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小沢一郎の政権構想

2071名無しさん:2016/10/09(日) 22:37:47
>>2070

 本書は、山本太郎の国会での質疑応答を文字に起こした作品だ。下段に用語の注釈があるが、基本的には、山本太郎の質問と、その時々の回答者からの回答で構成されている。そんな本が面白いのか?  という疑問は当然だろう。

 僕にしても、国会中継をきちんと見たことは一度も見たことがないし、こう言い切るのは恥ずかしいという気持ちはあるが、政治には関心がない人間だ。それでも、本書はべらぼうに面白いと、はっきりと断言できる。

 <水上が感心しているのは、普通の議員ではとうてい質問できないテーマのものを、山本は理詰めで固めた上に、細かな時間調整までして、最終的には一種の「ドラマ」として市民に届けようとしたことである>

 山本太郎は、政治を、政治に関心のない人間に届けようとしている。

 彼の凄さは決してその点だけに留まらないが(政治家になってから猛勉強し、常識を打ち破る質問を次々打ち出す。一方では政治信念が対立する者に対しても礼儀を忘れず、政治家としてだけでなく、人間的にも実に優れている)、これまでの政治家が無視してきた、あるいはやろうと思ってもできなかったことをやっているという点で、政治のショーアップというスタンスは凄まじい。

 テレビ中継が入る日に重大な質問をぶつける戦略、見ている人にストーリーを理解してもらえるような質問や応答への配慮、百戦錬磨の政治家が答えに窮する質問、短い時間で応酬を成立させるための徹底的な準備。それらすべてが、テレビの向こうにいる、政治にあまり関心を持たない者に向けられている。その徹底ぶりが凄まじい。

 <一番大事にしているのは、自分の主張をただぶつけるのではなく、見ている人にそこで起きていることを、前後の流れも含めて、ストーリーとして理解してもらえるようにすることです>

 <それは僕自身、かつてまったく政治に無関心なところから始まっているので、政治に、国会に関心を持てない人の気持ちもわかるからなんです。これでもまだしゃべっている言葉が難しすぎると思っています>


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