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小沢一郎の政権構想

2072名無しさん:2016/10/09(日) 22:40:24
>>2071

 ショーアップしているからといって、内容がヌルいわけでは決してない。むしろ逆だ。山本太郎は、戦争にも関わってくる安保関連法案の問題を中心として、沖縄の基地問題、陰で日本を操っているという「ジャパンハンドラーズ」のタブー、貧困層の若者が自衛隊に取り込まれるのではないかと危惧される「経済的徴兵制」など、その時々で山本太郎が重要だと感じる問題に切り込んでいく。

 暗黙の了解として、政治の場では公に語られてこなかった問題であっても、山本太郎は臆せず議論に乗せる。本書を読むと、山本太郎の政治家としての覚悟、そして人間としての生き様を感じる。

 何を目標にして政治に関わるか、と問われた山本太郎は、こう返す。

 <一番は、あなたは生まれてきただけで価値があるんですよ、と思わせてくれるような社会を作りたいということですかね。当たり前のことだと思うんですけれど、生まれてきてよかった、とみんなが思えるのがいい。そのためには、私という存在が認められなければいけないし、あなたという存在を認めたいんだ、と。>

 山本太郎が日本を変える。そんな未来もありえるかもしれないと信じさせてくれる一冊だ。

■ 戦法の常識を覆したマジシャン

 『スエズ運河を消せ トリックで戦った男たち』(デヴィッド・フィッシャー著、柏書房)

 本書の主人公であるジャスパーは、マジシャンである。そして、スエズ運河を消すという、誰もが想像もつかず、誰もが不可能だと思ったミッションを実現させた。

 なんのためにか。それは、戦争に勝つためにだ。

 マジシャン一家に育ったジャスパーは、ステージマジシャンとして一定以上の人気を博していたが、どこか満たされない日々を送っていた。そんなジャスパーを駆り立てたのが、戦争だった。

 彼には、彼が身につけたマジックの技術が、必ず戦場で役に立つという確信があった。だから、33歳という、軍人としては高齢でありながら、軍の入隊センターに日参し、紆余曲折を経て、エジプトへと派遣されることになった。

 そこでは、「砂漠のキツネ」と恐れられたドイツ軍のロンメル司令官がイギリス軍を苦しめていた。ジャスパーはまず、自分に必要な人材を、軍隊のあちこちからかき集めてきた。軍隊からはみ出しているが、一芸に秀でた連中をだ。動物の擬態が専門の大学教授、材料さえあれば何でも作ってしまう大工、色を知りぬいた画家など、軍人としては役に立たない能力を持つ面々で、カモフラージュ舞台を作り上げた。


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