ成らず』(ともに新潮社)、『中国共産党 葬られた歴史』(文春新書)、『江青に妬まれた女――ファーストレディ王光美の人生』(NHK出版)、『ザッツ・ア・グッド・クエッション!――日米中、笑う経済最前線』(日本経済新聞社)、その他多数。新著は『帝都東京を中国革命で歩く』(白水社)。

1300とはずがたり:2017/07/10(月) 19:42:17

>・土石流危険渓流等に指定されていないこと
この条件は外してもええんちゃうか。

群馬県、小水力発電のポテンシャル公表 投資回収の有望地点は5ヶ所
https://www.kankyo-business.jp/news/015068.php
2017年6月15日掲載 印刷 記事を保存

群馬県は6月13日、2016年度に実施した小水力発電の有望13地点について、地点ごとの状況に応じた小水力発電モデルを仮想し、発電電力量や売電収入、発電事業の経済性(投資回収年数)の見込みを試算した結果と、関係する法規制や協議先となる機関を調査した結果を公表した。

この「平成28年度小水力発電有望地点調査」は、県内の小水力発電導入を推進するため、民間企業等による事業化検討の一助となるよう、県内に多数ある砂防堰堤の落差を利用した小水力発電の可能性について調査を行ったもの。

今後同県では、調査結果を広く公表するとともに、事業者に対する相談や情報提供を行うなど、小水力発電の導入に向けた取り組みを支援する。

砂防堰堤2,436基の中から13地点を選定
この調査では、まず県内の砂防堰堤2,436基の中から、
・堰堤の高さが一定以上あること
・高い位置から取水できるよう満砂、またはそれに近い状態となっていること
・土石流危険渓流等に指定されていないこと
・想定した流量による最大出力が一定以上見込めること
などの条件を設定し、検討候補地として28地点を抽出した。その後、現地調査を実施し、発電所の設置スペースの有無、堰堤付近の地形の状況などを確認し、導入可能性のある地点として13地点を選定した。

この13地点については、地点毎の状況に応じた小水力発電モデルを仮想して、概算収支を試算するとともに、関係する法規制や協議先となる機関を調査した。

5地点の投資回収年数は8〜20年
この13地点について、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)による価格・期間で売電した場合の概算収支を試算したところ、期間内に投資回収が見込まれたのは5地点となった。

このうち片品上流砂防堰堤では、発電モデルによる概算収支は、想定最大出力503.76kW、建築費概算費用5億2622万円、年間平均経費3525万2,000円/年、年間売電収入8454万3,000円/年と試算し、投資回収年収を8年と見込んだ。

想定投資回収年数は、2016年度時点のFITにおける売電価格と期間(20年間)を基に全額自己資金で実施した場合を想定し、投資額を回収できる年数を試算した。なお、「回収困難」の地点では、FITにおける売電期間(20年間)内での回収は困難と見込まれた。

ただし、この調査で仮想した小水力発電モデルは、堰堤上部で取水した後できるだけ堰堤に近い場所で発電、放流する設計としているため、取水位置をより上流に変えて落差を増やすなど、実施内容を見直すことで投資回収の見込みは変動すると考えられる。

13地点の小水力発電モデルは、群馬県ホームページで公表している。

調査結果の使用にあたっての注意事項
各地点における小水力発電モデルは、既存資料と現地調査に基づいて仮想したもので、概算収支は複数の仮定条件の下に試算したもの。

また、取水可能量や発電所の設置などについて、関係機関との調整・協議を済ませたものではない。実際に事業化を検討するにあたっては、事業可能性について詳細かつ具体的な調査・確認を行うとともに、必要な手続き等について関係機関に確認する必要があるとしている。

1301とはずがたり:2017/07/10(月) 19:42:37
>>1300-1301
【参考】
群馬県 - 群馬県、小水力発電有望地点調査の結果について
http://www.pref.gunma.jp/houdou/bl02_00005.html

群馬県 - 平成28年度小水力発電有望地点調査の結果について
http://www.pref.gunma.jp/04/bl01_00002.html

1. 調査目的及び概要

 群馬県における小水力発電の導入を推進するため、民間企業等による事業化検討の一助となるよう、県内に多数ある砂防堰堤の落差を利用した小水力発電の可能性について調査を行いました。

2. 調査内容

 群馬県内の砂防堰堤2,436基の中から、堰堤の高さが一定以上あること、高い位置から取水できるよう満砂又はそれに近い状態となっていること、土石流危険渓流等に指定されていないこと、想定した流量による最大出力が一定以上見込めることなどの条件を設定し、検討候補地として28地点を抽出しました。その後、現地調査を実施し、発電所の設置スペースの有無、堰堤付近の地形の状況などを確認し、導入可能性のある地点として13地点を選定しました。
 この13地点について、地点毎の状況に応じた小水力発電モデルを仮想して、発電電力量や売電収入、発電事業の経済性(投資回収年数)の見込みを試算するとともに、関係する法規制や協議先となる機関を調査しました。

3. 調査結果(概要)

 上記の13地点について、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」による価格・期間で売電した場合の概算収支を試算したところ、期間内に投資回収が見込まれたのは5地点となりました。
 ただし、この調査で仮想した小水力発電モデルは、堰堤上部で取水した後できるだけ堰堤に近い場所で発電、放流する設計としているため、取水位置をより上流に変えて落差を増やすなど、実施内容を見直すことで投資回収の見込みは変動すると思われます。

調査結果一覧
モデル番号 堰堤名 設置者 所在地 河川名 発電モデルによる概算収支
想定最大出力
(kW) 建設費概算
(千円) 年間平均経費
(千円/年) 年間売電収入
(千円/年) 経済性
(想定投資回収年数)
※注
1 川場谷沢砂防ダム 群馬県 川場村 薄根川 82.67 163,480 10,952 16,266 13
2 山地堰堤 群馬県 桐生市 桐生川 41.77 124,330 8,328 7,541 回収困難
3 戸室堰堤 群馬県 高山村 名久田川 52.56 179,530 12,027 8,595 回収困難
4 沼尾川砂防ダム 群馬県 渋川市 沼尾川 63.72 421,750 28,253 3,947 回収困難
5 森砂防堰堤 群馬県 下仁田町 鏑川 5.22 76,570 5,129 1,324 回収困難
6 三室沢砂防ダム 群馬県 昭和村 片品川 10.60 96,570 6,469 2,351 回収困難
7 皆沢川堰堤 群馬県 桐生市 皆沢川 8.94 68,780 4,607 1,976 回収困難
8 相間川下流砂防堰堤 国交省 高崎市 相間川 25.65 125,250 8,390 4,457 回収困難
9 霧積砂防堰堤 国交省 安中市 霧積川 37.63 145,300 9,733 6,537 回収困難
10 坂本ダム 国交省 安中市 碓氷川 89.71 178,100 11,931 15,589 15
11 片品上流砂防堰堤 国交省 片品村 片品川 503.76 526,220 35,252 84,543 8
12 沼尾砂防堰堤 国交省 中之条町 白砂川 241.83 374,920 25,115 47,058 10
13 烏川上流砂防堰堤 国交省 高崎市 烏川 51.13 125,100 8,381 8,883 20
 ※注:平成28年度時点の固定価格買取制度における売電価格と期間(20年間)を基に全額自己資金で実施した場合を想定し、投資額を回収できる年数を試算しました。
 なお、「回収困難」の地点は、固定価格買取制度における売電期間(20年間)内での回収は困難と見込まれました。

1302とはずがたり:2017/07/11(火) 14:49:51
福岡 朝倉市が3地区に避難指示 ため池決壊のおそれ
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10011052211_20170710.html
13:11NHKニュース&スポーツ

福岡県朝倉市の災害対策本部は、市内の杷木地区にあるため池が決壊するおそれがあるとして、10日午後、付近の3つの地区に新たに避難指示を出しました。

朝倉市の災害対策本部によりますと、10日正午ごろ、被害状況を確認していた警察のヘリコプターから「杷木地区にある『上野ため池』が壊れそうだ」と連絡がありました。

市などが確認したところ、ため池の下を流れる寒水川は豪雨による流木などでせき止められていて、万が一、ため池が決壊すると、土砂などを含んだ水が下流に押し寄せるおそれがあるということです。

このため災害対策本部は、午後0時50分、付近の寒水区と浜川区、それに杷木古賀区の233世帯655人に避難指示を出しました。

そのうえで、住民には「久喜宮小学校」か「サンライズ杷木」に避難するよう呼びかけています。

新たに避難指示の範囲に含まれた朝倉光陽高校では避難所にいた人たちが車でほかの小学校などの避難所に移動していました。

朝倉市内では、ほかにも山が崩壊するおそれがあるとして杷木地区にある杷木若市と杷木久喜宮の一部の地域、115世帯316人に避難指示が出されています。

1303とはずがたり:2017/07/12(水) 15:31:47

<九州豪雨>捜索続く、孤立集落は解消 発生1週間
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170712k0000e040252000c.html
11:11毎日新聞

<九州豪雨>捜索続く、孤立集落は解消 発生1週間
大量の流木を撤去しながら安否不明者の捜索を行う自衛隊員=福岡県朝倉市杷木松末で12日午前8時5分、藤井達也撮影
(毎日新聞)
 九州北部豪雨は12日、発生から1週間を迎えた。福岡、大分両県で一時29カ所の集落が孤立状態となったが、同日午前に全て解消した。ただ両県の1873世帯で依然断水が続くなどライフラインの復旧は遅れている。被災地では、なお22人と連絡が取れておらず、福岡県朝倉市で同日午前、複数の人が心肺停止状態で見つかった。自衛隊や警察などは安否不明者がいる地区を中心に捜索を続けている。

 朝倉市では杷木(はき)浄水場が被災し、杷木地区全体の1654世帯で断水が続く。同市の杷木地域生涯学習センター前では北九州市上下水道局の職員らが豪雨のあった5日から給水支援を続けており、12日も朝からタンクやペットボトルを手にした住民が詰め掛けた。同県東峰(とうほう)村の199世帯、大分県日田市の20世帯でも断水が続いている。

 豪雨ではこれまでに朝倉市で19人、東峰村で3人、日田市で3人の計25人の死亡が確認され、避難者数はなお約1300人に上る。一方、道路の復旧が進んだことから、12日午前10時すぎに最後まで残っていた日田市内の2地区110人の孤立状態が解消され、孤立地区はなくなった。

 住宅被害は両県で全壊計101棟、半壊計30棟、一部損壊計40棟。床上浸水は計136棟、床下浸水は計304棟となっている。道路の被害は両県の416カ所で確認され、橋の被害は福岡県だけで22件に上る。

 5日午前0時から12日午前5時までの総降水量は朝倉市で641.5ミリ、日田市で461.5ミリに達している。気象庁は記録的な大雨により地盤の緩んでいるところがあり、土砂災害の発生する恐れがあるとして引き続き警戒を呼びかけている。【宗岡敬介、安部志帆子】

1304とはずがたり:2017/07/16(日) 01:02:45
コートジボワール最大の水力発電所、中国企業が建設―中国メディア
レコードチャイナ 2017年7月3日 20時50分 (2017年7月6日 00時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170703/Recordchina_20170703039.html

中国企業が請け負うコートジボワール最大規模の水力発電所、スブレ水力発電所1号機の正式な発電を記念する式典が、6月30日に同国西部スブレで行われた。人民日報海外版が伝えた。

同発電所はササンドラ川の滝付近に位置する、コートジボワール国家エネルギー均衡戦略の中心プロジェクトで、その総設備容量は275MW。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

1305とはずがたり:2017/07/16(日) 16:47:22
<九州豪雨>「土砂ダム」仮設道路開通 生活再建へ一歩前進
毎日新聞社 2017年7月16日 10時29分 (2017年7月16日 11時15分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170716/Mainichi_20170716k0000e040177000c.html

 九州北部豪雨に見舞われた大分県日田市小野地区で、大規模な土砂崩れが川をせき止めている「土砂ダム」を迂回(うかい)する仮設道路が15日、開通した。通行は午前7時?午後7時で2トントラック以下のみと制限されているが、避難者が自宅の片付けなどのために行きやすくなるほか、小型なら重機も通れる。生活再建に向けた一歩となりそうだ。

 市は開通を19日と見込んだが、好天がいて作業が順調に進んだという。同市では道路の仮復旧で12日から孤立状態は解消したものの、道幅が狭いうえ、土砂ダム付近の県道は通行止めのまま。豪雨前は市街から車で10分未満の集落に1時間以上かかるなどし、生活再建の妨げになっていたため、住民から仮設道路の早期開通への願いは強かった。

 福祉施設職員、和田美樹彦さん(47)は、豪雨後に妻の実家に避難して以降、初めて一時帰宅した。「子どもも早く家に帰りたいと言っていたのでうれしい。仮設道路は通勤に使うので安全か確かめて自宅に引き上げたい」とホッとした様子だった。

 ただ、不安もよぎる。福岡市の会社員、諫原弘幸さん(62)も正月やお盆に帰省する大切な家を早く元に戻そうと、同区の父(98)と母(89)が住む実家に駆けつけた。両親は福岡県うきは市の親族宅に避難中だ。黙々と片付けを進める手を止め、つぶやいた。「山からの土砂が家まで押し寄せている。ここで暮らせるのだろうか」

 一方、県は、交通の安全確保のための方策を進める。土砂ダムの上方に複数の地割れがあるといい、集落付近に3台の警報装置や、土砂の状況を詳細に把握する地滑り計を設置。土砂ダムの監視態勢を強めている。【土田暁彦、井上卓也】

1306とはずがたり:2017/07/19(水) 19:58:46
水道料金、6割の値上げ必要 政投銀が今後30年を試算
http://www.asahi.com/articles/ASK634JTBK63ULBJ004.html?iref=pc_rellink
福地慶太郎2017年6月13日05時05分

国内の1日あたり水道使用量の推移
http://tohazugatali.web.fc2.com/risui/AS20170612004315.jpg

 人口減に伴う需要減や、老朽化した施設の更新に費用がかかるという課題に直面する水道事業。赤字を出さずに継続するには、約30年間で6割の水道料金の値上げが必要との試算を日本政策投資銀行がまとめた。水道網の維持のため、厚生労働省は事業の広域化を促している。

 主に市町村が担う水道の事業は、小規模のものも含めて全国に約7千ある。厚労省によると、人口減や節水機能付き家電の普及により、水の需要は減少。2060年ごろには、ピーク時の2000年から約4割減ると推計されている。

 経営状況の悪化のため、水道管の更新などへの投資ができず、老朽化が進む事例もみられる。日本水道協会によると、水道管が破裂して断水するなどの水道管トラブルは、14年度に約2万2千件あったという。

 同行は、人口予測をもとに水道料金の減収を推定。人件費や水質を保つための薬品の費用などは14年度並みとし、実情にあわせて60年で水道管を更新すると仮定した。事業者が毎年、赤字にならないよう、各家庭などから徴収する水道料金を値上げしていくと、14年度から46年度までに、全国平均で63・4%値上げされると推計した。

 事業の広域化を促している厚労省は、交付金のほか、連携・広域化を実施する事例集をつくるなどして自治体を支援している。水道課の担当者は「地域の実情に応じて取り組んでほしい」と話す。

 群馬県太田市など3市5町は昨…

1307とはずがたり:2017/08/11(金) 10:16:15

「切り通し、即時見直しを」 滋賀・姉川の氾濫で長浜市長
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/politics/kyoto_np-20170810000203.html
08月10日 22:10京都新聞

 滋賀県長浜市の藤井勇治市長は10日、台風5号による大雨で姉川が氾濫する一因になった堤防の切り落とし部分「切り通し」を「直ちに見直す必要がある」とし、河川管理者の滋賀県に堤防の閉鎖を求めた。16日夜に地元の大井町自治会と県、市による会議を開き、堤防閉鎖に向けて協議を始める方針を明らかにした。

 藤井市長はこの日、大津市の県庁を訪れて三日月大造知事に河川整備と台風被害の復旧支援を要望。姉川の「切り通し」については「今の仕組みを変えないと問題解決にはならない。地元の声を聞くことが前提だが、堤防を設置することが今回の災害の教訓だ」と強調。三日月知事は「被害の全容把握に万全を期すとともに、切り通しについては県、市、地元の会議で閉鎖に向けてどんな対応が有効か話し合いたい」とした。

 要望後、藤井市長は、姉川増水時に地元自治会の判断で切り通しをふさいできたことについて「行政が自治会と綿密に連絡をとる仕組みにはなっていなかった」とし、堤防が閉鎖されるまでは「自治会任せではなく、(水位などの)情報が入る市や県と自治会が連携して維持していくようにしたい」と述べた。

 藤井市長は、同市大井町の集会所で要望内容を同町自治会の饗場富蔵会長(59)に説明。饗場会長は「切り通しについては5年前の自治会総会で、全会一致で廃止すべきだという結論になっている」と述べ、市の方針を是認する考えを示した。

1308とはずがたり:2017/08/11(金) 10:17:09
2017.8.9 07:45
【台風5号】
堤防の切れ目から濁流 滋賀・姉川の氾濫
http://www.sankei.com/west/news/170809/wst1708090016-n1.html

 台風5号の影響で、7日夜から8日未明にかけて滋賀県内各地で激しく雨が降り続いた。長浜市では姉川が氾濫し、住民約550人が一時避難する事態となった。けが人はなかったが、県全体で建物2戸が一部損壊、16戸が浸水するなどの被害が出た。

 県災害警戒本部によると、倒木が屋根に直撃するなどして日野町の住宅と米原市の寺院が一部損壊したほか、姉川が氾濫した長浜市大井町では床上浸水1戸、床下浸水15戸の被害があった。

 各地で雨量が規制値を超えたため道路の通行止めが相次いだほか、長浜、米原両市では、土砂の流出や路面の冠水によって、国道や県道6カ所が全面通行止めとなった。

 6日午後11時から8日午前8時までの雨量は、高島市朽木平良の325.5ミリが最多で、米原市朝日(268.5ミリ)、長浜市余呉町柳ケ瀬(246.5ミリ)が続いた。

 一方、長浜市大井町では姉川が氾濫し、8日未明に避難指示が出された。

 県によると、氾濫場所は道路を通すために堤防が途切れており、増水時には住民があらかじめ用意した仕切り板や土嚢(どのう)などで切り通し部分をふさぐことになっていたが、今回は南側の切り通し部分から水が流れ出したという。

 長浜市によると、切り通しをふさぐのは、大井町の自治会が独自に危険性を判断して行う決まりとなっている。同自治会が8日未明から作業を始めたが、すでに川は氾濫していたため、作業が難航した。

1309とはずがたり:2017/08/26(土) 14:36:16
<秋田岩手大雨>「再建に踏み出したのに、むごすぎる…」2度目の浸水 落胆と困惑
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170826-00000009-khks-soci
8/26(土) 9:28配信 河北新報

 「やっと再建に踏み出したのに、むごすぎる」。東北地方北部に24〜25日に降った大雨で、大仙市内を流れる雄物川が3カ所で氾濫し、流域の住宅や工場、水田が浸水した。7月22、23日の大雨でも氾濫した場所で、復旧が進んでいた地域に落胆と困惑が広がった。

 同市神宮寺の建築業興栄建設神岡工場は、作業場や事務所など300平方メートル以上が1メートル程度水に漬かった。従業員によると、25日午前4時ごろに工場脇の小川が急激に増水し、濁流となって工場を襲った。午前11時半ごろに雄物川の水門が開いて水が引き、その後は従業員数人で角材などの資材が散在する工場内の後片付けに当たったという。

 7月の大雨では床上約1.5メートルまで浸水。加工機器8台やダンプカーなど5台が水に漬かり、被害総額は2000万円を超えた。2週間かけて泥かきや水抜きなどをし、今月初旬に営業を再開したばかりだった。

 高橋浄二取締役は「今後の生活は、今は想像できない」と肩を落とした。

 大仙市寺館と、隣接する大巻では、約20ヘクタールの水田が冠水した。「水害の常襲地帯だが、年に2回というのは記憶にない」。同市寺館の農業斉藤好夫さん(82)は困惑した表情を見せた。

 所有する0.9ヘクタールの水田は1.5メートルの深さまで冠水し、穂も水に漬かった。「今月上旬の開花時期と重なっていたら、壊滅的被害だった。冠水期間が長引かないか心配だ」と話した。

 7月の被害で相当な減収を覚悟したが、その後は水が引き、水田は元通りになった。「2度目の浸水は痛手だ。収穫が皆無にならなくても生育に響き、減収になる」と不安を口にした。

1310とはずがたり:2017/08/29(火) 17:09:35

〔秋田大雨〕大仙市の雄物川上流で氾濫発生 安全確保を(8/25)
https://news.goo.ne.jp/article/rescuenow/nation/rescuenow-00000005930589.html
08月25日 09:15レスキューナウニュース

湯沢河川国道事務所と秋田地方気象台は25日09:10、秋田県大仙市の雄物川上流で、両岸から氾濫が発生したとして、氾濫発生情報を発表しました。雄物川上流では7月23日にも氾濫が発生しています。
自治体からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとるよう呼びかけています。

【氾濫による浸水が想定される地区】
・秋田県大仙市:協和峰吉川、寺館、神宮寺

※氾濫による浸水が想定される地区については、一定の条件下に基づく計算結果での推定です。気象条件や堤防の決壊の状況によっては、この地区以外でも氾濫による浸水がおこる可能性があります。

※指定河川洪水予報は、流域面積が大きく洪水により大きな損害を生ずる指定河川について、「氾濫注意/警戒/危険/発生情報」の4段階で注意・警戒を呼びかける情報。市町村からの避難情報等に留意するとともに、急な浸水等に備えるため早期避難を。

1311とはずがたり:2017/08/29(火) 17:13:05
面白そうな番組だw

池の水をぜんぶ抜く大作戦
http://www.tv-tokyo.co.jp/ikenomizu/

1312とはずがたり:2017/09/13(水) 21:50:34
江戸が清潔だったのに対してパリもロンドンも糞尿まみれだったそうだしなー。

ロンドン下水管に「怪物級」の油脂の塊 重さ130トン、長さ250m
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170913-00000003-jij_afp-env
9/13(水) 6:40配信 AFP=時事

【AFP=時事】英ロンドン(London)のビクトリア時代に造られた下水管で、重さ130トン、長さ250メートルもの油脂の塊が見つかった。水道大手テムズ・ウォーター(Thames Water)が12日、発表した。

 下水管を詰まらせる油脂の塊は氷山(アイスバーグ)になぞらえて「ファットバーグ」と呼ばれるが、今回の塊は特に大きく、「モンスター(怪物)ファットバーグ」と呼ばれている。

 この塊が見つかったのは、ロンドン東部ホワイトチャペル(Whitechapel)の幹線道路の下を走る下水管。腐敗した食用油脂とウエットティッシュが混ざり合って岩のように硬くなっており、技師らによれば、除去作業には最長3週間かかる。

 テムズ・ウォーター廃棄物部門のマット・リマー(Matt Rimmer)部長は声明で、「このファットバーグは、われわれがこれまで見たものの中で最大だ。まさにモンスターで、あまりに硬くこびり付いているため、除去作業に多大な人手と機材とを要している」と明かした。

「要はコンクリートを壊そうとしているようなものだ。本来は避けられる状況なのに、台所のシンクから脂身や油を流したり、トイレでウエットティッシュを流したりするせいでこうなっているのだから、いら立たしい」と付け加えた。

 公開された画像には、ファットバーグが下水管を完全に塞いでいる様子が写っている。声明によると、現在は作業員8人が強力な高圧ホースで塊を崩してタンクローリーで吸い出し、連日平均20〜30トンを除去している。【翻訳編集】 AFPBB News

1313とはずがたり:2017/09/13(水) 21:58:27

アンゴラ最大の水力発電ダム、操業開始
http://www.afpbb.com/articles/-/3139503
2017年08月18日 12:00 発信地:ルアンダ/アンゴラ

【8月18日 AFP】アフリカ南西部アンゴラのジョゼ・エドゥアルド・ドスサントス(Jose Eduardo dos Santos)大統領(73)は4日、今月末の退任を前に同国史上最大となる水力発電ダムの開所式に臨んだ。

 操業を開始したのは、クワンザ(Kwanza)川流域に建設されたラウカ(Lauca)水力発電ダム。発電容量は2070メガワットで、主要産油国の一つである同国の停電解消が期待されている。

 ブラジルの建設大手オデブレヒト(Odebrecht)によって総工費43億ドル(約4700億円、推定)で建設されたこのダムは、アフリカ大陸全体でも最大規模となる。

 クワンザ同川流域のダムとしては3番目で、4日には6つのタービンのうち2つが稼働。年内にフル稼働する。(c)AFP

1314とはずがたり:2017/09/17(日) 19:41:10
台風18号 大分県 井崎川で氾濫発生
tenki.jp 2017年9月17日 17時01分 (2017年9月17日 19時27分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/weather/20170917/Tenkijp_82051.html

台風18号の影響で大分県では大雨となっています。井崎川で氾濫が発生しました。

大分県で大雨 井崎川が氾濫
台風18号の活発な雨雲がかかり、大分県では大雨となっています。佐伯市付近や津久見市付近などで猛烈な雨が降り、大分県には4回も記録的短時間大雨情報が発表されました。
大分県内では複数の河川で氾濫危険水位を超えていて、大分県の佐伯市を流れる井崎川の稽古屋(右岸)で氾濫が発生しました。
自治体からの避難指示・勧告などの情報に注意し、危険を感じたら早めに避難するようにしましょう。
※追記:午後5時5分、大分市を流れる大野川の利光地区でも氾濫が発生しました。

1315とはずがたり:2017/09/17(日) 20:19:01
台風で氾濫の滋賀・姉川の「切り通し」を封鎖
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E3%81%A7%E6%B0%BE%E6%BF%AB%E3%81%AE%E6%BB%8B%E8%B3%80%E3%83%BB%E5%A7%89%E5%B7%9D%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%88%87%E3%82%8A%E9%80%9A%E3%81%97%E3%80%8D%E3%82%92%E5%B0%81%E9%8E%96/ar-AAs1nXF
産経新聞
11 時間前

台風で氾濫の滋賀・姉川の「切り通し」を封鎖: 姉川の堤防で行われた「切り通し」の封鎖作業=16日、滋賀県長浜市大井町c 産経新聞 提供 姉川の堤防で行われた「切り通し」の封鎖作業=16日、滋賀県長浜市大井町
 台風18号が接近するなか、8月の台風5号で姉川が氾濫した滋賀県長浜市の大井町地区で16日、氾濫の原因となった堤防の一部をふさぐ作業が行われた。

 台風5号で同地区では、道路を通すために堤防を途切れさせた「切り通し」と呼ばれる箇所から河川の水があふれたため、住民約550人が一時避難。住宅も浸水するなどした。

 県は南北2カ所の切り通しをふさぐことを決め、この日に作業が行われた。1個約1・8トンの大型の土(ど)嚢(のう)計約100個をショベルカーを使って切り通しに積み上げたほか、板なども使って閉鎖した。

 近くに住む饗場義博さん(66)は「台風5号のときは、玄関先まで水が入ってくるほどで、ボートで逃げて助かった。車も廃車になるなどの被害があった。切り通しをふさいでくれるのは安心だ」と話した。

 また、現場を訪れた藤井勇治市長は「台風18号に間に合ってよかった。スピード感をもって対応してくれた県に感謝している」などと話した。

 この日の作業は応急的な処置で、県は、切り通し部分を来年の夏ごろまでに完全に閉鎖する方針を示している。

1316とはずがたり:2017/09/17(日) 22:42:11
宇連ダムで小水力発電施設整備
東愛知新聞
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/1530

 水資源機構豊川用水総合事業部は、同用水の水がめで新城市川合の宇連ダムに小水力発電施設を整備している。放水する一部の水を発電に使う。駒場調整池(豊川市平尾町)でも工事を行っており、共に来年3月末までに完成させ、供用開始を目指している。完成すれば同用水で4カ所で稼働することになる。
 同機構は2008(平成20)年に地球温暖化対策実行計画を策定し、温室効果ガスの排出抑制などに向けた取り組みを進めている。東日本大震災の原発事故を受けて再生可能エネルギーの導入を目指そうと同事業部では12年度までに小水力発電施設導入に向けた調査を行い、採算性のある二川調節堰(豊橋市雲谷町)と大島ダム(新城市名号)の2カ所を整備して15年度に稼働させた。
 宇連ダムは高低差を利用して水を送って発電する仕組みになっており、計画する最大出力は約760㌔㍗。年間で一般家庭890世帯分の使用量を発電できるという。
 工事では放流管から分岐させる管を設置。横軸の水車2台を設けて発電させる。発電した電力はダム内の管理事務所の電源に使われ、今後、余剰電力は電力事業者に売電する。
 一方、駒場調整池では流入工部分に最大出力53・4㌔㍗の小水力発電設備を整備している。

1317とはずがたり:2017/09/17(日) 22:42:38
富県に小水力発電施設完成
春富水力発電所竣工式 60人が完成祝う
http://inamai.com/www/ictnews/detail.jsp?id=49184
 長野県などが農業施設の維持管理の負担軽減を目的に伊那市富県に建設を進めてきた春富水力発電所が完成しました。
 11日は、現地で竣工式が行われ、県や伊那市、地元の春富土地改良区の関係者およそ60人が見守る中、ボタンが押され発電が始まりました。
今回建設されたのは、農業用水路の22メートルの落差を利用した小水力発電施設です。
 春富土地改良区が管理する上段のかんがい用水路から取水し、長さ40メートルの導水管を通って発電所内の水車を回します。
 発電は、水路に水が通る農繁期の4月から9月にかけて行われ、発電出力は197キロワット、140世帯の1年間の電気を賄う規模だということです。
 事業費はおよそ4億円で、半分を国の補助、4割を県と市の補助で賄い、1割を春富土地改良区が負担します。
 今後は、春富土地改良区が維持・管理を行い、発電した電力は国の再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用して売電します。
 春富土地改良区では、かんがい用水路の建設から50年以上が経過し老朽化が見られることから、収入を整備費用にあてるということです。

1318とはずがたり:2017/09/19(火) 14:04:21

台風18号 大分 17か所の川の護岸壊れる
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10011147561_20170919.html
12:44NHKニュース&スポーツ

台風18号に伴う大雨の影響で、大分県内では、川の護岸が壊れる被害が臼杵市や豊後大野市などを中心に17か所で確認されました。

大分県の災害対策本部は午前9時現在の県内の被害状況をまとめました。それによりますと、記録的な大雨に伴い河川が増水した影響で、これまでに川の護岸が壊れる被害が17か所で確認されています。

地域別では、臼杵市が田井ヶ迫川などで8か所、豊後大野市が酒井寺川などで4か所、大分市が寒田川などで3か所、佐伯市が暁嵐川などで2か所となっています。

大分県によりますと、いずれの川も現在は水がひいているということですが、川を管理する大分県などは、応急的な復旧を急ぐことにしています。

一方、道路が土砂に埋まるなどして車での通行ができず、孤立状態にある地域もあり、合わせて125世帯、221人が孤立しています。

地域別では、豊後大野市で52世帯99人、津久見市で49世帯79人、佐伯市で24世帯43人となっていますが、大分県によりますと、いずれも徒歩では行き来ができるということです。

このほか、住宅の被害は合わせて635棟に上り、このうち床上浸水が239棟、床下浸水は390棟で確認されています。

大分県や各自治体は現在も調査を進めていて、被害が大きかった津久見市などでは、今後、建物の浸水被害が大幅に増えるおそれがあるということです。

1319とはずがたり:2017/09/19(火) 19:05:56
【台風18号】九州、四国、本州、北海道の全てに上陸した初の台風に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00000835-weather-soci
9/18(月) 17:27配信 ウェザーニュース
【台風18号】九州、四国、本州、北海道の全てに上陸した初の台風に
提供:ウェザーニュース
 3連休に全国各地へ影響をもたらした台風18号。史上初、日本の本土4島(九州・四国・本州・北海道)に全て上陸した台風となりました。

 台風18号は強い勢力で沖縄先島に接近後、17日の午前10時半頃に九州の鹿児島県に上陸、さらに午後には四国の高知県へと再上陸しました。進路をやや北に向け、夜のうちに今度は本州の兵庫県に再上陸。日本海へ抜けた後に日付をまたいで18日昼には北海道へ再上陸しました。(道内でも複数回上陸し今回の台風だけで5回も上陸しています。)

 日本の本土を構成する主な5つの島のうち、上陸と表現する4島(九州・四国・本州・北海道)に上陸するのは統計を開始した1951年以降初となります。※なお、沖縄先島の上空を台風が通過したとしても気象庁では「上陸」という定義は使わず「通過」と表現します。

◆秋の台風は日本列島を直撃しやすい

 台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上します。秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まると、台風の通り道となる太平洋高気圧の縁がちょうど本州付近となり、台風が本州を直撃しやすくなるのです。

 まだ今後も台風が生まれる可能性はありますので、このような台風の特徴を知り、備えなどに活用していただければと思います。

1320とはずがたり:2017/09/19(火) 19:06:59
「危機的状況」九州でエイズ感染急増 16年福岡は61%増 佐賀、熊本過去最多
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170919-00010000-nishinpc-soci
9/19(火) 9:43配信 西日本新聞

 福岡県を中心に、九州でエイズ患者やエイズウイルス(HIV)感染者が増えている。東京や大阪など都市部を含めて全国的には減少か横ばい傾向にあるだけに、九州の増加が目立つ。専門家は、感染者の多いアジアとの往来が増えてウイルスが持ち込まれるケースや、予防啓発活動の不十分さが一因とみており「危機的状況で、より効果的な予防啓発が必要だ」と警鐘を鳴らしている。

 国のエイズ発生動向調査によると、2016年の福岡県のHIV感染者、エイズ患者の新規報告者数は、いずれも46人で計92人と過去最多。15年と比べて61%増えており、特に40代や50歳以上が増加している。佐賀計9人、熊本計19人も過去最多となった。16年の地域別では九州が計169人で32%増。これに対し、関東・甲信越は695人で4%増と横ばい、近畿は265人で11%減など、5地域は前年より減少していた(福岡県以外は速報値)。

 新規報告者数(15年)で全国の感染者・患者の内訳は、日本人男性が約9割、感染原因は同性間性的接触が最多の約6割だった。福岡県も全国と同様の傾向だが、患者が3割程度の全国データに対して、福岡県の患者比率はほぼ半数で、発症してから報告されるケースが際立っている。

 エイズ治療の九州ブロック拠点病院、国立病院機構九州医療センター(福岡市)のAIDS/HIV総合治療センターの山本政弘部長は「福岡での感染の広がりが九州全体に広がっている印象。患者の比率から、実際の感染者は報告よりもかなり多いはずだ」と指摘する。

 各自治体では無料検査を定期的に実施。山本部長は「感染、発症が分かっても、今は薬でウイルスの増殖を抑えられる。検査を受けて早期に発見・治療できれば、感染者自身の健康も維持でき、感染拡大のリスクも減らせる。心当たりがある人は早く検査に行ってほしい」と呼び掛けている。

=2017/09/19付 西日本新聞朝刊=

1321とはずがたり:2017/09/23(土) 22:46:49
国連軍(この辺を解放するのは中国の人民解放軍だらうな。。)に解放して貰ってから現代日本の技術で造ってやろう!
ダメな工業製品しか造れなかった戦前の帝國日本が造れなかったといっても戦後は土建国家日本として可成りの技術的進歩を遂げてきた訳だし♪

まあこれで政権崩壊が一番の良策だろうが,無理となったら平壌の高層ビルみたいに棚晒しになるんじゃない?

核で驕る北朝鮮 巨大ダム・水力発電所建設で「万人単位の死者」説
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170922-00530541-shincho-kr
9/22(金) 6:10配信 デイリー新潮

祖父から続く悲願
 端川市と言っても、知らない方が大半だろう。日本の街ではない。「タンチョン市」と読み、北朝鮮の北東部、日本海側に面している。地下資源に恵まれ、化学・工業地帯に位置付けられている。

 ***

 この端川市でダム・水力発電所の建設に関する巨大事業がスタートし、国内外の両方で多くの注目を集めている。無謀極まりない計画とされ、実際に建設が進めば、万単位の死亡者が出てもおかしくないという。最悪のシナリオが現実のものとなれば、金正恩体制が大きなダメージを受けるのは必定だ。北朝鮮の強制収容所問題を追及する宋允復氏が言う。

「計画は金正恩の祖父、金日成の頃から立案されていました。しかし建設に着工することさえできず、次代の金正日も基礎的なダムと発電所を一つずつ完成させるので精一杯でした。ところが、それが今になって、全計画を現実のものにすると言うのです。理解に苦しみますが、金正恩は、祖父や父でも成し遂げられなかった巨大事業を、自分が成功させてみせると意欲を燃やしているのかもしれません。ですが、それはあまりにも無茶です」

 まず北朝鮮の発表から見てみよう。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は17年5月19日、端川発電所の建設着工式が行われたと報じた。

《端川発電所の建設は、祖国の北部全域の険しい山を貫き、数百㎞の水路を形成して(略)河川の水を効果的に利用するための基本的なダムと発電所を建設する膨大な大自然改造戦である》

 いかにも北朝鮮のメディアらしい文章だが、この調子で延々と続いていくにもかかわらず、肝心の建設計画ついての説明は全く存在しない。ならば、今度はアメリカ政府系の「ラジオ・フリー・アジア」が5月26日に放送したニュースを引用してみよう。

《端川発電所が去る5月19日に着工式を行い、工事に入りました。この発電所は、総発電容量が200万kwのカスケード発電所です。端川発電所の建設は、北朝鮮建国以来最大の土木工事として知られています》

日本人には信じられない巨大計画
 報道では発電所の建設には、現時点で青年突撃隊約1万人と、従業員が3万人ほど従事していると明かし、その上で《端川発電所の建設が成功するかどうかが、金正恩政権の民心の行方を決定し得るし、したがって、金正恩体制の運命に影響を与え得る》と解説している。指導者層にとっても一種のギャンブルという巨大事業なのだ。

 別の消息筋は、そもそも端川発電所の設計は、植民地時代に日本側が手がけたものだが、《膨大な作業量と地理的不安定のために建設を放棄した》と証言。更に《金日成も1980年代に西海閘門、端川発電所のいずれを建設するのかをめぐりかなり苦心したと聞いている》とも明かしている。

 ラジオ・フリー・アジアが明らかにした建設計画を、箇条書きにしてみよう。

(1)端川発電所は160kmの水路を通し、落差を利用して電気を得る。8つのダムと発電所が建設される。

(2)一日平均の建設労働者は40万人。完成すると合計の発電容量は200万kw。

(2)2020年までに完成する計画だが、たとえ人材と資材が確保されたとしても2025年までに完成するのは難しい。

(3)建設に必要な人材とセメントの量も膨大だが、数十万トンを超える鉄筋を適時に確保できるか疑問。

(4)流動的な地質層と石灰岩層も工事中断の要因で、建設に失敗すれば、金正恩政権には大きな打撃。

 日本は島国であり、北朝鮮はユーラシア大陸に位置している。簡単な比較はできないが、それにしても示される数字は、我々にとっては信じられないものばかりだ。

1322とはずがたり:2017/09/23(土) 22:47:12
>>1321-1322
 まず総発電量200万kwと言うが、日本では揚水式の最大が奥多々良木発電所(兵庫県朝来市)で193万kw。揚水式を除くと、奥只見発電所(福島県檜枝岐村)で56万kwだ。ちなみに奥只見ダムは日本一高い重力式コンクリートダムで、小説『ホワイトアウト』(真保裕一・新潮文庫)のモデルという説もある。

原発を2基作れば終わり
 揚水式の水力発電は夜間の余剰電力を使って水をくみ上げ、日中に発電する。電力不足に悩む北朝鮮に余分の電力などないだろう。非揚水式と推測しても問題ないはずだ。

 ラジオ・フリー・アジアは、この巨大プロジェクトは「8つのダムと発電所を建設」した上で、合計の発電容量が200万kwと報じている。単純に割れば1つの発電所で25万kwとなる。

 日本の水力発電で、なおかつ揚力式でないもので探してみる。資源エネルギー庁の「水力ランキング」によると、手取川第一(石川県白山市)発電所が全く同じ25万kw。奥只見発電所が日本1位で、手取川第一は6位だ。

 6位とはいえ、観光などで訪れた方は、その巨大さに驚かれただろう。北陸地方では黒部ダム(富山県立山町)に次ぐ高さを誇り、北陸屈指のダムと評価されている。北朝鮮とは自然環境も異なるし、工法も違う可能性もある。もっと難易度の低いダムを選ぶかもしれないが、それにしても、これほどのものを8基作るとなると、日本だって簡単ではないだろう。北朝鮮に可能だとは到底思えない。

 更に水路の長さが160kmだという。日本の川なら蛇行しているとはいえ、荒川(173km)や十勝川(156km)というレベル。新幹線なら東京を出発し、新富士駅と静岡駅の間だ。北朝鮮側の言う《祖国の北部全域の険しい山を貫き、数百㎞の水路を形成する》のが本当だとすれば、これは確かに万単位の死者が出てもおかしくないと背筋が凍ってくる。宋氏が言う。

「北朝鮮の電力不足は深刻です。しかし火力発電所を作ろうと思っても、石油は中国やロシアからの輸入に頼っています。北朝鮮は核開発を強引に進めていますから、リスクはゼロにしたい。他国に頼らない発電となれば、確かに水力発電しかありません。その背景は分かります。とはいえ原子力発電所1基の発電量は100万kwとも言います。核兵器の製造に血道を上げず、核の平和利用を推進していたなら、原発を2基作ったら終わりです。水力発電と違って、原発建設なら死亡者は桁違いの少数にとどまるでしょう」

ダムによる権力瓦解が最高のシナリオ!?
 もし万単位の死者が出れば、大量の遺族が生まれる。彼らが金正恩体制を恨む。これは尾を引くに違いない。

「これまで北朝鮮は大量の餓死者を出しながら、国民が必死になって市場経済を成り立たせてきました。しかし政権は様々な規制をかけ、貴重な人民の富を今も吸い上げています。そして核兵器開発、ミサイル開発です。私が関わっている脱北者支援のルートからも、北朝鮮の国民が怨嗟の声を漏らしていることが伝わっています。その上でのダム、発電所建設ですから、国内外の注目が集まっているのです」(同)

 そんな脅威の中、北朝鮮が「亡国」のダム・水力発電所建設計画をスタートさせたのだから、これは喜ぶべきことであるという見方も可能になってくる。

「ダムと発電所の建設計画が失敗に終わり、金正恩政権の屋台骨が崩れて国が平和裏に瓦解するのが、最も理想的なシナリオではないかと考えることもあります。大量の難民が発生するなど、様々な問題が生じるでしょうが、核の恐怖に怯えることに比べれば、どうということはないのではないでしょうか」(同)

 ちなみに、ダムの建設現場は土壌が脆弱な場所もあり、植民地時代に建設計画が実現しなかった原因との証言は、先にラジオ・フリー・アジアの報道にあった。建設を強行し、奇跡的に完成したとしても、その後に瓦解する可能性があるわけだ。

 もし決壊すれば、まさに『ホワイトアウト』の世界だ。ダムが貯めた大量の水が濁流となって流れ落ちていく。その破壊力は想像を絶する。本当に迷惑な国家だと言わざるを得ない。

週刊新潮WEB取材班

2017年9月22日 掲載

1323荷主研究者:2017/10/01(日) 10:54:47

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170910/CK2017091002000090.html
2017年9月10日 中日新聞
明治の船宿を初公開 浜松・天竜

明治30年に田代家が造り、筏師らが利用した船宿=9日、浜松市天竜区二俣町で

 天竜川で木材を運んだ筏師(いかだし)らが使用した明治期の船宿が九日、浜松市天竜区二俣町鹿島の展示施設「筏問屋田代家住宅」に隣接する同所で初めて一般公開された。船宿は全国にもほとんど残っておらず、住民有志は地域の貴重な遺産として活用したいという。

 田代家は戦国時代、徳川家康の遠州侵攻に協力して税免除の特権を受け、天竜川の筏問屋で財を築いた。船宿は一八九七(明治三十)年に建設、木造瓦ぶき二階建てで十部屋ある。

 住民有志でつくる「鳥羽山城跡とまちづくりの会」が建物を調査、田代家の文書で確認した。

 筏師は山で切った木材で筏を組んで流し、江戸-明治期に集積地として栄えた河口の掛塚(磐田市掛塚)まで運び、戻ってくる際に船宿を利用した。昭和三十年代に佐久間、秋葉ダムが相次いで完成、輸送もトラックに置き換わり、天竜川で筏の運搬は姿を消した。

筏師が使用した道具を説明する曽我清臣さん(右)=9日、浜松市天竜区二俣町で

 同会は天竜川の歴史に触れてもらおうと、船大工の道具や、筏が天竜川を下る田代家所有の明治時代の写真など五十点を並べた。

 同会代表の曽我清臣さん(75)は「文化財として取り壊さず、地域のまちづくりに生かしたい」と話す。十一月十九日まで、土日祝日に公開。問い合わせは曽我さん=電053(925)6057=へ。

(島将之)

1324荷主研究者:2017/10/01(日) 12:00:56

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170927/CK2017092702000102.html
2017年9月27日 中日新聞
井川など「幻の工法」ダム 人気沸騰

◆コンクリ節約「中空式」誕生60年

中空重力式として日本で初めて完成した井川ダム=静岡市葵区で

 ダム本体の堤部分に空洞がある「中空重力式ダム」が日本に誕生して六十年になる。コンクリートの節約を狙った構造だが、工事に手間がかかるため建設した数は少なく、国内に約三千あるダムのうち中空式はわずか十三カ所。最近は珍しさからダムマニアの注目を集め、地域の観光資源としても活用されている。

 大井川上流の中部電力井川ダム(静岡市葵区)は一九五七(昭和三十二)年九月に完成し、堤の高さは百メートル余り。日本の中空式の第一号だ。水力土木の経験が長い水野明久会長(64)は「私たちの先輩が歴史を開いた」と胸を張る。

 戦後の電源開発で懸念されたのが膨大な建設費。中電建設部は中空式にすれば当時は貴重だったコンクリートの使用量を浮かし、費用を抑えられると考えた。中空式の先進国イタリアから技師を招いて研究し、社内の反対派を説得した。井川ダムに利用したコンクリート量は四十万七千六百立方メートルと、空洞のない重力式ダムと比べて20%もカット。建設費も16%減らした。

 しかし、中空式ダムはコンクリート原料を大量に流し込めず、型枠を一段ずつこしらえるなど人手がいる。高度成長期、原料が値下がりする一方、建設作業員の人件費は上昇。コンクリートよりも人手を節約する必要が出て、七〇年代前半を最後に造られなくなった。強度にも優れているが日本では今後、新規案件が出ない「幻の工法」と呼ばれている。

 中空式の特徴を肌で感じられるのが国土交通省管理の横山ダム(岐阜県揖斐川町、六四年完成)。前日までに予約すれば内部を見学できる。イベントホールに仕立てた高さ四十メートルもの空洞は音響効果に優れ、コンサートも開かれる。

 観光客らに事務所が配るダムカードの数も昨年度は約五千五百枚と、配布開始の二〇〇七年度と比べて十七倍に増加した。中川喜久・横山ダム管理支所長は「中空式は珍しい、と喜ぶ人が多い。ダム開発のスケールの大きさと中空式の大胆さが再評価されている」と分析する。

(名古屋経済部・小柳悠志)

1325とはずがたり:2017/10/09(月) 00:19:25
「黒部」など水力に脚光=発電増へ設備更新―大手電力
時事通信社 2017年10月8日 14時14分 (2017年10月8日 23時57分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171008/Jiji_20171008X140.html

 大手電力が、建設から年数がたった水力発電所の設備を更新するなど、発電量の増加に取り組んでいる。温室効果ガス削減が求められる中、二酸化炭素(CO2)を出さず、低コストで安定的に発電できる水力を有効活用する。関西電力は富山県の黒部川流域などで、水力の増強を進めている。
 黒部川流域には現在、12の発電所があり、発電出力は約100万世帯分に相当する計約90万キロワットという貴重な電源だ。映画の舞台になり、戦後日本の経済成長を支えてきた日本最大級の黒部ダムもこの流域にある。
 関電は5月、運転開始から80年が経過した黒部川第2発電所の1号機の水車や発電機を高効率なものに交換した。2、3号機も交換し、2021年11月までに総出力を従来比3.8%増の7万4700キロワットに高める予定だ。
 今年9月下旬には、1985年に廃止された黒部川水系の発電所で使用されていた堤や導水路を再利用し、出力1520キロワットの新たな発電所を設置すると発表した。関電は設備更新や既存設備の活用により、計約3万キロワットの水力発電量の増強を計画している。中部電力も水力発電の設備更新や運用見直しにより、16年度までに約5万5800世帯分に相当する発電量を増やした。

1326荷主研究者:2017/10/14(土) 22:15:12

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20171004/CK2017100402000086.html
2017年10月4日 中日新聞
大井川電源開発60年 枯れぬ情熱
◆水一滴もエネルギー

井川発電所建設の苦労を語る丹羽哲郎さん=名古屋市東区の中電本店で

 中部電力による静岡県の大井川電源開発で第一陣となった井川水力発電所(静岡市葵区)が、一九五七年九月の運転開始から六十年を迎えた。周辺工事を含めて七十二人の犠牲者を出して完成し、今では流域全体で六万世帯分の電気を生み出す。東日本大震災後に注目を集める再生可能エネルギーとして、発電量を増やす取り組みも進めている。

 井川発電所は山深い里にもかかわらず、建設が最盛期だった五三年ごろは全国から三千人以上の作業員が集まった。中電と施工業者、住民の間で一体感が生まれ、「逢う瀬 逢わぬ瀬 井川じゃひとつ 同じ想いのダムとなる」と井川地域の小唄にもなった。資材運搬のため大井川鉄道井川線も建設された。

 当時を知る元中電社員の丹羽哲郎さん(91)=名古屋市昭和区=によると、ダム建設には重機もなく、人海戦術に頼った。高価なコンクリートの使用量を減らすよう指示もあり、丹羽さんはセメントと砂利の配合を工夫するなどコンクリート強度の研究を重ねた。「戦後復興はエネルギーからとの思いで休みなく働いた」と懐かしむ。

 五〇年代の発電は水力がメイン。名古屋など都市部の電力需要に合わせ、中電はその後も大井川の開発を急ぐ。五七年には上流で畑薙第一水力発電所(葵区)の建設に着手。コンクリート節約のため、ダムの堤の内部を空洞にする中空重力式を採用し、この構造としては世界一の高さ(百二十五メートル)のダムとなった。

中空重力式として世界一の高さを誇る畑薙第一ダム=静岡市葵区で

 大井川水系には現在、十三の発電所があり、総発電能力は六十一万キロワットに達する。ダムの適地は開発され尽くしているが、中電は既存のダム横で放出されるわずかな水を利用し、今年二月からは十四番目の水力発電所を建設している。新たに三百五十世帯分の使用電力量を生み出せる見通しだ。

 井川発電所のダムなどでも、ためた水を無駄に下流に放水しないで済むようダムでの貯水と発電のタイミングの最適化を進めている。杉本公成・井川水力管理所長(57)は「貴重な純国産エネルギーの水を一滴も無駄にせず発電に活用したい」と話している。

(小柳悠志)

1329とはずがたり:2017/10/30(月) 20:45:12
場所が知りたい

全国の堤防 約20か所でかさ上げ不十分 会計検査院
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171026/k10011199031000.html
10月26日 18時59分

洪水対策を目的とした堤防の改修工事が進められている全国の川のおよそ20か所で、堤防の高さのかさ上げが不十分であることなどが原因で増水した際に水があふれるおそれがあることが会計検査院の調べでわかりました。
大雨による川の氾濫などの被害額は、ここ数年、年間3000億円を超えていて国土交通省は、毎年4000億円をかけて、全国の堤防の高さをかさ上げしたり川幅を広げたりするなどの対策を進めています。

会計検査院が対策の状況について全国800余りの川の堤防を抽出して調べたところ、およそ20か所で、堤防の一部がかさ上げされず低いままになっていたり、川が一部だけ拡幅されないままになっていたりして、5年以上にわたり水があふれるおそれがある状態になっていたことがわかりました。

このうち埼玉県内の荒川では、高さおよそ7メートルの堤防をおよそ10メートルにかさ上げする工事が進められていますが、古い橋の周辺だけがかさ上げされないままになっています。

ほかの場所でも古い橋が残っていたり周辺の土地を取得できなかったりしたことが、原因で堤防のかさ上げや川の拡幅ができていないということです。

背景には、橋を架け替える部署との連携不足や地権者との合意形成が難航していることがあるということで、検査院は国土交通省に対し改善を求めることにしています。

国土交通省は、NHKの取材に対し、「改修には時間がかかるため危険性の高い場所から順番に進めざるをえないのが現状だ。関係部署との連携などについては一層努力していきたい」としています。
堤防低い部分で水あふれる被害
古い橋があるために堤防が低くなっている部分から水があふれる被害は最近も起きています。

滋賀県長浜市の姉川では、ことし8月、台風による大雨で増水し、古い橋があり堤防が低くなっている部分から川の水があふれ、およそ20棟が浸水する被害が出ました。この橋は昭和8年につくられましたが、橋の部分だけが周りの堤防よりも1.5メートルほど低くなっていたということです。

この部分の対策として、大雨で増水するおそれがある場合には、住民たちが角材を積み上げて「せき」をつくり、水があふれるのを防ぐことにしていましたが、8月の台風では、水位が急激に上昇したため、間にあわなかったということです。
専門家「防災上 大きな問題」
堤防の整備に詳しい京都大学防災研究所の多々納裕一教授は「古い橋の周辺で堤防のかさ上げなどができていないことは防災上、大きな問題だ。洪水が起きやすい場所は緊急に対策を講じる一方で、そうでない場所は、堤防が低くなっている部分を閉鎖する「陸閘(りくこう)」と呼ばれる設備を整備し、とりあえずの対策をとることも一つの方法だと思う。抜本的な対策としては、堤防や橋の整備だけでなく、周辺の都市計画も含めて検討する必要があり、国土交通省内部の複数の部署をまたいだ取り組みが重要になる。河川を管理している国土交通省は、工事を行うべき場所の優先度を把握しているはずなので、ロードマップを作るなどしたうえで、市民も巻き込んで幅広く議論していくことが求められる」と話しています。

1330とはずがたり:2017/11/04(土) 14:07:01
水力発電、「純国産」で再び脚光 電力各社、相次ぎ設備増強
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/bsd171027007
06:17フジサンケイビジネスアイ

 電力各社が水力発電所の増強を進めている。発電容量は比較的小さいが、太陽光などを含む再生可能エネルギーの中で水力は供給が安定し、運転費用も安価に抑えられるためだ。大規模ダム開発が難しくなる中、既存設備の活用や更新で導入拡大を目指す。東京電力福島第1原子力発電所の事故後は原発稼働停止に伴い、安定的で安価な電力として石炭火力発電所の新設計画が相次いだが、環境省などが液化天然ガス(LNG)火力の2倍にも上る二酸化炭素(CO2)排出を問題視。計画の見直しや中止の動きが出る中、「大正・昭和の遺物」とみられていた水力が再び脚光を浴びている。

 採算性高く収益向上

 関西電力は9月、富山県黒部市の弥太蔵谷川(やたぞうだにがわ)に水力発電所を建設することを決めた。富山地方鉄道(富山市)が1985(昭和60)年に廃止した発電所の導水路などを活用し新設する。2021年4月に着工、22年12月の運転開始を目指す。

 年間発電量は一般家庭約3200世帯分の年1010万キロワット時。弥太蔵谷川は、関電が1961(昭和36)年に一部運転を始めた「くろよん」こと黒部川第4発電所(富山県黒部市)を皮切りに開発してきた黒部水系に位置する。関電は同水系の黒部川第2発電所(同)も2021年までに出力を現在比4%増の約7万5000キロワットに増強する。

 関電は30年に再エネを現在の33万キロワット(計画含む)から50万キロワットに引き上げる方針。15年6月に「水力事業本部」を新設し、増強を本格化した。再生可能エネルギー事業戦略室の谷川智樹副部長は「水力は燃料費がかからず、採算性が高い純国産エネルギー」と強調する。

 東北電力は9月、11年から改修していた鹿瀬発電所(新潟県阿賀町)の運転を再開した。発電機を6台から2台に減らしたが、高効率の水車を採用。最大出力は5万4200キロワットと従来比約5000キロワット増えた。「新規開発に適した地域が少なくなる中、更新で最大限活用したい」(広報担当者)

 北陸電力グループは新潟県糸魚川市に年約8500万キロワット時を発電する水力発電所を22年に新設する計画。CO2排出量を年約5万トン削減できると試算する。

 政府は30年度の電源構成のうち、水力の比率について「8.8?9.2%程度」とほぼ横ばいを想定した。設備老朽化が進む中、中長期指針のエネルギー基本計画は「(水力は)既存ダムの発電設備設置や、既に発電利用されている設備のリプレース(更新)などによる出力増強などを促進する」と明記している。

 東日本大震災を受け、国土交通省は13年、河川環境や河川使用者への影響が生じない場合に限り、水力発電所の新設・増強に必要な取水量を増やすための手続きの簡素化を打ち出した。これにより、電力各社は出力増強がしやすくなった。

 中小規模の市場拡大

 水力発電は燃料費がかからず、稼働率が上がるほど収益底上げにつながる。ただ、適地は少なくなっており、大規模ダムの新設は難しい状況だ。

 このため、既存河川の水流や高低差を活用した出力3万キロワット未満の中小水力発電所の建設市場が広がりつつある。矢野経済研究所は7月、固定価格買い取り制度(FIT)の30年度の中小水力発電買い取り金額は16年度比4倍超の2300億円に拡大するとの市場予測を発表。太陽光などの売電価格が下落する中、中小水力は高水準の価格が維持されており、今後も市場の伸びが見込めるという。

 FITでは新設した中小水力発電所の電気を1キロワット時当たり、規模に応じて24?34円で買い取っている。今年度から19年度にかけても20?34円での買い取りが決まっている。

 原発や火力発電の陰に隠れていた水力発電は平成の今、「純国産エネルギー」として再び注目され始めた。(会田聡)

1331とはずがたり:2017/12/08(金) 18:41:27
大阪が大災害なのと滋賀県が大災害なのとどっちを選ぶかという問題の時,明らかに大阪の被害総額の方が大きくなりそうだから全閉するってのは一つの考え方であらう。滋賀県がそれに納得出来ないのも当然であるが。

脱ダムは見識であるからダムに頼らない形での治水が望ましいんだけど。

瀬田川と合流する木津川の水,奈良県で貰ったるでぇ〜。もう遣ってるのかな??

琵琶湖:国が洗堰全閉、滋賀県反発 長時間なら大被害
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96%E5%9B%BD%E3%81%8C%E6%B4%97%E5%A0%B0%E5%85%A8%E9%96%89%E3%80%81%E6%BB%8B%E8%B3%80%E7%9C%8C%E5%8F%8D%E7%99%BA-%E9%95%B7%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AA%E3%82%89%E5%A4%A7%E8%A2%AB%E5%AE%B3/ar-BBGnl0b#page=2
毎日新聞 6 時間前

 10月に台風21号が滋賀県内を襲った際、大津市の瀬田川にある瀬田川洗堰(あらいぜき)(同市南郷)を管理する国土交通省琵琶湖河川事務所が、堰を完全に閉じる「全閉」操作を実施し、県内の自治体首長や県議らに反発が広がっている。下流の被害抑止と引き替えに上流の琵琶湖で水位が上昇し、長時間に及べば県内で被害が懸念されるからだ。今回は短時間だったが、県は遺憾の意を国に伝え、7日の県議会本会議では三日月大造知事が「誠に残念だ」と改めて述べた。これに対して国側は「規則に従った」と説明し、両者の立場は平行線のままだ。【大原一城】

 瀬田川は琵琶湖から流れ出す唯一の天然河川で、宇治川、淀川と名前を変えて大阪湾に注ぐ。水量を調節するため、現行の洗堰は可動堰として1961年に設置。ただ、全閉操作は琵琶湖の水位上昇の「副作用」が大きいとされ、通常は実施せず、国も「将来は全閉操作を原則しない」との方針は定めている。それでも2013年には41年ぶりに実施し、今回は4年ぶりになった。

 国交省琵琶湖河川事務所によると、台風21号では下流の天ケ瀬ダム(京都府宇治市)で流入量が基準値を超え、10月23日午前1時52分に全閉を開始。同3時半までの約1時間半閉じた後、基準を下回ったことから再び開けた。

 この時、滋賀県は全閉前に同事務所から連絡を受け、電話や文書で回避を要請。全閉後も早期にやめるよう求めた。

 今回は短時間だったため琵琶湖の水位上昇は0.4ミリにとどまり、影響は限定的だったとみられる。ただ近年は実施されなかった操作が立て続けにあったことで懸念が広がり、県内市町の首長や県議らが激しく反発している。

 7日の県議会本会議では自民党の県議が「滋賀がいわばダム的存在を押し付けられている」と批判した。三日月知事は「全閉は沿岸部の浸水を助長し、県民生活に多大な影響を及ぼす」と答弁。今後は「国などに粘り強く、強く立場を訴えていく」ともした。

 三日月知事は、全閉の判断基準になっている天ケ瀬ダムの再開発に加え、瀬田川より下流の宇治川の改修などを国に要望し続けることが重要との立場だ。これに対して自民県議や首長らは、嘉田由紀子前知事から続く「ダムだけに頼らない流域治水」を掲げる三日月氏の政治姿勢を疑問視。嘉田氏が大阪府などと合意していったん凍結された大戸川ダム(計画地・大津市)の建設に結び付ける主張も強めている。来年7月に任期満了を迎える知事選もにらんださや当てが続きそうだ。

1332とはずがたり:2017/12/12(火) 20:41:18
ジャパネット 飲料水事業に参入 山梨のコウノウォーター買収
11:27長崎新聞
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/business/nagasaki-105396840.html

 通販大手ジャパネットホールディングス(佐世保市)は、ミネラル水製造・販売のコウノウォーター(山梨県山中湖村)の全株式を取得し飲料水事業に参入すると発表した。2018年1月9日付を予定。取得額は非公表。
 企業買収は5月に完全子会社化したサッカーのV・ファーレン長崎(諫早市)以来となる。「救済買収」の意味合いが強かったV長崎や、関連企業の統合を除けば初めて。これで傘下9社体制になる。ジャパネット社は「今後も新しいサービスを発掘する」としており、18年はさらなるグループ再編も計画しているという。
 コウノ社は05年に設立。資本金1千万円。天然水の製造・販売、OEM生産(相手先ブランドによる生産)を展開している。富士山北麓で採水した「スーパーバナジウム富士」はモンドセレクションで受賞歴があり、家庭用ウオーターサーバーで提供されている。
 ジャパネット社は13年からコウノ社の販売代理店としてウオーターサーバーを取り扱っていた。「ウオーターサーバーの日本での普及率は低い。自社サービスとして責任を持ち、品質の高いものをお届けしたい」としている。

1333とはずがたり:2018/02/07(水) 22:04:49
砂漠の国イスラエルが「水の超大国」に化けた理由
Forbes JAPAN 2018年2月7日 12時30分 (2018年2月7日 21時46分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20180207/ForbesJapan_19619.html

イスラエルでは水不足は語り尽くされたテーマだ。人々は水を無駄にしないよう幼い頃から教え込まれ、少雨でガリラヤ湖の水位が下がれば国内のムードも落ち込む。それがイスラエルだった。だが、イスラエルはもはや水に悩んでいない。それどころか、水資源分野で超大国になった。

米国のセス・M・シーゲルの著書でベストセラーとなった『水危機を乗り越える!砂漠の国イスラエルの驚異のソリューション』(草思社刊/秋山勝訳)によれば、イスラエルの変化の起源は建国以前の英国統治時代にまで遡る。

当時、英国政府はパレスチナで人口が増加すれば水不足が起きるとして、ユダヤ人の入植を制限する方針を提示。ユダヤ人共同体は、この方針に対抗するため、さまざまな取り組みに着手した。後にイスラエルとなる地域に居住できる人口は、英国の予測では最多で200万人だったが、今日イスラエルを含むヨルダン川西域の人口は1200万人に達している。

イスラエルの水資源戦略は水道から農業、技術からマネジメントまで多岐にわたる。1930年代にユダヤ人入植地域で始まった細流灌漑による農業生産の拡大が建国前の最大の成果だとすれば、建国後に最初の鍵となったのは排水処理だ。

50年代に構想が始まった下水処理場の建設が実現したのは73年。予算の制約などで遅れたものの、その後の進展は早かった。イスラエルではいまや、農業用水の85%が浄化水だ。この比率は世界2位のスペインで25%だから、イスラエルは大差をつけてのトップだ。…

新旧200社の”水企業”が世界を目指す

水産業が次に取り組んだのは海水の脱塩だった。半透膜によって塩分と水を分離する逆浸透膜方式による最初の海水淡水化施設は南部のアシュケロンに建設され、高品質の真水を低コストで生み出した。その後、逆浸透膜式淡水化施設は各地で民間企業によって建設、運営され、現在は国内の水消費量の70%近くを担っている。

イスラエルの水技術の恩恵は世界にも広まっている。多くのイスラエル企業が発展途上国のみならず先進諸国でも事業を展開しており、水関連産業の輸出額は年22億ドル規模まで膨らんだ。

水関連事業を国内外で展開しているイスラエル企業は200社近くある。古参の大手であるネタフィムやプラソン、アミアドに加えてスタートアップ企業も数多くある。

アクワイズは世界400カ所で淡水化施設を運営。エメフシーは電力使用量を約90%減らせる排水処理技術を持ち、中国やエチオピア、米国で事業を手がける。アラドの遠隔操作で情報収集が可能な水道メーター技術は60カ国で採用されているし、タコドゥは水道管の漏水の発見に有効な水流情報のマネジメント技術に強い。キュラパイプは地面を掘り返すことなく水道管の漏水ポイントを内部から修復できる流体補修によって世界各地で水道水の無駄を抑制している。

このほか、水道管の内部でごく小規模な発電を行い、その電力で流量などのモニタリングを行うハイドロスピンや、アフリカの僻村などでも安定した水供給が可能になる太陽光発電による井戸水の汲み上げシステムなど、イスラエル企業が生み出している新技術は枚挙に暇がない。

水についての知見が経済、政治、外交といった面で大きな可能性を持つことをイスラエル政府は認識しており、経済省は実用化に焦点を当てた技術育成や教育新興、研究助成などを進めている。こうした取り組みは、これから世界で水資源危機が深刻化していく中で大きな意味を持つことになる。
Forbes JAPAN 編集部

1334とはずがたり:2018/02/07(水) 22:06:16
2018/01/20 09:00
絶望的な水不足の南アフリカ、90日後には「枯渇都市」に
https://forbesjapan.com/articles/detail/19412

南アフリカのケープタウンが、映画「マッドマックス」のような危機に直面している。現在の状況が続けば、ほぼ90日間で水がなくなってしまうのだ。

ケープタウンは先日「デイ・ゼロ」と題した日を設け、病院などを除く全ての一般国民が水にアクセスできないようにした。現地では3年間にわたり干ばつ状態が続いており、ケープタウンは世界初の「枯渇都市」になってしまう可能性もある。

市は人々に節水を呼びかけ、一日あたりの水の使用量に制限を設けているが、54%の市民しかこれを守っていない。市は、シャワーを浴びる時間は2分まで、芝生の水やりや洗車は禁止、トイレは必要な時以外は水を流さないよう求めている。

ケープタウンの都市部に住む400万人が危機に直面している。4月22日には水道を止めて、水を給水ポイントから配布することも計画されている。実際のところ、ダムの貯水量が10%以下になると水道を通じた給水は難しくなる。市は残りの水が13.5%になった時点で、水道を止めて水を配給制にする計画だ。その際には治安維持のため武装した警備員たちが配置される。

富裕層の人々に向けて、法外な代金と引き換えにトラックで水を輸送するサービスも展開されている。一方で、水の配給を受けるために毎日、長い列に並んでいる人も多い。

今回の干ばつは1000年に1回のレベルだといわれている。気象学者らは干ばつの始まりは2015年のエルニーニョ現象と関わりがあると見ている。世界的に気温の上昇が続いているなかで、南アフリカは特に降雨量が減っている地域だ。これに対抗するため、市は海水を淡水化するプラントへの投資を始めたが、稼働が始まるのは都市が完全に乾ききってしまった後になりそうだ。

編集=上田裕資

1335とはずがたり:2018/03/19(月) 11:09:49
世界はインドネシアや伯剌西爾にカネ出して熱帯雨林の保護と開発の抑制をお願いしなければ成らなくなる日が来るであろう。もう十分お願いしないとヤバそうだが。

水資源確保へ植林推進=農家の安定収入にも貢献―ブラジル
時事通信社 2018年3月18日 15時45分 (2018年3月18日 23時57分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180318/Jiji_20180318X518.html

 【サンパウロ時事】ブラジル政府が水資源の確保に向け植林事業に力を入れている。アマゾン川が流れ、世界の淡水の5分の1に相当する豊富な水資源を有するにもかかわらず、森林破壊や人口増加により国内の渇水問題が深刻化しているためだ。植林を通じ、農家の収入を安定させることも狙っており、効果が出始めている。

 「乾期でも川が干上がることがなくなった」。南東部ミナスジェライス州エストレマ市で牧場を経営するデパウラさんは目を細める。丘陵に放牧地が連なる同市では、伐採により雨が降っても水が地中にとどまらず、川の流量が一定しないのが悩みだった。

 エストレマ市は牧場主と契約を結び、国の制度を活用して広葉樹を植樹。牧場主に1ヘクタール当たり月280レアル(約9000円)支払う。デパウラさんが植林で得る月間の収入は、牧場経費の2割に当たる1500レアルに上る。牧場主にメリットの大きなこの事業は急速に普及。2016年末までに224戸が参加し、6378ヘクタールに130万本が植えられた。

1336とはずがたり:2018/03/24(土) 09:32:10

2016年07月08日 15時00分 公開
自然エネルギー:
インドネシアの再エネ普及を後押し、発電量46.7GWhの水力発電所を建設
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1607/08/news036.html

再生可能エネルギーの普及進めるインドネシアでは水力発電の設備容量を、現在の約4000MWから2028年には1万5000MWに増強する計画を掲げている。同国で50年以上にわたって水力発電設備の設計監理に携わってきた日本工営は、現地法人を通じて今年の夏から同国のFITを活用した水発電事業に本格的に乗り出す。
[長町基,スマートジャパン]

 電力・公共社会基盤整備などの総合建設コンサルタント事業を展開する日本工営(東京都千代田区)のインドネシア現地法人が、このほどジャワ島で水力発電施設の建設に着手した。

 西ジャワ州チカエンガン川で小水力発電の開発権を持つインドネシア現地法人の Cikaengan Tirta Energi(以下、チカエンガン社)は、インドネシアの国有電力会社であるPLNと売電契約を2016年5月に締結。これに合わせてチカエンガン社は水力発電施設の建設を開始するなど、インドネシア版FIT(固定価格買取制度)を適用した売電事業に本格的に乗り出す。

 水力発電設備の建設場所はバンドン市の南東約90kmに位置する西ジャワ州ガルット県(図1)。設備容量の合計は約7.2MW(メガワット)で、出力3.59MWの横軸フランシス型水車を2基設置する。発電方式は流込み式で、1秒当たり8.2立方メートルの水量と101.6メートルの有効落差を利用して発電する。設備利用率は74%、年間発電量は46.7GWh(ギガワット時)を見込んでいる。

 同事業では、日本工営グループが水力発電施設の施工監理を行うことで事業費節減に努め、水車・発電機など設備の一部についてリースファイナンスを利用することでリスク分散を図る。

 同社は中期経営計画で「新事業の創出と拡大」を基本方針の1つとしており、小水力発電だけでなく太陽光発電、地熱発電など長期的な成長が見込める再生可能エネルギー発電事業への投資を検討している。同事業は日本工営グループ第1号の海外水力事業案件となる。将来的には水力IPP(Independent Power Producer)事業のグローバル展開を視野に入れている。

 インドネシアでは増大するエネルギー消費に対し、省エネと再生可能エネルギーの利用促進が課題となっている。さまざまな再生可能ネルギーの中でも、特に水力発電の導入ポテンシャルは大きいとされており、普及に期待がかかっている。同国では現在の水力発電容量約4000MWを、2019年に6300MW、2028年には1万5000MWに増強する計画である。

 日本工営は50年以上にわたってインドネシア水力発電事業の計画・設計・施工監理を行ってきた。その実績と同国における降水量や河川流量、地質などに関する知見を生かし、引き続きインドネシア国電源開発に貢献してく方針だ。

1337とはずがたり:2018/03/25(日) 09:51:17
2018年03月23日 07時00分 公開
蓄電・発電機器:
水深10センチの水路でも発電、新しい小水力発電機を開発
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1803/22/news032.html

鉄建建設は小さな農業用水路などでも発電できる、新しい小水力発電装置を開発。新開発のタービンによって、少ない流量・流速でも発電できるのが特徴だという。
[陰山遼将,スマートジャパン]

 水深10cm(センチメートル)の水路でも発電を可能に――。鉄建建設は2018年3月15日、新型タービンを利用した小水力発電装置を開発したと発表した。小さな農業用水路やトンネルの湧水を排出する中央排水溝など、水量の少ない場所でも発電できるのが特徴だ。現在、茨城県石岡市の農業用水路で実証を行っている。

 全国で既設の農業用水路などに小水力発電を導入する事例が増えている。売電目的だけでなく、電力を確保しにくい山間部などで、農作物を守る電気柵や、雨量などの計測装置の電源として利用したいというニーズもある。だが、小規模な農業用水路や中央排出溝の場合、十分な水量・流速が得られず、導入を断念するケースもある。

 そこで鉄建建設では、NewAct、あき電器、久力製作所の技術協力を得て、こうした水量の少ない場所でも効率よく発電できる小水力発電装置の開発に取り組んだ。

 開発した小水力発電装置の核となるのが、新開発のタービンだ。回転体の周囲に水流によって開閉する16枚の可動翼か?付いている。この可動翼は、上流側では水流を受けて開き、水のエネルギーを受け止めるようにしてタービンを回転させる。反対に、下流側に移動すると水流を受け流すようにして閉じる。

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開発した小水力発電装置の断面図と、16枚の可動翼を持つタービンの概略図 出典:鉄建建設

 この可動翼タービンによって、水深10cm程度、水量1秒当たり0.02m3(立法メートル)以上、流速1.5m/s(メートル毎秒)以上といった条件であれば、小さな農業用水路や中央排水溝でも発電可能としている。流速や流量が極端に少ない水路の場合は、小さな落差を利用して集水加導水路を設置すれば発電が行える。

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茨城県で実証中の小水力発電装置 出典:鉄建建設

 石岡市の農業用水路で行っている試運転では、集水加導水路による流速2.0m/sの条件の下で、最回転度60rpm(1分当たり60回転)で、発電出力9.6W(ワット)を確認できた。発電した電力は、イノシシによる田んぼへの鳥獣被害対策として設置した全長2.2km(キロメートル)の電気柵の電力として活用している。この他、河川の水位計測データや、リアルタイム動画の送信といった防災用途にも向くという。

 鉄建建設では現在この小水力発電装置について特許出願中で、実用販売の可能性も検討するとしている。

1338とはずがたり:2018/03/25(日) 12:10:19
>翼径60cmの水車では1日当たり4.3kWh(キロワット時)、同90cmの水車では1日当たり12.0kWhを発電できることが分かった(図8)。
年間だとどんなもんだ?

地産地消とは云え大規模集中型発電よりもトータルで安くないと魅力半減だけどその辺のパリティはいつ実現(もしくはもう実現!?)すんねやろ?

2016年09月08日 06時30分 公開
自然エネルギー:
「水路で発電」を低コストに、3人で設置できるマイクロ水車
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1609/08/news044.html

日本の各地に広がる用水路。規模は小さいものの、その水流を活用して発電する取り組みが広がっている。NTNは農業・工業用水路に設置しやすい、プロペラ式の小水力発電機を開発した。このほど福島県須賀川市の「新安積疎水」での実証を終え、2016年12月から販売を開始する予定だ。
[陰山遼将,スマートジャパン]

 NTNは2016年9月6日、福島県須賀川市で同年6月から実施している小水力発電機の実証試験の様子を公開した。同社では新規事業の一環として、日本の各地に広がる農業・工業用水路に設置しやすい小型の小水力発電機の開発を進めている。須賀川市での実証試験は間もなく終了し、同年12月から販売を開始する予定だ。

 実証試験の場所は、須賀川市にある「新安積疏水(しんあさかそすい)」。日本三大疎水の1つである「安積疏水」から、新たな開拓地に水を引く幹線水路として1951年に開通した水路だ。

 今回の実証試験では普段農業用水路として利用されている部分に、約100m(メートル)にわたって10台小水力発電機を直列に設置した(図1・2)。実施については政府や自治体への申請の他、水路を管理する安積疏水土地改良区、周辺の農業従事者の協力を得た。

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図1 実証試験の様子(クリックで拡大)

 NTNが開発を進めている小水力発電機は流水でプロペラを回し、それと連動する発電機で発電するというシンプルな構成だ(図3)。翼径は60/90/120cm(センチメートル)の3種類を用意する。発電出力の参考値は翼径90cmのモデルで流速が2m/s(メートル秒)の場合で1.0kW(キロワット)。販売時は翼径の種類の他、発電機のグレードなどのカスタムも可能としている。


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図3 水路から引き揚げた状態の小水力発電機

1台1時間、合計3人で設置可能
 NTNが同社の小水力発電機の大きなメリットの1つとするのが、設置コストの低さだ。小水力発電機の重量は130〜150kg(キログラム)。移動式クレーン車1台と3人の作業者のみで、1台当たり1時間程度で設置できるという。

 設置手順は以下の通り。まず発電機とプロペラ水車を支える2本を梁(はり)を、水路をまたぐように取り付ける。この梁は水路左右の基礎部分を挟むようにして固定する仕組みで、水路に対して何か工事を加える必要はない。

 梁を設置した後は、移動式クレーン車で発電機とプロペラ水車の部分をつるし、梁の上に置くだけ。設置のために一時的に用水路の水流をせき止める必要もない。

 用水路で小水力発電を行う場合、水路をせき止めて水位の落差を作り、水が落ちるエネルギーを使って発電する方式もある。こうした方法の場合、設置にある程度の工事費用が掛かる。NTNの開発する小水力発電機は、こうした落差形成のためのコストが必要ない。規模によって異なるが、人件費などを含め5〜10万円程度で設置できるという。

1339とはずがたり:2018/03/25(日) 12:10:39
>>1338-1339
 小水力発電機を設置できる水路の幅と水深は、翼径+10cmが目安になるとしている。翼径が60cmであれば、70cmの幅と水深を持つ水路であれば設置できる。販売する際は、設置する水路の幅に梁の長さを合わせ製作し、提供する。なお、設置後の日々のメンテナンスは不要だという。また、水車の回転を阻害しないよう水路内のゴミをろ過する除塵スクリーンもオプション製品として用意する。

さらなる直列設置を可能に
 小水力発電機は複数台を水路に直列に並べて設置することで、全体の出力や発電量を増やすことができる。しかし、流れの上流にある水車が回転すると、下流によどみが生まれる。このよどみによって、下流の水車の回転効率が落ちると、全体の発電効率が下がってしまう。そこでNTNでは実証試験の中で、なるべくよどみが生まれない水車の形状と、最適な水車と水車の距離も検証した。

 まず、水車の形状ではギアボックス部分に砲弾型のカバーを採用した。これにより水車の後方に生まれる水のよどみやうねりを少なくできるという。

 実証試験では水車と水車を10メートル間隔で設置していた。しかし実証を続ける中で、こうした砲弾型のカバーの採用などにより、実際には数m程距離を縮めても問題ないことが分かってきたという。設置できる間隔が短くなれば、水路長に対してより多くの小水力発電機を設置できる。NTNでは2016年12月の販売に向け、今後もギアボックス部分の形状などの改良を続けていくとしている。

1日1世帯分の電力を発電
 では一体どれくらいの電力を発電できるのか。3カ月にわたる実証試験の結果、翼径60cmの水車では1日当たり4.3kWh(キロワット時)、同90cmの水車では1日当たり12.0kWhを発電できることが分かった(図8)。90cm水車であれば、1日当たり約1世帯分以上の使用電力量を発電できる計算だ。これはNTNが事前にシミュレーションしていた通りの性能だという。

http://tohazugatali.dousetsu.com/news/l_rk_160907_ntn08.jpg
図8 実証試験の結果にもとづく発電量の予測 出典:NTN

ターゲットはエネルギーの地産地消
 小水力発電機は系統接続し、再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用して発電した電力を売電することも可能だ。2016年度の小水力発電の買取価格は1kWh当たり税別34円。今回の新安積疎水の実証試験のデータに基づいて簡単に試算すると、90cm水車の場合は1日当たり408円、1カ月当たり約1万2000円、年間14〜15万円程度の売電収入になる。

 NTNではより効率を高めるべく改良を続けた上で、小水力発電機を1台当たり130?150万円程度で販売する予定だ。売電用途での利用も可能だが、NTNが主な用途として想定しているはエネルギーの地産地消だ。

 NTN 執行役員 新エネルギー商品事業部 事業部長の石川浩二氏は「日本には約40万kmの用水路があるといわれているが、その多くはまだ活用されておらず、再生可能エネルギー源として大きなポテンシャルがある。また、既にある用水路を使い、小水力発電機を独立電源として活用したいというニーズはあると考えている。販売前だが既に複数の引き合いがある」と語った。

 このように独立電源として利用して利用するケースを想定し、パートナー企業と提携し蓄電池をセットにした提案も検討する方針だ。また、農業用水路だけでなく、工業用水や排水路、下水道などでの利用も提案していくとしている。

 NTNは2018年度までの中期経営計画において、新規事業の創出を掲げている。その1つがエネルギー事業だ。今回開発した小水力発電機は2016年7月に販売を開始した風力と太陽光で発電する「ハイブリッド街路灯」に続く、第2弾の製品となる。小水力発電機は2025年までに売上高50億円を目指す方針だ。また、2017年春をめどに、再び新安積疎水で小水力発電機の実証試験を再開する予定で、今後も製品改良を続けるとしている。

1340とはずがたり:2018/03/25(日) 12:11:19

2016年10月20日 09時00分 公開
蓄電・発電機器:
落差1メートルの水路でも発電可能、設置も簡単な小水力発電機
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1610/20/news051.html

協和コンサルタンツは新開発の用水路向けの小水力発電機の販売を開始した。同社独自開発の相反転方式を採用した発電機で、1メートルと小さな落差でも発電できるのが大きな特徴だ。
[陰山遼将,スマートジャパン]

 協和コンサルタンツは2016年10月から、新開発の小水力発電機の販売を開始した。用水路向けの小型の発電機で、1メートルと小さな落差でも発電できるのが大きな特徴だ。価格はオープンとしている(図1)。

http://tohazugatali.dousetsu.com/news/rk_161020_suiryoku01.jpg
図1 開発した小水力発電機 出典:協和コンサルタンツ

 開発した小水力発電機は、相反転方式という構造を採用しているのが特徴だ。発電機では、中に入っている磁石を回転させて発電するが、この相反転方式は磁石の外側にあるコイルを磁石と逆方向に回転させる。これにより回転速度が倍増することで高起電圧化をはかり、小さな落差でも発電しやすくした(図2)。

 相反転方式の小水力発電機は、回転トルクが小さくなるという特徴もある。そのため設置する際の強固な据え付けが不要で、水路に直接設置することができる。発電機小屋などを設置する必要もなく、設置スペースを省略できると同時に土木工事のコストを抑えられるというメリットもある。

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図2 相反転方式の概要 出典:協和コンサルタンツ

 相反転方式の小水力発電機の重量は1台当たり200キログラムで、大きさは1930×930×500ミリメートル。発電に必要な流量の目安は1秒当たり0.15〜0.20立方メートルで、有効落差は0.7〜0.9メートル。発電機の出力目安は450〜600W(ワット)だ。1台で家庭1世帯分の発電量を見込めるとしている。

「水路で発電」が広げる可能性
 協和コンサルタンツは、この相反転方式の小水力発電機の開発に2012年から着手した。産学共同で複数の実証実験を重ねており、4年越しで商品化にこぎつけた。既に国内外の複数の特許を取得しているという。

 小水力発電を行う場合、もちろん固定買取価格制度を利用して売電を行うこともできる。しかしこうした小さな用水路への設置を想定した発電機の場合、それほど多くの発電量が見込めるわけではない。

 だが小規模ながら小さな用水路で発電が行えるようになれば、非常時の独立電源、または送電線を敷くことが難しい農地などでも電源を確保できるようになるといったメリットがある。国内には約40万キロメートルの農業用水路が整備されているものの、その多くはまだ活用されていないのが現状だ。

 その一方で、こうした農業用水路を再生可能エネルギー源として生かせる、高効率かつ小型の小水力発電機が少しずつ市場に登場し始めている。NTNは新規事業として用水路向けのプロペラ式小水力発電機の開発を進めており(とは註:>>1339-1339)、2016年12月から販売を開始する予定だ(図3)。

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図3 NTNの小水力発電機

1341荷主研究者:2018/03/26(月) 23:20:33

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180315/CK2018031502000064.html
2018年3月15日 中日新聞
飛島に日光川の水閘門が完成 尾張西部治水の要

19日から運用される日光川の新しい水閘門。右奥に見えるのは旧水閘門=県提供

 県が、尾張地方西部を流れる日光川の河口(飛島村梅之郷)に建設していた水位調整施設「水閘門(こうもん)」が完成した。海抜ゼロメートル地帯が広がる流域一帯の治水の要として運用される。

 水閘門は全長百二十六メートル。五つの水門が稼働することで、高潮、津波が押し寄せた際は川への海水の流入を防ぎ、洪水時には河川の水を海に流して被害を防ぐ。平時も海の潮位と河川の水位差を調整し、船舶が航行できるようにする。

 日光川の水門はもともと、一九五九年の伊勢湾台風被害を受け、新しい水閘門のすぐ上流に六二年に設置された。運用から半世紀以上がたち、老朽化が著しいほか、地盤沈下により、高潮に対応する高さが不足していた。伊勢湾台風規模の高潮や南海トラフ地震に備えるため、県は耐震性を備えた新たな水閘門を二〇〇九年から建設していた。

 運用は十九日から。十七日午前十時半から現地で完成式典があり、関係者に事業の概要が説明される。

 (中尾吟)

1342とはずがたり:2018/03/27(火) 17:10:53
熊本・荒瀬ダムを完全撤去再生へ
国内初、清流生かし自然に戻す
https://this.kiji.is/351270873196495969
2018/3/27 16:48
c一般社団法人共同通信社

撤去前の県営荒瀬ダム=2011年、熊本県八代市
 熊本県が2012年から続けてきた八代市の県営荒瀬ダム(長さ約210メートル、高さ約25メートル)の撤去作業が完了し、同ダム近くで27日、県主催の式典が開かれた。県などによると、ダム本体を完全に撤去し自然の状態に戻したのは国内で初めて。

 ダムがあった球磨川の流域では、戻りつつある清流を活用した地域おこしの動きが始まっている。県はダムがあったことを後世に伝えるため、右岸の堤体の一部を遺構として残し両岸に展望スペースを設置。

 熊本県によると荒瀬ダムは1955年に県が建設した発電専用ダムで、洪水調節機能はない。完成後も度々、水害が起きた。

1343とはずがたり:2018/04/03(火) 16:26:20
2018年04月03日 13時00分 公開
自然エネルギー:
既設水力を改修して発電量アップ、北陸電力が目標を上方修正
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1804/03/news027.html

既設の水力発電所の改修による発電量の増強など、電源の低炭素化に取り組んでいる北陸電力。このほど、2025年度までに2.4億kWh/年拡大という目標をさらに上方修正した。
[長町基,スマートジャパン]

 北陸電力は、電源の低炭素化に向けた取り組みの1つとして、水力発電電力量の拡大を目指し、既設設備の改修などに積極的に取り組んでいる。このほど、「松ノ木発電所」(富山市)の発電所出力を増加させたことから、電気事業法に基づき発電事業変更届出書を経済産業大臣へ届出した。

 松ノ木発電所は、発電機の取り替えに伴う性能確認試験結果により、発電所出力を100kW増加できることを確認したことから、出力を変更。同発電所の最大出力は5900kWに増強され、年間発電電力量(増加量)は約50万kWhとなる。CO2排出量削減効果も年間約290トンに高まった。

 同発電所は1924年3月に運転を開始。横軸単輪複流うず巻フランシス水車、横軸三相交流同期発電機などを装備している。

 松ノ木発電所の出力増加により同社の水力発電電力量は2007年度対比で累計約1.49億kWh/年となり、水力発電電力量の2020年度までの中間目標1.5億kWh/年拡大(2007年度対比)を達成できる見込みとなった。そのため、北陸電力では従来の2025年度までに2.4億kWh/年拡大という目標を、同年度までに2.7億kWh/年拡大(中間目標2020年度までに1.8億kWh/年拡大)に上方修正している。

1344とはずがたり:2018/04/03(火) 16:27:29
2018年03月26日 07時00分 公開
太陽光:
ダムに浮かぶ5万枚の太陽光パネル、日本最大の水上メガソーラー完成
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1803/26/news021.html

京セラTCLソーラーは、千葉県市原市に建設していた日本最大の水上設置型太陽光発電所である「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」の竣工式を開催した。発電出力約13.7MWの同発電所は同年3月5日より運転を開始している。
[松本貴志,スマートジャパン]

270Wモジュール約5万枚をダム水面に浮かべる
 東京センチュリーと京セラの共同出資会社である京セラTCLソーラーは2018年3月20日、千葉県市原市に建設していた日本最大の水上設置型太陽光発電所である「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」の竣工式を開催したと発表した。同年3月5日より運転を開始している。


竣工式の様子 出典:京セラ
 2015年12月に着工した同発電所は、千葉県水道局が管理する山倉ダム(工業用水専用ダム)の水面約18万m2に京セラ製モジュール5万904枚を設置しており、発電出力は約13.7MW(メガワット)。

 年間予想発電量は、一般家庭約4970世帯分の年間消費電力量に相当する約1617万kWh(キロワット時)となる見込み。事業期間は20年で、発電電力は全量を東京電力エナジーパートナーへ売電する。


千葉・山倉水上メガソーラー発電所の概要(クリックで拡大)
 京セラTCLソーラーは2012年8月の設立以来、同発電所を含めて全国で61カ所、合計約184.7MWの太陽光発電所を開設し、水上設置型発電所は本発電所で7カ所目となる。同社は、日本国内に数多く存在するダムやため池の有効活用を図るとともに、再生可能エネルギーの普及・促進に努めるとしている。

1345とはずがたり:2018/04/03(火) 16:29:33
>そのメリットについては「水上設置による冷却効果で、発電量の拡大が期待できるという発電側のメリットに加え、貯水の蒸発抑制、藻類の異常発生の抑制効果および、水面使用に対する賃料で、貯水池を維持管理ができるという貯水池側のメリットがある


2016年09月29日 09時00分 公開
太陽光:
メガソーラー最後のフロンティアか、京セラが水上設置型を10カ所増やす
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1609/29/news021.html

最適立地が減少する中、国内のメガソーラーの最後のフロンティアとして見られているのがダムや貯水池などの水上を利用する「水上メガソーラー」である。京セラは東京センチュリーリースと共同出資している水上設置型太陽光発電所の建設状況を報道陣に公開した。
[長町基,スマートジャパン]

 京セラと東京センチュリーリース(東京都千代田区)が共同出資する京セラTCLソーラー合同会社は2016年9月26日、山倉ダム(千葉県市原市)のダム湖で水上設置型の太陽光発電所「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」の建設現場を公開した。同発電所は2015年12月に着工し、現在約6割が完成した。最終的に2017年度中の稼働を目指している(図1)。

今後3年間で10カ所の水上メガソーラーを拡大へ
 全国各地で太陽光発電所の建設が進み、事業用地が減少していく中、同社は、ダムやため池などの水上設置型に注目し、水上ソーラー発電所の整備と運営を手掛けている。そのメリットについては「水上設置による冷却効果で、発電量の拡大が期待できるという発電側のメリットに加え、貯水の蒸発抑制、藻類の異常発生の抑制効果および、水面使用に対する賃料で、貯水池を維持管理ができるという貯水池側のメリットがある」としている。

 2015年3月に兵庫県加東市で約1.7MW(メガワット)、同年6月には兵庫県加西市で約2.3MWなど、これまでにそれぞれ当時の世界最大となる水上ソーラー発電所を相次いで完成させてきた。ここまで4カ所の同発電所を運営し、今回の「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」が5カ所目となる。国内には、ダムやため池、調整池などが数多くあることから、引き続き水上ソーラー発電所の建設を積極的に進める方針で「今後3年間で10件程度を手掛けていく」と意欲を見せている。

水上から一般家庭5000世帯に電力を供給
 「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」は、千葉県企業庁が管理する工業用水専用の山倉ダムの水面約18万平方メートルを利用し、京セラ製太陽電池モジュール約5万1000枚を設置する計画。年間予想発電量は約1617万kWh(一般家庭約4970世帯分の年間電力消費量に相当)で、年間約8170トンのCO2削減に貢献する見込みだ。

 施工は、京セラコミュニケーションシステムが手掛け、稼働後の維持管理は京セラソーラーコーポレーションが担当し、京セラグループとして、水上ソーラー発電所の施工や維持管理に関する技術、ノウハウの蓄積を図っている。

 現在、工事はダム湖の湖岸に設けた作業場で太陽光パネルを12度の角度になるようフロートに取り付け、それを工事船がけん引し、湖面の所定の場所まで運んで、組み上げていくという作業を続けている(図2)。

 並行してパネルの安定性を保つためのアンカーボルトを湖底に打ち込む他、水底ケーブルを張り巡らす工事も実施中だ。なお、フロートはシエル・テールインターナショナル(フランス)の製品で、メインフロートとセカンドフローでソーラーパネルを支える仕組みになっている(図3)。

トータルコストは地上設置と同等
 施工コストについては「これらフロートなどが特殊になることもあり、部材費は若干割高になるが、トータルで見ると地上設置と比べてもほぼ同等だ」(京セラ広報課)という。また、台風などの災害に対しては「風速41.5メートルの強風が吹いても十分に耐えられる設計となっている」(京セラコミュニケーションシステム環境エネルギー事業部野田治孝事業部長)と強風や大波に対する耐久性について自信をみせた。

 今回の発電事業は、同ダムを管理する千葉県企業庁が、地球環境の負荷軽減などを目的に2014年10月に公募した案件。2014年11月に京セラTCLソーラーが事業候補者として決定され、その後、電力会社や関係行政機関などと協議を重ね、建設開始となった。また、発電所の建設や運営では、ダムを水源としている受水企業や地域住民の方々の協力を得るとともに、発電所周辺には環境学習施設を整備する他、近隣の小学校にて環境出前授業を計画している。

1346とはずがたり:2018/04/03(火) 16:30:51
2015年04月09日 11時00分 公開
蓄電・発電機器:
世界最大の水上メガソーラーが発電開始、ため池が日本で最も多い兵庫県で
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1504/09/news024.html

兵庫県の中部にある2つの農業用ため池で水上設置型のメガソーラーが運転を開始した。合計1万枚を超える太陽光パネルを池に浮かべて、920世帯分の電力を供給することができる。水上に設置するためのフロートには、紫外線や腐食に強い高密度ポリエチレンで作ったフランスの製品を採用した。
[石田雅也,スマートジャパン]

 水上設置型の2つのメガソーラーは、兵庫県の中でも農業が盛んな中南部の加東市(かとうし)に建設した。兵庫県には全国で最も多い4万近い数のため池がある。そのうちの2カ所の水上で3月30日に発電を開始した。

 1つ目のメガソーラーは発電能力が1.7MW(メガワット)に達して、現時点では水上式の太陽光発電設備で世界最大の規模になる(図1)。2つ目は少し小さくて1.2MWの発電能力で、両方を合わせると2.9MWの電力を供給することができる。

 2カ所の合計で1万1256枚の太陽光パネルを水上に設置した。年間の発電量は330万kWh(キロワット時)になり、一般家庭の使用量(年間3600kWh)で920世帯分に相当する。発電した電力は全量を関西電力に売電する予定だ。

 この水上設置型のメガソーラーは京セラと東京センチュリーリースの合弁会社である「京セラTCLソーラー」が建設して運転している。太陽光パネルは京セラ製で、パネルを設置する架台(フロート)にはフランスで実績のあるシエル・テール社の製品を採用した(図2)。

 水面に浮かべるフロートは2種類を組み合わせる方式だ。太陽光パネルを設置するために傾斜をつけた中空構造のメインフロートのあいだを、作業用の通路としても使えるセカンドフロートでつなぐ(図3)。素材は高密度ポリエチレンで作られていて、紫外線や腐食に強いため水上メガソーラーに向いている。

 京セラTCLソーラーは同様の方式で全国各地のため池などに水上設置型のメガソーラーを展開していく。千葉県では大規模なダムの水面に5万枚の太陽光パネルを設置する計画が決まっている(図4)。2016年3月に完成する予定で、発電能力は加東市のメガソーラーを大きく上回って13.4MWに達する見込みだ。

1347とはずがたり:2018/04/03(火) 16:33:39
2013年10月08日 09時00分 公開
エネルギー列島2013年版(28)兵庫:
ため池や田んぼでも太陽光発電、2020年までに100万kW創出
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/08/news015.html

通常は太陽光発電に使わないような場所にまで、兵庫県がメガソーラーを広げ始めた。農業用のため池や田んぼ、ダムの斜面にも太陽光パネルを設置する。2020年までに再生可能エネルギーで100万kWの電力を生み出して、県内の自給率を大幅に高める狙いがある。
[石田雅也,スマートジャパン]

 関西では大阪府に次いで人口の多い兵庫県の課題は、電力需要の大きさに比べて再生可能エネルギーの導入量が少ないことである。自給率は1%強しかなく、全国平均の約3%を下回る。この問題を改善するために、2013年に入って新たに「ひょうご100万キロワット創出プラン」を打ち出した。

 2012年度で46万kWだった再生可能エネルギーの導入量を、2020年度までに3倍以上の155万kWへ拡大するのが目標だ(図1)。100万kWを超える増加分の大半を占めるのは非住宅用の太陽光発電である。

 兵庫県は関西の中で面積が最も広く、大阪府の4倍以上ある。メガソーラーを設置できる場所は数多く残っている。県の企業庁が率先して直営のメガソーラーを拡大中で、2014年度までに10カ所に建設する計画だ(図2)。合計すると24MW(メガワット)になり、これだけで100万kW(1000MW)のうちの2%以上を満たすことができる。

 企業庁のプロジェクトで注目すべきは、一般には水力発電に利用するダムの設備でも太陽光発電を実施する点にある。6カ所ある県営ダムのうち3カ所で太陽光パネルを設置する計画を進めている。

 そのひとつである「権現(ごんげん)ダム」では1万9000平方メートルある側面に太陽光パネルを敷き詰める(図3)。太陽光発電に適した南向きの広い斜面を生かして、発電能力は1.7MW、年間の発電量は184万kWhを見込んでいる。一般家庭で約500世帯分の電力を供給することができる。ほかの2つのダムとともに、2014年度中に運転を開始する予定だ。

 これまで太陽光発電の設置場所として注目されなかったところでも、まだ大きな可能性が残っている。兵庫県が新たな対象として実験を開始したのが、ため池である。埼玉県の工業団地の中で池に浮くメガソーラーを稼働させた実績があるが、兵庫県の場合は農業用のため池を活用する。

 実は兵庫県内には全国で最も多い4万以上の農業用ため池が分布している。その水面に太陽光パネルを設置できれば、得られる再生可能エネルギーの量は膨大になる。瀬戸内海から20キロメートルほど内陸に入った小野市で、2013年7月から実証プロジェクトが始まっている。

 満水時には2万4000平方メートルの面積になる「浄谷新池(きよたにしんいけ)」を使って、パネル80枚で20kWの発電設備を2種類の方式で設置した(図4)。1つはパネルの設置角度を10度にして、陸地からワイヤーで係留する。もう1つは20度の角度に傾斜をつけたうえで、池底に沈めた重りで係留する方法だ(図4下)。

 それぞれの方法で得られる発電量に加えて、風や波の影響を比較する。発電した電力は売電して、収益性も評価する。実証結果をもとに、農業用のため池を太陽光発電の場に広げていくことができれば、100万キロワットの目標達成は早まる可能性がある。

 同様に農地の有効活用法を模索している姫路市では、田んぼに太陽光パネルを設置した実証研究を2013年度からの3か年計画で開始した。農業を営みながら売電収入も得られるようにして収益性を高め、遊休農地を増やさないようにすることが狙いだ。

 農地に適した太陽光発電の設備として、1本の支柱の上に4.4kW分のパネルを載せる方法を採用した。この方法ならば、パネルの下にある田んぼにも十分な太陽光が当たる(図5)。しかもパネルは太陽光の向きに合わせて自動的に動くようになっていて、メーカーの実験では通常の場合と比べてパネルあたりの発電量が1.5倍に増える。

 農作物に与える影響を少なく抑えながら、最大限の売電収入を得るための試みである。実証研究では4基の発電設備を設置して、年間の発電量や農作物の収穫量、農作業への影響などを調査することにしている。

 広大な空き地には通常の方法でメガソーラーを建設しながら、ため池や田んぼにも太陽光発電を展開することで、再生可能エネルギーの拡大と合わせて地域の活性化を図る。同様の課題を抱える全国の農業県に参考になる取り組みと言える。



1348とはずがたり:2018/04/04(水) 10:06:09
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0926_1j.html
<①弥太蔵谷発電所(仮称)の建設計画>
 当社は、純国産資源である水力エネルギーを有効活用しつつ、水力事業の持続的な成長を実現するため、平成27年6月に「水力事業本部」を新設し、同年11月に、同事業部内に水力開発地点の発掘・調査を行う「水力調査所」を新たに設置しました。
 本件については、本水力調査所が主体となって検討を進めてきた初の新設案件で、過去に廃止※1された旧弥太蔵発電所の導水路トンネル等の残存設備を有効活用することで、新たな地点の開発に至ったものです。出力は1,520kWであり、今後、必要な手続きを実施した後、平成33年4月に着工、平成34年12月に営業運転を開始する予定です。

※1:
昭和60年まで富山地方鉄道株式会社にて運営。

1349とはずがたり:2018/04/11(水) 21:45:30
http://www.suiryoku.com/gallery/shizuoka/kitahara/kitahara.htmlとか昔からあるやつかな

個人的には原発廃止の為に2010年以降にどんだけ増えたかに興味あるんじゃが。

富士宮市が「小水力発電日本一」標柱を設置
https://mtfuji.keizai.biz/headline/978/
2018年04月10日

 富士山麓の傾斜と豊かな水を利用した水力発電の盛んな富士宮市は、同市東京発電白糸発電所の前に「日本一の小水力発電のまち」をPRする標柱を設置した。

 同市にある25カ所の水力発電所のうち11カ所が1000キロワット以下の小水力発電所で、同小水力発電所の数が日本一。今年12月には全国小水力発電大会が行われる予定で全国の発電事業者や発電設備の事業者など関係者へのPRも狙う。

 標柱のデザインは公募する形を取り、デザインに込められた思い、意味、イメージなどのプレゼンテーションを審査の上、決定したという。

 富士宮市役所の担当の赤池厚司さんは「発電所があり、河川も流れている富士宮市の特徴が表れている場所で日本一の小水力発電所のまちをPRし、分かりやすいランドマークになるようなモニュメント的存在になってほしい。地元の人のみならず、そこを通りがかる人、観光客にも日本一の小水力発電のまちということを知ってもらい、なおかつ地元の人に日本一の町であるという誇りにつなげてもらいたい」と話す。

1350とはずがたり:2018/04/11(水) 21:49:12
>県内の小水力発電所は、5カ所目。県が管理するものとしては初の施設となる。
どこだ?

●生野ダム
事業費:7億円
定格出力:500kW
発電量:2,400MWh
稼働率:54.8%
2015事業化・2018.3運開

小水力発電所
完成 生野ダムで使用、余剰分は売電 県管理は初 /兵庫
https://mainichi.jp/articles/20180329/ddl/k28/020/518000c
毎日新聞2018年3月29日 地方版

 朝来市生野町竹原野の生野ダムに小水力発電所が完成し28日、内覧会が開かれ、県や朝来市などの関係者約30人が出席した。
 再生可能エネルギーの導入を推進するため、2015年から県や市などが共同で、同ダムの放流水を利用した小水力発電所の整備を進めていた。県内の小水力発電所は、5カ所目。県が管理するものとしては初の施設となる。

 事業費は約7億円。発電出力は約500キロワット。年間発電量は、一般家庭約700世帯分に相当するおよそ2400メガワット時。24時間、ダム管理に必要な電力を発電し、余剰電力は電力会社へ売電することで建設費や維持管理費をまかなうという。【中治愛美】
〔但馬版〕

1351とはずがたり:2018/04/23(月) 21:55:27
大胆に行きすぎやろ〜

平成30年度利賀ダム工事情報
http://www.hrr.mlit.go.jp/toga/kouji/index.html

1352とはずがたり:2018/05/08(火) 08:00:49
https://twitter.com/CybershotTad/status/993463036022112256
Tad
@CybershotTad

#週刊報道LIFE
水道事業の民間委託。パリでは、シラク市長(当時)が民間委託にしたが2010年に再公営化。当時の副市長のアン・ル・ストラさんは「水道料金が高くなり、市はコントロールできない状況になった」と。




5:10 - 2018年5月7日

1353とはずがたり:2018/05/15(火) 22:01:18
ためされる利水 マンホール

山梨のマンホールに…ひっそり千葉のふた 30年設置か
https://www.asahi.com/articles/ASL5G52WVL5GUZOB00D.html?ref=tw_asahi
野口憲太2018年5月15日12時45分

 ユーカリの木とコアラの親子がデザインされたマンホールのふた。長年、山梨県富士河口湖町の町道に一つだけ使われてきた。実はこれ、千葉県松戸市のふた。外部の指摘を受け、気づいた町は今月7日、その日のうちに町のふたと取り換えた。なぜこんなことが起きたのか。

 松戸市のマンホールのふたは、富士河口湖町勝山の旧勝山村役場から南に約50メートルの町道にあった。直径60センチ、重さ約40キロで、表にはユーカリとコアラの図柄、「まつどし」「おすい」の表記。裏を見ると1989年に製造されたことがわかり、30年近く設置されていた可能性もある。

 富士河口湖町は2003年と06年に旧勝山村など4町村が合併して誕生。町内で使われているマンホールのふたは、合併前の町村のものと、合併後の富士河口湖町のもの。旧勝山村で使われていたふたにはリスやフジザクラが描かれていて、松戸市のふたは本来、あるはずがない。

 松戸市によると、コアラがデザインされたふたは84年から9年間ほど使われていた。市がオーストラリアのホワイトホース市と姉妹都市関係だったことからコアラの図柄になったという。一方、旧勝山村や富士河口湖町と姉妹都市などの友好関係にはなく、市の担当者も「なぜそこにあったのかわからない」。

 ふたメーカーでつくる「日本グラウンドマンホール工業会」事務局長の大石直豪(なおひで)さん(53)は、「工事の際に松戸市のふたが仮置きされ、その後、交換を忘れてしまい、そのままになってきたのではないか」と推測する。

 マンホールのふたは、製造するのに1〜2カ月ほどの期間がかかる。穴がむき出しのままでは危ないため、メーカーに在庫がないなどの場合には、別のふたを仮置きする対応は珍しくなく、通常はその後、本来のものに交換する。

 今回のケースでは、たまたま在…

1354とはずがたり:2018/05/20(日) 11:22:45
>水道の場合、家に蛇口が2つあって『今月はA社のほうが安いからこっちを買おう』とは選べません。つまり水道の民営化は地域独占のまま行われ、市場経済ですらないのです。
給水事業者と排水事業者分けて競争させるか!大阪府と大阪市の水道事業団それぞれ民営化して地域の水道管网整備費に応じた妥当な托水料上乗せして水道料金何処からでも買えるようにすれば良いね。京都や滋賀の水道局も参入してさ♪

水道「民営化」から「再公営化」へ。パリ、市民参加で45億円のコスト削減、ウェールズ、非営利法人による運営
http://bigissue-online.jp/archives/1065126975.html
2018/01/06

老朽化する水道インフラに、国・自治体が直面する財政難―。その突破口として「日本の水道をすべて民営化しよう」と政府が動き始めている。しかし、水道を民営化した多くの国々では、水道の「再公営化」が湧き起こっている。海外の水道事情にくわしい佐久間智子さん(アジア太平洋資料センター理事)に話を聞いた。

※ビッグイシュー日本版 242号(2014.7.1)より記事転載

〝儲かる民営化〟最後は社会に依存、コレラが蔓延した南アフリカ
 今、ライフラインである水道が転換期を迎えている。
 たとえば、水道管。法律で定められた耐用年数40年を過ぎた水道管は「ほぼ地球一周分(3万8千キロメートル)」もあり、これは今後さらに増えていく。その他にも、老朽化した浄水場やダムを更新・修繕していくために、今後50年間で57兆円のお金が必要になるという。「…でも、税金や水道料金だってちゃんと払っているんだから、行政がちゃんとやってくれるんじゃない?」。そんな疑問をもつ人もいるかもしれないが、現実はすこし深刻かもしれない。

 今や人口が減って税収が減りつづける国にも自治体にも、お財布に余裕がない。すでに水源開発などで増えた水道事業の負債も11兆円近くある(ビッグイシュー日本版242号14ページ参照)。じゃあこの転換期をどう乗りこえる?といった時に、救世主のように語られているのが水道の「民営化」だ。つまり、これまで公的機関が担ってきた水道事業の運営を、私営企業に任せたほうが「行政より効率的な経営ができて、コストを削減しながら水道施設も直せるはず」というわけだ。

 しかし、話はそう簡単だろうか? 20年以上にわたって海外の水道民営化を観察してきた佐久間智子さんは「そもそも水道事業は、なるべく安い料金でサービスを提供するよう、基本的に〝儲けない〟ようにしてきた事業で、だからこそ公的機関が運営してきました。それを企業が〝儲かるモデル〟に変える時、そのやり方は限られます」と指摘する。

そのやり方は
①水道料金を値上げする。水消費を増やす
②労働者を減らす。非正規に置き換える
③税金で補填する。
この3つが民営化の実情です。南アフリカで起きた一番有名な例は、民営化された後、すべてのコストを水道料金に反映する『フルコスト・リカバリー』が採用され、貧困家庭の多くが収入の30%以上を水道代に割くようになりました。その結果、料金を支払えなかった約1千万人が水道を止められ、汚染された川から水をくみ、コレラが蔓延。クワズールーナタル州だけで12万人が感染、300人以上が死亡しました。その時に民間の水道会社は何もしなかった。結局、政府が給水車を出して、そのコストもぜんぶ補填したんです。何のための民営化か、ということですよ。

非市場、地域独占の民営化 パリ、水道料金265%上昇
 こうした話は、何も南アフリカのような途上国に限ったことではない。89年から水道の民営化を始めた英国では、その後の10年間で水道料金が値上がりし、水質検査の合格率が85%に低下。漏水件数も増え、何百万もの人々が水道を止められた。しかもその間「株主配当」や「役員特別報酬」は十分に支払われたという。

 また、二大水道メジャーと呼ばれる多国籍企業「スエズ社」「ヴェオリア社」の本拠地であるフランス・パリでは、85年から09年のあいだに水道料金が265%上昇した。

1355とはずがたり:2018/05/20(日) 11:23:31

水道の場合、家に蛇口が2つあって『今月はA社のほうが安いからこっちを買おう』とは選べません。つまり水道の民営化は地域独占のまま行われ、市場経済ですらないのです。企業が料金引き上げが必要だと言えば、規制機関はノーと言いにくくなる。ものすごい無駄があっても『これだけのコストがかかった』と上乗せすれば、それに応じた料金に改定されるわけです。
パリの場合、およそ30%の収益が企業内留保金に消えたそうです。当然、メンテナンスも縮小再生産になります。それでも効率よくできるとしたら、それはものすごく安く雇った人たちにやらせるから。しかし、非熟練のアルバイトのような人が増えれば、それだけ事故が増えてもおかしくありません。
 ちなみに英国では、99年のブレア政権となって水道料金の引き下げが行われた。それによって経営が悪化した民間企業は、次々に外国資本に買収・合併され、水道事業が〝金融ギャンブル〟の投機対象となっていった。
毎日24時間、水道事業は安全な水を出す必要があります。それがシナリオ通りにうまくいかなかった企業はぽんぽん撤退してしまう。そうした例がアフリカやアジアなど、海外でたくさん起きている。急に撤退された後の復旧は大変です。

「再公営化」世界86の地域で進むブラジル、市民による「参加型予算」モデル
 2013年、麻生副総理は「日本の水道をすべて民営化します」と宣言。その麻生氏が議長代理、安倍首相が議長を務める「産業競争力会議」では、竹中平蔵主査が水道の民営化に言及。さらに大阪市は、水道設備を保有しつつ、30年間の事業運営権を新会社に売却するかたちで民営化を進めようとしている。

 しかし、一足先に水道民営化を進めた国々では、むしろ水道の「再公営化」が進みつつある。フランス・パリでは、10年に水道を再び公営化。その際「Obsevatoire」という組織を設立し、市民が代表を担い、事業者のマネジャーや技術担当者が参加しながら、水道事業や水問題について議論する場をつくった。それまでは企業秘密によって不透明だった投資計画や財政報告も公開され、内部データベースにアクセスできる権限も与えられた。その結果、45億円のコストを削減し、水道料金を8%下げることに成功。効率化を〝再公営化〟で実現させた。こうした動きは、過去15年間に86以上の地域で生まれているという。

 実はこうした市民参加こそ、問題の解決につながると佐久間さんは考えている。

確かに、今までのように行政に甘えていてもお金は出てこないので、どう水道インフラを再構成していくのか。市民が知恵を出し、声をあげていかないと解決はむずかしい。たとえばブラジルのポルトアレグレでは『参加型予算』といって、市民たちが区域ごとに公共事業の優先順位を話し合って決めています。そうした市民参加は、スペインやインドの一部でも行われています。もし日本でも実現できたら『水は命にかかわることだから、一日一人100リットルまでは無料で使えるようにしよう。その代わり、市民ボランティアが一部の仕事を担って支出を削減しよう』など、優先順位を変更して効率化ができる。行政もどんな浄水システムを入れるかなどを市民にもっと相談していく必要があります。
 また英国のウェールズでは、地元投資家が設立した非営利事業団体(責任有限会社Glas Cymru)が水道会社(米国資本)を買収。非営利形態で「利潤をすべて再投資にまわす」運営を続けている。このように水という公共サービスの分野では「非営利の法人だけが参入できるようにする選択肢もある」と佐久間さんは言う。

一度民営化すると取り返しがつかない場合もあります。もし企業との契約を途中で破棄すれば『契約期間のあいだでどれだけ儲けるつもりだった』という企業側の試算を加味した価格で買い戻す必要があるからです。つまり、再公営化してもそのぶん高くなった水道料金は払わざるをえない。ドイツのベルリンなどで起きている現実です。安全な水道が安価に提供されるのが当たり前ではないという事実に、まず市民が気づかなければならないと思います。その上で、変化する地域の実情にあった水道をともにつくり直していく覚悟をもち、開かれた議論を求めていく必要があります。
 (土田朋水)

1356とはずがたり:2018/05/20(日) 11:23:36
>>1354-1356
参考文献
『全水道(なぜ、いま、水道民営化?)』全日本水道労働組合

『ウォーター・ビジネス』モード・バーロウ(作品社)

ウォーター・ビジネス――世界の水資源・水道民営化・水処理技術・ボトルウォーターをめぐる壮絶なる戦い
posted with ヨメレバ
モード・バーロウ 作品社 2008-11-29
『世界の〈水道民営化の実態〉』コーポレート・ヨーロッパ・オブサーバトリー
トランスナショナル研究所(作品社)
『世界の〈水〉が支配される! グローバル水企業の恐るべき実態』国際調査ジャーナリスト協会(作品社)

世界の“水”が支配される!―グローバル水企業(ウオーター・バロン)の恐るべき実態
posted with ヨメレバ
国際調査ジャーナリスト協会(ICIJ) 作品社 2004-08

1357とはずがたり:2018/05/30(水) 11:38:09

水道「民営化」から「再公営化」へ。パリ、市民参加で45億円のコスト削減、ウェールズ、非営利法人による運営
http://bigissue-online.jp/archives/1065126975.html
2018/01/06

1358とはずがたり:2018/07/01(日) 20:01:48

簡易水道、上水道への統合難航 国想定の2.5倍残る
https://asahi.com/articles/ASL6Q4KF6L6QULZU00H.html
編集委員・堀篭俊材2018年7月1日08時01分

 過疎地に多い公営の「簡易水道」を、同じ市町村の「上水道」に統合する計画が遅れている。国の試算では、2007年度から10年間で約800カ所に減る見通しだったが、朝日新聞が今春時点で調べたところ、回答があった38都道府県だけでも2千カ所を超えた。数十倍にも及ぶ料金格差が障害になっている。今後も統合が進まなければ、過疎地の水道をどう維持するかが問われる事態になりそうだ。

 水道事業は人口減少で料金収入が先細りする中、将来にわたって水道管など施設の更新や耐震化を迫られる。中でも、支え手が少ない過疎地ほど経営が厳しくなるとして、厚生労働省は簡易水道の再編を推進。07〜16年度の10年間で統合する計画を提出した簡易水道に限り、補助金を出す方針にした。

 同じ市町村の上水道との統合や簡易水道同士の再編が進めば、市町村が運営する公営簡易水道約7千カ所は、離島や遠隔地などで統合が難しい約800カ所に減ると厚労省は試算。その後、東日本大震災の影響などで統合が遅れることを考慮し、計画は19年度末まで3年間延長された。

 期限まで残り2年となった18年春の数を朝日新聞が調べると、昨年度に137カ所を6カ所に統合した島根など、再編をほぼ終えた県もあるが、38都道府県で計2014カ所あった。

 最大の「壁」が料…

1359とはずがたり:2018/07/07(土) 09:06:21
広島 呉市の野呂川ダム 満水で氾濫注意 大至急避難を
(NHKニュース&スポーツ) 06:54
https://news.goo.ne.jp/topstories/nation/36/e1f68a1d8069b04b7b82d44c604fdac5.html

広島県によりますと、呉市にある野呂川ダムでは、大雨の影響で午前5時50分ころ満水となりました。このため、ダムの水があふれて、下流の川が氾濫し、呉市の住宅地などに浸水被害が起きる危険性が高まっているとして県は、大至急、避難するよう呼びかけています。

広島県内の3ダム まもなく満水 あふれて河川増水のおそれ
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10011518371_20180706.html
07月06日 23:07NHKニュース&スポーツ

広島県によりますと、庄原市を流れる大戸川の上流の庄原ダムと、東広島市と三原市を流れる沼田川上流の福富ダム、それに呉市を流れる野呂川上流の野呂川ダムは自動的に放水が行われていますが、まもなく大雨で満水となり、あふれた水が下流に流れ出るおそれがあるということです。

このため大戸川と沼田川、野呂川では、水位の上昇がこれまでより速くなることが見込まれるとして、広島県は流域の住民に対し、自治体からの避難情報や最新の観測情報に注意するとともに、川の付近には絶対に近づかず、身の安全を確保するよう呼びかけています。

1360とはずがたり:2018/07/07(土) 10:45:14
愛媛 大洲市の肱川で氾濫発生
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10011520001_20180707.html
09:39NHKニュース&スポーツ

愛媛県の大洲河川国道事務所と松山地方気象台によりますと、愛媛県大洲市を流れる肱川の阿蔵地区と東大洲地区で川の水があふれているのが確認され、午前9時20分、「氾濫発生情報」を出しました。

大洲河川国道事務所と松山地方気象台は、自治体の避難の情報を確認するとともに、身の安全を確保するよう呼びかけています。

1361とはずがたり:2018/07/08(日) 23:11:38

>永吉川水力発電所は、2017年に着工し、2018年6月に運転を開始。発電出力は44.5kWで、有効落差は8.65m、最大使用水量0.68m3/s(立法メートル毎秒)。約70世帯分に相当する年間発電量を見込んでいる。
44.5kW・70世帯分とはささやかだが,是非第2弾第三弾と弾を繋いでいって欲しい♪

自然エネルギー:
小水力発電でエネルギー地産地消、地域新電力が鹿児島で
http://itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1807/03/news026.html

鹿児島県日置市の地域新電力であるひおき地域エネルギーが手掛ける小水力発電所が稼働を開始。発電した電力は産地消の電気として地域内で使用する。
2018年07月03日 07時00分 公開
[長町基,スマートジャパン]

 ひおき地域エネルギー(鹿児島県日置市)が地元企業、自治体と開発を進めてきた「永吉川水力発電所」(愛称=水永吉(みなきち)君)がこのほど営業運転を開始した。

 新発電所は川や農業用水路などを流れる水の力を使って発電する小水力発電所で、大規模なダム型の水力発電に対して、流れている水をそのまま取り込み使うため、環境負荷が少ないなどの特徴がある。

 ひおき地域エネルギーは、出資者でもある地元企業とともに、自治体や地元金融機関の協力も得ながら、前身のひおき小水力発電推進協議会当時の2013年から小水力発電の開発を進めてきた。永吉川水力発電所は、2017年に着工し、2018年6月に運転を開始。発電出力は44.5kWで、有効落差は8.65m、最大使用水量0.68m3/s(立法メートル毎秒)。約70世帯分に相当する年間発電量を見込んでいる。発電した電気は地産地消の電気として地域内で使われる予定だ。

 発電所の仕組みは、まず、取水設備から水車を回すための水を取り込む。沈砂池・ヘッドタンクで、砂や石などを沈ませ、水車の羽根が壊れないように余計なものを取り除いた水を水車まで送る。発電所建屋には水車・発電機・配電盤などを装備しており、取り込んだ水が水車を回し、その回転力で発電機を動かし発電する。水車を回した水は放水路から川に戻す。

 永吉川水力発電所の水車は、クロスフローという種類の水車(独ヴァッサークラフトフォルク社製)で、二つのガイドベーン(案内羽根)の効率が落ちないよう水の量を自動調整する。水が少ない場合は片方のガイドベーンが閉じ、もう一方のガイドベーンのみが開いて水車を回す構造となっている。水車のサイズは約1.2×1.2m(メートル)。また、発電機には永久磁石発電機を採用した。

1362とはずがたり:2018/07/08(日) 23:18:22
>馬野川の中〜下流部分は三重県が管理しており、河川法上の扱いは一級河川となるため、水利権が発生する。そこで今回のプロジェクトに際し、三重県などと河川協議を行った結果、上流部分は伊賀市が管轄し、河川法の適用を受けない普通河川となることが決まった。

>三重大学と地元の建設会社であるマツザキが中心となり、地元の地域協議会と協力して2013年から取り組みを進めてきたプロジェクトで、数年にわたる事業性評価を経て、2017年秋に発電所の建設・運営を担う新会社、みえ里山エネルギーが立ち上がった。

>出力199kWの水車で発電を行い、約1010MWhの発電量を見込んでいる。

100年前の小水力発電を復活させて地域活性、導水にはパイプを使う新手法
http://itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1712/06/news042.html

三重県伊賀市で、民間主導で100年前の小水力発電所を復活させるプロジェクトが進行中だ。導水手法に低コストかつ高効率な新方式を導入するとともに、収益を地域に還元するという、注目の取り組みだ。プロジェクトの概要とともに、三重大学の坂内教授が考案した新しい導水方式を紹介する。
2017年12月06日 07時00分 公開
[陰山遼将,スマートジャパン]

 三重県伊賀市で、約100年前に稼働した小水力発電所を復活させる試みが本格的にスタートした。三重大学と地元の建設会社であるマツザキが中心となり、地元の地域協議会と協力して2013年から取り組みを進めてきたプロジェクトで、数年にわたる事業性評価を経て、2017年秋に発電所の建設・運営を担う新会社、みえ里山エネルギーが立ち上がった。民間主導の地域活性化を目的とした珍しい小水力発電事業であるとともに、エネルギー源となる水の輸送方式に新しい手法を取り入れるなど、注目のプロジェクトだ。

 三重県の伊賀地区には、大正初期に創業を開始した河川水を利用する小水力発電所が2カ所あった。そのうちの1つが、伊賀馬野川水電の小水力発電所だ。出力60kWのベルトン水車と50kWの発電機を利用するこの発電所は、1918年に稼働。しかし、老朽化などの理由によって、1958年に廃止となっていた。今回のプロジェクトは、この伊賀馬野川水電の小水力発電所があった場所に、新たに発電所を建設し、再生可能エネルギーを活用した地域活性化を目指すものだ。

http://tohazugatali.dousetsu.com/l_rk_171206_mie01.jpg
伊賀馬野川水電の歴史 資料提供:三重大学

発電出力は約4倍に
 新たに立ち上げる発電所は、旧発電所の約70m上流に建設する。馬野川の中〜下流部分は三重県が管理しており、河川法上の扱いは一級河川となるため、水利権が発生する。そこで今回のプロジェクトに際し、三重県などと河川協議を行った結果、上流部分は伊賀市が管轄し、河川法の適用を受けない普通河川となることが決まった。新たに建設する発電所は、この普通河川エリアから取水し、導水路を通してエネルギー源となる水を得る。出力199kWの水車で発電を行い、約1010MWhの発電量を見込んでいる。発電出力は旧発電所の約4倍だ。

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発電所の建設位置と設備の概要 資料提供:三重大学

 そして、今回のプロジェクトではこの導水路による水の運搬方法に、大きな工夫を凝らしている。旧発電所では、山中に建設された小水力発電所などでよくみられる、開水路とよばれるU字型の水路を利用していた。この方式の場合、水は緩やかな流速で、多くの水は流せない。工事も人手で行わなければならず、水中植物が発生しやすいため、保守コストも掛かるという課題があった。

1363とはずがたり:2018/07/08(日) 23:18:38
>>1362-1363
 そこで、今回の発電所には、三重大学の坂内正明特任教授が開発した、パイプ型の導水管の導入を決めた。

旧発電所が利用していたU字型の水路
http://tohazugatali.dousetsu.com/l_rk_171206_mie03.jpg

「パイプ型の導水管」、そのメリットとは?
 導水管として利用するのは、直径約50cmのパイプだ。この中に水を密閉するように、満水状態にして水を運ぶ。管内が液体で満たされていれば、圧力によって管の途中に出発地点より高い地点があっても、ポンプなどを利用せずに水を運搬できる「サイフォン効果」を生かした導水手法だ。U字型の水路より、多くの水を運べるだけでなく、ポンプ設備を利用しなくていいため、設置コストを削減できるメリットもある。今回のプロジェクトでは、長さ1080mのパイプ管を敷設し、約76.7mの落差を利用して発電する。

 この方式を考案した坂内教授によると、50cmというパイプの直径は、さまざまな問題を考慮して決められた大きさなのだという。

 「パイプ内を満水状態にして水を流すので、水を運ぶ距離が長くなると、パイプと水の間に摩擦が発生し圧力が少しずつ低下します。さらに、圧力がさらに低下し、飽和圧力より低くなると泡が発生してしまいます。この気体の泡は水が高所から低所に落ちる際に圧力が再び上がることで、再び水(液体)に戻ります。この現象が起きると高圧の圧力波が発生し、最悪の場合水車の羽根を損傷させてしまう場合がありました。そこで今回はこの現象を避けるため、気泡を発生させることなく、最小のパイプ径で最大限に水を流せるようにする計画を立てました。この工夫によって、パイプの材料費や工事費を削減するとともに、水量を増やして発電量を最大化できる最適な設計を行っています」(坂内教授)

馬野川小水力の水の運び方
http://tohazugatali.dousetsu.com/l_rk_171206_mie04.jpg

数年で黒字化、利益は地域活性化に生かす
 建設する発電所、2019年4月の稼働開始を予定している。発電した電力は、全量を「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」を利用して、中部電力に売電する予定だ。年間の売電収入は約3500万円を見込んでいるという。建設に掛かる総事業費は約3.7億円だが、坂内教授は「発電所の建設費と保守に要する費用と、馬野川からの取水量を元に試算すると、今回の発電所は発電から2〜3年後に単年度で黒字化となる計画」と話す。

 この売電収益を、出資者や地域に還元する取り組みも進める。新会社の、みえ里山エネルギーは、馬野川小水力発電を復活させるプロジェクト地域協議会などと共同で、発電所の稼働に合わせて一般社団法人を設立する。この一般社団法人を通して売電収益を、特産品などの形で出資者に還元する他、地域の活性化事業などに活用していく計画だ。

1364名無しさん:2018/07/09(月) 22:38:38

https://twitter.com/yoyunoyochangg/status/1015126296462950400
https://i.imgur.com/oc0CiRD.png
https://i.imgur.com/1kSgY9k.jpg

クレストゲート 「お腹がいっぱいだよ」 大洪水になりダムがいっぱいになった時このゲートを開き水を流します。でも安心。100年に一度の大洪水でもだいじょうぶ。

https://i.imgur.com/zmqo6c6.jpg

上の門が開くのが100年に1回あるかないからしく、上から放流してるらしい
https://twitter.com/yukiakixxx/status/1015164224140554240

1365名無しさん:2018/07/09(月) 22:42:49
https://www.asahi.com/articles/ASL784HCTL78PLBJ002.html

倉敷の浸水、河川改修予定だった 5m予測の地域が被害
後藤一也2018年7月8日15時40分

拡大する「まび記念病院」に避難していた人たちが、自衛隊によって救助された=2018年7月8日午後0時23分、岡山県倉敷市、山本裕之撮影
「まび記念病院」に避難していた人たちが、自衛隊によって救助された=2018年7月8日午後0時23分、岡山県倉敷市、山本裕之撮影
倉敷市真備町の決壊した川と浸水エリア 少しずつ水かさが低くなってきた道を歩く男性=2018年7月8日午前11時20分、岡山県倉敷市真備町川辺、竹花徹朗撮影 大規模な浸水被害が起こった岡山県倉敷市真備町では、消防隊員が救助した住民を担いで運んでいた=2018年7月8日午前9時6分、岡山県倉敷市、吉沢英将撮影 浸水した地区からポンプ車を使って排水する作業が始まった=2018年7月8日午後3時12分、岡山県倉敷市真備町、山本裕之撮影
 住宅地が大規模に冠水した岡山県倉敷市の小田川の決壊は、高梁川との合流地点付近が湾曲して水が流れにくくなっているため、水がたまって、上流側の水位が上昇する「バックウォーター現象」が原因とみられると専門家は指摘している。水害の恐れが高く、河川改修の工事が計画されていた。岡山大の前野詩朗教授(河川工学)は「改修後であれば洪水は防げたかもしれない」と話した。
倉敷市真備町、いまだ1千人孤立 新たに4人の遺体発見
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雨雲の様子
交通情報
 前野さんによると、家の2階部分まで浸水した倉敷市真備町は、地区の東側を高梁川、南側を小田川に囲まれている。川の合流地点は湾曲しているうえ、川幅も狭く水が流れにくい。流れなくなった水は勾配が緩やかな小田川のほうにたまりやすく、決壊したとみられるという。一度浸水すると排水されにくく、浸水地域の水位が高くなりやすい。倉敷市が作ったハザードマップでも、今回浸水した地区のほとんどを2階の屋根ぐらいまで浸水する5メートル以上と予測していた。
 国土交通省の資料によると、合流地点付近では1972年や76年などにも浸水が起きている。前野教授は「今回は過去最大級の被害だ」と話す。国交省によると、洪水を防ぐため、高梁川と小田川の合流地点を、湾曲している部分よりも下流側に付け替えて水を流れやすくする工事が計画されていた。今秋には工事用道路の建設を始める予定だったという。合流地点を下流に付け替えることで、小田川の水位が数メートル下がることが想定されていた。(後藤一也)


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